2025年1月12日、東京体育館で幕を閉じた「ジャパネット杯 春の高校バレー 第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会」。男子は駿台学園(東京)が東福岡(福岡)をセットカウント3-0で破り、史上屈指の強さを見せて3連覇を達成した。女子は共栄学園(東京)が下北沢成徳(東京)との決勝を制し、19大会ぶり3度目の優勝を飾った。
男子決勝は25-21、25-22、25-17。女子決勝は25-11、25-21、25-22という結果だった。男子の川野琢磨、女子の秋本美空がそれぞれ最優秀選手賞を獲得している。
2026年11月現在、2026年大会の結果も確定している。この記事では、2025年大会の男女別試合結果、決勝スコア、最終順位、ベスト4、個人賞、トーナメントの流れを整理し、翌年の大会との違いや歴代優勝校の動向まで振り返る。
【男女決勝の結果】春高バレー2025は駿台学園と共栄学園が頂点に!

第77回大会の男女決勝は、2025年1月12日に東京体育館の特設コートで開催された。
男子は東京代表同士ではなく、3連覇を狙う駿台学園と、4大会ぶりの優勝を目指す東福岡の対戦。女子は19大会ぶりの頂点を目指す共栄学園と、前年準優勝の下北沢成徳が激突した。
両決勝とも3セットで決着し、優勝校はストレート勝ちで大会を締めくくった。日本バレーボール協会(JVA)の公式発表に掲載された決勝結果は以下のとおりだ。
男子決勝:駿台学園 3-0 東福岡| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 対戦 | 駿台学園(東京)対 東福岡(福岡) |
| セットカウント | 3-0 |
| 第1セット | 25-21 |
| 第2セット | 25-22 |
| 第3セット | 25-17 |
| 優勝 | 駿台学園 |
駿台学園は第1セットを25-21で先取。続く第2セットも25-22で取り切り、優勝に王手をかけた。
第3セットでは序盤から5連続得点を奪い、主導権を握った。東福岡もエースの松下晃大を中心に粘り強く応戦したが、駿台学園の攻撃力と守備力を崩し切れなかった。
最後は東福岡のスパイクがアウトとなり、25-17で試合終了。駿台学園が3-0で勝利した。
この優勝によって、駿台学園は2023年、2024年に続く春高3連覇を達成。全国高校総体(インターハイ)、国民スポーツ大会と合わせた高校三冠も成し遂げた。
また、学校公式発表によると、今大会は全試合で1セットも落とさない完全優勝だった。単に決勝で勝っただけではなく、トーナメントを通じて安定した強さを発揮したことが分かる。
女子決勝:共栄学園 3-0 下北沢成徳| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 対戦 | 共栄学園(東京)対 下北沢成徳(東京) |
| セットカウント | 3-0 |
| 第1セット | 25-11 |
| 第2セット | 25-21 |
| 第3セット | 25-22 |
| 優勝 | 共栄学園 |
女子決勝は、共栄学園が第1セットから圧倒的な勢いを見せた。
序盤、秋本美空のスパイクで長いラリーを制すると、ブロックでも得点を重ねてリードを拡大。最初のテクニカルタイムアウトを8-2で迎え、その後も13-4と試合を優位に進めた。
下北沢成徳もリベロを中心とする守備から反撃し、エースのイェーモンミャを軸に追い上げた。しかし、共栄学園は第1セットを25-11で先取する。
第2セットは25-21、第3セットは25-22。下北沢成徳の反撃を受けながらも、共栄学園が最後までリードを守り切った。
これにより共栄学園は、19大会ぶり3度目の春高優勝を達成。長く待ち続けた女子バレーの頂点を再び手にした。
JVAの大会レポートでも、秋本の攻撃力や共栄学園のブロックが序盤の流れを引き寄せた要素として紹介されている。
【最終順位・ベスト4】春高バレー2025の男女上位校を一覧で比較
2025年大会の最終順位は、男女ともに優勝校と準優勝校に加え、3位が2校ずつ並ぶ形となった。
男子は東京勢の駿台学園と東亜学園、女子は東京の共栄学園と下北沢成徳が上位に進出。男女とも東京の高校が決勝に進んだことも大会の特徴だった。
男子の最終順位| 順位 | 学校名 | 都道府県 |
|---|---|---|
| 優勝 | 駿台学園 | 東京 |
