ホーム 芸能人プロフィール・現在 アップトゥデイトの現在は?2019年引退後と全37戦10勝の軌跡を徹底解説

アップトゥデイトの現在は?2019年引退後と全37戦10勝の軌跡を徹底解説

白川 結衣 白川 結衣 • 更新: • 公開: • 読了約 19 分
目次

障害競馬で圧倒的な存在感を示し、2015年には中山グランドジャンプと中山大障害を制覇した名馬、アップトゥデイト。芦毛の馬体を躍動させながら先頭を走り続ける姿は、多くの競馬ファンの記憶に残っている。オジュウチョウサンとの激闘でも知られ、2015年度にはJRA最優秀障害馬に選出された実績を持つ。

2026年現在、アップトゥデイトはすでに競走馬を引退している。2019年7月26日付で競走馬登録を抹消され、引退後は馬事公苑で乗馬となる予定が発表された。通算成績は37戦10勝。JRAとJBISサーチの記録からは、競走生活の全貌や血統、主要レースでの実績を確認できる。一方、引退後の具体的な近況については、現在の居場所や活動を確定できる新しい公式情報は見当たらない。

【アップトゥデイトの現在】2019年に引退、馬事公苑で乗馬となる予定だった

アップトゥデイト

アップトゥデイトの引退が明らかになったのは2019年7月26日。JRAの競走馬情報には、同日付で競走馬登録を抹消した記録が残っている。

当時9歳だったアップトゥデイトは、2015年の中山グランドジャンプや中山大障害をはじめ、障害重賞で数々の実績を残してきた。引退後の進路について、JRAの発表を伝えたラジオNIKKEIは、馬事公苑で乗馬となる予定と報じている。

ここで押さえておきたいのは、「馬事公苑で乗馬になる予定」という発表と、その後の具体的な生活状況は別の情報だという点だ。2019年の発表から、実際にどのような活動を続けているのか、現在も馬事公苑に在籍しているのかについては、2026年11月時点で確認できる新たな公式発表が見当たらない。

したがって、現在の状況を整理すると、競走馬としては引退済みであり、引退時に発表された進路は乗馬への転向予定だった、というのが正確な説明になる。

最後のレースは2018年12月の中山大障害

実は、引退届が出された2019年7月が最後の出走だったわけではない。アップトゥデイトの最終出走は、2018年12月22日の中山大障害だった。

このレースでは1番人気に支持されたものの、競走を中止。翌2019年には競走への復帰がなく、7月26日に正式に登録抹消となった。

JRAの記録には最後の出走日と登録抹消日がそれぞれ残されており、競走生活の終わりと引退手続きが別の時期だったことが分かる。

【全37戦10勝を検証】競走成績とキャリアの重要な転換点

アップトゥデイトの競走成績を確認すると、障害競馬における強さが際立つ。JBISサーチに掲載された国内通算成績は37戦10勝。平地競走だけでなく、地方競馬にも出走経験がある。

特筆すべきなのは、障害競走で22戦8勝という実績を残したことだ。平地競走では13戦2勝、地方競馬では2戦0勝。障害への転向後に大きく実績を伸ばし、国内トップクラスの障害馬へと成長した。

アップトゥデイトの基本プロフィール・成績一覧
項目 記録・詳細 関連する人物・実績
馬名 アップトゥデイト(Up to Date) 意味は「最新の、現代的な」
生年月日 2010年2月18日 牡・芦毛
父 クロフネ 母父はトニービン
母 リニアミューズ 母母はスリリングディ
調教師 佐々木晶三 栗東所属
生産牧場 ノースヒルズ 北海道新冠町
中央平地 13戦2勝 平地での勝利も経験
中央障害 22戦8勝 障害競走で本領を発揮
地方競馬 2戦0勝 地方で2着1回、3着1回
国内通算 37戦10勝 2着11回、3着2回
総賞金 4億8,820万5,000円 JRA・地方の記録を含む
主な表彰 2015年度最優秀障害馬 JRA賞
引退 2019年7月26日 馬事公苑で乗馬となる予定

出典はJRA競走馬情報およびJBISサーチのプロフィール・競走成績。通算37戦10勝という数字は、平地・障害・地方の全出走を合算したものである。障害競走だけで10勝したわけではなく、障害での勝利数は8勝という点は混同しやすい。JRA・JBISサーチ

