2026年のドジャースは、スター選手の個人能力だけでなく、選手層の厚さでも注目を集めた。
9月27日にレギュラーシーズンを終えた時点で、チーム成績は100勝62敗。ナ・リーグ西地区を制し、地区優勝は5年連続となった。チーム全体では801得点、600失点を記録している。
2026年の主な野手陣| 守備位置 | 主な選手 | 背番号 |
|---|---|---|
| 捕手 | ウィル・スミス | 16 |
| 一塁手 | フレディ・フリーマン | 5 |
| 二塁手 | トミー・エドマン、アレックス・フリーランド | 25、18以外 |
| 遊撃手 | ムーキー・ベッツ | 50 |
| 三塁手 | マックス・マンシー | 13 |
| 外野手 | カイル・タッカー | 23 |
| 外野手 | テオスカー・ヘルナンデス | 37 |
| 外野手 | アンディ・パヘス | 44 |
| 指名打者 | 大谷翔平 | 17 |
- 先発投手: 山本由伸、ブレイク・スネル、タイラー・グラスノー、佐々木朗希、タリク・スクーバル、ジャスティン・ロブレスキー。
- 救援投手: エドウィン・ディアス、タナー・スコット、アレックス・ベシア、エバン・フィリップス、エドガルド・エンリケスなど。
特に注目されたのが、2026年8月2日にドジャースが獲得した左腕タリク・スクーバルだ。タイガースから加入した2度のサイ・ヤング賞投手で、ドジャース移籍後は10試合に先発し、5勝2敗、防御率2.61を記録した。
なお、上記は主力選手を中心とした一覧であり、シーズン中の負傷者や昇格・降格を含む40人枠全員の固定名簿ではない。MLBでは26人のアクティブロースターと40人枠が区別されている。
【成績を徹底比較】大谷翔平・山本由伸・ベッツ・フリーマンの実力

2026年のドジャースを語るうえで欠かせないのが、大谷翔平、山本由伸、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンの4人だ。
それぞれの役割は大きく異なる。大谷は長打力と二刀流、山本は先発投手としての安定感、ベッツは内野守備と攻撃力、フリーマンは高い打率と出塁能力が特徴だ。
MLB公式選手ページに掲載された2026年レギュラーシーズンの成績を比較すると、次のようになる。
| 選手 | 背番号・位置 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 大谷翔平 | #17・DH/投手 | .275 | 30 | 81 | 二刀流 |
| 山本由伸 | #18・先発 | ― | ― | ― | 防御率2.53 |
| ムーキー・ベッツ | #50・遊撃手 | .257 | 23 | 69 | 攻守の万能型 |
| フレディ・フリーマン | #5・一塁手 | .288 | 16 | 70 | 高打率と出塁力 |
| マックス・マンシー | #13・三塁手 | .252 | 29 | 76 | 長打力 |
| カイル・タッカー | #23・右翼手 | .233 | 17 | 70 | 長打と走塁 |
背番号17/指名打者・投手
30本
打率.275・81打点・11盗塁
大谷翔平は2026年もドジャース打線の中心を担った。
レギュラーシーズンは139試合に出場し、523打数144安打、30本塁打、81打点を記録。出塁率.377、長打率.512、OPS.889という数字を残した。
注目すべきなのは投手としての復帰・稼働だ。
2026年は14試合に先発し、8勝2敗、防御率1.79、85回2/3を投げて95奪三振。打者としてだけでなく、投手としても高いパフォーマンスを示した。
大谷の価値は、本塁打数だけでは測れない。通常なら打者と投手に分けて起用する戦力を、1人の選手で補える点にある。
山本由伸|背番号18・ドジャース先発陣のエース
背番号18/右投げ先発投手
14勝
185イニング・182奪三振
山本由伸は2026年のドジャース投手陣で、特に安定感が際立った。
