2026年11月2日現在、早稲田大学競走部が大学駅伝界で大きな存在感を示している。10月12日の第38回出雲全日本大学選抜駅伝競走で16年ぶり3度目の優勝を果たすと、11月1日の第58回全日本大学駅伝対校選手権大会でも優勝。しかも、5時間03分31秒という大会新記録を打ち立て、16年ぶり6度目の全日本制覇を達成した。
この2大会連続優勝によって、早稲田大学は2026年度の大学駅伝二冠を達成。2010年度以来となる大学駅伝三冠に王手をかけた。工藤慎作が最終8区で区間賞を獲得したほか、1年生の増子陽太と新妻遼己がそれぞれ区間新記録を樹立するなど、上級生と若手が融合したチーム力も際立っている。次なる舞台は2027年1月の箱根駅伝だ。
【2026年最新】早稲田大学駅伝は出雲・全日本の連続優勝で二冠達成!

2026年の早稲田大学駅伝を語るうえで欠かせないのが、出雲駅伝と全日本大学駅伝での連続優勝だ。
早稲田大学は2010年度に出雲、全日本、箱根の大学三大駅伝をすべて制覇した実績を持つ。しかし、その後は三大駅伝すべてで頂点に立つことができず、優勝争いに加わりながらも最後の一歩を越えられないシーズンが続いていた。
2026年は、その状況を変えるシーズンとなった。
16年ぶりの出雲制覇から伊勢路の頂点へ最初の転機は10月12日の第38回出雲駅伝だった。早稲田大学は2時間05分56秒の大会新記録で優勝。2010年以来、16年ぶり3度目となる出雲駅伝制覇を達成した。
続く11月1日の第58回全日本大学駅伝では、さらに強さを見せつけた。愛知県の熱田神宮から三重県の伊勢神宮まで、全8区間106.8kmのコースを5時間03分31秒で走破。従来の大会記録5時間06分47秒を3分16秒更新した。
全日本大学駅伝の優勝も2010年以来16年ぶり。通算6度目の栄冠となった。
この2連勝で、早稲田大学は大学駅伝二冠を達成。残る箱根駅伝を制すれば、2010年度以来となる2度目の大学駅伝三冠が実現する。
2026年の早稲田大学競走部を支える組織体制チームを率いるのは、駅伝監督の花田勝彦だ。2022年6月から駅伝監督として指導にあたっている。
早稲田大学競走部の公式入部案内では、花田監督が目指すチーム像として「強い個の集合体」という言葉が掲げられている。個人の競技力を高めながら、駅伝では各選手の力を結集するという考え方だ。
2026年の駅伝部門の主将は小平敦之。政治経済学部に所属する4年生で、全日本大学駅伝では4区を担当した。
2026年の躍進は、単にエース選手の個人能力だけで説明できない。ルーキーが序盤で流れをつくり、中堅学年が優位を維持し、最終区間を経験豊富な4年生が締めくくる。各学年の役割が明確になったことが、二冠につながった大きな要因だ。
【出雲駅伝2026】16年ぶり3度目の優勝!区間成績と勝因を検証
2026年10月12日に開催された第38回出雲駅伝は、早稲田大学にとって大学駅伝シーズンの理想的なスタートとなった。
大会は島根県の出雲大社正面鳥居前から出雲ドーム前までの45.1km、全6区間で実施された。
総合2時間05分56秒の大会新記録早稲田大学の総合記録は2時間05分56秒。2010年以来の優勝であり、従来の大会記録を更新する快挙だった。
序盤の1区では吉倉ナヤブ直希が22分58秒で区間7位となり、総合7位でタスキをつないだ。ここからチームの反撃が始まる。
2区の本田桜二郎が15分42秒で区間賞を獲得し、早稲田大学を総合首位へ押し上げた。3区の鈴木琉胤は23分31秒で区間3位ながら区間新記録を樹立。4区の新妻遼己が17分10秒、5区の山口竣平が17分35秒でそれぞれ区間賞を獲得した。
そして最終6区には工藤慎作が登場。29分00秒の区間賞で後続との差を守り切り、優勝のゴールテープを切った。
出雲駅伝の注目選手は本田・新妻・工藤特に注目したいのは、1年生の本田桜二郎と新妻遼己だ。
