サントリーの「ザ・プレミアム・モルツ〈ジャパニーズエール〉香るエール」は、華やかな香りとフルーティな味わいを楽しめるプレミアムビールです。通常のプレモルとは異なる上面発酵製法を採用し、独自のフルーティ酵母「BH-154」と欧州産アロマホップを組み合わせていることが大きな特徴です。
2026年10月現在、通常の香るエールはアルコール度数6%、エネルギー45kcal(100mlあたり)。一方、2026年9月には限定商品「夕映香るエール」も登場しています。通常のプレモルと比べて何が違うのか、「うまい」「まずい」という口コミの背景、カロリーや糖質、原材料、最新限定品まで、購入前に知っておきたい情報を整理します。
【味を解説】プレモル香るエールはどんなビール?うまい・まずいの評価が分かれる理由

香るエールを一言で表すなら、ビールらしい飲みごたえを残しながら、香りの華やかさを前面に出したエールビールです。
サントリーの公式ブランド情報では、口をつけた瞬間に立ち上がるみずみずしい果実様の香り、口いっぱいに広がる豊かな味わい、そして次の一口へとつながる軽やかな余韻が特徴として紹介されています。
味と香りの特徴はフルーティさと華やかさ香るエールの魅力は、単に香りが強いことではありません。ホップ由来の香りと酵母由来の香りを組み合わせ、複層的な香りを生み出している点にあります。
飲む際に感じる特徴を整理すると、次のようになります。
- 香り:果実を思わせるみずみずしさと華やかさ。
- 口当たり:エールビールらしい豊かな風味が広がる。
- 味わい:香りを楽しみながら、ビールとしての飲みごたえも感じられる。
- 後味:重さを引きずりにくい、かろやかな余韻。
通常のラガービールに多い、キレや喉ごしを中心に楽しむ飲み方とは少し異なります。グラスに注いだときの香りや、口に含んだときの風味の広がりを楽しむタイプです。
「うまい」と感じやすい人の特徴香るエールを高く評価しやすいのは、ビールに苦味だけでなく香りの豊かさも求める人です。
特に、フルーティな香りを楽しみたい人、エールビールに興味がある人、食事と一緒に香りのあるビールを飲みたい人には、選ぶ価値があります。
サントリー自身も、欧州産アロマホップと独自酵母による香りの調和を、日本の食事中の飲用スタイルや嗜好に合わせた商品設計として説明しています。
「まずい」「香りが強すぎる」と感じる可能性がある人一方、香るエールがすべてのビール好きに合うわけではありません。
例えば、次のような好みを持つ人は、通常のプレモルのほうが満足できる可能性があります。
- 麦芽由来の深いコクや旨味を最優先したい。
- フルーティな香りよりも、すっきりした喉ごしを重視する。
- 華やかな香りより、落ち着いたビールらしい苦味を楽しみたい。
- アルコール度数はできるだけ低いほうがよい。
つまり、「まずい」という評価が生まれる背景には、品質だけでなく、飲み手が期待するビールの方向性との違いがあります。
香るエールは香りを楽しむビールです。辛口のラガーを想像して飲むと、期待とのずれが生じることがあります。
【おいしさの秘密】フルーティ酵母BH-154と欧州産アロマホップの関係
香るエールの個性を理解するうえで欠かせないのが、サントリーが採用している「フルーティ酵母(BH-154)」です。
サントリーの公式ブランドサイトによると、同社は1,000を超える酵母の中から選び抜いた酵母を使用しています。試行錯誤の末に見つけたBH-154が、爽やかな醸造香を生み出す重要な役割を担っています。
BH-154はビールの香りをつくる酵母酵母は、麦汁に含まれる糖を利用してアルコールや炭酸ガスをつくる微生物です。ビールの発酵に欠かせない存在であり、使用する酵母によって香味の特徴も変わります。
香るエールでは、BH-154によって生み出される醸造香が、商品独自のフルーティな印象につながっています。
重要なのは、フルーティな香りが果汁や香料によるものだと誤解しないことです。公式の商品情報に記載されている原材料は麦芽とホップであり、BH-154は醸造に使用する酵母の名称です。
欧州産アロマホップが華やかな香りを加えるもう一つの主役が、欧州産アロマホップです。
サントリーは、欧州産アロマホップ由来の華やかなホップ香と、BH-154が生み出す豊かな醸造香の調和を、香るエールの独自性として説明しています。
この二つの香りが組み合わさることで、単純にホップの苦味を強調するのではなく、みずみずしく奥行きのある香りを楽しめる設計になっています。
ジャパニーズエールとは?一般的なエールとの違いエールビールとは、上面発酵酵母を使用して醸造する伝統的なビールです。