28試合すべてに先発し、14勝9敗、防御率2.53。185イニングを投げ、182奪三振、WHIPは0.87だった。
特筆すべきは、185イニングという投球回数だ。先発投手には失点を抑える能力だけでなく、試合を長いイニングまで任せられる耐久性も求められる。
山本はその両面でチームを支えた。特にWHIP0.87は、走者を許す頻度が非常に低かったことを示している。
ムーキー・ベッツ|背番号50・遊撃手としての存在感背番号50/遊撃手
23本
打率.257・69打点・OPS.780
ベッツはドジャースの攻守を支える中心選手だ。
2026年は123試合に出場し、23本塁打、69打点を記録した。打率は.257で、OPSは.780。
以前から外野手としても高い評価を受けてきたベッツだが、2026年は遊撃手としてチームを支えた。
ポジション変更を踏まえると、単純な打撃成績だけでは評価しきれない。内野の中心で守備を担いながら、長打力も発揮できることが大きな強みとなっている。
フレディ・フリーマン|背番号5・安定感抜群の一塁手背番号5/一塁手
.288
打率・167安打・16本塁打・70打点
フリーマンの持ち味は、安定した打撃と高いコンタクト能力だ。
2026年は153試合に出場し、167安打、打率.288を記録した。出塁率は.362で、OPSは.792。
大谷やマンシーのような本塁打型の打者とは違い、安打を積み重ねて得点機会を作るタイプだ。
36歳を迎えたシーズンでも主力として153試合に出場した点は、チームにとって大きな意味を持つ。
【日本人選手は3人】大谷翔平・山本由伸・佐々木朗希の役割
2026年のドジャースには、日本人選手が3人在籍した。
- 大谷翔平:背番号17
- 山本由伸:背番号18
- 佐々木朗希:背番号11
3人とも日本球界で実績を積んでMLBに挑戦した選手だが、チーム内で担う役割は異なる。
佐々木朗希|背番号11・成長が期待される先発投手背番号11/右投げ投手
123奪三振
5勝5敗・防御率4.49・122回1/3
佐々木朗希は2025年にMLBデビューを果たし、2026年は先発投手として26試合に登板した。
成績は5勝5敗、防御率4.49、122回1/3、123奪三振。奪三振能力を示す一方、防御率は山本と比較すると改善の余地がある。
山本が安定したイニング消化と失点抑制を担ったのに対し、佐々木は将来的な先発ローテーションの柱として成長が期待される存在だ。
日本人選手3人の比較で見えるもの| 選手 | 主な役割 | 2026年の注目点 |
|---|---|---|
| 大谷翔平 | DH・投手 | 30本塁打と防御率1.79 |
| 山本由伸 | 先発投手 | 185イニング、防御率2.53 |
| 佐々木朗希 | 先発投手 | 123奪三振、経験の蓄積 |
日本人選手の存在は、ドジャースの国際的な人気にも影響している。ただし、チームにおける価値は国籍ではなく、実際の成績と役割によって評価される。
2026年の数字を見ると、大谷の二刀流、山本の安定感、佐々木の奪三振能力という異なる強みが、チームに組み込まれていた。
【投手陣・野手陣を分析】ホームランとエースの実力
ドジャースの強さを理解するには、スター選手だけでなく、チーム全体の攻撃力と投手力を確認する必要がある。
野手陣のホームランランキング2026年の主な本塁打数は次のとおりだ。
- 大谷翔平:30本
- マックス・マンシー:29本
- ムーキー・ベッツ:23本
- アンディ・パヘス:23本
- カイル・タッカー:17本
- フレディ・フリーマン:16本
- テオスカー・ヘルナンデス:16本
大谷が30本でチーム最多となり、マンシーも29本と迫った。
注目したいのは、本塁打を特定の選手だけに依存していない点だ。ベッツ、パヘス、タッカーなど複数の打者が長打を供給し、相手投手に対する脅威を作っている。
先発投手陣の成績比較2026年の投手陣では、山本由伸を中心に複数の実力者が先発ローテーションを構成した。
| 投手 | 登板・先発 | 勝敗 | 防御率 | 投球回 |
