ショートスリーパーとは、一般的な人よりも短い睡眠時間で十分な休養を得られ、健康的な日常生活を維持できる人を指す。日本語では「短眠者」とも呼ばれる。
ただし、医学的に全員に適用できる単純な時間の境界線があるわけではない。
米国国立医学図書館の医学情報サイト「MedlinePlus」では、ナチュラル・ショートスリーパーについて、同年代の一般的な睡眠時間より大幅に短くても、異常な眠気を感じない人と説明している。成人の一般的な睡眠時間は7~9時間とされ、年齢相応の睡眠時間の75%未満であることも目安として紹介されている。
ショートスリーパーの睡眠時間に明確な基準はある?よく見かけるのは「6時間未満」「5時間未満」「3時間程度」といった数字だ。
しかし、単に6時間未満だからショートスリーパーと判断することはできない。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、成人について、おおむね6~8時間を適正な睡眠時間の目安とし、少なくとも6時間以上の睡眠を確保するよう推奨している。
一方で、必要な睡眠時間には個人差があり、6時間未満でも十分な人や、8時間以上必要な人もいると説明されている。
| 睡眠時間 | 一般的な見方 | ショートスリーパーの判断 |
|---|---|---|
| 8~9時間 | 成人の一般的な睡眠範囲 | 通常は短眠とはいえない |
| 6~7時間 | 厚生労働省の目安に含まれる | 時間だけでは判断できない |
| 5時間前後 | 一般的には短い睡眠 | 健康状態や眠気の確認が必要 |
| 3~4時間 | かなり短い睡眠 | 生まれつきの体質かどうかが重要 |
| 1~2時間 | 極端に短い睡眠 | 睡眠不足や睡眠障害への注意が必要 |
つまり、睡眠時間の短さと、短い睡眠で健康を維持できる体質は別物だ。
【2026年最新】ショートスリーパーの日本人・芸能人は誰?公言した人物を一覧比較

日本の芸能界には、睡眠時間が短いと公表した人物が複数いる。
特に2026年は、西野亮廣や坂上忍の発言が話題になった。過去のインタビューやテレビ番組まで含めると、姿月あさと、藤原紀香、前田敦子なども注目される。
ここでは、本人の発言と報道された内容を区別して紹介する。
1.西野亮廣:19歳から平均2~3時間睡眠と告白
平均睡眠時間:2~3時間
2026年9月11日、キングコングの西野亮廣が自身のXで、長年の睡眠習慣について明かした。
本人によると、19歳でデビューしてから46歳になるまで、平均睡眠時間は1日2~3時間程度だったという。
加えて、人間ドックでは毎年良好な結果を得ていると説明し、自身がショートスリーパーなのかもしれないという考えを示した。
興味深いのは、本人が以前は自分の睡眠について睡眠障害だと思っていた点だ。
短時間睡眠が続いていることと、本人がそれを健康的な体質と捉え始めたことは、同じ意味ではない。人間ドックの結果が良好という自己申告も、遺伝的な短眠体質を医学的に証明するものではない。
2.坂上忍:毎日2~3時間で目が覚める生活
夜間睡眠:2~3時間程度
2026年1月2日放送の日本テレビ系「上沼×サンドの最幸運グランプリ2026」で、坂上忍の睡眠習慣が取り上げられた。
話題のきっかけは、サンドウィッチマンの伊達みきおだった。
伊達は自身も睡眠時間が短いと話したうえで、坂上については毎日2~3時間しか寝ていないと紹介した。
坂上本人も、2~3時間ほどで目が覚めてしまい、その後は諦めて起きることが多いと説明。移動中に5~10分ほど眠れれば、1日を乗り切れるという趣旨の話をしていた。
このエピソードで注目したいのは、短い睡眠だけで完結しているわけではないことだ。
移動中の短い仮眠も含めた休息パターンであり、健康を維持できる自然な短眠体質なのかは判断できない。
3.姿月あさと:3~4時間でも日中の眠気がないと説明
睡眠時間:3~4時間
姿月あさとは、元宝塚歌劇団宙組トップスターとして知られる歌手だ。
2017年3月の週刊女性PRIMEのインタビューでは、毎日の睡眠時間は3~4時間程度で、それで十分だと感じていると語っている。
