2026年6月21日(日本時間)、FIFAワールドカップ2026のグループF第2節で、サッカーチュニジア代表とサッカー日本代表が対戦した。試合は日本が4-0で快勝。鎌田大地が開始4分に先制点を挙げ、上田綺世が2得点、伊東純也も69分にゴールを決めるなど、攻撃陣がそれぞれの持ち味を発揮した。
メキシコのエスタディオ・モンテレイで行われたこの一戦は、FIFAワールドカップ通算1000試合目という節目の試合でもあった。日本は積極的なプレスと素早い攻守の切り替えで主導権を握り、ワールドカップにおける日本代表の1試合最多得点記録を更新。試合日程、得点経過、スタメン、試合統計、歴代の対戦成績まで、注目ポイントを整理する。
【試合結果】チュニジア対日本は0-4!開催日時・会場・大会情報

チュニジア代表対日本代表の試合は、2026年6月20日(土)の現地時間22時にキックオフされた。日本時間では翌21日(日)の13時にあたる。
大会はFIFAワールドカップ2026。48カ国が参加する大会のグループF第2節として実施され、日本にとってはオランダ戦に続くグループステージ2試合目だった。
試合会場はメキシコのモンテレイ・スタジアム(エスタディオ・モンテレイ)。公式記録によると、当日の入場者数は51,243人だった。
| 項目 | 試合情報 |
|---|---|
| 大会 | FIFAワールドカップ2026 |
| グループ | グループF・第2節 |
| 対戦カード | チュニジア代表 vs 日本代表 |
| 試合日(現地) | 2026年6月20日(土) |
| 試合日(日本時間) | 2026年6月21日(日) |
| キックオフ | 現地22:00/日本時間13:00 |
| 会場 | エスタディオ・モンテレイ(メキシコ) |
| 最終スコア | チュニジア 0-4 日本 |
| 前半スコア | 0-2 |
| 後半スコア | 0-2 |
| 入場者数 | 51,243人 |
日本サッカー協会(JFA)とFIFAの試合記録は、いずれも日本の4-0での勝利を記録している。特に注目すべきなのは、前半だけで2点を奪い、後半にも追加点を重ねたことだ。
グループF第2節を迎えるまでの両チーム日本は初戦のオランダ戦で、2度リードを許しながら追いつく粘りを見せ、2-2の引き分けで勝ち点1を獲得していた。
一方、チュニジアは初戦でスウェーデンに1-5で敗戦。開幕戦後にはサブリ・ラムシ監督からエルベ・ルナール監督への指揮官交代もあり、チームの立て直しが求められる状況だった。
日本にとっては、W杯のグループステージ第2戦という過去に苦戦してきた局面で、勝ち点3を確実に積み上げたい重要な試合だった。
【得点経過】鎌田大地が4分に先制!上田綺世2得点と伊東純也のゴール
チュニジア戦の最大の見どころは、日本が試合開始直後から攻撃の勢いを維持し、4つのゴールを異なる形から生み出したことだ。
得点は4分、31分、69分、83分。鎌田大地の先制点で試合の流れをつかみ、上田綺世の2ゴールと伊東純也の追加点で勝利を決定づけた。
4分:鎌田大地が先制ゴール!日本が早々にリード試合開始からわずか4分、日本が先制に成功する。
冨安健洋の前方へのパスを起点に、鎌田大地や上田綺世、田中碧が連係。左サイドに展開したボールを受けた中村敬斗がペナルティーエリア内に進入し、ゴール前へ鋭い折り返しを送った。
そこに走り込んだ鎌田が左足で合わせてゴール。日本は早い時間帯に0-1とし、チュニジアに試合の主導権を渡さなかった。
この4分の得点は、日本人選手によるW杯史上最速ゴールとなった。これまでの記録は2018年大会のコロンビア戦で香川真司が決めた6分のゴールだった。
31分:上田綺世が追加点!日本が2点リード前半31分には上田綺世が追加点を決めた。
板倉滉が相手のボールを奪って前方へパスを送り、上田が敵陣でボールを受ける。ゴール方向へ持ち運びながら相手守備陣との距離を見極め、右足でシュート。ボールはゴール右側へ決まり、日本が0-2とリードを広げた。