サントリーのお客様センターによると、エールビールは一般的に20~25℃程度の比較的高い温度で発酵させることで、フルーティな香りや個性的で奥深い味わいが生まれます。
一方、ラガービールは下面発酵酵母を使用する製法で、低温で発酵させることが特徴です。
「ジャパニーズエール」は、サントリーが日本のビールファンの嗜好に合わせて開発した香るエールの独自コンセプトを表す呼称です。伝統的なエールの醸造方法を基礎に、欧州産ホップの香りと独自酵母の醸造香を組み合わせ、日本の食事にも合わせやすい繊細さを目指しています。
単に海外のエールビールを日本向けに輸入したものではなく、日本の飲用スタイルを意識して設計された商品という点がポイントです。
【スペック比較】通常のプレモルと香るエールは何が違う?アルコール度数・カロリー・糖質
購入前に比較しておきたいのが、通常のザ・プレミアム・モルツとの違いです。
サントリーの2026年10月時点の公式商品情報と栄養成分一覧によると、両者には発酵方法だけでなく、アルコール度数や栄養成分にも違いがあります。
通常版と香るエールの基本スペック比較| 比較項目 | 通常のプレモル | 香るエール | 夕映香るエール |
|---|---|---|---|
| ビールのタイプ | ラガー | ジャパニーズエール | ジャパニーズエール |
| 発酵方式 | 下面発酵 | 上面発酵 | 上面発酵 |
| アルコール度数 | 5.5% | 6% | 6% |
| エネルギー(100ml) | 47kcal | 45kcal | 48kcal |
| 糖質(100ml) | 3.6g | 2.8g | 2.9g |
| 炭水化物(100ml) | 3.7g | 2.9g | 3.1g |
| 主な味わいの方向性 | 深いコクと旨味 | フルーティな香りと豊かな味わい | 甘芳ばしさとふくよかな香り |
| 原材料 | 麦芽、ホップ | 麦芽、ホップ | 麦芽、ホップ |
※栄養成分はすべて100mlあたり。夕映香るエールは2026年限定商品の発売時の商品情報。通常版は2025年12月下旬以降に順次発売されたリニューアル商品です。
香るエールは通常のプレモルよりアルコール度数が高い最初に注目したいのはアルコール度数です。
通常のプレモルが5.5%であるのに対し、香るエールは6%です。わずか0.5ポイントの差ですが、同じ容量を飲んだ場合、摂取する純アルコール量にも違いが生じます。
香るエールの場合、500ml缶1本に含まれる純アルコール量は24gです。350ml缶なら計算上16.8gになります。
フルーティで飲みやすい印象があっても、アルコール度数が低いビールではありません。香りの軽やかさとアルコールの強さは分けて考える必要があります。
45kcalは100mlあたり!350ml・500mlではいくら?通常の香るエールのエネルギーは45kcal(100mlあたり)です。
- 350ml缶:約158kcal
- 500ml缶:225kcal
糖質は100mlあたり2.8gなので、350mlでは約9.8g、500mlでは約14gです。
通常のプレモルは100mlあたり47kcal、糖質3.6gです。そのため、栄養成分だけを比較すると、香るエールのほうがエネルギーと糖質は少なくなっています。
ただし、45kcalという数字だけを見て低カロリー飲料と判断するのは適切ではありません。350mlで約158kcalあり、アルコールも6%含まれています。
原材料は麦芽とホップが基本通常の香るエールの公式商品情報に記載されている原材料は、麦芽とホップです。
麦芽は外国製造または国内製造(5%未満)と表示されています。BH-154は醸造に使用される酵母であり、商品に表示される原材料名とは区別して理解する必要があります。
また、フルーティな香りがあるからといって、果汁入りビールというわけではありません。原材料表示と香りの特徴は別の情報です。
【口コミ・評判を検証】プレモル香るエールは本当に人気?実際の評価から見える特徴
香るエールの評判を確認する際には、口コミサイトの集計と、個々の購入者による感想を分けて見ることが大切です。
口コミサイトでは味への評価が比較的高い食品・飲料の口コミ情報を掲載する「もぐナビ」では、香るエールについて68人の実食評価を集計したデータが掲載されています。
同サイトの集計では、総合評価は7点満点中4.6点、味の評価は63人の回答で4.7点。また、再購入したい人の割合は100%とされています。
