2026年11月現在、田子ノ浦部屋は東京都江戸川区東小岩を拠点とし、師匠の田子ノ浦伸一(元前頭八枚目・隆の鶴)のもとで力士を育成している相撲部屋です。日本相撲協会の最新番付・部屋紹介によると、所属力士は15人。看板力士の高安は、2026年11月場所で東前頭三枚目に位置しています。
同部屋のルーツは、元横綱・隆の里が1989年に創設した鳴戸部屋です。2013年12月の改称を経て現在の名称となり、稀勢の里や高安らを輩出してきました。現在の所属力士一覧、師匠の経歴、11月場所の番付、稽古見学の予約方法、東京の所在地と九州場所の宿舎まで、最新情報を整理します。
【2026年最新】田子ノ浦部屋の現在は?所属力士の人数と高安の番付

田子ノ浦部屋の2026年11月場所における所属力士は合計15人です。日本相撲協会の部屋紹介に掲載されている番付を確認すると、幕内1人、幕下1人、三段目4人、序二段8人、序ノ口1人という構成になっています。
現在の部屋を代表する存在は、元大関の高安晃です。2026年11月場所では東前頭三枚目に番付されており、幕内上位での活躍が期待されています。
高安は2026年も幕内上位で現役を続行高安は1990年2月28日生まれ、茨城県土浦市出身。2005年3月場所で初土俵を踏み、2010年11月場所で新十両、2011年7月場所で新入幕を果たしました。
2017年7月場所に大関へ昇進。大関在位は2019年11月場所までで、突き・押しを得意とする力士として長く幕内上位で戦ってきました。
2026年の番付と成績を振り返ると、次のような推移です。
- 1月場所:西関脇、8勝7敗
- 3月場所:西関脇、7勝8敗
- 5月場所:西小結、2勝2敗11休
- 7月場所:西前頭七枚目、11勝4敗、敢闘賞
- 9月場所:東前頭二枚目、7勝8敗
- 11月場所:東前頭三枚目
7月場所では11勝を挙げて敢闘賞を獲得しました。一方、9月場所は7勝8敗と負け越しています。11月場所では東前頭三枚目に戻り、上位力士との対戦が見込まれる位置です。
日本相撲協会の2026年11月場所時点の公式プロフィールでは、通算成績は837勝637敗167休。殊勲賞4回、敢闘賞7回、技能賞3回、金星7個という実績も残しています。
なお、現在の高安は大関ではありません。過去の最高位が大関であり、2026年11月場所の現行番付は東前頭三枚目です。この区別は、古いプロフィールや過去のニュースを参照するときに注意したいポイントです。
【師匠・田子ノ浦伸一】元隆の鶴の経歴と現在の指導方針
田子ノ浦部屋を率いるのは、田子ノ浦伸一親方です。現役時代の四股名は隆の鶴(たかのつる)。日本相撲協会の年寄プロフィールでは、本名を積山伸一、1976年6月18日生まれ、鹿児島県出水市出身と紹介しています。
隆の鶴時代から親方になるまで1992年3月場所で初土俵を踏み、2001年3月場所に新十両、2003年1月場所に新入幕を果たしました。現役時代の最高位は前頭八枚目です。
2006年5月場所で現役を引退。その後、年寄として後進の指導に携わり、最終的に田子ノ浦の名跡を襲名しました。
日本相撲協会の公式プロフィールに記載されている現役時代の主な記録は以下のとおりです。
- 現役時代の四股名:隆の鶴
- 最高位:前頭八枚目
- 初土俵:1992年3月場所
- 新十両:2001年3月場所
- 新入幕:2003年1月場所
- 引退:2006年5月場所
- 通算成績:393勝364敗70休
年寄名の変遷は、隆の鶴から西岩、鳴戸、そして田子ノ浦という順番です。現役時代の四股名と現在の親方名が異なるため、「隆の鶴親方」と「田子ノ浦親方」が別人だと誤解されることがありますが、同一人物です。
田子ノ浦親方が掲げる部屋の方針部屋公式サイトに掲載された師匠挨拶では、心技体の鍛錬だけでなく、礼節や社会性を重視する姿勢が示されています。
「強さの追求だけではなく、それ以上に礼節や社会性を重んじ」