|---|---|---|---|---|
| 山本由伸 | 28試合・28先発 | 14勝9敗 | 2.53 | 185.0 |
| 大谷翔平 | 14試合・14先発 | 8勝2敗 | 1.79 | 85.2 |
| 佐々木朗希 | 26試合 | 5勝5敗 | 4.49 | 122.1 |
| タリク・スクーバル | 10試合・10先発(LAD) | 5勝2敗 | 2.61 | 62.0 |
| タイラー・グラスノー | 13試合・13先発 | 5勝2敗 | 3.53 | 74.0 |
| ブレイク・スネル | 9試合・9先発 | 4勝1敗 | 1.90 | 42.2 |
この数字から分かるのは、山本の投球回数と大谷の防御率の優秀さだ。
また、スクーバルの途中加入によって先発陣の選択肢が増えたことも見逃せない。グラスノーやスネルも実力者だが、登板数が限られたため、年間を通じた先発陣の稼働には課題が残った。
なぜ100勝してもワールドシリーズに届かなかったのかドジャースはレギュラーシーズンで100勝を挙げたものの、ポストシーズンでは結果が異なった。
ナ・リーグ地区シリーズではブレーブスを3勝1敗で突破。しかし、10月11日から15日にかけて行われたリーグ優勝決定シリーズではブルワーズに4連敗した。
最終戦では大谷が3ラン本塁打を放ち、一時は4点をリードしたものの、ブルワーズに逆転されて6対4で敗れた。
ここに、レギュラーシーズンとポストシーズンの違いがある。
162試合では選手層の厚さや継続的な得点力が結果につながる。一方、短期決戦では先発投手の出来、救援陣の安定感、守備、得点圏での対応が一試合ごとの勝敗を左右する。
100勝できるチームと、最後のシリーズを勝ち抜けるチームは必ずしも同じではない。 2026年のドジャースは、その難しさを経験した。
【年俸ランキング】大谷翔平・ベッツ・山本由伸はいくら?
ドジャースが注目される理由の一つが、スター選手への大規模な投資だ。
2026年の年俸を比較するときには、契約上の年俸、実際に支払われる現金、贅沢税計算上の年平均額(AAV)を区別する必要がある。
Spotracの集計を紹介したYahoo Sportsの2026年給与データでは、主な高額選手は以下のように整理されている。
| 選手 | 2026年給与額の集計 |
|---|---|
| 大谷翔平 | 7,000万ドル |
| ブレイク・スネル | 3,640万ドル |
| カイル・タッカー | 3,300万ドル |
| タイラー・グラスノー | 3,250万ドル |
| タリク・スクーバル | 3,200万ドル |
| ムーキー・ベッツ | 3,000万ドル |
| フレディ・フリーマン | 2,700万ドル |
| 山本由伸 | 2,030万ドル |
大谷翔平は2023年12月にドジャースと10年総額7億ドルの契約を結んだ。
ただし、契約金額のすべてが契約期間中に現金で支払われるわけではない。2026年は契約上の年額7,000万ドルのうち6,800万ドルが後払いとなり、当年の現金受取額は200万ドルとされる。
FanGraphsも、契約上の給与、実際の支払額、贅沢税上の評価額を分けて解説している。
カイル・タッカーも大型契約で加入2026年1月21日、ドジャースは外野手カイル・タッカーとの4年総額2億4,000万ドルの契約を発表した。
大型契約の選手を複数獲得できる資金力は、ドジャースの大きな特徴だ。もっとも、高額年俸が必ずしもポストシーズンの勝利を保証するわけではない。
【ドジャース歴代有名選手】ジャッキー・ロビンソンからカーショーまで
ドジャースは現在のスター選手だけでなく、MLBの歴史に名を残すレジェンドを数多く輩出してきた。
球団の歴史を代表するレジェンド- : 1947年にMLBで初めてプレーしたアフリカ系アメリカ人選手。背番号42はMLB全球団で永久欠番となっている。
- : 3度のサイ・ヤング賞を受賞した伝説的左腕。背番号32は1972年に永久欠番となった。
