2023年6月29日のBiSH解散後、モモコグミカンパニーは芸能活動を辞めたわけではない。
むしろ、グループ在籍中から取り組んでいた作家活動を軸に、音楽、ラジオ、舞台、映像などへ活動の幅を広げている。
2025年には所属事務所との契約が満了し、2026年には舞台初主演やファンクラブのリニューアルなど、新しい動きが続いている。
1. 2025年5月にワタナベエンターテインメントを退所2025年6月2日、モモコグミカンパニーは自身のSNSを通じて、ワタナベエンターテインメントとの契約が満了したことを発表した。
契約終了日は2025年5月31日。
BiSH解散後の2023年6月30日から同事務所に所属していたため、約2年間の所属期間を経て、新たな環境へ移ったことになる。
発表では、今後についてタレントとしての活動を続けながら、作家としての活動にも一層力を注ぐ意向を示した。
この発表で注目したいのは、芸能活動からの引退や作家への完全転向ではなく、両方を継続する選択をしたことだ。
2026年6月のインタビューでも、事務所から独立した後の活動について語っている。現在は、特定の芸能事務所への所属を前提としない形で、自身の表現活動を展開している。
2. 音楽プロジェクト「(momo)」でマナミと活動BiSH解散後の音楽活動を象徴するのが、シンガーソングライターのマナミとのプロジェクト「(momo)」だ。
このプロジェクトは2023年9月に始動。BiSHという大きなグループを離れた後も、歌と作詞を続けるための新しい活動の場となっている。
2人の役割は次のとおりだ。
- モモコグミカンパニー: ボーカル・作詞
- マナミ: 作曲・プロデュース
代表的な作品には、次のミニアルバムがある。
第1弾『ここにあった日』
2024年に発表されたミニアルバム。収録曲には「うそつき」などがあり、モモコグミカンパニーが作詞、マナミが作曲を担当している。
第2弾『ガラスの国』
2025年8月9日リリースのミニアルバム。
「ガラスの国」「mellow shine」「あっかんべ」「半透明」「ケダモノ」の5曲を収録。モモコグミカンパニーが歌唱と作詞を担当し、マナミが作曲・プロデュースを手掛けた。
BiSH時代はグループの一員として歌詞を届けていたが、(momo)では作詞と歌唱の両面から、より独自の世界観を表現できる。
ソロ名義でありながら他のアーティストと共同制作するスタイルも、彼女の音楽活動の特徴だ。
3. TBS Podcast「モモコグミカンパニーの盗み聴きラジオ」2025年7月16日には、TBS Podcastで新番組「モモコグミカンパニーの盗み聴きラジオ」がスタートした。
番組のコンセプトは、彼女の頭の中を盗み聴きするような感覚で楽しむこと。
作家・タレントとしての公式なプロフィールだけでは伝わりにくい、日常で感じたことや率直な考え、ちょっとした疑問などを届ける番組だ。
配信は毎週水曜日の20時ごろ。Spotify、Apple Podcast、Amazon Music、YouTubeなどの各種ポッドキャストサービスで聴くことができる。
2026年10月時点でも番組の週次更新が案内されており、解散後の継続的な活動の一つとなっている。
BiSH時代のファンにとっては、ステージ上のパフォーマンスとは異なる、本人の言葉や考え方に触れられる機会でもある。
また、2026年には元BiSHメンバーのハシヤスメ・アツコとの番組コラボレーションも実現。解散後もメンバー同士の交流が続いていることがうかがえる。
4. 2026年7月、舞台『Rose』で舞台初主演2026年の大きなトピックが、舞台への挑戦だ。
モモコグミカンパニーは、女王ステシリーズの不滅部隊編『Rose』に出演。藍染カレンとのW主演を務め、ミア役を演じた。
公演概要
- 公演期間:2026年7月2日~7月12日
- 会場:六行会ホール
- 作品名:女王ステ 不滅部隊編『Rose』
- W主演:モモコグミカンパニー、藍染カレン
- モモコグミカンパニーの役:ミア
『Rose』は、女性キャストによって描かれる女王ステシリーズの新章。不滅部隊と呼ばれる女性たちの戦いを題材にした作品で、歌やダンス、アクションなども取り入れられている。
モモコグミカンパニーが演じたミアは、物語を想像して書き綴ることを趣味とする人物。偶然出会ったリーザに魅力を感じたことから、物語が動き始める。
興味深いのは、本人が作家として文章を書いてきた経歴と、物語を書くことを趣味とする役柄が重なる点だ。
これまでの文章表現とは違い、舞台では身体や声、共演者との掛け合いを通じて人物を表現する必要がある。
2026年の舞台初主演は、作家・アーティストとしての活動から、演じる仕事へも挑戦した転換点といえる。