このゴールは上田にとってW杯での初得点。ストライカーとしての決定力を示す重要な一撃となった。
69分:伊東純也が3点目!上田との連係が光る後半69分、日本が3点目を奪う。
田中碧のパスを受けた上田が中盤寄りに下がってボールをつなぎ、チュニジアの最終ラインの背後へ展開。そこに伊東純也がスピードを生かして走り込み、相手GKとの勝負を制してゴールを決めた。
この場面では、上田が単にゴールを狙うだけでなく、味方を生かす役割も担っていた。伊東のスピードと上田のポストプレーが組み合わさった、日本らしい連係からの得点だった。
83分:上田綺世が2点目!4-0で勝負を決める試合終盤の83分には、上田が再びネットを揺らす。
佐野海舟が右サイドの深い位置からクロスを供給。中央で待っていた上田がヘディングで合わせ、ボールをゴールの逆サイドへ送り込んだ。
これで上田は2得点を記録。日本のリードは4点に広がり、チュニジアの反撃を難しくした。
最終的に試合は0-4で終了。日本は前後半に2点ずつを挙げ、攻撃と守備の両面で安定した内容を披露した。
日本代表の得点経過一覧
- 4分:鎌田大地(0-1)
- 31分:上田綺世(0-2)
- 69分:伊東純也(0-3)
- 83分:上田綺世(0-4)
【日本代表スタメン】森保監督が選んだ先発11人とチュニジアの布陣
日本代表の森保一監督は、オランダ戦から先発メンバーを4人変更してチュニジア戦に臨んだ。
特に注目されたのは、1トップの上田綺世を中心に、鎌田大地と伊東純也を攻撃的な位置に配置したことだ。負傷で出場できなかった久保建英に代わる形で鎌田が入り、前線の構成にも変化が生まれた。
日本代表の先発メンバー- GK:鈴木彩艶
- DF:板倉滉、伊藤洋輝、冨安健洋
- MF:田中碧、堂安律、中村敬斗、伊東純也、鎌田大地、佐野海舟
- FW:上田綺世
森保監督は3バックをベースに、中盤の選手が連動して攻守に参加する形を採用。鎌田と伊東は上田の周辺でプレーし、相手守備陣の背後や中央のスペースを狙った。
チュニジア代表の先発メンバー- GK:アイメン・ダーメン
- DF:アリ・アブディ、モンタサル・タルビ、オマル・レキク、ディラン・ブロン、ヤン・ヴァレリー
- MF:ハンニバル・メイブリ、エリス・スキリ、アニス・スリマン、セバスティアン・トゥネクティ
- FW:エリアス・サアド
チュニジアはエルベ・ルナール監督のもとで日本戦に臨んだ。指揮官交代直後という難しい状況に加え、日本の前線からのプレスへの対応に苦しみ、試合序盤から守備に追われる展開となった。
【試合分析】ボール支配率・シュート数から見る日本の4-0勝利の理由
日本が4点を奪えた理由は、単に個々の選手の決定力だけではない。試合開始直後からのプレス、ボールを奪った後の素早い攻撃、前線と中盤の連動が組み合わさっていた。
日本が主導権を握った試合統計FIFA Training Centreが公表した試合後の技術報告では、日本のボール支配率は55.1%、チュニジアは36.4%と記録されている。シュート数は日本が10本、チュニジアが2本。枠内シュートは日本が4本、チュニジアが0本だった。
加えて、パス成功率は日本が90%、チュニジアが81%。日本は593本のパスを試み、535本を成功させた。チュニジアの376本に対しても、ボールを前進させるプレーの量と精度で上回っていた。
なお、Jリーグ公式の試合速報では、日本のシュート数を11本、枠内シュートを6本とする集計も掲載されている。データ提供元によって集計方法に差があるため、統計を比較するときは出典をそろえることが大切だ。
勝利を引き寄せた3つの戦術的ポイント1.開始直後からの積極的なプレス
日本は相手のボール保持を許して後退するのではなく、前線から積極的に圧力をかけた。チュニジアが落ち着いてビルドアップする時間を減らし、ボールを奪った直後に攻撃へ移行することで、相手守備陣を揺さぶった。
4分の先制点は、その積極性が早い段階で結果に結びついた場面だった。
2.中盤からの縦方向への攻撃