平地競走から障害競走へ転向した経歴

アップトゥデイトは2012年7月7日、中京競馬場の2歳新馬戦でデビュー。ダート1400メートルを制し、初出走で勝利を飾った。

同年には地方交流競走にも出走し、園田の兵庫ジュニアグランプリで2着、川崎の全日本2歳優駿では3着に入っている。若い時期から一定の能力を示していたことが分かる。

しかし、平地競走ではその後さらに勝ち星を積み重ねることができず、2014年に障害競走へ転向する。この決断が競走生活の大きな転換点となった。

障害競走では2014年に3戦2勝。2015年には障害競走で5戦3勝を記録し、中山グランドジャンプ、小倉サマージャンプ、中山大障害という主要重賞を次々に制覇した。

平地での実績だけを見れば、アップトゥデイトの競走生活を正しく評価することは難しい。障害への転向によって持ち味が発揮され、長距離を走り抜く力と安定した飛越を武器に、トップクラスへと駆け上がったのである。

【2015年の中山グランドジャンプ・中山大障害】春秋J・GI制覇の偉業

アップトゥデイトの競走生活を語るうえで欠かせないのが、2015年の活躍だ。この年は障害競馬における大きな飛躍の年となり、春の中山グランドジャンプと年末の中山大障害という2つのJ・GIを制した。

2015年4月18日・中山グランドジャンプ

2015年4月18日に行われた第17回中山グランドジャンプは、中山競馬場の芝4250メートルで争われた。

アップトゥデイトは林満明騎手とのコンビで出走。レースでは4分46秒6という当時のコースレコードを記録し、2着のソンブレロに1.7秒差をつけて勝利した。

この勝利はアップトゥデイトにとって重賞初制覇であり、障害界の頂点に立つきっかけとなった。JRAの公式レース記録にも、勝ち時計と林満明騎手、佐々木晶三調教師の名前が残されている。

また、2015年の中山グランドジャンプは、林満明騎手にとって同レース初勝利、佐々木晶三調教師にとっても初勝利となった。馬だけでなく、陣営にとっても記念すべき一戦だった。JRA・2015年中山グランドジャンプ成績

2015年12月26日・中山大障害

春の勝利に続き、年末の中山大障害でもアップトゥデイトが主役となった。

2015年12月26日、中山競馬場の芝4100メートルで行われたレースでは、2番人気で出走。林満明騎手を背に4分37秒9で駆け抜け、エイコーンパスを0.1秒差で退けた。

この勝利によって、同一年に中山グランドジャンプと中山大障害の両方を制覇。春と暮れの障害J・GIを勝つという大きな実績を残した。

加えて、小倉サマージャンプも制しており、2015年はJRA重賞3勝を記録。年間を通して障害界を代表する存在となった。

JRA最優秀障害馬に選出

2015年の活躍は、JRAの年間表彰でも評価された。アップトゥデイトは2015年度JRA最優秀障害馬に選出されている。

これは単に重賞を勝ったというだけではない。障害競馬の主要タイトルを複数獲得し、年間を通して高い競走能力を示したことが評価された結果だ。

JRAの歴代JRA賞受賞記録にも、2015年度の最優秀障害馬としてアップトゥデイトの名前が掲載されている。JRA・JRA賞バックナンバー

【オジュウチョウサンとの名勝負】2017年中山大障害の半馬身差

アップトゥデイトを語る際、必ず名前が挙がるのがオジュウチョウサンだ。障害競馬の歴史を代表する2頭は、2016年以降、主要レースで何度も対戦した。

ただし、両馬の関係を理解するには、2015年と2017年を区別する必要がある。アップトゥデイトが中山グランドジャンプを勝った2015年春の時点では、オジュウチョウサンとの直接対決はまだ実現していなかった。

2016年からオジュウチョウサンが台頭

2016年の中山グランドジャンプを制したオジュウチョウサンは、その後、障害競馬で圧倒的な成績を残すようになる。

アップトゥデイトも簡単には引き下がらなかった。2016年12月の中山大障害ではオジュウチョウサンに続く2着。2017年3月の阪神スプリングジャンプでも2着となり、強力なライバルとして存在感を保っていた。

2017年の中山グランドジャンプでは3着だったものの、同年9月には阪神ジャンプステークスを勝利。オジュウチョウサンが障害界を席巻するなかでも、アップトゥデイトはトップクラスの実力を維持していた。

2017年12月23日・中山大障害の激闘

両馬の対決を象徴するのが、2017年12月23日の第140回中山大障害である。

アップトゥデイトは林満明騎手を背に、持ち味である先行力を生かしてレースを進めた。大きくリードを取る逃げを打ち、オジュウチョウサンを後方から引き離す展開となった。

しかし、オジュウチョウサンは石神深一騎手とのコンビで着実に差を詰め、最後の直線で逆転。アップトゥデイトは最後まで粘りを見せたものの、わずか半馬身差で2着となった。