本田は2区で区間賞を獲得し、序盤の順位を一気に引き上げた。新妻も4区で区間新記録を樹立。大学駅伝の大舞台で、入学直後から勝負を決定づける走りを見せた。
一方、最終区の工藤は、これまで培ってきた駅伝経験を生かした安定感のある走りを披露。上級生が最後を締める形で、若手の活躍をチームの優勝につなげた。
早稲田大学の出雲制覇は、特定の選手だけに依存しない駅伝の完成度を示した結果でもある。
【全日本大学駅伝2026】5時間03分31秒の大会新!総合順位と全8区間の結果
出雲駅伝の優勝から約3週間後、早稲田大学は11月1日の第58回全日本大学駅伝に臨んだ。
この大会で注目されたのは、序盤に1年生を3人並べたオーダーだった。本田桜二郎、増子陽太、新妻遼己という若い選手を1~3区に配置し、4区以降に上級生を配置する構成である。
結果は、指揮官の期待に応えるどころか、大会記録を大幅に更新する圧勝となった。
全日本大学駅伝の総合順位早稲田大学は5時間03分31秒で優勝。2位の國學院大學に3分34秒差をつけた。
上位校の順位を見ると、早稲田大学の優位性がよく分かる。
- 1位:早稲田大学 5時間03分31秒(大会新)
- 2位:國學院大學 5時間07分05秒
- 3位:創価大学 5時間09分28秒
- 4位:青山学院大学 5時間10分16秒
- 5位:中央大学 5時間11分29秒
- 6位:駒澤大学 5時間11分29秒
國學院大學とのタイム差は3分34秒。さらに青山学院大学にも6分45秒の差をつけている。各大学の実力が拮抗する全日本大学駅伝において、これだけの差をつけたことは大きな意味を持つ。
早稲田大学の全日本大学駅伝・全8区間成績2026年11月1日の公式競技結果をもとに、早稲田大学の出走メンバーと区間記録を整理した。
| 区間 | 距離 | 選手名・学年 | 記録 | 区間順位・実績 |
|---|---|---|---|---|
| 1区 | 9.5km | 本田桜二郎(1年) | 27分47秒 | 2位 |
| 2区 | 11.1km | 増子陽太(1年) | 30分51秒 | 1位・区間新 |
| 3区 | 11.9km | 新妻遼己(1年) | 32分45秒 | 1位・区間新 |
| 4区 | 11.8km | 小平敦之(4年) | 33分24秒 | 4位 |
| 5区 | 12.4km | 鈴木琉胤(2年) | 34分31秒 | 1位・区間新 |
| 6区 | 12.8km | 堀野正太(2年) | 36分55秒 | 3位 |
| 7区 | 17.6km | 山口竣平(3年) | 50分58秒 | 3位 |
| 8区 | 19.7km | 工藤慎作(4年) | 56分20秒 | 1位・日本人最高記録 |
全8区間を通じて、早稲田大学は1区の2位で好位置につけ、2区で総合首位に浮上。その後は一度も首位を譲らず、最終区までトップを守り抜いた。
増子陽太と新妻遼己が区間新記録!1年生の活躍が圧巻全日本大学駅伝で最もインパクトを残したのが、2区の増子陽太と3区の新妻遼己だ。
増子は11.1kmの2区を30分51秒で走り、区間1位と区間新記録を達成。同タイムの帝京大学・楠岡由浩と並ぶ区間賞だった。初めての伊勢路で、1年生とは思えない走りを見せた。
続く新妻は11.9kmの3区を32分45秒で走破。2021年に東京国際大学のイェゴン・ヴィンセントが記録した従来の区間記録を1秒更新した。
特に新妻の記録は、留学生選手が長く保持してきた区間記録を塗り替えるものだった。早稲田大学の将来を担う存在として、その名前を全国に印象づけた。
工藤慎作は最終8区で区間賞!日本人最高記録を更新最終8区を任されたのは、4年生の工藤慎作だった。
19.7kmという長距離区間を56分20秒で走り、区間1位を獲得。従来の日本人最高記録56分54秒を34秒更新する快走だった。