| 準優勝 | 東福岡 | 福岡 |
| 3位 | 市立尼崎 | 兵庫 |
| 3位 | 東亜学園 | 東京 |
駿台学園は決勝だけでなく、準決勝でも市立尼崎を3-0で撃破。セットスコアは25-14、25-18、25-23だった。
もう一方の準決勝では東福岡が東亜学園を3-0で下し、決勝進出を決めている。こちらのセットスコアは25-10、25-17、25-18だった。
つまり、男子ベスト4のうち駿台学園と東福岡が決勝に進み、市立尼崎と東亜学園が3位となった。
女子の最終順位| 順位 | 学校名 | 都道府県 |
|---|---|---|
| 優勝 | 共栄学園 | 東京 |
| 準優勝 | 下北沢成徳 | 東京 |
| 3位 | 就実 | 岡山 |
| 3位 | 金蘭会 | 大阪 |
女子の準決勝では、共栄学園が就実を3-1で撃破。下北沢成徳は金蘭会との接戦を3-2で制した。
決勝に進んだ2校はいずれも東京代表。共栄学園が下北沢成徳を破り、東京勢同士の決勝を制した。
一方、就実と金蘭会も準決勝まで勝ち進み、全国トップクラスの実力を示した。
男女の大会結果・関係者を一覧で整理ここまでの結果を、優勝校、準優勝校、ベスト4、最優秀選手賞という関係性からまとめると次のようになる。
出典:日本バレーボール協会、月刊バレーボールの大会結果・個人賞発表。
【個人賞一覧】川野琢磨と秋本美空が最優秀選手賞を受賞
2025年大会では、優勝校の中心選手が男女それぞれ最優秀選手賞に選出された。
男子は駿台学園の川野琢磨、女子は共栄学園の秋本美空。両選手とも優勝に貢献しただけでなく、個人としても大会を代表する選手として評価された。
男子MVP:川野琢磨(駿台学園)- 所属:駿台学園
- 学年:3年
- 身長:197cm
- ポジション:アウトサイドヒッター(OH)
- 受賞:最優秀選手賞
川野琢磨は、197cmの高さを生かした攻撃力が持ち味の選手。東福岡との決勝でも、駿台学園の攻撃を支える存在として活躍した。
JVAの試合レポートでは、櫻井選手のバックアタックやサービスエースとともに、川野の高い決定力が駿台学園の得点につながったことが紹介されている。
また、川野は優秀選手賞にも選ばれ、ベストリベロ賞には同じ駿台学園の谷本悦司が選出された。
男子の主な個人賞
- 最優秀選手賞:川野琢磨(駿台学園)
- 優秀選手賞:川野琢磨(駿台学園)
- 優秀選手賞:三宅綜大(駿台学園)
- 優秀選手賞:松下晃大(東福岡)
- 優秀選手賞:照屋舜(東福岡)
- 優秀選手賞:ハントラクル星夏(市立尼崎)
- 優秀選手賞:和田太一(東亜学園)
- ベストリベロ賞:谷本悦司(駿台学園)
- 勝利監督賞:梅川大介(駿台学園)
- 所属:共栄学園
- 学年:3年
- 身長:184cm
- ポジション:アウトサイドヒッター(OH)
- 受賞:最優秀選手賞
秋本美空は、共栄学園の攻撃をけん引した中心選手。決勝では第1セットからスパイクで重要な得点を挙げ、チームが勢いをつかむきっかけを作った。
特に注目したいのは、決勝の第1セットで見せた存在感だ。共栄学園が序盤からリードを広げた展開の中で、秋本の攻撃力はチームの強みを象徴していた。
大会後には最優秀選手賞に加えて優秀選手賞にも選出。優勝校の中心選手として、個人賞でも高い評価を得た。
女子の主な個人賞
- 最優秀選手賞:秋本美空(共栄学園)
- 優秀選手賞:秋本美空(共栄学園)
- 優秀選手賞:宇都木乃愛(共栄学園)
- 優秀選手賞:イェーモンミャ(下北沢成徳)
- 優秀選手賞:久米未唯奈(下北沢成徳)
- 優秀選手賞:福村心優美(就実)
- 優秀選手賞:西村美波(金蘭会)
- ベストリベロ賞:西川澟(金蘭会)
- 勝利監督賞:中村文哉(共栄学園)
男子は優勝した駿台学園から川野と三宅、準優勝の東福岡から松下と照屋が優秀選手賞に選ばれた。
女子も優勝校の共栄学園から秋本と宇都木、準優勝の下北沢成徳からイェーモンミャと久米が選出されている。
つまり、個人賞は優勝校だけに集中したわけではない。決勝に進んだ両チームの主力選手が評価され、さらに3位のチームからも受賞者が出ている。
これは春高バレーが、単なる優勝校決定の大会ではなく、全国の高校生選手の実力を示す舞台でもあることを表している。
【組み合わせ・トーナメント表】春高バレー2025の勝ち上がりを振り返る
第77回大会は2025年1月5日から12日まで東京体育館で開催された。男女ともに全国の代表校が参加し、1回戦から準決勝、決勝へと勝ち上がるトーナメント方式で優勝を争った。
