2026年のセ・リーグは、阪神タイガースが79勝62敗2分、勝率.560で優勝。巨人は3勝差、ゲーム差では2.5差の2位となった。
3位の横浜DeNAベイスターズとは7.5ゲーム差。4位以下には17ゲーム以上の差をつけており、巨人は優勝争いに加わりながら、最終的には2位の座を確保した。
NPB公式の2026年度チーム勝敗表とチーム打撃・投手成績を整理すると、リーグ全体における各球団の位置づけは次のとおりだ。
出典:日本野球機構(NPB)2026年度セントラル・リーグ公式記録。ゲーム差は首位阪神を基準とした数値。
この順位表から読み取れるのは、巨人が総合的な戦力バランスでリーグ2位に入った一方、打撃面では首位阪神や3位DeNAに及ばなかったことだ。特に打率では阪神・DeNAとの差があり、本塁打数でも上位3球団に届かなかった。
一方、盗塁数は99でリーグトップ。投手成績も阪神に次ぐ防御率2位だった。打力だけで順位を判断すると見落としてしまう、2026年の巨人の特徴がここにある。
【巨人の順位推移】開幕首位から4位、そして優勝争いへ

2026年の巨人は、開幕から最後まで首位を独走したチームではない。NPBの公式試合結果には各試合終了時点の順位も記録されており、シーズン序盤から終盤まで順位が変動した経緯を確認できる。
開幕直後は首位から4位へ後退3月27日の開幕戦では阪神に3対1で勝利し、順位は1位だった。しかし、翌28日に0対2で敗れ、29日には6対12で敗戦。開幕カードで阪神に2連敗を喫し、3試合目終了時点で4位まで後退した。
開幕直後の順位変動は、シーズンの難しさを象徴している。開幕戦の勝利だけで優勝候補としての安定感を判断できないことが、序盤の結果に表れた。
6月には再び首位争いに浮上6月の巨人は、交流戦を含む試合の中で順位を大きく動かした。6月9日の楽天戦に8対2で勝利し、順位は2位。翌10日の楽天戦では7対0で勝利し、首位に浮上した。
その後も首位と2位を行き来し、6月下旬には再び3位に落ちる場面もあった。順位が固定されない中でも、勝利を積み重ねて優勝争いに残ったことが、この時期の特徴だ。
7月から8月にかけても阪神との争いが続く7月1日には再び1位となった。7月20日、21日の広島戦でも首位を維持したが、22日には2位に後退。阪神との直接対決を含む試合結果が、順位を左右する展開となった。
8月8日、9日のヤクルト戦では再び首位に立ったものの、8月11日の阪神戦で敗れ、2位へ後退。その後は2位で戦い続け、9月も順位を維持した。
最終的には10月3日のレギュラーシーズン最終戦まで2位。序盤の順位低下を経て、首位を何度も脅かすところまで巻き返したシーズンだった。
【巨人と阪神の順位比較】2.5ゲーム差を生んだ直接対決の明暗
2026年の巨人を分析するうえで、最も注目したいのが阪神との対戦成績だ。最終的なゲーム差は2.5だったが、両球団の直接対決では巨人が苦戦していた。
阪神との対戦は8勝16敗1分NPBのチーム勝敗表によると、巨人の阪神戦の成績は8勝16敗1分。勝率は.333にとどまった。
一方、巨人はDeNAに13勝12敗、広島に16勝9敗、ヤクルトに14勝11敗、中日に15勝10敗と、阪神以外の4球団には勝ち越している。
つまり、巨人はリーグ全体で安定して勝利を重ねながらも、優勝を争う最大のライバルに対して負け越していた。ここに2026年の順位争いを読み解く要点がある。
阪神と巨人の主要成績を比較両球団の最終成績を比較すると、阪神は打率、本塁打数、得点、防御率で巨人を上回った。巨人が優れていたのは盗塁数などの機動力に関する部分だ。
| 比較項目 | 阪神 | 巨人 |
|---|---|---|
| 最終順位 | 1位 | 2位 |
| 勝利数 | 79 | 76 |
| 敗北数 | 62 | 64 |
| 引分数 | 2 | 3 |
| 勝率 | .560 | .543 |
| チーム打率 | .246 | .234 |