ここで注意したいのは、工藤の記録の意味である。工藤は8区で区間賞を獲得し、日本人最高記録を更新したが、外国人選手を含む区間全体の区間記録更新とは異なる。
増子と新妻の区間新記録、鈴木琉胤の5区区間新記録、そして工藤の最終8区での区間賞。こうした異なる役割の選手たちが結果を残したことが、大会新記録による優勝を支えた。
【選手・監督・主将】2026年の早稲田大学駅伝を支える注目人物
早稲田大学競走部の2026年シーズンは、若手の成長と上級生の経験がうまく組み合わさっている。ここでは、特に注目したい選手と指導体制を整理する。
工藤慎作:箱根経験も豊富な最終区のエース工藤慎作はスポーツ科学部4年。千葉県の八千代松陰高校出身で、早稲田大学の長距離部門を代表する選手の一人だ。
2026年は出雲駅伝の6区で区間賞を獲得し、全日本大学駅伝でも8区区間賞を記録。特に全日本の56分20秒という記録は、長距離区間での強さを示すものだった。
箱根駅伝でも山上りの5区を経験しており、2026年の第102回大会では5区を1時間09分46秒、区間3位で走っている。山上りの経験と長距離への対応力は、2027年の箱根を考えるうえでも重要な要素となる。
小平敦之:駅伝主将としてチームをまとめる4年生2026年の駅伝主将を務めるのが小平敦之だ。政治経済学部4年で、早稲田実業出身。全日本大学駅伝では4区を担当し、33分24秒で区間4位となった。
小平は個人の成績だけでなく、主将としてチームをまとめる役割も担う。全日本では序盤の1年生3人からタスキを受け取り、首位を維持したまま次の選手につないだ。
なお、2026年の駅伝主将という肩書と、2027年箱根駅伝に向けた新チームの主将は区別する必要がある。新年度の役職や登録メンバーは、大学からの正式発表が基準となる。
花田勝彦監督:個の力を結集するチームづくり駅伝部門の指導を担う花田勝彦監督は、2022年6月から早稲田大学競走部の駅伝監督を務めている。
公式の監督メッセージでは、個々の選手が高い競技力を身につけ、それぞれがチームとして一致団結することを重視している。
2026年の二冠は、その指導方針が結果につながったシーズンとして位置づけられる。特に、1年生を序盤に配置して流れをつくり、経験豊富な4年生が最後を締める全日本の布陣は、選手それぞれの強みを生かした構成だった。
次世代を担う増子陽太・新妻遼己・鈴木琉胤2026年の駅伝で存在感を示した若手は、増子と新妻だけではない。
鈴木琉胤は2年生ながら出雲駅伝3区で区間新記録、全日本大学駅伝5区でも区間新記録を達成した。複数の大会で安定して高い水準の記録を残したことは、チームにとって大きな収穫だ。
また、堀野正太や山口竣平も全日本で上位の区間順位を記録。こうした中堅学年の選手が成長を続ければ、工藤や小平が卒業する次のシーズンにも、チームの競争力を維持できる可能性が高まる。
【青山学院大学・國學院大學と比較】早稲田大学は本当に三冠を狙えるのか
大学駅伝の勢力図を考えるうえで、青山学院大学と國學院大學との比較は欠かせない。両校とも大学駅伝の優勝争いを繰り広げる強豪であり、2026年の結果にも注目すべき特徴がある。
出雲駅伝と全日本大学駅伝の比較出雲駅伝では早稲田大学が優勝し、國學院大學が2位。青山学院大学は11位だった。
全日本大学駅伝でも早稲田大学が優勝し、國學院大學が2位、青山学院大学が4位となった。
この2大会に限れば、早稲田大学が最も安定した結果を残している。特に國學院大學に対しては、出雲と全日本の両方で先着しており、現時点では優位に立っている。
第102回箱根駅伝2026の結果では青山学院大学が優勝一方、箱根駅伝では事情が異なる。
2026年1月2日・3日に開催された第102回箱根駅伝では、青山学院大学が総合優勝、國學院大學が2位、早稲田大学は4位だった。