加えて、眠くなるまで無理に寝ようとせず、ベッドに入るとすぐに眠れること、日中に眠気で困ることもないと説明した。
興味深いのは、過去にテレビ番組の企画で睡眠時の脳波を測定した経験があることだ。本人によれば、寝ついて数分で深い眠りに入っていたという。
同記事では睡眠ストレスのセルフチェックも行われ、専門家から良好な睡眠の素質があるとの評価を受けていた。
今回取り上げた日本人芸能人の中でも、短い睡眠時間と日中の状態の両方について具体的な説明がある人物だ。ただし、セルフチェックや過去の脳波測定だけで、遺伝性のショートスリーパーと確定することはできない。
4.藤原紀香:2000年ごろから約3時間睡眠
本人談:約3時間
2024年6月、藤原紀香はTOKYO FMの番組「JUMP UP MELODIES」で自身の睡眠習慣について語った。
2000年ごろから約3時間睡眠が続いているという。
舞台や映像作品の仕事に取り組む中、夜中にセリフを覚えることも多いと説明。睡眠時間については、1時間半や3時間といった単位を意識し、4時間しか眠れないときでも3時間で起きることがあると話していた。
一方、本人は6時間睡眠が自分にとってベストとも説明している。
この発言から読み取れるのは、短い睡眠に対応する生活習慣を身につけているということだ。生まれつき3時間で十分な体質だと証明されたわけではない。
5.前田敦子:平均3時間程度でよいと発言
本人談:平均3時間程度でもよいと感じる
2023年9月26日、前田敦子はTBSラジオ「バービーとおしんり研究所」に出演し、睡眠について語った。
本人によると、映画を見たり、やりたいことを続けたりしているうちに朝になってしまうことがあるという。
仕事後も興奮が続いて眠れず、場合によっては1日半ほど眠らないこともあると明かした。
また、寝なくてもよいなら平均3時間程度でよいという趣旨の発言もしている。
ただし、このエピソードは自然な短眠体質の証明とは異なる。本人は眠ろうと思えば眠れると説明しており、好きなことや仕事によって睡眠を後回しにする生活習慣も見られるからだ。
6.大森元貴:2026年9月に3時間睡眠と回答
番組での回答:3時間程度
Mrs. GREEN APPLEの大森元貴も、2026年の睡眠時間に関する話題で名前が挙がった。
9月14日放送のTBS系「テレビ×ミセス」では、睡眠時間について質問された大森が3時間程度と回答。
共演者の渋谷凪咲から、もっと寝るように促される場面もあった。
ただし、これは番組での睡眠時間に関する回答であり、長期間にわたって短い睡眠で健康を維持しているかどうかは別問題だ。
日本人芸能人の睡眠時間・公言情報を比較ここまでの人物と、ショートスリーパーと混同されやすい著名人を整理すると、次のようになる。
| 人物 | 報道・本人発言の内容 | 情報の読み取り |
|---|---|---|
| 西野亮廣 | 平均2~3時間 | 本人が長年の習慣と健康状態を説明 |
| 坂上忍 | 2~3時間で目覚める | 移動中の仮眠もある |
| 姿月あさと | 3~4時間 | 日中の眠気がないと説明 |
| 藤原紀香 | 約3時間 | 仕事やセリフ覚えとの関連がある |
| 前田敦子 | 平均3時間でもよいとの発言 | 趣味や仕事で睡眠を削る側面 |
| 大森元貴 | 3時間程度 | 2026年のテレビ番組で回答 |
| 武井壮 | 45分を3~4回 | 本人がショートスリーパーとは異なると説明 |
| 明石家さんま | 2021年の番組で現在は約5時間 | 睡眠薬を使用しているとも説明 |
この表で大切なのは、睡眠時間の数字が同じでも、その背景は異なるという点だ。
例えば、武井壮は45分の睡眠を複数回取る独自の方法を説明しているが、2022年のTOKYO MX「バラいろダンディ」では、自身はショートスリーパーとは違うと明言している。
また、明石家さんまは2021年の「踊る!さんま御殿!」で、現在は約5時間眠っており、55歳から睡眠薬を使用していると説明した。
どちらも睡眠時間だけを見て、自然な短眠体質と判断することはできない。
【海外のショートスリーパー有名人】ジェイ・レノやサッチャーの睡眠習慣