- : 1981年に新人王とサイ・ヤング賞を同時受賞。メキシコを中心に「Fernandomania」と呼ばれる現象を巻き起こした。
- : ブルックリン時代を代表する捕手。ナ・リーグMVPを3度獲得した。
- : 強力な速球を武器に活躍した右腕。1962年のサイ・ヤング賞受賞者。
- : 3度のサイ・ヤング賞、2014年のナ・リーグMVPを獲得した現代のレジェンド。
ドジャースには、球団の歴史に大きな功績を残した選手や監督の背番号を永久欠番にする伝統がある。
代表的な番号は次のとおり。
- #1:ピー・ウィー・リース
- #2:トミー・ラソーダ
- #4:デューク・スナイダー
- #19:ジム・ギリアム
- #20:ドン・サットン
- #32:サンディ・コーファックス
- #34:フェルナンド・バレンズエラ
- #39:ロイ・キャンパネラ
- #42:ジャッキー・ロビンソン
- #53:ドン・ドライスデール
特にバレンズエラの背番号34は2023年8月11日に永久欠番となった。
一方、カーショーは2025年シーズン終了後に現役引退を発表した選手であり、2026年の現役登録選手ではない。2022年にはドジャースの通算奪三振記録でドン・サットンを上回り、球団史に残る存在となった。
【ドジャース有名選手2026年版】よくある質問(FAQ)
Q1:2026年のドジャースで最も有名な選手は誰ですか?
大谷翔平が代表的な存在だ。打者として30本塁打、投手として防御率1.79を記録し、二刀流選手として注目された。ほかにも山本由伸、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンなどが主力として活躍した。
Q2:2026年のドジャースに日本人選手は何人いますか?
大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希の3人が在籍した。それぞれ背番号17、18、11を着用し、打者・投手として異なる役割を担った。
Q3:2026年のドジャースで最もホームランを打った選手は誰ですか?
大谷翔平が30本でチーム最多だった。2位はマックス・マンシーの29本で、ムーキー・ベッツとアンディ・パヘスが23本で続いた。
Q4:2026年のドジャースのエースは誰ですか?
シーズン成績から見ると、山本由伸が中心的な先発投手だった。14勝9敗、防御率2.53、185イニングという実績を残している。
Q5:ドジャースの背番号17と18は誰ですか?
背番号17は大谷翔平、18は山本由伸だ。いずれも日本を代表するMLB選手である。
Q6:2026年のドジャースはワールドシリーズに進出しましたか?
進出していない。地区シリーズでブレーブスを破ったものの、リーグ優勝決定シリーズでブルワーズに0勝4敗で敗退した。
まとめ:2026年のドジャースはスター選手と選手層が強み
2026年のドジャースは、大谷翔平、山本由伸、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンを中心に、MLBでも屈指の戦力を誇った。
特に押さえておきたい要点は3つある。
1. 大谷翔平の二刀流: 30本塁打と防御率1.79という打撃・投球の両面での実績。
2. 山本由伸の先発力: 185イニング、防御率2.53という安定した成績。
3. 野手陣の層の厚さ: ベッツ、フリーマン、マンシー、タッカーらが攻撃を支えたこと。
一方、100勝を達成しながらリーグ優勝決定シリーズで敗退した事実は、短期決戦に向けた投手陣の運用や打線のつながりに課題が残ったことも示している。
2026年11月時点で、ドジャースの次の焦点は2027年シーズンに向けた戦力整備だ。
大谷と山本を中心とする日本人選手の活躍に加え、ベッツやフリーマンらベテラン勢の働き、若手選手の成長、投手陣の健康状態が今後のチーム力を左右する。
ドジャースの有名選手を知るなら、知名度だけでなく、背番号・守備位置・個人成績・チーム内での役割を組み合わせて見ることが、チームの本当の強さを理解する近道になる。