早稲田大学は往路を5時間18分26秒の2位で終えたものの、復路は5時間26分03秒の8位。総合順位を4位とした。
この結果から分かるのは、出雲や全日本での強さが、そのまま箱根の強さに直結するわけではないということだ。
箱根駅伝で問われる10区間の総合力出雲駅伝は6区間45.1km、全日本大学駅伝は8区間106.8km。一方、箱根駅伝は往路・復路を合わせた10区間で構成される長距離レースだ。
距離だけでなく、山上りの5区、山下りの6区を含むコース特性も大きく異なる。
全日本で結果を残した工藤慎作には山上りの経験があり、鈴木琉胤や山口竣平といった若手にも成長の余地がある。ただし、2027年の箱根でどの選手がどの区間を走るかは、正式な区間エントリーが発表されるまで確定しない。
早稲田大学が三冠を達成するためには、エースの走力だけでなく、復路まで戦力を維持できる選手層の厚さが重要になる。
【第103回箱根駅伝2027】早稲田大学の区間エントリーと出走メンバーの展望
2026年11月2日時点で、早稲田大学が次に目指す大舞台は2027年1月2日・3日の箱根駅伝だ。
ここで大会回数について整理しておきたい。2026年1月に開催されたのが第102回箱根駅伝であり、2027年1月に開催される大会は第103回箱根駅伝である。「第102回箱根駅伝2027」という表記は大会回数と開催年が一致していない。
2027年1月2日・3日に第103回大会を開催関東学生陸上競技連盟の大会情報によると、第103回東京箱根間往復大学駅伝競走は2027年1月2日(土)・3日(日)に開催される予定だ。
早稲田大学は2026年の出雲・全日本で二冠を達成しており、三冠を懸けて挑む大会となる。
早稲田大学の箱根駅伝メンバーは誰になる?注目されるのは、2026年の主要大会で実績を残した選手たちだ。
- 工藤慎作:箱根の山上り経験を持つ4年生。全日本8区の区間賞も獲得。
- 小平敦之:2026年の駅伝主将。全日本4区を担当。
- 山口竣平:全日本7区で50分58秒を記録した3年生。
- 鈴木琉胤:出雲・全日本の両大会で区間新記録を樹立した2年生。
- 増子陽太:全日本2区で区間新記録を達成した1年生。
- 新妻遼己:全日本3区で区間記録を更新した1年生。
工藤と小平は2026年度の4年生であり、2027年1月の箱根駅伝は大学最後の大会となる。卒業前の大舞台で、どのような走りを見せるかは大きな注目点だ。
一方、増子や新妻などの1年生は、箱根では2年生として出場する可能性がある。出雲・全日本で得た経験を箱根に生かせるかが、チームの今後を左右する。
区間エントリーと当日出走メンバーは別物箱根駅伝では、事前に登録されたチームエントリーと、実際に各区間を走る選手の区間エントリー・当日変更を区別する必要がある。
2026年11月2日時点では、早稲田大学の第103回大会に向けた正式なチームエントリーや10区間の出走メンバーは確定していない。したがって、現段階で特定の選手を1区や5区などに配置した確定オーダーとして扱うことはできない。
今後の注目材料は、秋以降の記録会、選手のコンディション、山上り・山下りへの適性、そして大会直前の公式エントリー発表となる。
2026年の二冠をそのまま箱根の優勝予想に置き換えるのではなく、10区間を戦い抜ける戦力が整っているかを確認することが、2027年の早稲田大学を評価するポイントだ。
【プロの結論】早稲田大学駅伝2026の強さと大学駅伝三冠への課題
2026年の早稲田大学競走部が示した最大の成果は、単に2大会で優勝したことではない。出雲駅伝では大会新記録、全日本大学駅伝でも大会新記録を達成し、異なるコース条件で結果を残したことにある。
強さの本質は世代を超えた選手層全日本大学駅伝では、1年生の増子陽太と新妻遼己が区間新記録を樹立した。2年生の鈴木琉胤も5区で区間新記録を達成し、4年生の工藤慎作は最終8区で区間賞を獲得した。