5. 自費出版の写真集『死にぎわ』(仮)を制作2026年の新しい表現活動として見逃せないのが、自主制作写真集『死にぎわ』(仮)だ。
2026年6月22日公開のFREENANCE MAGのインタビューでは、写真集の自費出版に向けた制作過程が紹介された。
本人は写真を通じて、誰かが求めるイメージではなく、自分自身の姿を表現したいという考えを語っている。
その制作過程はnoteの連載「写真集『死にぎわ』(仮)ができるまで」で公開されている。
撮影、カメラマンとの出会い、写真の選定など、完成品だけでなく制作の裏側まで発信している点が特徴だ。
2026年9月には写真集の紙選びを取り上げたYouTube動画も公開された。
従来の出版活動が文章を中心としていたのに対し、今回は写真やデザイン、紙の質感まで含めて作品を構築する試みとなっている。
詩集『氷の溶ける音』に続き、自分の名前や既存の肩書きだけに依存しない表現を模索していることがうかがえる。
【M club最新情報】2026年8月のリニューアルと10月の会員イベント

モモコグミカンパニーの現在の活動を知るうえで、公式ファンクラブ「M club」も重要な情報源だ。
2026年8月12日、オフィシャルファンクラブがリニューアルオープンした。
今回のリニューアルでは、従来の会員限定コンテンツを引き継ぎながら、ファン同士や本人との交流を楽しめるグループチャットが新設された。
M clubの主なコンテンツ| コンテンツ | 内容 |
|---|---|
| 回覧板 | 最新ニュース・お知らせ |
| 写真帖 | 会員限定写真 |
| 映写室 | 動画コンテンツ |
| 日録 | ブログ・日記 |
| 生放送 | ライブ配信 |
| 来場券 | 会員限定イベント |
| 売店 | オフィシャルグッズ |
| 世間話 | グループチャット |
2026年8月のリニューアル時に案内された会費は次のとおり。
| コース | 会費 |
|---|---|
| 月額コース | 700円(税込) |
| 年額コース | 8,000円(税込) |
年額コースは月額コースを12か月継続した場合と比較すると、年間400円の差がある。
なお、決済方法については2026年10月29日に公式サイトから変更のお知らせが出ている。コンビニ決済の終了とPayPay決済の導入が案内されたため、入会を検討している場合は最新の会員案内を確認したい。
10月には大阪・東京で会員限定イベントを開催リニューアルを記念して開催されたのが「M club Member's Meeting 2026」だ。
| 開催日 | 会場 |
|---|---|
| 2026年10月4日 | 大阪・HEP HALL |
| 2026年10月12日 | 東京・時事通信ホール |
各会場で昼と夕方の2部構成となり、全席指定のチケット料金は8,800円(税込)だった。
10月16日には、好評を受けたオフィシャルグッズの事後通販も発表されている。同日にはファンクラブ内で生配信のアーカイブも案内された。
単に会員向けの情報を配信するだけではなく、実際に本人とファンが同じ場所で時間を過ごす機会を設けていることが特徴だ。
2026年10月30日現在、M clubはモモコグミカンパニーの活動を継続的に追いたいファンにとって、公式情報を得るための中心的な窓口となっている。
【現在の評判と評価】モモコグミカンパニーが支持される理由
モモコグミカンパニーの活動を評価する際、単純にテレビ出演数や音楽のリリース数だけで判断するのは難しい。
彼女のキャリアには、作詞家、小説家、エッセイスト、詩人、歌手、舞台俳優という複数の側面があるからだ。
その中でも、客観的な実績から見える特徴は3つある。
1. アイドル時代から文章表現を継続しているBiSH解散後に作家へ転向したというイメージを持たれることもあるが、実際にはグループ在籍中の2020年にエッセイを刊行し、2022年には小説家デビューを果たしている。
つまり、文章を書くことは解散後に始めた新しい仕事ではない。
音楽活動と執筆活動を同時に続けてきたことが、現在のキャリアを支えている。
2. 商業出版と自主制作の両方に挑戦している河出書房新社や文藝春秋などの出版社から作品を刊行する一方、詩集『氷の溶ける音』や写真集『死にぎわ』(仮)では自費出版という方法も選んでいる。
出版社の編集・流通を通じて読者に届ける方法と、自分自身で制作や表現の方向性を決める方法を使い分けている点は興味深い。
これは、単に書籍を出版する作家から、作品の届け方まで考えるクリエイターへ活動を広げていることを示している。
