2026年現在、山本由伸のグローブはナイキ製と確認できる。2026年10月27日更新の野球用具データベースでも、グローブとスパイクのメーカーはナイキと記録されている。
ただし、ナイキとのスポンサー契約や専属契約の有無は確認されていない。メーカーがナイキであることと、ナイキから公式に用具提供を受けていることは分けて考える必要がある。
ナイキのロゴが特徴的なドジャース仕様山本のグローブは、一般的な市販品とは異なる個人仕様が目立つ。
2024年2月のFull-Countの報道では、練習時に使用した青と黒のグラブについて、次の特徴が紹介された。
- ウェブ部分にドジャースの「LA」マーク
- 日本国旗の刺繍
- 親指部分に漢字で「山本由伸」
- ナイキのロゴ
- 投手用として調整された独自の仕様
ドジャースのチームカラーを取り入れながら、日本人選手としてのアイデンティティーも表現している。
また、2026年2月に公開された新グラブでは、ウェブ部分に大きく「18」の刺繍が施され、黒と赤の配色に変更された。
ナイキに変更した理由は?山本がアイピーセレクトからナイキへ切り替えた時期は、2021年シーズン途中とされる。2024年のFull-Countも、2021年からナイキ製グラブを使用していると報じている。
一方、変更理由について本人が明確に説明した発言は確認できない。
MLB移籍を意識した選択、海外での用具調達やサポート体制などが理由として推測されることもあるが、これらは確定情報ではない。
重要なのは、メーカーを変えても、山本がグラブの形状や重心、手へのフィット感を追求する姿勢は一貫していることだ。
【2026年の最大の話題】赤黒グローブから青いグローブに戻した理由

2026年の山本由伸のグラブをめぐる最大の話題が、シーズン開幕前後のカラー変更だ。
2年間使用していた青色から赤黒へ変更し、その後再び青色へ戻した。この経緯には、本人が語った革の性質と投球動作へのこだわりが関係している。
2026年2月:赤黒の新グラブを披露2026年2月、ドジャースの春季キャンプで山本が新しいグラブを披露した。
これまでのドジャーブルーを基調としたデザインから一転し、黒と赤を組み合わせたツートーンカラーとなった。
2月16日にはTHE DIGESTが新グラブを取り上げ、ドジャース公式Xで公開された画像にも注目が集まった。
2月21日(日本時間22日)のエンゼルス戦後、山本はスポニチの取材に対し、変更について次のように説明している。
「2年青色を使っていたので形とかは、基本はほとんど一緒ですけど、革の色によって張り具合も変わるのでちょっといろいろ試してみました」
加えて、本人はラッキーカラーが赤と黒なのかという質問には否定的な反応を示した。
つまり、色を変えた理由は単純な験担ぎではなく、革の張り具合を含めた道具の調整だった。
なぜグローブの色で革の張りが変わるのか山本の発言で興味深いのは、同じような形状でも革の色によって張り具合が違うと説明している点だ。
一般的に、野球グラブは革の種類や厚み、加工、染色、製造工程などによって感触が変化する。
同じメーカー、同じシリーズの製品であっても、すべてが同じ感触になるとは限らない。
特に投手は、グラブを握ったときの感覚や、投球時に左手を動かすタイミングが重要になる。
山本の場合、単に捕球しやすいグラブを選んでいるのではなく、投球フォーム全体に与える影響まで考えている。
2026年4月15日:青いグラブに戻して好投2026年4月14日(日本時間15日)のメッツ戦では、山本は以前使用していた青色のグラブに戻して登板した。
この試合では7回2/3を投げて4安打1失点。20打者連続アウトを奪うなど、安定した投球を見せた。
日刊スポーツの試合後報道によると、山本はグラブを戻した理由について、以前のものが非常にしっくりくる感覚があり、開幕からの登板でもう少し調整したい部分があったため、一度戻して試そうと考えたと説明した。
特に注目したいのが、左手と右腕の連動についての説明だ。
山本は、グラブの先端が重いと左手の動きが妨げられ、その結果、右腕もうまく動かなくなるという趣旨の話をしている。
左手の肩甲骨の位置を安定させ、右腕が自然に動ける状態をつくることが理想なのだ。
