ホーム スポーツ 2026年最新ドジャース選手契約一覧!大谷・山本ら年俸と後払いの全貌を徹底解説

2026年最新ドジャース選手契約一覧!大谷・山本ら年俸と後払いの全貌を徹底解説

桐島 奈緒 桐島 奈緒 • 更新: • 公開: • 読了約 25 分
目次

2026年のロサンゼルス・ドジャースは、大谷翔平、山本由伸、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンらを中心に、MLB屈指の大型契約を抱えるチームとなっている。さらに2026年1月にはカイル・タッカーを4年総額2億4,000万ドルで獲得し、打線を強化した。投手陣にもブレイク・スネル、タイラー・グラスノー、山本由伸ら高額契約の選手が並ぶ。

2026年シーズン終了時点では、ドジャースはナ・リーグ優勝決定シリーズでミルウォーキー・ブルワーズに敗れ、3連覇を逃した。チームは2027年シーズンに向けたオフシーズンに入り、契約満了を迎える選手やFA市場に出る選手の動向が注目されている。

ドジャースの契約を理解するうえで見落とせないのが、契約総額と実際の年俸支払い、そしてぜいたく税(CBT)で計算される年平均額の違いだ。大谷の7億ドル契約は、その代表例である。

【2026年最新】ドジャース選手契約一覧!主力14人の契約総額・年数・満了年

ドジャース選手契約一覧

最初に、2027年シーズンに向けて契約が残っている主力14選手を整理する。契約総額は公表・報道されている名目上の金額を基本とし、オプションや後払いがある場合は別途記載した。

選手名 契約総額・年数 契約期間・満了年 主な契約条件
大谷翔平 7億ドル・10年 2024~2033年 6億8,000万ドル後払い
山本由伸 3億2,500万ドル・12年 2024~2035年 2029年・2031年にオプトアウト権
ムーキー・ベッツ 3億6,500万ドル・12年 2021~2032年 長期保証契約
ウィル・スミス 1億4,000万ドル・10年 2024~2033年 2024年から延長契約が適用
カイル・タッカー 2億4,000万ドル・4年 2026~2029年 2027年・2028年終了後にオプトアウト権
ブレイク・スネル 1億8,200万ドル・5年 2025~2029年 後払い・条件付き2030年球団オプション
タイラー・グラスノー 約1億3,656万ドル・5年 2024~2028年 2028年に球団・選手オプション
フレディ・フリーマン 1億6,200万ドル・6年 2022~2027年 2027年が契約最終年
エドウィン・ディアス 6,900万ドル・3年 2026~2028年 2029年の球団オプションあり
タナー・スコット 7,200万ドル・4年 2025~2028年 2029年の条件付きオプション
テオスカー・ヘルナンデス 6,600万ドル・3年 2025~2027年 2028年に1,500万ドルの球団オプション
トミー・エドマン 7,400万ドル・5年 2025~2029年 2030年に球団オプション
マックス・マンシー 2,000万ドル・2年 2026~2027年 2028年に球団オプション
キム・ヘソン 1,250万ドル・3年 2025~2027年 2028~2029年に球団オプション

この一覧から分かるのは、ドジャースが単にスター選手へ高額年俸を支払っているのではなく、主力の契約期間を分散させながら長期的な戦力を確保していることだ。

大谷、山本、ベッツ、ウィル・スミスは2030年代まで契約が続く。一方、フリーマン、マンシー、テオスカー・ヘルナンデスは2027年が契約上の節目となる。

なお、オプションには球団が行使するもの、選手が選択できるもの、一定の条件を満たした場合に成立するものがある。表に記載した満了年は、オプションの行使やオプトアウトが発生しない場合を含む契約上の目安である。