板倉、田中、佐野らがボールを前進させ、上田が相手の最終ラインと中盤の間でプレーする。鎌田や伊東がその周囲で動くことで、チュニジアの守備陣は複数の選手への対応を迫られた。
特に31分の上田のゴールは、板倉のインターセプトから素早く攻撃へ移行した結果であり、日本の切り替えの速さを象徴していた。
3.後半も攻撃の質を落とさなかったこと
2点リードで迎えた後半、日本は無理に攻め急がず、ボールを保持しながら左右に展開した。田中が中盤から前方へ進出し、鎌田もゴール前で効果的な動きを続けた。
その結果、69分に伊東、83分に上田が追加点を記録。試合を落ち着かせながら、得点機会を逃さない試合運びができていた。
4得点を生み出した選手の関係性| 選手 | 役割・特徴 | チュニジア戦での貢献 |
|---|---|---|
| 鎌田大地 | 攻撃的MF | 4分に先制点。前線への飛び出しで得点機会を創出 |
| 上田綺世 | センターフォワード | 31分と83分に得点。69分の伊東のゴールにも関与 |
| 伊東純也 | 攻撃的MF・サイドアタッカー | 69分に追加点。スピードを生かした背後への進入 |
| 中村敬斗 | サイドアタッカー | 左サイドからの鋭い折り返しで先制点を演出 |
| 田中碧 | セントラルMF | 中盤からの前進と伊東の得点につながるパスを供給 |
| 佐野海舟 | セントラルMF | 83分の上田のゴールにつながるクロスを供給 |
| 板倉滉 | センターバック | 31分の上田の得点につながるボール奪取と縦パス |
| 鈴木彩艶 | ゴールキーパー | 無失点を維持し、日本の守備を支えた |
この試合で評価したいのは、得点者だけでなく、得点に至るまでの連係に複数の選手が関わっていたことだ。中村の折り返し、板倉のインターセプト、田中の展開、佐野のクロスなど、異なる選手の持ち味が4得点に結びついている。
【歴代対戦成績】チュニジア代表と日本代表は過去に何度対戦した?
日本とチュニジアは、2026年のワールドカップ以前から複数回対戦している。今回の4-0は初めての大勝ではあるものの、両国の対戦史には日本の勝利だけでなく、チュニジアが日本を破った試合も存在する。
1996年の初対戦から2026年のW杯までの主なA代表戦を整理すると、通算7試合で日本が6勝、チュニジアが1勝。引き分けはない。
日本対チュニジアの過去の試合結果- 1996年10月13日:日本 1-0 チュニジア
- 2002年6月14日:チュニジア 0-2 日本(W杯)
- 2003年10月8日:チュニジア 0-1 日本
- 2015年3月27日:日本 2-0 チュニジア
- 2022年6月14日:日本 0-3 チュニジア
- 2023年10月17日:日本 2-0 チュニジア
- 2026年6月20日:チュニジア 0-4 日本(W杯)
過去の対戦で特に注目されるのが、2022年6月のキリンカップ決勝だ。
この試合では日本がチュニジアに0-3で敗れた。日本はホームでの試合だったが、チュニジアの守備と攻撃への対応に苦しみ、最後まで得点を奪えなかった。
その後、2023年の親善試合では日本が2-0で勝利。そして2026年のワールドカップでは4-0と、再び日本が勝利を収めた。
つまり、2026年の勝利は単なる過去の対戦成績の延長ではない。2022年の敗戦を経て、2023年、2026年と続けて勝利したという流れの中で見ると、両国の力関係を考えるうえでも興味深い結果だ。
【W杯2026への影響】日本の歴史的4得点とチュニジアの敗退
チュニジア戦の4-0は、グループFの順位争いだけでなく、日本代表のワールドカップ史にも残る結果となった。
日本代表がW杯で1試合4得点を記録日本はこれまでワールドカップで複数得点を記録した試合があったが、1試合4得点は今回が初めてだった。
JFAの試合レポートによれば、これまでの日本代表のW杯最多得点は、2010年南アフリカ大会のデンマーク戦で記録した3得点だった。日本はその試合に3-1で勝利している。
チュニジア戦では鎌田、上田、伊東がゴールを決め、さらに上田が2点目を加えたことで、過去の記録を更新した。