この発言から、グラブは単なる捕球道具ではなく、投球フォームを支える身体の一部として考えられていることが分かる。
2026年10月時点の青いグラブはどうなった?2026年10月27日更新の野球用具データベースでは、山本の使用メーカーはナイキ、今季のグラブのカラーは黒と茶色と紹介されている。
したがって、2026年4月に青色へ戻したことをもって、シーズン終了まで青色を使い続けたと判断することはできない。
カラーの変遷を整理すると、次のようになる。
- 2025年まで:青を基調としたグラブ
- 2026年2月:赤黒基調の新グラブ
- 2026年4月15日:以前の青いグラブに戻す
- 2026年10月27日時点:用具データベースでは黒と茶色のグラブを紹介
このように、山本のグラブはシーズン中にも試行錯誤が続いている。
【歴代グローブの変遷】ミズノ・アイピーセレクト・ナイキを比較
山本由伸のグラブ遍歴を理解するには、少年時代からの用具との関係を振り返る必要がある。
特に重要なのが、岡山県備前市のスポーツ用品店「With Sie」と、アイピーセレクトを手掛ける鈴木一平氏との関係だ。
少年時代からアイピーセレクトを使用Sports Graphic Numberの2021年4月28日掲載記事によると、山本は小学生の頃から父親に連れられて鈴木氏の店を訪れていた。
中学生になると、鈴木氏が立ち上げたIp Selectのグラブを使うようになった。
宮崎県の都城高校へ進学する際には、内野手用と投手用の2つを持っていったという。
このエピソードは、単なるメーカー選びではなく、山本とグラブ職人との長年の関係を示している。
歴代グラブの時系列比較| 時期 | メーカー・モデル | 確認できる特徴 |
|---|---|---|
| 小学生時代 | アイピーセレクトとの接点 | 父親とWith Sieを訪問 |
| 中学生時代 | アイピーセレクト | 鈴木一平氏が手掛けるグラブを使用 |
| 2014年・高校進学時 | アイピーセレクト | 内野手用と投手用を持参 |
| 2017年・プロ初期 | 詳細なメーカー仕様は要確認 | 高校時代のグラブと新しいグラブの写真記録が残る |
| 2021年7月 | アイピーセレクト | 東京五輪で中指を出す特製グラブを使用 |
| 2021年シーズン途中以降 | ナイキ | メーカー変更。個人仕様のグラブへ |
| 2024~2025年 | ナイキ・青系仕様 | ドジャースのLAマークや日本国旗など |
| 2026年2月 | ナイキ・赤黒仕様 | 革の張り具合などを試行錯誤 |
| 2026年4月 | ナイキ・青系仕様 | 本人が以前のグラブに戻したと説明 |
| 2026年10月 | ナイキ | 用具データベースでは黒と茶色の仕様を掲載 |
山本由伸の歴代グラブを調べると、ミズノプロを高校時代やプロ1年目に使っていたという情報を掲載する野球用品系の記事もある。
ただし、メーカーを特定できる本人の発言や信頼性の高い取材記録は確認できない。
一方、Number Webの取材記事では、高校進学時にアイピーセレクトの内野手用と投手用を持参したことが明記されている。
また、2017年1月のオリックス入寮時には、都城高校で使用していたグラブと新しいグラブを見せた写真が掲載されている。
このため、ミズノプロの使用歴を確定した経歴として扱うのは慎重であるべきだ。
少なくとも、山本の中学時代から高校進学時までのアイピーセレクト使用歴は、Number Webの取材によって裏付けられている。
【アイピーセレクトの正体】山本由伸が愛用したアルモニーアとIp.01AR
山本由伸のグラブを語るうえで欠かせないのが、アイピーセレクトのアルモニーアシリーズだ。
一般的な投手用グラブとは異なる指の使い方を採用しており、当時から山本独自のこだわりとして注目された。
アルモニーアとはどんなグラブ?アルモニーアは、身体の構造や骨格、筋肉、体幹のつながりに着目して設計されたシリーズだ。
Ip Selectの公式サイトでも、「身体のつながり」をテーマとする製品群として紹介されている。
特徴的なのは、一般的な投手用グラブとは異なり、中指をグラブの外に出す構造を採用していることだ。