JVAの公式記録では、男子・女子それぞれの決勝トーナメント組み合わせと試合結果が公開されている。
男子の主な勝ち上がり駿台学園は準決勝で市立尼崎を破り、決勝に進出した。
| ラウンド | 対戦 | 結果 |
|---|---|---|
| 2回戦 | 駿台学園-近江 | 2-0 |
| 3回戦 | 駿台学園-大分南 | 2-0 |
| 準決勝 | 駿台学園-市立尼崎 | 3-0 |
| 決勝 | 駿台学園-東福岡 | 3-0 |
特筆すべきは、駿台学園が決勝まで1セットも落とさなかった点だ。決勝でも相手に流れを渡し切らず、3セットを連取して優勝した。
東福岡も準決勝で東亜学園をストレートで下しており、決勝進出にふさわしい勝ち上がりを見せた。
女子の主な勝ち上がり女子では、共栄学園と下北沢成徳がそれぞれ準決勝を突破した。
| ラウンド | 対戦 | 結果 |
|---|---|---|
| 準々決勝 | 共栄学園-東九州龍谷 | 2-0 |
| 準々決勝 | 下北沢成徳-熊本信愛女学院 | 2-0 |
| 準決勝 | 共栄学園-就実 | 3-1 |
| 準決勝 | 下北沢成徳-金蘭会 | 3-2 |
| 決勝 | 共栄学園-下北沢成徳 | 3-0 |
女子の準決勝は、男子と比較して接戦の要素が強かった。
特に下北沢成徳と金蘭会の一戦はフルセットにもつれ込んだ。下北沢成徳が競り勝ったことで決勝進出を決め、共栄学園との東京勢対決が実現した。
決勝では共栄学園がその勢いを維持し、3-0で優勝を決めている。
試合結果速報やトーナメント表を確認する際のポイント春高バレーの試合結果を調べる場合、確認する情報によって見るべき記録が異なる。
- 試合結果速報: JVAの男女別公式記録でセットカウントと各セットの得点を確認する。
- 組み合わせ表: JVAの決勝トーナメント表で対戦相手と勝ち上がりを確認する。
- 最終順位: 大会終了後に発表される男女別の最終結果を確認する。
- 個人賞: 最優秀選手賞、優秀選手賞、ベストリベロ賞などを区別する。
特に注意したいのは、準決勝までの試合は基本的に2セット先取、準決勝・決勝は3セット先取という違いだ。決勝の3-0と、序盤の2-0を同じ条件の勝利として比較しないことも、結果を正しく理解するポイントになる。
【2026年大会との比較】駿台学園・共栄学園の優勝から新たな王者へ
2026年11月現在、春高バレー2026(第78回大会)はすでに終了している。
2025年大会では男子の駿台学園、女子の共栄学園が優勝したが、2026年大会では男女ともに優勝校が入れ替わった。
日本バレーボール協会の2026年1月11日付大会報告によると、男子は東山(京都)、女子は金蘭会(大阪)がそれぞれ優勝を飾っている。
春高バレー2026の決勝結果| 区分 | 決勝カード | セットカウント |
|---|---|---|
| 男子 | 東山-清風 | 3-1 |
| 女子 | 金蘭会-就実 | 3-0 |
男子決勝
東山(京都)3-1 清風(大阪)
- 第1セット:25-21
- 第2セット:19-25
- 第3セット:25-19
- 第4セット:25-17
東山は第2セットを落としたものの、第3、第4セットを連取。2020年以来6年ぶり、2度目の優勝を果たした。
女子決勝
金蘭会(大阪)3-0 就実(岡山)
- 第1セット:25-20
- 第2セット:29-27
- 第3セット:28-26
女子は金蘭会が接戦を制してストレート勝ち。2019年以来7年ぶり、4度目の優勝となった。
2025年と2026年を比べると、男子は駿台学園から東山へ、女子は共栄学園から金蘭会へと王者が交代したことが分かる。
歴代優勝校から見る春高バレーの勢力図2011年の大会方式変更以降の優勝校を振り返ると、男子は駿台学園、東福岡、東山、星城、鎮西などが優勝実績を持つ。
女子は金蘭会、就実、下北沢成徳、東九州龍谷、古川学園などが全国の頂点に立ってきた。
2023~2025年の男子は駿台学園が3連覇を達成。女子は2024年の就実、2025年の共栄学園、2026年の金蘭会と、3大会連続で異なる学校が優勝した。
| 大会年度 | 男子優勝 | 女子優勝 |
|---|---|---|
| 2021年 | 東福岡 | 就実 |
| 2022年 | 日本航空 | 就実 |