この考え方からは、勝敗や番付だけでなく、力士としての生活態度や社会人としての成長も大切にする指導方針が読み取れます。
大相撲の部屋は、力士が日々の稽古や共同生活を通じて成長する場所です。師匠が重視する礼節や社会性は、若い力士が長く相撲を続けるうえでも欠かせない要素です。
【2026年11月場所】田子ノ浦部屋の所属力士15人と最新番付一覧
ここでは、日本相撲協会が掲載する2026年11月場所の番付を基準に、田子ノ浦部屋の所属力士を整理します。
15人のうち幕内に在籍するのは高安だけです。幕下以下には、海真、小力、隆の龍、隆嵐など、各段で番付を上げようと取り組む力士が所属しています。
所属力士・2026年11月場所の番付| 番付 | 力士名 | 所属部門 |
|---|---|---|
| 東前頭三枚目 | 高安 | 幕内 |
| 西幕下三十八枚目 | 海真 | 幕下 |
| 西三段目三十枚目 | 小力 | 三段目 |
| 西三段目三十四枚目 | 隆の龍 | 三段目 |
| 東三段目四十二枚目 | 隆嵐 | 三段目 |
| 東三段目四十八枚目 | 松木 | 三段目 |
| 西序二段四枚目 | 関塚 | 序二段 |
| 東序二段十八枚目 | 応時山 | 序二段 |
| 東序二段二十五枚目 | 松澤 | 序二段 |
| 東序二段二十七枚目 | 高須 | 序二段 |
| 西序二段六十三枚目 | 隆葵 | 序二段 |
| 西序二段六十九枚目 | 獅子丸 | 序二段 |
| 西序二段八十一枚目 | 福福丸 | 序二段 |
| 東序二段九十七枚目 | 山内 | 序二段 |
| 東序ノ口十一枚目 | 輝の里 | 序ノ口 |
合計15人(幕内1人・幕下1人・三段目4人・序二段8人・序ノ口1人)という構成です。
所属力士を見るときに押さえたいポイント番付上の階級は、幕内、十両、幕下、三段目、序二段、序ノ口という順番で構成されています。幕内と十両の力士は関取と呼ばれ、幕下以下とは待遇や生活環境にも違いがあります。
田子ノ浦部屋は2026年11月場所に十両力士がいないため、関取は幕内の高安1人です。ただし、幕下以下の力士も部屋の重要な構成員であり、今後の関取候補を追ううえでは海真や三段目の力士たちにも注目したいところです。
なお、番付は本場所ごとに更新されます。11月場所の一覧を、そのまま2027年1月場所以降の所属力士・番付として扱うことはできません。
【鳴戸部屋から田子ノ浦部屋へ】改称の経緯と稀勢の里との関係
田子ノ浦部屋の歴史を理解するには、前身となった鳴戸部屋を知る必要があります。現在の部屋は、名称こそ異なりますが、元横綱・隆の里が創設した鳴戸部屋の系譜を受け継いでいます。
1989年に元横綱・隆の里が鳴戸部屋を創設鳴戸部屋は1989年2月1日、元横綱・隆の里(第59代横綱)が二子山部屋から独立して創設しました。
厳しい稽古と指導で知られ、若の里や隆乃若、稀勢の里、高安などの力士を育てました。特に若の里と稀勢の里は、部屋の歴史を語るうえで欠かせない存在です。
しかし、2011年11月7日、先代の鳴戸親方である隆の里が急逝します。その後、元隆の鶴の田子ノ浦伸一親方が部屋を継承しました。
2013年12月の改称は年寄名跡の問題が背景鳴戸部屋から田子ノ浦部屋への変更は、単なる名称変更ではありません。日本相撲協会の公益財団法人への移行に伴う年寄名跡証書の提出問題が背景にありました。
当時、鳴戸の名跡証書をめぐって関係者間の調整がまとまらず、継承した親方は別の年寄名跡を取得する必要に迫られました。そこで田子ノ浦の名跡を取得し、2013年12月25日に田子ノ浦部屋へ改称しました。
この経緯は、当時の日刊スポーツの報道や相撲専門の歴史資料でも取り上げられています。つまり、鳴戸部屋が全く別の部屋に生まれ変わったというより、師匠の継承と年寄名跡の変更に伴って名称が変わったという理解が適切です。
稀勢の里は田子ノ浦部屋の重要な歴史的存在稀勢の里(第72代横綱)は、2002年に鳴戸部屋へ入門しました。その後、師匠の継承と部屋の改称を経て、田子ノ浦部屋所属の力士として活躍しています。