| 本塁打 | 125 | 103 |
| 盗塁 | 75 | 99 |
| 防御率 | 2.79 | 2.80 |
| 得点 | 518 | 486 |
| 失点 | 439 | 444 |
阪神は巨人より32点多く得点し、失点も5点少なかった。防御率の差はわずか0.01だが、打撃面では打率、本塁打、得点のすべてで阪神が上回っている。
この数字を踏まえると、2.5ゲーム差という結果は、巨人の投手力や機動力が不足していたというより、首位チームとの総合的な攻撃力の差がシーズンを通じて積み重なった結果と見ることができる。
【巨人の順位変動の理由】打率.234でも2位になれた強みと課題
巨人の2026年を数字から評価すると、打撃と投手力で明確な特徴が見える。打率や本塁打はリーグ中位以下だったが、投手陣と走塁がチームを支えた。
打率.234・本塁打103本は課題チーム打率は.234でセ・リーグ4位。143試合で1098安打を記録したものの、得点は486点でリーグ3位だった。
本塁打数は103本。阪神とDeNAの125本、中日の121本を下回り、リーグ4位にとどまった。長打によって一気に得点を奪う能力では、優勝チームに差をつけられた。
特に阪神との比較では、チーム打率の差が.012、本塁打数の差が22本ある。シーズン全体で見れば小さくない差であり、接戦を勝ち切るための得点力が課題として残った。
盗塁99はリーグトップの武器一方、巨人が際立っていたのは走塁だ。チーム盗塁数は99でリーグ1位。2位のヤクルトの98を上回った。
阪神の75盗塁と比較しても24個多く、機動力を使って得点機会を広げる戦い方が数字に表れている。
ただし、盗塁数が多いことと得点力が高いことは同じではない。盗塁によって進塁しても、その後の適時打や犠牲フライなどにつながらなければ得点にはならない。打率.234という数字を考慮すると、走者を返す打撃の精度には改善の余地があった。
防御率2.80はリーグ2位投手陣は2026年の巨人を支えた大きな要素だ。チーム防御率は2.80でリーグ2位。首位阪神の2.79にわずか0.01届かなかったものの、リーグでもトップクラスの数字を残した。
加えて、救援投手のセーブ数は47、ホールド数は159。リードを守るための救援体制も、シーズンを通じた安定感を支える要素となった。
チームの失点は444点で、阪神の439点に次ぐ少なさだった。得点486点から失点444点を差し引いた得失点差はプラス42。投手力を軸に、攻撃面の不足を補っていたことが分かる。
NPB公式のチーム投手成績では、巨人の投球回数は1281回1/3、奪三振は1172。防御率だけでなく、シーズン全体を通じた投手陣の稼働も確認できる。
【巨人のクライマックスシリーズ2026】2位から日本シリーズ進出はならず
レギュラーシーズン2位の巨人は、2026年のクライマックスシリーズ(CS)に進出した。ファーストステージでは3位の横浜DeNAベイスターズと対戦。舞台は巨人の本拠地・東京ドームだった。
NPBが発表した2026年の開催概要では、ファーストステージはレギュラーシーズン2位と3位の球団が対戦する3試合制。巨人はホーム開催のアドバンテージを生かしてファイナルステージ進出を目指した。
10月10日:初戦は1対2で敗戦10月10日の第1戦は、東京ドームでDeNAと対戦。巨人は1対2で敗れた。
巨人は6安打を放ったが、DeNAの4安打を上回りながらも1点差で敗戦。投手戦となった試合をものにできず、初戦から後がない状況に追い込まれた。
10月11日:第2戦も1対4で敗れ、CS敗退翌11日の第2戦も、巨人は1対4で敗れた。DeNAに2連敗となり、ファーストステージで敗退。2026年の日本シリーズ進出はならなかった。
レギュラーシーズンではDeNAに13勝12敗と勝ち越していただけに、ポストシーズンでの連敗は厳しい結果となった。
巨人はレギュラーシーズン2位という成績を残しながら、短期決戦では本来の力を発揮できなかった。143試合の長期戦で示した安定感を、短期決戦で再現できるかという課題が残った。