| 2023年 | 駿台学園 | 古川学園 |
| 2024年 | 駿台学園 | 就実 |
| 2025年 | 駿台学園 | 共栄学園 |
| 2026年 | 東山 | 金蘭会 |
男子では駿台学園の3連覇が大きな記録となった一方、2026年には東山が王座を奪還した。
女子では優勝校が毎年変わる展開が続いており、全国の強豪校の競争が激しい。2025年の共栄学園の優勝も、こうした勢力図の変化を象徴する出来事だった。
【プロの結論】2025年大会は個人の力とチームの完成度が際立った大会2025年の春高バレーを振り返ると、男子と女子では優勝に至るまでの特徴が異なる。
駿台学園は3連覇という結果に加え、全試合でセットを落とさなかった。川野琢磨を中心とした攻撃力だけでなく、組織的な守備やチーム全体の安定感が優勝を支えた。
一方、共栄学園は決勝で下北沢成徳を3-0で破り、19大会ぶりの優勝を実現。秋本美空の攻撃力とチームの連携が、大舞台で結果につながった。
春高バレーを観戦するときは、最終スコアだけでなく、次の3点にも注目すると試合の理解が深まる。
1. セットごとの得点差: 3-0でも各セットの内容は異なる。25-11と25-22では試合展開に大きな違いがある。
2. 準決勝までの勝ち上がり: 決勝進出校がどのような相手を破ってきたのかを確認すると、チームの強みが見えてくる。
3. 個人賞とチーム成績の関係: MVPだけでなく、優秀選手賞やベストリベロ賞にも目を向けると、攻撃と守備の両面から大会を評価できる。
優勝校の名前だけを覚えるのではなく、試合の流れ、選手の役割、チームの完成度を合わせて見ることが、高校バレーをより深く楽しむためのポイントだ。
【よくある質問】春高バレー2025の結果に関するFAQ
Q1:春高バレー2025の男子優勝校はどこですか?
A1:駿台学園(東京)です。決勝で東福岡(福岡)を3-0(25-21、25-22、25-17)で破り、3年連続4度目の優勝を達成しました。
Q2:春高バレー2025の女子優勝校はどこですか?
A2:共栄学園(東京)です。決勝で下北沢成徳を3-0(25-11、25-21、25-22)で下し、19大会ぶり3度目の優勝を飾りました。
Q3:春高バレー2025の男子・女子MVPは誰ですか?
A3:男子は駿台学園の川野琢磨、女子は共栄学園の秋本美空です。川野は身長197cmのアウトサイドヒッター、秋本は身長184cmのアウトサイドヒッターとして大会の最優秀選手賞を受賞しました。
Q4:春高バレー2025の男子ベスト4はどこですか?
A4:駿台学園、東福岡、市立尼崎、東亜学園です。優勝は駿台学園、準優勝は東福岡でした。
Q5:春高バレー2025の女子ベスト4はどこですか?
A5:共栄学園、下北沢成徳、就実、金蘭会です。共栄学園が優勝、下北沢成徳が準優勝となりました。
Q6:春高バレー2025の決勝はいつ開催されましたか?
A6:2025年1月12日です。男女ともに東京体育館で決勝が開催されました。大会全体の日程は1月5日から12日まででした。
Q7:春高バレー2026の優勝校はどこですか?
A7:男子は東山(京都)、女子は金蘭会(大阪)です。男子は清風に3-1、女子は就実に3-0で勝利しました。
まとめ:春高バレー2025は男女とも東京勢が優勝、2026年は新王者が誕生
春高バレー2025は、男子の駿台学園と女子の共栄学園が全国の頂点に立った大会だった。
男子は駿台学園が東福岡を3-0で下し、3連覇と高校三冠を達成。女子は共栄学園が下北沢成徳を3-0で破り、19大会ぶりの優勝を果たした。
個人賞では男子の川野琢磨、女子の秋本美空が最優秀選手賞を受賞。両選手の活躍も2025年大会を象徴するトピックとなった。
さらに2026年大会では、男子の東山と女子の金蘭会が新たな優勝校となり、春高バレーの勢力図に変化が生まれている。
2025年の結果を振り返る際は、決勝スコアだけでなく、最終順位、ベスト4、個人賞、そして翌年の優勝校まで確認することで、大会の価値と高校バレー界の流れをより立体的に理解できる。
2025年大会の最大の記録は駿台学園の3連覇と共栄学園の19大会ぶりの復活優勝。この2つの結果が、第77回春高バレーを語るうえで欠かせないポイントだ。
主な情報出典:公益財団法人日本バレーボール協会(JVA)、月刊バレーボール、駿台学園公式サイト、東福岡高等学校公式サイト、日刊スポーツ。大会結果・個人賞・歴代優勝校の公表資料を参照。