ワールドカップ通算1000試合目という節目この試合にはもう一つの歴史的な意味があった。FIFAワールドカップの通算1000試合目にあたる一戦だったことだ。
1930年の第1回大会から続く大会の歴史において、記念すべき試合で日本が4得点を記録したことは、代表チームにとっても大きな成果となった。
チュニジアは2連敗でグループステージ敗退チュニジアは日本戦の前にスウェーデンにも1-5で敗れており、日本戦の0-4によって開幕から2連敗となった。
CAF(アフリカサッカー連盟)の試合報告によると、この結果によりチュニジアはグループステージ敗退が確定した。最終節のオランダ戦は、勝ち点獲得と大会を終えるうえでの名誉を懸けた試合となった。
一方、日本はこの勝利でグループFの上位争いに加わり、決勝トーナメント進出へ向けて重要な勝ち点3を手にした。
ただし、4-0というスコアだけでチームの完成度を判断することはできない。日本が次の試合でも同じように前線からのプレス、素早い攻守の切り替え、複数選手による連係を再現できるかが、さらなる上位進出を占うポイントとなった。
【よくある質問】サッカーチュニジア代表対サッカー日本代表の試合に関するFAQ
Q1:チュニジア対日本の2026年W杯の試合結果は何対何でしたか?
A1:日本が4-0でチュニジアに勝利しました。前半は2-0、後半も2-0で、日本が合計4得点を記録しています。
Q2:チュニジア戦で日本代表の得点者は誰ですか?
A2:鎌田大地が4分、上田綺世が31分と83分、伊東純也が69分に得点しました。上田綺世は2ゴールを記録しています。
Q3:日本対チュニジアの試合はいつ開催されましたか?
A3:現地時間2026年6月20日(土)22時、日本時間では6月21日(日)13時にキックオフされました。会場はメキシコのエスタディオ・モンテレイです。
Q4:日本代表のチュニジア戦のスタメンは誰でしたか?
A4:鈴木彩艶、板倉滉、伊藤洋輝、冨安健洋、田中碧、堂安律、中村敬斗、伊東純也、鎌田大地、佐野海舟、上田綺世の11人です。
Q5:日本代表はチュニジア戦で何本シュートを打ちましたか?
A5:FIFA Training Centreの試合後技術報告では、日本が10本、チュニジアが2本です。枠内シュートは日本4本、チュニジア0本でした。Jリーグ公式速報では別の集計値も掲載されています。
Q6:日本とチュニジアの過去の対戦成績はどうなっていますか?
A6:2026年の試合を含めた過去7試合では、日本が6勝、チュニジアが1勝、引き分けはありません。チュニジアの唯一の勝利は2022年6月の0-3の試合です。
Q7:チュニジア戦は日本代表にとってどんな記録になりましたか?
A7:日本代表がワールドカップで1試合4得点を記録した初めての試合です。また、FIFAワールドカップ通算1000試合目という記念すべき一戦でもありました。
まとめ:日本代表の4-0勝利は攻撃力と組織力を示した歴史的一戦
2026年6月のFIFAワールドカップ・グループF第2節、チュニジア代表対日本代表は、日本が4-0で勝利した。
鎌田大地の4分の先制点で勢いをつかみ、上田綺世が2得点、伊東純也が69分に追加点を記録。前線からの積極的なプレス、板倉滉や田中碧を中心とした中盤の連係、そして上田の決定力が勝利を支えた。
この試合は日本代表のW杯1試合最多得点記録を更新しただけでなく、通算1000試合目という歴史的な節目にもなった。過去には2022年にチュニジアに0-3で敗れた経験もあっただけに、4-0という結果には対戦史の面でも大きな意味がある。
試合結果を振り返る際に注目したいのは、4人の得点経過だけではない。日本がどのようにボールを奪い、どの選手が攻撃を組み立て、どのように相手守備陣を崩したのかというプロセスだ。
チュニジア戦は、個人の能力とチームとしての組織力がかみ合った日本代表の好ゲームだった。今後の代表戦を評価する際にも、この試合で見せた攻守の切り替えと複数選手による連係は、一つの重要な判断材料となる。