【ドジャース選手年俸ランキング】2026年の高額選手トップ15

2026年の契約上の年次負担額をSpotracの集計に基づいて見ると、大谷翔平が7,000万ドルでトップとなる。続いてスネル、タッカー、グラスノーらが並ぶ。

以下は2026年シーズンの年次負担額として報じられた数字で、単位は米ドル。実際の現金受取額やCBT上の評価額とは異なる。

  • 1位:大谷翔平 7,000万ドル
  • 2位:ブレイク・スネル 3,640万ドル
  • 3位:カイル・タッカー 3,300万ドル
  • 4位:タイラー・グラスノー 3,250万ドル
  • 5位:タリク・スクーバル 3,200万ドル
  • 6位:ムーキー・ベッツ 3,000万ドル
  • 7位:フレディ・フリーマン 2,700万ドル
  • 8位:山本由伸 約2,030万ドル
  • 9位:テオスカー・ヘルナンデス 約1,970万ドル
  • 10位:エドウィン・ディアス 1,700万ドル
  • 11位:タナー・スコット 1,600万ドル
  • 11位:ウィル・スミス 1,600万ドル
  • 13位:トミー・エドマン 約1,570万ドル
  • 14位:ブレイク・トライネン 1,350万ドル
  • 15位:マックス・マンシー 約1,230万ドル

このランキングでは、2026年途中に加入したスクーバルも含めている。彼は2026年に3,200万ドルの契約を結んでいたが、シーズン終了後にはFAとなった。

年俸ランキングとCBTランキングは一致しない

年俸ランキングを読むときに注意したいのが、CBT(Competitive Balance Tax)で用いられる平均年俸、いわゆるAAVとの違いだ。

CBTは、契約総額を契約年数で単純に割るだけではない。後払いがある場合には将来の支払額を現在価値に換算し、契約上の年平均額を算出する。

例えば、大谷の契約は総額7億ドルだが、後払いを考慮したCBT上の年平均額は約4,608万ドルとなる。

一方、タッカーのCBT上のAAVは約5,720万ドル。2026年の年次負担額3,300万ドルとは大きく異なる。

同じ選手でも、どの数字を採用するかによってランキング上の位置が変わる。選手の実際の報酬を比較するなら支払額、球団のぜいたく税負担を比較するならCBT上のAAVを見る必要がある。

【大谷翔平・山本由伸】契約内容と後払いの仕組みを詳しく解説

大谷翔平:10年7億ドルのうち6億8,000万ドルを繰り延べ

大谷翔平が2023年12月にドジャースと結んだ契約は、10年総額7億ドル。北米プロスポーツでも歴史的な規模の契約として発表された。

この契約の最大の特徴は、報酬の大部分を将来に繰り延べる仕組みにある。

  • 契約総額:7億ドル
  • 契約期間:2024~2033年
  • 契約期間中の年次支払い:200万ドル
  • 繰延払い総額:6億8,000万ドル
  • 繰延払い期間:2034~2043年
  • 繰延払いの年間額:6,800万ドル

つまり、大谷は契約期間中に毎年7,000万ドルを受け取る契約ではない。毎年200万ドルを受け取り、残る6,800万ドル相当を将来に受け取る構造となっている。

この仕組みには、ドジャース側の財務的なメリットがある。選手への支払いを将来に回すことで、現在の資金繰りに余裕を持たせ、ほかの選手の獲得や契約延長に資金を振り向けやすくなる。

ただし、後払いによって契約の経済的価値そのものがなくなるわけではない。CBTでは将来の支払いを現在価値に割り引いて評価するため、7億ドル全額がぜいたく税の対象としてそのまま計上されるわけではない。

MLB.comの契約解説によれば、大谷の契約によるCBT上の年間負担は約4,600万ドルとされている。

山本由伸:12年3億2,500万ドルの長期契約

山本由伸は2023年12月、オリックス・バファローズからポスティングシステムを利用してMLBへ移籍し、ドジャースと12年総額3億2,500万ドルの契約を結んだ。

投手としては当時のMLB史上最高額となる保証総額であり、日本人投手の市場価値を大きく押し上げた契約でもある。

契約の主な特徴は次のとおりだ。

  • 契約総額:3億2,500万ドル
  • 契約期間:12年
  • 契約満了予定:2035年
  • 契約金:5,000万ドル
  • 後払い:なし
  • オプトアウト:6年目終了後と8年目終了後