3. 表現の領域を限定しない2026年には舞台初主演を経験し、Podcastでは自分の考えを声で届けている。
さらに音楽プロジェクトでは歌唱と作詞を続け、写真集では視覚表現にも取り組んでいる。
ジャンルを固定しない活動は、仕事の幅を広げる一方で、個々の活動がどのようにつながっているのか見えにくくなる面もある。
しかし、モモコグミカンパニーの場合、共通しているのは「自分の感覚や考えを表現する」という姿勢だ。
歌詞、小説、エッセイ、詩、写真、舞台という異なる形式を使いながら、自分の表現を追求している。
作品を選ぶなら、どれから始めるべき?初めて彼女の活動に触れる人は、興味に合わせて作品を選ぶと理解しやすい。
| 知りたいこと | おすすめの作品・活動 |
|---|---|
| BiSH時代の本人を知りたい | 『目を合わせるということ』 |
| 解散までの舞台裏を知りたい | 『解散ノート』 |
| 小説家としての実力に触れたい | 『御伽の国のみくる』『悪魔のコーラス』 |
| 日常や恋愛の視点を楽しみたい | 『きみが夢にでてきたよ』『コーヒーと失恋話』 |
| 言葉の世界観に触れたい | 『氷の溶ける音』 |
| 現在の音楽活動を聴きたい | (momo) |
| 本人の考えや日常を知りたい | 『盗み聴きラジオ』 |
作家としての実績を知りたい人には小説やエッセイ、BiSHの歴史に関心がある人には『解散ノート』が向いている。
一方、現在進行形の活動を追いたい人には、Podcastや公式ファンクラブ、写真集の制作記録がおすすめだ。
【モモコグミカンパニーの現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:モモコグミカンパニーは2026年現在何をしている?
A1:作家・アーティスト・タレントとして活動している。小説やエッセイ、詩の執筆、音楽プロジェクト(momo)、TBS Podcast「盗み聴きラジオ」、舞台出演などが主な活動だ。2026年には舞台『Rose』でW主演も務めた。
Q2:モモコグミカンパニーの年齢は何歳?
A2:年齢は非公開。誕生日は9月4日で、2026年9月4日には本人が公式エッセイ「年齢非公開」を公開している。生年は公表されていない。
Q3:モモコグミカンパニーの出身大学はどこ?
A3:国際基督教大学(ICU)を卒業している。東京都出身であることも公表されている。
Q4:BiSH解散後に所属事務所を辞めたのは本当?
A4:本当。2025年5月31日をもってワタナベエンターテインメントとの契約が満了し、6月2日に本人が発表した。タレント活動を続けながら、作家活動にも一層力を入れる意向を示している。
Q5:モモコグミカンパニーの小説は何冊ある?
A5:河出書房新社から刊行された小説は『御伽の国のみくる』『悪魔のコーラス』の2作品。そのほか、短編小説集『コーヒーと失恋話』や、BiSH解散を記録した『解散ノート』などがある。
Q6:音楽プロジェクト「momo」は現在も活動している?
A6:マナミとの音楽プロジェクトは継続的な活動実績がある。2024年の『ここにあった日』、2025年の『ガラスの国』などを発表している。
Q7:公式ファンクラブ「M club」は誰でも入会できる?
A7:公式サイトで新規会員を募集している。月額700円、年額8,000円のコースが2026年8月のリニューアル時に案内された。最新の決済方法や入会条件は公式ファンクラブの案内で確認できる。
まとめ:モモコグミカンパニーはBiSH解散後も表現者として進化している
2026年10月現在のモモコグミカンパニーは、BiSH解散後も作家・アーティスト・タレントとして活動を続けている。
小説家としては『御伽の国のみくる』『悪魔のコーラス』を発表し、『解散ノート』ではBiSHの解散までの3年半を記録した。さらに詩集『氷の溶ける音』や自主制作写真集『死にぎわ』(仮)など、表現方法そのものも広げている。
音楽ではマナミとの(momo)、音声メディアではTBS Podcast、舞台では2026年7月の『Rose』でのW主演と、活動は一つのジャンルにとどまらない。
また、2025年5月の事務所退所を経て、2026年8月にはM clubをリニューアル。ファンとの交流の仕組みも新しくなった。
モモコグミカンパニーのキャリアを理解するうえで大切なのは、BiSH解散を活動の終点ではなく、表現の幅を広げる転換点として捉えることだ。
今後は写真集『死にぎわ』(仮)の完成や新たな出版、音楽活動などにも注目したい。アイドル時代から培ってきた言葉の力を、どのような作品や表現へ発展させていくのか。その歩みは2026年以降も見逃せない。