JRAの公式結果は次の通りだ。

  • 1着:オジュウチョウサン 4分36秒1
  • 2着:アップトゥデイト 4分36秒2
  • 着差:半馬身

オジュウチョウサンはコースレコードを更新して勝利。アップトゥデイトも従来の記録を上回る好時計で走り切った。

このレースの魅力は、単なる勝ち負けではない。自分の得意な形に持ち込み、先行して勝利を目指すアップトゥデイトと、それを最後まで追い詰めるオジュウチョウサンという、対照的な競走スタイルがぶつかったことにある。JRA・2017年中山大障害成績

2018年の中山グランドジャンプでも再戦

2018年4月14日の中山グランドジャンプでも両馬は対戦した。

このレースではオジュウチョウサンが4分43秒0のレコードで優勝。アップトゥデイトは4分45秒4で2着となり、2頭の力関係が改めて示される結果となった。

それでもアップトゥデイトは2018年3月の阪神スプリングジャンプ、同年9月の阪神ジャンプステークスを制覇している。オジュウチョウサンが強さを見せる時代にあっても、重賞を勝ち続けた実力は高く評価されるべきだ。

2018年12月の中山大障害では競走中止となったが、アップトゥデイトは最後まで障害競馬の第一線で戦い続けた。JRA・2018年中山グランドジャンプ成績、JBISサーチ競走成績

【血統・騎手・調教師】クロフネ産駒のアップトゥデイトを支えた関係者

アップトゥデイトの競走能力を理解するには、血統だけでなく、騎手や調教師との関係も重要だ。JRAとJBISサーチの登録情報から、父母の構成や主要な関係者を整理できる。

父クロフネ、母リニアミューズという血統

父は1998年生まれのクロフネ。母は1998年生まれのリニアミューズで、母父はトニービン、母母はスリリングディとなっている。

血統構成は次の通りだ。

  • 父:クロフネ
  • 父父:フレンチデピュティ
  • 父母:ブルーアヴェニュー
  • 母:リニアミューズ
  • 母父:トニービン
  • 母母:スリリングディ

クロフネは芝・ダート双方で活躍した名馬として知られ、トニービンも日本競馬に大きな影響を与えた種牡馬だ。

アップトゥデイトの場合、血統上の特徴だけで障害適性を説明することはできない。実際の競走記録では、平地で2勝した後、障害競走に転向して8勝を挙げている。血統的背景に加え、競走経験や障害への適応が大きな役割を果たしたと考えられる。

林満明騎手とのコンビが生んだ実績

アップトゥデイトの代表的なパートナーとして知られるのが林満明騎手だ。

2015年の中山グランドジャンプと中山大障害は、いずれも林騎手が騎乗して勝利した。2017年の中山大障害でも同じコンビで出走し、オジュウチョウサンと半馬身差の2着という結果を残している。

林騎手は、アップトゥデイトの先行力を生かしたレース運びで知られた。特に2017年の中山大障害は、勝利には届かなかったものの、馬の持ち味を最大限に生かした戦いとして印象深い。

なお、2018年後半には白浜雄造騎手が騎乗するレースもあり、引退前の阪神ジャンプステークスでは勝利を収めている。すべてのレースを林騎手が担当していたわけではない。

佐々木晶三調教師とノースヒルズ

管理調教師は栗東の佐々木晶三調教師。生産牧場は株式会社ノースヒルズである。

2015年の中山グランドジャンプを勝った時点で、佐々木調教師は同レース初勝利を記録した。その後も2018年まで管理を続け、アップトゥデイトは障害重賞を複数制覇する競走馬へと成長した。

馬主はJRA・JBISのプロフィールに今西宏枝氏と記載されている。馬の能力だけでなく、馬主、生産牧場、厩舎、騎手が関わる競馬のチームとしての側面も、アップトゥデイトの実績を支えた要素だ。

【プロの結論】アップトゥデイトの本当の評価とよくある誤解

アップトゥデイトの評価を考えるうえで重要なのは、オジュウチョウサンに敗れた馬という一面的な見方を避けることだ。

確かに、2017年中山大障害や2018年中山グランドジャンプではオジュウチョウサンが勝利した。しかし、アップトゥデイト自身も2015年に春秋の障害J・GIを制し、2015年度最優秀障害馬に選ばれた実績を持つ。