ただし、この数字は同サイトの投稿者による評価であり、日本全国の購入者を対象にした調査ではありません。また、掲載されている購入記録には2023年以前のものが多く、2025年末のリニューアル後の商品だけを評価した数字ではない点にも注意が必要です。
2026年のリニューアル後は香りの印象にも注目2025年12月16日、サントリーはプレミアム・モルツブランド3商品のリニューアルを発表しました。香るエールについては、仕込み条件の見直しによってフルーティな味わい、香りのふくらみ、余韻を強化しています。
この変更後の製品については、2026年10月25日付の楽天市場の商品レビューに、香りが以前より強くなったと感じ、リニューアル前の味わいを好むという個別の感想も掲載されています。
これは一人の購入者による意見であり、全体の評価を示すものではありません。しかし、香るエールのように香りが商品価値の中心にあるビールでは、香りの変化が好みを左右することを示す一例です。
口コミから考えるおすすめの飲み手口コミや公式の商品設計を合わせて考えると、香るエールは次のような人に向いています。
- 香りの豊かなビールが好きな人。
- フルーティな風味のエールビールを試したい人。
- 通常のプレモルとは違った味わいを楽しみたい人。
- ビールを食事と一緒にゆっくり味わいたい人。
反対に、苦味やドライな後味を最優先する人、香りの強いビールが苦手な人は、通常のプレモルや別のラガービールも候補に入れるとよいでしょう。
「うまい」「まずい」という評価を決めるのは、単純な点数だけではありません。自分がビールに何を求めるかを整理することが、購入後の満足度につながります。
【2026年最新】夕映香るエールとは?夏風・色華との違いも解説
2026年の香るエールシリーズで注目したいのが、季節ごとに登場した数量限定商品です。
サントリーはファッションブランド「ロンハーマン」とコラボレーションし、夏の始まりから終わりまでをテーマにした3種類の限定商品を展開しました。
第一弾「夏風香るエール」2026年5月19日発売第一弾は、2026年5月19日に全国で数量限定発売された「夏風香るエール」です。
サファイアホップを使用し、上面発酵酵母によって醸造。サントリーの発表では、グレープフルーツのような爽やかな香り立ちと、軽やかな余韻を目指した商品とされています。
初夏の爽やかさをイメージした商品で、通常の香るエールとは異なるホップの個性を楽しめる設計です。
第二弾「色華香るエール」2026年7月14日発売第二弾の「色華(いろはな)香るエール」は、2026年7月14日に数量限定発売されました。
特徴は、ハラタウブランホップを使用していることです。上面発酵酵母との組み合わせによって、白ぶどうを思わせる華やかな香り立ちと、豊かに広がる余韻を目指しています。
夏の鮮やかさをテーマにした商品で、第一弾のグレープフルーツを思わせる爽やかさとは異なる、華やかな香りの方向性が特徴です。
第三弾「夕映香るエール」2026年9月1日発売2026年の限定シリーズを締めくくるのが、9月1日に全国で数量限定発売された「夕映(ゆうばえ)香るエール」です。
サントリーの2026年6月9日付ニュースリリースによると、今回の商品は「夏の終わり」をコンセプトにした限定品で、ロンハーマンとのコラボレーション第三弾に当たります。
中味の特徴は、複数種類の濃色麦芽を一部使用して引き出した甘芳ばしさです。そこに欧州産アロマホップと上面発酵酵母によるフルーティな風味を重ね、ふくよかな味わいと香りを実現しています。
通常の香るエールがみずみずしい果実様の香りを中心にしているのに対し、夕映香るエールは麦芽由来の甘芳ばしさも楽しめる設計です。
また、通常の香るエールと同じ6%のアルコール度数ですが、エネルギーは100mlあたり48kcal。通常版の45kcalとは異なります。
350ml缶と500ml缶が展開され、発売時の希望小売価格は設定されていません。2026年10月30日時点では数量限定商品の発売後に当たり、サントリーの栄養成分一覧では製造終了の表示も確認できます。購入を考えている場合は、店頭在庫を確認する必要があります。
2026年限定3商品の選び方- 爽やかさ重視:夏風香るエール。グレープフルーツを思わせる香り。
- 華やかさ重視:色華香るエール。白ぶどうを思わせる香り。
- 麦芽の香ばしさ重視:夕映香るエール。濃色麦芽による甘芳ばしさとフルーティな風味。
いずれも香るエールの基本的な上面発酵の個性を受け継ぎながら、ホップや麦芽の使い方によって季節ごとの表情を変えています。
【おいしく飲むためのポイント】香りを楽しむ温度と飲み方、購入前の注意点
香るエールは、香りそのものが魅力の商品です。飲み方によって、その個性の感じ方も変わります。