オプトアウト条項は、選手側が一定の時点で契約を離れ、FA市場に戻る選択肢を持つ仕組みだ。

山本の場合、2029年シーズン終了後と2031年シーズン終了後に契約を見直せる機会が設定されている。契約全体は12年間だが、実際にはその途中で市場価値を再評価する余地が残されている。

大谷との大きな違いは、山本の契約には後払いが設定されていない点だ。契約総額は同じように巨大でも、支払い構造とCBTへの影響は異なる。

【ベッツ・フリーマン・ウィル・スミス】主力野手の長期契約と満了時期

ムーキー・ベッツ:2032年まで続く12年契約

ムーキー・ベッツは2020年7月、ドジャースと12年総額3億6,500万ドルの契約延長に合意した。契約は2021年から2032年まで続く。

ベッツの契約は、ドジャースがスター選手を短期間だけ獲得するのではなく、長期的なチームの中心として位置づける姿勢を示したものだ。

ベッツは外野手として加入した後、内野の守備にも対応するようになり、チーム編成上の柔軟性にも貢献している。

2026年時点で契約はまだ残っており、2027年もドジャースの戦力として計算される。2032年が契約最終年となる。

フレディ・フリーマン:2027年が契約最終年

フリーマンは2022年3月、ドジャースと6年総額1億6,200万ドルの契約を締結した。契約期間は2022~2027年で、2027年シーズンが最終年となる。

年俸は年間2,700万ドルとされ、うち1,200万ドルは繰り延べ払いの対象となる。したがって、年俸額とその年に受け取る現金は一致しない。

2027年終了後にはFA市場へ出る可能性があるため、球団が契約延長を提示するのか、フリーマンが新たな契約を求めるのかが注目される。

ただし、2027年の契約最終年を迎えることと、2027年シーズン開幕前に退団することは別の話だ。契約が満了するまでは、基本的にドジャースの選手としてプレーする。

ウィル・スミス:捕手として異例の10年契約

ウィル・スミスは2024年3月、ドジャースと10年総額1億4,000万ドルの契約延長に合意した。契約は2033年まで続く。

捕手は投手との連携、守備負担、身体的な消耗が大きいポジションである。そのため、10年という長期契約は球団がスミスを重要な戦力として評価していることを示す。

大谷、ベッツ、山本らと同様、2030年代まで主力選手を確保する契約の一つだ。

【タッカー・スネル・グラスノー】オプションと契約条項の注目点

カイル・タッカー:4年2億4,000万ドルと2度のオプトアウト

2026年1月21日、ドジャースは外野手カイル・タッカーとの4年総額2億4,000万ドルの契約を発表した。

契約には6,400万ドルの契約金と3,000万ドルの後払いが含まれる。また、2年目と3年目の終了後にオプトアウトできる条項が設定されている。

この契約は、選手側にとって大きな意味を持つ。タッカーが2027年終了後にオプトアウトを行えば、残りの契約を離れてFA市場に戻ることができる。

反対に、契約を継続すれば2029年までドジャースでプレーする選択肢が残る。

ドジャース側から見ると、タッカーの獲得は2026年の打線強化に直結する一方、長期的な残留が自動的に保証される契約ではない。

ブレイク・スネル:5年1億8,200万ドルと異例の条件付きオプション

スネルは2024年11月、ドジャースと5年総額1億8,200万ドルで契約した。

契約には5,200万ドルの契約金と後払いが含まれている。2025~2029年が基本契約期間で、2030年には一定の負傷条件を満たした場合に適用される球団オプションがある。

特に注目されるのは、通常の球団オプションとは異なり、選手の負傷状況が契約条件に関係する点だ。

FanGraphsの契約情報では、2030年のオプションは、スネルがドジャースに在籍し、一定期間以上の負傷離脱を経験した場合に成立する条件付きの条項として整理されている。