つまり、オジュウチョウサンとの対戦成績だけで評価するには、あまりにも大きな実績を残している。

誤解しやすい3つのポイント

1.2015年の中山グランドジャンプでオジュウチョウサンに勝ったわけではない

2015年4月の中山グランドジャンプを制したのはアップトゥデイトだが、同年12月の中山大障害ではオジュウチョウサンは6着だった。両馬の本格的なライバル関係は、その後の2016年以降に展開していった。

2.37戦10勝は障害競走だけの成績ではない

通算成績には中央平地13戦、中央障害22戦、地方2戦が含まれる。障害競走の成績は22戦8勝であり、通算勝利数10勝とは区別する必要がある。

3.馬事公苑での乗馬は予定として発表されたもの

2019年の引退時に馬事公苑で乗馬となる予定が報じられたが、その後の具体的な在籍状況や活動内容まで公式に確認できる情報とは異なる。現在の居場所を断定することはできない。

障害競馬の歴史におけるアップトゥデイトの価値

障害競馬では、飛越の正確さだけでなく、長距離を走り切る持久力、レース中のリズム、騎手との連携など、複数の要素が求められる。

アップトゥデイトは、先行して自分のペースを作る競走スタイルを武器に、強豪がそろう障害重賞で結果を残した。特に2015年の春秋J・GI制覇は、年間を通じて高い能力を維持した証拠である。

また、2017年の中山大障害でオジュウチョウサンとわずか半馬身差の競馬をしたことは、同馬が障害界の頂点に立つ実力を持っていたことを示す重要な記録だ。

プロの視点から評価するなら、アップトゥデイトの価値は勝利数だけでは測れない。障害競走への転向によって才能を開花させ、ライバルとの競争を通じて障害競馬そのものの魅力を伝えたことにある。

アップトゥデイトに関するよくある質問(FAQ)

Q1:アップトゥデイトは2026年現在、どこにいる?
A1:2019年の引退時には、馬事公苑で乗馬となる予定が発表された。2026年11月現在、実際の在籍場所や日常の活動について確認できる新しい公式情報は見当たらない。

Q2:アップトゥデイトはいつ引退した?
A2:2019年7月26日付で競走馬登録を抹消した。JRAの公式競走馬情報にも同じ日付が記録されている。

Q3:アップトゥデイトの通算成績は?
A3:国内通算37戦10勝。中央平地13戦2勝、中央障害22戦8勝、地方2戦0勝という内訳である。

Q4:2015年の中山グランドジャンプでは誰が騎乗した?
A4:林満明騎手が騎乗した。4分46秒6のコースレコードで勝利し、2着ソンブレロに1.7秒差をつけた。

Q5:オジュウチョウサンとの対戦で最も有名なレースは?
A5:2017年12月23日の中山大障害が代表的な一戦だ。オジュウチョウサンが4分36秒1で勝利し、アップトゥデイトは4分36秒2で2着。着差は半馬身だった。

Q6:アップトゥデイトの父と母は?
A6:父はクロフネ、母はリニアミューズ。母父はトニービンで、母母はスリリングディである。

Q7:アップトゥデイトは最優秀障害馬に選ばれた?
A7:選ばれている。2015年度のJRA賞で最優秀障害馬に選出された。中山グランドジャンプと中山大障害を同一年に制した実績がある。

まとめ:アップトゥデイトは2015年の障害競馬を代表する名馬

アップトゥデイトは、2010年2月18日生まれの芦毛の牡馬。父クロフネ、母リニアミューズという血統で、栗東の佐々木晶三厩舎に所属していた。

競走成績は37戦10勝。2015年には林満明騎手とのコンビで中山グランドジャンプと中山大障害を制覇し、同年のJRA最優秀障害馬に選ばれた。

その後はオジュウチョウサンという強力なライバルと競い合い、2017年中山大障害では半馬身差の2着という名勝負を演じた。2018年にも阪神スプリングジャンプと阪神ジャンプステークスを制しており、引退直前まで障害競馬の第一線で活躍した。

2019年7月26日に競走馬登録を抹消され、引退後は馬事公苑で乗馬となる予定が発表された。2026年現在、具体的な近況は公表情報から確認できないものの、競走馬として残した記録はJRAやJBISサーチに保存されている。

オジュウチョウサンの陰に隠れがちだが、アップトゥデイト自身も障害競馬の歴史に名を刻んだ実力馬だ。2015年の春秋J・GI制覇、そして2017年の中山大障害で見せた粘り強い走りは、今後も障害競馬を振り返るうえで欠かせない名場面として語り継がれていくだろう。

同じカテゴリの記事

白川 結衣

生活情報の編集に9年。化粧品の成分表示と厚生労働省・学会の公開資料を一次情報とし、体験談と公的データを混ぜずに書き分けます。

おすすめの関連記事