海外にも、一般的な成人より短い睡眠時間で活動していたと公表している著名人がいる。
ただし、日本の芸能人と同じく、本人が短い睡眠時間を明かしていることと、医学的に自然な短眠者と証明されていることは区別したい。
1.ジェイ・レノ:長年4時間程度の睡眠本人談:約4~5時間
アメリカのコメディアンで、長年「The Tonight Show」の司会者を務めたジェイ・レノも、睡眠時間の短さで知られる人物だ。
2025年1月、米誌PEOPLEのインタビューで、本人は昔からあまり眠らないタイプだったと説明した。
普段は午前2時から2時半ごろに就寝し、午前7時半から8時ごろに起床する生活を続けているという。
早く寝る生活に変更しようとした際も、午前3時には目が覚めてしまい、その後は長時間読書をしていたというエピソードも紹介された。
長年にわたる睡眠習慣という点では興味深いが、遺伝子検査や医学的な診断が公表されているわけではない。
2.マーガレット・サッチャー:4時間程度の睡眠で活動本人談:4時間前後
英国初の女性首相として知られるマーガレット・サッチャーも、短い睡眠時間で働いていた著名人の一人だ。
マーガレット・サッチャー財団が公開する1989年11月6日のインタビュー記録には、本人が睡眠について語った内容が残されている。
就寝は深夜を過ぎることが多く、朝6時ごろには起きてニュースを確認していたという。
また、4時間以上眠ることが難しくなったとも話している。
興味深いのは、本人が睡眠時間の短さを生まれつきの体質ではなく、長年の仕事や生活による訓練と結びつけて説明している点だ。
このエピソードは、忙しい生活で短時間睡眠に慣れてしまうことと、生まれつきのショートスリーパーが異なることを考えるうえでも参考になる。
【本物のショートスリーパーの見分け方】睡眠不足との違いを検証
ショートスリーパーについて調べる際、最も注意したいのが「短い時間しか寝ていない人」と「短い睡眠で十分な人」を混同することだ。
芸能人のエピソードを見る場合も、以下の4つの観点が判断材料になる。
1.若い頃から一貫して睡眠時間が短い自然な短眠体質の場合、仕事の忙しさや家庭環境が変わる前から、長年にわたって短い睡眠時間で生活している傾向がある。
最近になって急に睡眠時間が減った場合は、生活習慣やストレス、睡眠障害などの影響も考えられる。
西野亮廣のように10代からの睡眠時間について説明している人物は、この点で興味深い事例だ。
ただし、本人の記憶に基づく長期的な自己申告だけでは、医学的な判断には至らない。
2.日中に強い眠気や集中力の低下がない本物の短眠者を見分けるうえで重要なのが、起きている時間の状態だ。
次のような状態が続く場合は、睡眠不足を疑う必要がある。
- 午後になると強い眠気に襲われる
- 会議や授業中に居眠りしてしまう
- 集中力や判断力が落ちる
- 休日になると長時間眠ってしまう
- 起床後も疲労感が残る
一方、自然な短眠者は睡眠時間が短くても、日中に異常な眠気を感じないとされる。
3.睡眠時間を意図的に削っていないここは非常に要点だ。
仕事のために睡眠時間を削っている人と、そもそも長時間眠る必要がない人では、睡眠の仕組みが異なる。
例えば、次のような生活は自然なショートスリーパーとは区別する必要がある。
- 深夜まで仕事や作業を続ける
- 趣味や動画視聴を優先して寝ない
- 仕事の緊張やストレスで眠れない
- 睡眠時間を減らす訓練を続ける
- 睡眠が細切れになり、何度も目が覚める
前田敦子や藤原紀香のエピソードには、本人の生活習慣や仕事のスケジュールが関係していることがうかがえる。
4.健康状態と睡眠の質が長期的に保たれている短い睡眠時間でも、健康状態や日常生活に問題がないかを確認する必要がある。
厚生労働省は、睡眠時間が極端に短い場合、肥満、高血圧、糖尿病、心疾患、脳血管疾患などの健康リスクが高まる可能性を説明している。
また、睡眠時間だけでなく、睡眠によって十分な休養が得られているかも重要な指標としている。
見分けるための判断基準は、睡眠時間の数字ではなく、長期的な睡眠習慣・日中の状態・健康状態の組み合わせにある。
【ショートスリーパーになる理由】遺伝子や体質に秘密はある?