このような条件は、長期契約に伴う故障リスクを球団と選手の双方がどう分担するかを考えるうえで重要だ。

タイラー・グラスノー:2028年の選択権に注目

グラスノーは2023年12月、ドジャースへの移籍と同時に5年総額約1億3,656万ドルの契約延長に合意した。

契約には1,000万ドルの契約金が含まれ、2028年には3,000万ドルの球団オプションが設定されている。

球団がこのオプションを行使しなかった場合、グラスノーには2,000万ドルの選手オプションが用意されている。

つまり、2028年に球団が3,000万ドルで契約を継続するのか、それとも選手側が2,000万ドルの選択肢を利用するのかという構造だ。

グラスノーの契約は、単純な5年間の固定契約ではなく、2028年の判断によって実際の契約終了時期が変わる可能性を持っている。

【2027年のFA・年俸調停】ドジャースを離れる可能性がある選手は?

2026年シーズン終了後、ドジャースは2027年に向けて契約の再編を進める段階に入った。

MLB.comが伝えたオフシーズンの情報では、チームには9人のFA選手がいる。主力の長期契約が続く一方で、救援投手やユーティリティ選手の入れ替えが焦点になる。

2026年終了後にFAとなった主な選手
  • タリク・スクーバル:2026年途中に加入した先発投手。2026年の単年契約が終了し、FA市場へ。
  • ミゲル・ロハス:2026年限りで現役引退を予定。
  • キケ・ヘルナンデス:ユーティリティ選手。契約満了後の去就が焦点。
  • エバン・フィリップス:救援投手。ブルペン再編の対象となる。
  • アレックス・ベシア:左腕救援投手。残留交渉が注目される。
  • ブレイク・トライネン:救援投手。契約満了に伴いFAとなる。
  • エリック・ラウアー:先発・救援の両面で起用される左腕。
  • クリス・ビュービック:左腕投手。FA市場での評価が注目される。
  • ブルスダー・グラテロル:右腕救援投手。契約満了後の動向が焦点。

なお、スクーバルはシーズン途中のトレード加入であり、既存選手の通常のFA移行とは経緯が異なる。ミゲル・ロハスについても、単に契約満了で移籍先を探す選手ではなく、引退予定という事情がある。

2027年の年俸調停対象選手

長期契約を結んでいない若手・中堅選手については、年俸調停制度が球団の人件費を左右する。

2027年に向けて、年俸調停の対象候補として報じられている主な選手は次のとおりだ。

  • ブロック・スチュワート
  • ジェイク・カズンズ
  • アレックス・コール
  • エメット・シーハン
  • ギャビン・ストーン
  • アンディ・パヘス
  • ジョナサン・ヘルナンデス

集計によってはジョナサン・ヘルナンデスを含めず6人とするものもあり、対象者の最終的な整理には公式のサービス日数確認が必要となる。

年俸調停は、選手がFAになる制度ではない。選手が球団の保有権の下にありながら、翌シーズンの年俸について交渉する仕組みである。

2027年の予測年俸として、アンディ・パヘスは約490万ドル、エメット・シーハンは約210万ドル、アレックス・コールは約190万ドルなどの数字が報じられている。ただし、これらは予測額であり、確定した契約金額ではない。

FA権と年俸調停権は何が違う?