2021年7月29日の日刊スポーツの記事では、山本が東京五輪の初戦で使用した特製グラブについて詳しく報じられた。
製作者の鈴木一平氏は、左手でボールをわしづかみにするイメージで、重さを感じにくくするため中指を出す設計にしたと説明している。
加えて、色についても山本に任せていたという。
Ip.01ARの特徴アルモニーアシリーズの投手用として知られるのが、Ip.01ARだ。
販売店の商品情報では、Ip.01AR-Ecについて以下の仕様が紹介されている。
- ポジション:硬式投手用
- サイズ:約29cm
- 型:縦型
- 指の設計:親指・中指・薬指ポイント設計
- 素材:ストレングスライトステアレザー
- 製造:日本製
内裏部や背面部に特殊な構造を採用したアルモニーアバックスタイルも特徴だ。
なお、現在販売されているIp.01ARと、山本が現役時代に使用した特注グラブが完全に同一の仕様とは限らない。
アルモニーアは今でも購入できる?購入できるモデルはある。
2026年の販売店情報では、Ip.01AR-LM26FW1という限定硬式投手用モデルが税込66,000円で掲載されている。
また、Ip.01AR-Ecについては、販売店で税込63,000円、定価69,300円という価格掲載も確認できる。
ただし、販売価格や在庫状況は販売店や販売時期によって変わる。
山本の過去のグラブに近い構造を体験したい人には、アルモニーアシリーズは興味深い選択肢だ。
【ナイキの型番・販売価格】山本由伸モデルは一般販売されている?
山本由伸と同じナイキのグラブが欲しいという人にとって、最も気になるのが型番と購入方法だろう。
しかし、ここには大きな注意点がある。
山本由伸が使用するナイキの正確な型番は?2026年11月現在、山本本人が使用しているグラブの正確な商品型番は公表されていない。
写真からナイキ製であることは確認できても、一般販売品の製品番号まで特定することはできない。
野球用品データベースでは、比較用の商品として「NIKE Vapor Elite H-WEB 硬式用グラブ BA2003」が紹介されている。
しかし、この商品は12.75インチの外野手用モデルであり、山本の実使用グラブと同一であるという意味ではない。
BA2003を山本由伸本人の使用型番として購入するのは誤りだ。
ナイキのグローブの販売価格価格を調べる際は、山本本人の特注品と一般向け商品を区別したい。
2026年時点の販売情報では、次のような価格例がある。
- ナイキVapor Elite H-WEB BA2003:国内販売情報で税込35,200円
- ナイキVapor Eliteの一般向け硬式グラブ:米国公式オンラインストア掲載品で330ドル前後
- Ip Select Ip.01AR系:販売店掲載価格で税込63,000~66,000円程度
いずれも山本本人の使用グラブそのものの販売価格ではない。
本人専用モデルの市販価格や、公式なシグネチャーモデルの販売情報は確認できない。
山本由伸モデルの入手方法現実的な購入方法は、大きく分けて2つある。
1. ナイキの一般向け野球グラブを探す
米国のナイキ公式オンラインストアでは、Vapor Eliteなどの野球用グラブが販売されている。
ただし、日本国内での取り扱いや在庫状況は異なる。輸入品を購入する場合は、販売元や返品・修理対応を確認したい。
2. アイピーセレクトのアルモニーアを購入する
こちらは日本国内でも公式オンラインストアや野球専門店で探せる。
山本が以前使用していたシリーズと同じ系統の構造を体験できる点が魅力だ。
ただし、過去の特注品と完全に同じ革の張りや型付けを再現できるわけではない。
【購入前に知りたい】山本由伸グローブの評判と失敗しない見分け方
山本のグラブが人気を集める理由は、見た目だけではない。
特に注目されているのは、グラブの形状と身体の動きとの関係だ。
評判を左右するのはデザインより操作感山本のグラブを評価する際には、次の3つのポイントが重要になる。
革の張り具合
革が硬すぎると手になじみにくく、柔らかすぎると捕球時の感触が変わることがある。
本人が革の色による張り具合の違いに言及していることからも、素材の感触を重視していることが分かる。