【プロの結論】2026年の巨人は投手力と機動力で2位をつかんだ
2026年の読売ジャイアンツを評価する際、単純に2位という順位だけを見るのは十分ではない。
76勝64敗3分、勝率.543という数字は、143試合を通じて安定した勝ち星を積み重ねた結果だ。阪神とは2.5ゲーム差で、優勝争いに最後まで関わったことも評価できる。
ただし、数字を分解すると、強みと弱みがはっきりする。
- 投手力:防御率2.80でリーグ2位。失点も444点に抑えた。
- 機動力:99盗塁でリーグ1位。走塁による攻撃の選択肢を確保した。
- 打撃力:打率.234、本塁打103本でともにリーグ4位。優勝チームとの差が残った。
- 直接対決:阪神戦8勝16敗1分。優勝を争う相手に対する成績が厳しかった。
- 短期決戦:CSファーストステージでDeNAに連敗し、日本シリーズ進出を逃した。
特に注目したいのは、投手力が優れていても、優勝を確実にできるわけではないという点だ。防御率2.80は十分に高く評価できる数字だが、阪神の2.79も同水準。最終的な差は攻撃面と直接対決の結果にも表れている。
次のシーズンに向けて巨人が優勝を目指すなら、投手力と走塁を維持しながら、得点圏での打撃や長打力をどこまで引き上げられるかが大きな評価ポイントになる。
【巨人の順位】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:巨人の2026年の最終順位は何位ですか?
A1:セ・リーグ2位です。143試合で76勝64敗3分、勝率.543を記録しました。
Q2:2026年の巨人と阪神のゲーム差は何ゲームですか?
A2:2.5ゲーム差です。阪神が79勝62敗2分で優勝し、巨人は2位でシーズンを終えました。
Q3:2026年の巨人のチーム打率と防御率はいくつですか?
A3:チーム打率は.234、防御率は2.80です。打率はリーグ4位、防御率はリーグ2位でした。
Q4:巨人の2026年の本塁打数と盗塁数は?
A4:本塁打は103本、盗塁は99個です。盗塁数はセ・リーグ1位でした。
Q5:巨人は2026年のクライマックスシリーズに進出しましたか?
A5:進出しました。レギュラーシーズン2位でDeNAとのファーストステージに臨みましたが、10月10日に1対2、11日に1対4で連敗し、敗退しました。
Q6:巨人が2026年に優勝できなかった主な理由は何ですか?
A6:大きな要素として、阪神との直接対決で8勝16敗1分と負け越したこと、チーム打率.234、本塁打103本と打撃面で課題を残したことが挙げられます。一方、投手力と盗塁数はリーグ上位でした。
まとめ:巨人の2026年は2位、次の優勝へ求められる打撃力
2026年の巨人の順位は、セ・リーグ2位で確定した。最終成績は76勝64敗3分、勝率.543、首位阪神とのゲーム差は2.5。143試合を戦い抜き、優勝争いを最後まで繰り広げたシーズンだった。
チーム打率.234、本塁打103本という攻撃面の数字に対し、防御率2.80、盗塁99という投手力と機動力は大きな強みだった。阪神との直接対決での負け越しやCSでの敗退は、次のシーズンに向けた課題として残る。
2026年の順位を正しく評価するなら、2位という結果だけでなく、投手力で優勝争いを支えた点と、打撃面で首位に届かなかった点の両方を見る必要がある。巨人が再びセ・リーグの頂点を目指すうえで、攻撃力の底上げが大きなテーマになる。
2026年の最終順位は2位。優勝まであと2.5ゲーム差だった。この数字が、今季の巨人の健闘と、次のシーズンに残された課題を端的に示している。
主な参照資料: 日本野球機構(NPB)「2026年度セントラル・リーグ チーム勝敗表」「チーム打撃成績」「チーム投手成績」「年度別成績」「読売ジャイアンツ2026年度試合結果」「2026 JERA クライマックスシリーズ セ」公式記録。