MLBの基本的な制度では、選手は通常、メジャーリーグ登録日数を基準に3年のサービス期間を満たすと年俸調停の対象となる。例外として、2年以上3年未満でもスーパー2に該当すれば調停権を得る場合がある。

6年のメジャーリーグサービス期間を満たすと、翌シーズンに向けてFA市場で他球団と交渉できる権利を得るのが原則だ。

それぞれの違いは次のように整理できる。

  • 調停前:基本的に球団が年俸を提示する段階。
  • 年俸調停:球団と選手が翌年の年俸を交渉し、合意できなければ調停手続きに進む。
  • FA:契約上の拘束がなければ、他球団とも自由に契約交渉できる。

この制度の違いを理解すると、ドジャースが若手選手を保有し続けるメリットや、長期契約を早い段階で結ぶ理由が見えてくる。

【ぜいたく税CBTの実態】後払い契約はドジャースにどれほど有利なのか

ドジャースの大型契約を語る際、避けて通れないのがぜいたく税、正式名称Competitive Balance Tax(CBT)である。

CBTは、球団の選手年俸総額が一定の基準を超えた場合に課される制度だ。単純にその年に支払った現金だけを合計する仕組みではなく、保証契約のAAVや選手福利厚生費などを基に算出される。

2026年のぜいたく税基準額は2億4,400万ドル

2026年のCBT基準額は2億4,400万ドル。これは2022~2026年の労使協定で定められた最終年度の基準である。

Spotracの2026年10月時点の集計を引用した報道では、ドジャースの税対象年俸総額は約4億3,305万ドルと推計されている。基準額を大きく上回る規模だ。

ただし、これは民間の給与データベースに基づく推計値であり、MLBが確定発表した最終税額とは区別する必要がある。

後払い契約が球団の編成に与える影響

後払いは、球団が選手に支払う報酬の一部を将来に繰り延べる仕組みだ。大谷の契約が代表例だが、スネル、タッカー、テオスカー・ヘルナンデス、トミー・エドマンらにも後払いの仕組みが含まれている。

後払いを採用すると、球団は当面の現金支出を抑えられる。一方、CBTでは繰延額を現在価値に換算するため、単純に後払い分を税対象から除外できるわけではない。

つまり、後払いはぜいたく税を消す制度ではなく、支払い時期と会計上の評価を調整する仕組みだ。

ドジャースの強みは、こうした契約構造を利用しながら、スター選手を複数人抱えられる資金力と編成能力にある。

2027年のCBTはどうなる?

2027年の球団編成を考えるうえでは、労使協定の改定も重要な要素になる。

現行のMLB労使協定は2026年12月1日に期限を迎える予定であり、2027年以降のCBT基準額や制度の取り扱いは、新たな労使交渉の影響を受ける可能性がある。

したがって、2026年の基準額2億4,400万ドルをそのまま2027年にも適用できると考えるのは早計だ。

2027年のドジャースは、既存契約14人を中心に約3億3,950万ドルのCBT負担が見込まれるとの報道もある。ただし、これは現行の計算方式を前提とした推計であり、最終的な制度や契約交渉によって変化する。

【プロの結論】ドジャースの契約戦略から読み解く2027年のチーム編成

2026年のドジャースの契約状況を見ると、球団の戦略は大きく3つに分けられる。

第一は、長期契約による主力の確保だ。大谷、山本、ベッツ、ウィル・スミスの契約は2030年代まで続く。チームの中心となる選手を長期間確保することで、毎年ゼロから主力を探す必要がなくなる。

第二は、後払いと契約オプションによる柔軟性の確保だ。大谷やスネルの後払い、山本やタッカーのオプトアウト、グラスノーのオプション条項などは、選手と球団の双方に異なる選択肢を与えている。

第三は、FAと年俸調停による戦力の入れ替えだ。2027年に向けては、スクーバルを含むFA選手の動向と、若手選手の年俸交渉が重要になる。高額契約の選手だけでチームが構成されているわけではなく、若手の育成と保有権の管理も戦力維持に欠かせない。

読者がドジャースの契約情報を比較するときは、次の基準で数字を見分けるとよい。

  • 選手の契約価値を比較したい場合:契約総額と保証年数を見る。
  • その年の年俸負担を比較したい場合:契約上の年次負担額を見る。
  • 球団のぜいたく税負担を知りたい場合:CBT上のAAVを見る。
  • 選手がいつFAになるか知りたい場合:契約満了年とオプトアウト条項を確認する。
  • 若手の契約状況を知りたい場合:年俸調停権と球団保有権の期間を確認する。