グラブ全体のバランス
グラブの先端側が重く感じられると、左手を動かすときの負担になる。
山本は、左手の状態が右腕の動作にも影響すると説明している。
手のフィット感
指の収まりや手口の締まり具合は、投球時の安定感に関わる。
アイピーセレクト時代の中指を出す設計も、こうした身体との一体感を追求したものだった。
偽物や誤認商品を見分けるポイント山本由伸のグラブを探す際は、次の項目を確認したい。
- ナイキの正規商品かどうか
- メーカーの商品番号と商品説明が一致しているか
- 投手用か外野手用か
- 右投げ用・左投げ用が合っているか
- 販売店の保証や返品条件が明確か
- 選手本人の実使用品と一般販売品が区別されているか
特に注意したいのは、ナイキのロゴが入っているだけで山本の使用モデルと判断しないことだ。
また、フリマアプリなどで「山本由伸実使用」「本人仕様」と説明されている商品については、購入証明や出品元の信頼性を確認する必要がある。
刺繍や配色を似せただけでは、本物の実使用品である証明にはならない。
同じグラブを選ぶのに向いている人・おすすめできない人山本のグラブに近いものを選ぶなら、次の判断基準が参考になる。
向いている人
- 投手用グラブの操作性を重視する人
- 手のフィット感や革の張りを細かく調整したい人
- アルモニーアの独特な指の構造に興味がある人
- ドジャース仕様の青・黒や赤・黒のデザインが好きな人
おすすめできない人
- ロゴやカラーだけでグラブを選びたい人
- 自分の手に合うか確認せずに高額な輸入品を購入する人
- 実使用品と市販品の違いを気にせず購入する人
- 一般向けグラブでプロ仕様と同じ性能を期待する人
プロ選手のグラブは、本人の手の大きさや投球フォーム、好みに合わせて調整されている。メーカーが同じでも、使い心地まで同じになるとは限らない。
【よくある質問】山本由伸のグローブに関するFAQ
Q1:山本由伸のグローブのメーカーはどこですか?
A1:2026年の使用ギア情報ではナイキです。以前はアイピーセレクトのアルモニーアを愛用していました。現在の契約状況や特注品の製造体制は公表されていません。
Q2:2026年に赤黒から青いグローブへ戻した理由は?
A2:山本本人は、以前の青いグラブのほうがしっくりくる感覚があり、開幕後にもう少し調整したい部分があったため、一度戻して試したと説明しています。革の色による張り具合の違いも変更の背景にあります。
Q3:山本由伸のナイキグローブの型番はBA2003ですか?
A3:違います。BA2003は一般販売されているナイキのVapor Elite H-WEB外野手用グラブの商品番号です。山本本人の使用グラブの正確な型番は公表されていません。
Q4:アイピーセレクトのIp.01ARは今でも購入できますか?
A4:購入できるモデルがあります。2026年モデルのIp.01AR系も野球用品専門店などで販売されています。価格は仕様によって異なり、6万円台の掲載例があります。
Q5:山本由伸のグローブは一般販売されていますか?
A5:本人と完全に同じ仕様の公式市販モデルは確認できません。ナイキの一般向け野球グラブや、過去に愛用したアイピーセレクトのアルモニーアシリーズを選ぶ方法があります。
まとめ:山本由伸のグローブは色よりも革とバランスに注目
山本由伸のグローブは、少年時代からアイピーセレクトとの深い関係があり、2021年シーズン途中からナイキへと変化してきた。
2026年には赤黒の新グラブを採用し、4月には以前の青いグラブへ戻すなど、シーズン中も試行錯誤を続けている。
特に印象的なのは、本人が革の色による張り具合の違いや、左手のバランスが右腕の動作に与える影響まで語っていることだ。
山本のグラブ選びから学べるのは、道具の性能をメーカー名や見た目だけで判断しないという姿勢である。
これから同じようなグラブを購入したい人は、ナイキのロゴやドジャースカラーだけを追いかけるのではなく、革の質感、重心、指の収まり、投球動作との相性を優先したい。
山本由伸のグローブの本当の魅力は、デザインのかっこよさだけではなく、最高の投球を引き出すために細部まで調整された道具へのこだわりにある。