冷やしすぎず、香りを楽しむビールは十分に冷やして飲むものというイメージがありますが、香りを楽しむ場合は冷やしすぎにも注意したいところです。
極端に冷たい状態では、香りを感じにくくなることがあります。まずは一般的な冷蔵庫で冷やした状態から試し、少し温度が上がったときの香りの変化を楽しむ方法もあります。
ただし、これは香りの感じ方に関する飲み方の工夫であり、サントリーが指定する唯一の飲用温度という意味ではありません。
グラスに注いで香りを確かめる缶から直接飲む方法も手軽ですが、香りを重視するならグラスに注いで飲むのがおすすめです。
グラスに注ぐことで、泡立ちや香りの立ち上がりを確かめやすくなります。最初の一口ではホップの華やかさを意識し、その後は口の中に広がる醸造香や余韻を楽しむと、香るエールの特徴が分かりやすくなります。
飲みやすさとアルコール度数は別に考える香るエールは6%と、通常のプレモルの5.5%よりアルコール度数が高い商品です。
500ml缶1本で純アルコール量は24gになります。フルーティな香りによって飲みやすく感じても、アルコール摂取量が少なくなるわけではありません。
飲酒量や飲むペースには注意し、飲酒後の運転は絶対に避けてください。妊娠中や授乳期、20歳未満の飲酒も避ける必要があります。
カロリーや糖質だけを見て飲む量を増やすのではなく、アルコール度数も含めて判断することが大切です。
プレモル香るエールに関するよくある質問(FAQ)
Q1:プレモル香るエールはうまいですか?
A1:フルーティな香りと豊かな味わいを楽しめるビールです。香りを重視する人には向いていますが、苦味やシャープなキレを最優先する人は通常のプレモルのほうが好みに合う場合があります。
Q2:プレモル香るエールのアルコール度数は何%ですか?
A2:通常の香るエールは6%です。通常のザ・プレミアム・モルツは5.5%なので、香るエールのほうが0.5ポイント高くなっています。
Q3:プレモル香るエールのカロリーと糖質はどのくらいですか?
A3:通常版は100mlあたり45kcal、糖質2.8gです。350ml缶では約158kcal、糖質約9.8g、500ml缶では225kcal、糖質14gになります。
Q4:プレモル香るエールと通常のプレモルはどちらがおすすめですか?
A4:フルーティな香りや豊かな風味を楽しみたい人には香るエール、深いコクや麦芽の旨味を重視したい人には通常のプレモルがおすすめです。発酵方式も異なり、香るエールは上面発酵、通常版は下面発酵です。
Q5:フルーティ酵母BH-154とは何ですか?
A5:サントリーが1,000を超える酵母の中から選び抜いた、香るエールの醸造に使用する独自の酵母です。爽やかな醸造香を生み出し、欧州産アロマホップ由来の香りと調和します。
Q6:夕映香るエールはいつ発売されましたか?
A6:2026年9月1日に全国で数量限定発売されました。複数種類の濃色麦芽による甘芳ばしさと、欧州産アロマホップ、上面発酵酵母によるフルーティな風味が特徴です。
Q7:香るエールは糖質ゼロのビールですか?
A7:いいえ。通常版の糖質は100mlあたり2.8gです。糖質ゼロの商品ではないため、糖質を気にしている人は栄養成分表示を確認してください。
まとめ:プレモル香るエールは香り重視の人におすすめ!2026年は限定品にも注目
プレモル香るエールは、フルーティ酵母BH-154と欧州産アロマホップの組み合わせによって、みずみずしい香りと豊かな味わいを実現したジャパニーズエールです。
通常のプレモルとの最大の違いは発酵方式と香味設計です。通常版は下面発酵による深いコクと旨味を特徴とする一方、香るエールは上面発酵によるフルーティな香りと軽やかな余韻を重視しています。
通常版の香るエールはアルコール度数6%、100mlあたり45kcal、糖質2.8g。栄養成分を比較すると通常のプレモルよりカロリーと糖質は少ないものの、アルコール度数は高めです。
さらに2026年は、夏風香るエール、色華香るエール、夕映香るエールという3種類の季節限定商品が登場しました。特に夕映香るエールは、濃色麦芽による甘芳ばしさを加えた、通常版とは異なる魅力を持っています。
香りとフルーティさを楽しみたいなら香るエール、深いコクや麦芽の旨味をじっくり味わいたいなら通常のプレモル。この違いを理解して選べば、自分の好みや食事のシーンに合った一本を見つけやすくなります。
香るエールの魅力は、単なる飲みやすさではなく、酵母とホップが生み出す香りの重なりにあります。定番商品と季節限定品、それぞれの個性を比べながら楽しむのも、2026年ならではの選び方です。