2017年1月場所で幕内初優勝を果たし、同年3月場所に横綱へ昇進。日本出身横綱の誕生として大きな注目を集めました。
2019年1月に現役を引退した後は荒磯親方となり、2021年8月1日に田子ノ浦部屋から独立して荒磯部屋を創設。同年12月24日には二所ノ関部屋へと名称を変更しました。
したがって、稀勢の里は現在の田子ノ浦部屋に所属する現役力士ではありません。鳴戸部屋から田子ノ浦部屋へ続く系譜の中で育ち、後に独立した元所属力士です。
田子ノ浦部屋と二所ノ関一門のつながり田子ノ浦部屋は二所ノ関一門に属しています。二所ノ関一門は複数の相撲部屋で構成される一門で、各部屋が独立した師匠と運営体制を持ちながら、相撲界の伝統や交流を共有しています。
稀勢の里が現在の二所ノ関部屋を率いていることから、田子ノ浦部屋との関係を混同するケースもあります。しかし、両部屋は別々の部屋です。田子ノ浦部屋は田子ノ浦伸一親方、二所ノ関部屋は元稀勢の里の二所ノ関親方が率いています。
【稽古見学・住所・アクセス】田子ノ浦部屋を訪問する前に知りたいこと
田子ノ浦部屋の所在地は、東京都江戸川区東小岩4-9-20です。日本相撲協会の公式部屋紹介と、部屋公式サイトの宿舎所在地に同じ住所が掲載されています。
東京の本宿舎へのアクセス最寄り駅はJR総武線の小岩駅です。Yahoo!マップの案内では、小岩駅南口から徒歩約11分とされています。
- 部屋名:田子ノ浦部屋
- 郵便番号:133-0052
- 所在地:東京都江戸川区東小岩4-9-20
- 最寄り駅:JR総武線・小岩駅
- 駅からの目安:南口から徒歩約11分
部屋は住宅街に位置しています。見学などで訪問する場合は、周辺住民への配慮を忘れず、公共交通機関を利用するのが基本です。部屋には駐車場・駐輪場の用意がありません。
稽古見学は予約できる?公式サイトの案内を確認田子ノ浦部屋の稽古見学については、公式サイトに具体的な案内が掲載されています。特に重要なのは、事前予約を受け付けていないという点です。
見学に関する主なルールは以下のとおりです。
- 後援会員を優先する。
- 後援会員は会員証の提示が必要。
- 見学時間は午前9時から稽古終了まで。
- 事前予約は受け付けていない。
- 団体での見学は事前連絡が必要。
- 動画撮影は禁止。
- 体調不良の場合は見学を控える。
- 駐車場・駐輪場はないため公共交通機関を利用する。
また、公式サイトのお知らせでは、見学についての問い合わせが多いことを受け、事前予約を受け付けていないこと、メールで個別に問い合わせても回答できないことが案内されています。
つまり、一般の見学希望者がメールや電話で日時を指定して予約を確保する仕組みではありません。後援会員が優先されるため、一般見学を希望する場合は、当日の受け入れ状況を当然に保証されるものとして訪問しないことが大切です。
2026年九州場所の宿舎は福岡県大野城市田子ノ浦部屋は東京以外にも地方場所の宿舎を設けています。部屋公式サイトの宿舎所在地に掲載されている住所は次のとおりです。
- 東京宿舎:東京都江戸川区東小岩4-9-20
- 大阪宿舎:大阪府大阪市平野区喜連4-7-3
- 名古屋宿舎:愛知県瀬戸市共栄通5丁目66・八王子神社
- 福岡宿舎:福岡県大野城市旭ヶ丘2-1-9
2026年11月場所は、11月8日から11月22日まで福岡国際センターで開催されます。九州場所の宿舎として公式サイトに掲載されているのは、福岡県大野城市旭ヶ丘の所在地です。
東京の稽古場と九州場所の宿舎は別の場所です。九州場所の時期に高安らを見たい場合でも、江戸川区の本宿舎へ行けば会えるというわけではありません。
【歴代力士と公式情報】田子ノ浦部屋の実績と最新情報の調べ方
田子ノ浦部屋の魅力は、現在の高安だけではありません。前身の鳴戸部屋時代から続く系譜には、横綱や大関、三役で活躍した力士がいます。
歴代の主な力士田子ノ浦部屋につながる系譜で名前が挙がる主な力士は、次のとおりです。