つまり、早稲田大学の強さは一人のエースに集中していない。複数の学年に全国トップクラスの走力を持つ選手が存在し、各区間で役割を果たしていることが大きい。
三冠達成には箱根特有の課題を克服する必要がある一方で、2026年1月の箱根駅伝では総合4位だった。往路2位から復路8位に順位を落とした事実は、長距離の総合力や復路の選手層に改善の余地があることを示している。
箱根駅伝は、出雲や全日本とは違い、山上り・山下りを含めた10区間での戦いとなる。短い区間でのスピードだけではなく、長い距離を安定して走る持久力、区間ごとの適性、選手のコンディション管理が求められる。
特に2027年は、4年生の工藤慎作や小平敦之にとって大学最後の箱根駅伝となる。若手の成長を上級生の経験につなげられるかが、三冠達成の鍵になるだろう。
早稲田大学が目指すのは、単発の優勝ではなく、2010年度以来の大学駅伝三冠という歴史的な成果だ。2026年の二冠は、その目標に向けた大きな一歩となった。
早稲田大学駅伝2026・2027に関するよくある質問(FAQ)
Q1:早稲田大学は2026年の出雲駅伝で優勝しましたか?
A1:はい。2026年10月12日に開催された第38回出雲駅伝で、2時間05分56秒の大会新記録を樹立し、16年ぶり3度目の優勝を達成しました。
Q2:2026年の全日本大学駅伝で早稲田大学は何位でしたか?
A2:1位です。2026年11月1日の第58回大会で、5時間03分31秒の大会新記録を樹立しました。16年ぶり6度目の優勝で、出雲駅伝に続く二冠を達成しています。
Q3:工藤慎作は全日本大学駅伝で何区を走りましたか?
A3:最終8区です。19.7kmを56分20秒で走り、区間1位を獲得しました。従来の日本人最高記録も更新しています。
Q4:増子陽太と新妻遼己の全日本大学駅伝の成績は?
A4:増子陽太は2区で30分51秒、新妻遼己は3区で32分45秒を記録し、両選手とも区間賞と区間新記録を達成しました。
Q5:2027年の箱根駅伝は第何回大会ですか?
A5:第103回大会です。2027年1月2日・3日に開催されます。第102回大会は2026年1月に開催された大会です。
Q6:2027年の早稲田大学の箱根駅伝出走メンバーは決まっていますか?
A6:2026年11月2日時点では、正式なチームエントリーと区間エントリーは確定していません。工藤慎作、山口竣平、鈴木琉胤、増子陽太、新妻遼己など、2026年の主要大会で実績を残した選手が注目されています。
まとめ:早稲田大学駅伝は2026年二冠から2027年の三冠へ
2026年の早稲田大学駅伝は、出雲駅伝と全日本大学駅伝で16年ぶりの連続優勝を果たす、記憶に残るシーズンとなった。
出雲では2時間05分56秒、全日本では5時間03分31秒という大会新記録を樹立。増子陽太、新妻遼己、鈴木琉胤ら若手の成長に加え、工藤慎作や小平敦之といった上級生の安定感がチームを支えた。
駅伝監督の花田勝彦が掲げる「強い個の集合体」というチームづくりも、2026年の結果に表れている。
ただし、2027年1月の第103回箱根駅伝で三冠を達成するには、2026年の二冠とは異なる課題を乗り越えなければならない。特に往路から復路まで安定した戦力を維持し、山上り・山下りを含む10区間を攻略できるかが重要となる。
16年ぶりに大学駅伝の頂点へ返り咲いた早稲田大学。2026年の二冠を歴史的な三冠へとつなげられるか。工藤慎作ら4年生の最後の挑戦と、増子陽太・新妻遼己ら次世代の走りに注目したい。
主な事実確認資料: 早稲田大学競走部の公式大会記録・部員情報、早稲田大学競技スポーツセンター、関東学生陸上競技連盟、箱根駅伝公式記録、國學院大學陸上競技部の大会結果、日刊スポーツの大会報道。