契約総額だけを見て選手の年俸ランキングを判断したり、後払いを理由にぜいたく税が発生しないと考えたりするのは正確ではない。契約の構造まで確認することが、ドジャースの編成を理解する近道となる。

ドジャース選手契約一覧に関するよくある質問(FAQ)

Q1:ドジャースで最も高額な契約を結んでいる選手は誰?
A1:契約総額では大谷翔平が10年7億ドルでトップ。ムーキー・ベッツの12年3億6,500万ドル、山本由伸の12年3億2,500万ドルも歴史的な大型契約である。

Q2:大谷翔平の後払い6億8,000万ドルはいつ支払われる?
A2:2034年から2043年までの10年間にわたって支払われる契約となっている。年間6,800万ドルで、契約期間中の年次支払いは200万ドルだ。

Q3:山本由伸の契約はいつまで続く?
A3:基本契約は2024年から2035年までの12年間。2029年と2031年のシーズン終了後にオプトアウトできる条項がある。

Q4:フレディ・フリーマンは2027年にFAになる?
A4:2027年が6年契約の最終年となる。契約が満了した後、2028年シーズンに向けてFAとなる可能性がある。

Q5:カイル・タッカーは2027年でドジャースを退団する可能性がある?
A5:ある。4年契約には2027年終了後のオプトアウト条項があるため、タッカーが権利を行使すれば、残りの契約を離れてFA市場に戻ることができる。

Q6:ブレイク・スネルとタイラー・グラスノーの契約はいつまで?
A6:スネルは基本契約が2029年までで、条件付きの2030年球団オプションがある。グラスノーは2028年の球団・選手オプションによって契約の終了時期が変わる可能性がある。

Q7:後払い契約があればぜいたく税は安くなる?
A7:CBT上の評価額が下がる場合はあるが、後払い分が完全に税対象から除外されるわけではない。将来の支払いを現在価値に割り引いて計算するため、実際の年俸支払額とは異なる評価になる。

Q8:2027年にドジャースからFAになる選手は何人?
A8:2026年シーズン終了後のFA選手は9人。スクーバル、ロハス、キケ・ヘルナンデス、フィリップス、ベシア、トライネン、ラウアー、ビュービック、グラテロルが含まれる。ロハスは引退予定である。

まとめ:2026年の契約一覧から見るドジャースの今後

2026年のドジャースは、大谷翔平の7億ドル契約、山本由伸の12年3億2,500万ドル契約、ベッツの12年3億6,500万ドル契約など、MLBでも突出した大型契約を抱えている。

加えて、カイル・タッカーの4年2億4,000万ドル契約や、スネル、グラスノーら投手陣の長期契約が加わり、主力の多くは2027年以降もチームに残る見通しだ。

一方、フリーマンの契約満了、2027年に向けたFA選手9人、若手選手の年俸調停など、チーム編成には複数の判断が残されている。

今後のドジャースを追うなら、契約総額だけでなく、後払い、オプトアウト、球団オプション、CBT上の評価額を合わせて確認することが欠かせない。

2027年は現行労使協定の改定も控えており、ぜいたく税の仕組みを含めて球団経営の前提が変わる可能性もある。大型契約をどのように管理し、次の世代の選手を育てながら戦力を維持するのか。ドジャースのオフシーズンは、2027年以降のチームの方向性を占う重要な期間となる。

主な参照資料: MLB.comの各選手契約発表・契約解説、FanGraphsのRosterResource、Spotracの給与集計、MLBPAの労使協定FAQ、2026年オフシーズンのドジャース選手契約報道。

同じカテゴリの記事

桐島 奈緒

芸能担当デスクとして14年。所属事務所の公式リリース、番組公式サイト、配信サービスの告知を一次情報として照合し、出典の確認できない話は記事にしません。

おすすめの関連記事