- 稀勢の里:第72代横綱。鳴戸部屋に入門し、田子ノ浦部屋でも活躍した後、独立。
- 高安:元大関。現在も田子ノ浦部屋に所属する幕内力士。
- 若の里:元関脇。引退後は西岩親方となり、2018年に西岩部屋を創設。
- 隆乃若:元関脇。鳴戸部屋時代を代表する関取の一人。
この中で、若の里と隆乃若は特に鳴戸部屋時代の実績を語るうえで重要な存在です。稀勢の里と高安は、2010年代の田子ノ浦部屋を象徴する力士として知られています。
相撲専門の歴史資料によると、1989年の創設から続く部屋の系譜では、十両以上に昇進した力士は7人。横綱1人、大関1人、関脇2人、前頭3人という実績が整理されています。
田子ノ浦部屋の最新情報はどこで確認する?所属力士や番付、稽古見学の案内を調べるなら、次の公式情報を使い分けると便利です。
- 田子ノ浦部屋公式サイト:師匠・力士のプロフィール、稽古見学のルール、宿舎所在地、お知らせを確認できる。
- 日本相撲協会公式サイト:正式な所属部屋、番付、力士プロフィール、過去の戦歴を確認できる。
- 田子ノ浦部屋の星取表:各場所の所属力士の取組結果を確認できる。
特に所属力士の人数や番付を知りたい場合は、部屋公式サイトのプロフィールだけでなく、日本相撲協会の最新番付も確認することが大切です。
また、SNSや個人ブログに掲載される古い情報には、以前の番付や旧宿舎の所在地が残っている場合があります。2026年の情報を探すなら、更新日と対象となる本場所を確認する習慣をつけたいところです。
【田子ノ浦部屋】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:田子ノ浦部屋には現在何人の力士が所属していますか?
A1:2026年11月場所の番付では15人です。内訳は幕内1人、幕下1人、三段目4人、序二段8人、序ノ口1人で、幕内力士は高安です。
Q2:田子ノ浦部屋の稽古見学は予約できますか?
A2:公式サイトでは事前予約を受け付けていません。見学は後援会員が優先され、会員証の提示が必要です。見学時間は午前9時から稽古終了までで、動画撮影は禁止されています。団体見学の場合は事前連絡が必要です。
Q3:田子ノ浦部屋の住所と最寄り駅はどこですか?
A3:東京都江戸川区東小岩4-9-20です。最寄り駅はJR総武線の小岩駅で、南口から徒歩約11分が目安です。
2026年11月現在の田子ノ浦部屋は、田子ノ浦伸一親方が率いる15人の力士を中心とした相撲部屋です。高安が東前頭三枚目として幕内上位で戦う一方、幕下以下にも14人の力士が所属し、それぞれが番付上昇を目指しています。
歴史を振り返れば、1989年に元横綱・隆の里が創設した鳴戸部屋が出発点です。2011年の師匠交代、2013年の田子ノ浦部屋への改称を経て、稀勢の里や高安といった著名力士を輩出してきました。
部屋を知るうえで押さえたい判断基準は3つあります。
- 現役力士を知りたい人:2026年11月場所の番付と高安の成績を確認する。
- 歴史を知りたい人:鳴戸部屋時代の隆の里、稀勢の里、若の里らとのつながりを理解する。
- 実際に訪問したい人:公式の稽古見学ルールを確認し、予約できるという誤解を避ける。
田子ノ浦部屋を単に高安の所属先として見るだけでは、その魅力を十分に理解できません。鳴戸部屋から続く伝統、元大関や横綱を育てた歴史、そして次世代の力士たちの成長まで含めて見ることで、現在の部屋の姿がより鮮明になります。
2026年11月場所は11月8日に初日を迎えます。高安の上位での戦いと、幕下以下の所属力士の番付争いに注目しながら、田子ノ浦部屋の今後を追っていきたいところです。
主な確認資料: 日本相撲協会公式サイト(田子ノ浦部屋・師匠・高安のプロフィール)、田子ノ浦部屋公式サイト(稽古見学・宿舎所在地・星取表)、チケット大相撲の2026年11月場所日程、日刊スポーツの鳴戸部屋改称に関する報道、相撲専門の歴史資料。