ショートスリーパーの理由として、研究者が注目しているのが遺伝的な要因だ。
自然な短眠体質は、単に睡眠時間を減らす生活習慣だけで説明できるものではない。
ショートスリーパーに関係する遺伝子研究では、家族性自然短眠(FNSS)に関係する複数の遺伝子変異が報告されている。
代表的なものは次のとおりだ。
| 遺伝子 | 研究上の位置づけ |
|---|---|
| DEC2(BHLHE41) | 自然な短眠体質との関連が報告されている |
| ADRB1 | 睡眠と覚醒の調節に関係する変異が発見された |
| NPSR1 | 家族性自然短眠との関連が研究されている |
| GRM1 | 自然短眠に関係する変異が報告されている |
| SIK3 | 2026年の研究レビューでも関連遺伝子として紹介されている |
2019年に学術誌「Neuron」に掲載された研究では、ADRB1遺伝子の特定の変異が短い睡眠時間と関連することが報告された。
研究では、ヒトの家族に見つかった変異を調べ、同じ変異を持つマウスでも睡眠・覚醒行動への影響が確認された。
加えて、2026年の睡眠・概日リズムに関する研究レビューでは、DEC2、NPSR1、ADRB1、GRM1に加えてSIK3なども家族性自然短眠に関係する遺伝子として整理されている。
遺伝子があれば誰でもショートスリーパーになる?答えは単純ではない。
2022年に公表された研究では、過去に自然短眠との関連が報告された遺伝子変異を持つ人を英国の大規模データから調査したところ、変異を持つことと、実際に睡眠時間が短いことが必ずしも一致しない結果が示された。
例えばADRB1の特定変異を持つ69人の平均睡眠時間は7.1時間で、非保有者の7.2時間と有意な差は認められなかった。
この結果からも、特定の遺伝子だけでショートスリーパーかどうかを簡単に判定することはできない。
一般の人が睡眠時間を減らせば体質を変えられる?短い睡眠時間に慣れようとして、無理に就寝時間を削ることはおすすめできない。
厚生労働省の睡眠ガイドでは、睡眠不足が続くことによる健康リスクが示されている。
特に、平日の睡眠不足を休日の寝だめだけで解消することは難しいとされている。
また、睡眠時間が短くなった背景には、不眠症や睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害が隠れている場合もある。
日中の眠気や倦怠感が続く場合には、睡眠時間を減らす努力ではなく、医療機関への相談が必要だ。
【ショートスリーパーの有名人】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:日本で本物のショートスリーパーと考えられる芸能人は誰ですか?
姿月あさとは、3~4時間睡眠で日中の眠気がないと説明しており、短眠体質に関する具体的なエピソードがある人物だ。ただし、遺伝子や医学的検査によって自然短眠者と確定した芸能人として公表されているわけではない。
Q2:ショートスリーパーは何時間寝る人ですか?
一律の基準はない。一般的には同年代の人より大幅に短い睡眠時間でも、日中に異常な眠気がなく、健康的な生活を維持できる人を指す。成人の睡眠時間は厚生労働省が6時間以上を目安として推奨している。
Q3:ショートスリーパーは遺伝するのでしょうか?
遺伝的な要因が関係することは研究で示されている。DEC2やADRB1など複数の遺伝子変異が報告されているが、遺伝子だけで自然短眠体質を判断することはできない。
Q4:明石家さんまや武井壮はショートスリーパーですか?
明石家さんまは2021年のテレビ番組で現在の睡眠時間を約5時間と説明し、睡眠薬の使用にも言及していた。武井壮は45分の睡眠を複数回取る独自の方法を説明しているが、本人はショートスリーパーとは異なると明言している。
Q5:ショートスリーパーになるための訓練方法はありますか?
一般の人が睡眠時間を意図的に減らして、遺伝的な自然短眠体質になれるという科学的根拠は確立されていない。睡眠時間を無理に削ると健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、睡眠時間の確保を優先したい。
まとめ:2026年のショートスリーパー有名人を見極めるポイント
2026年11月現在、ショートスリーパーとして名前が挙がる有名人には、西野亮廣、坂上忍、姿月あさと、藤原紀香、前田敦子、大森元貴などがいる。
海外ではジェイ・レノやマーガレット・サッチャーも、短い睡眠時間で活動していた著名人として紹介できる。
今回の情報を整理すると、特に注目すべきなのは次の3点だ。
- 長年の短眠を本人が公言している人物: 西野亮廣、ジェイ・レノなど。
- 短い睡眠でも日中の状態が良好と説明している人物: 姿月あさと。
- 仕事や生活習慣によって睡眠時間が短くなっている可能性がある人物: 坂上忍、藤原紀香、前田敦子、大森元貴など。
ショートスリーパーの本質は、睡眠時間が短いこと自体ではない。短い睡眠でも十分に回復し、日中の活動能力と健康状態を維持できることにある。
芸能人の睡眠時間は興味深い話題だが、著名人が2~3時間しか眠らないからといって、同じ生活を目指す必要はない。
短眠を自慢することと、短眠でも健康を維持できることはまったく違う。 この違いを理解することが、ショートスリーパーという言葉の本当の意味を知るための要点だ。