以下に、2026年11月2日時点で確認できる2026年度の高校別合格実績を反映した記事を作成します。速報値と更新後の確定掲載値、現役合格率と現役合格者比率を区別して構成しています。
2026年度の東京大学合格者数ランキングでは、開成高校が198人で全国トップとなった。45年連続の首位を維持し、前年の150人から48人増という大幅な伸びを記録している。続く2位は灘高校の95人、3位は聖光学院の93人。筑波大学附属駒場高校、渋谷教育学園幕張高校、西大和学園など、全国の有力進学校も上位に名を連ねた。
ただし、東大合格者数は単純な学校の優劣を示す数字ではない。現役・浪人別の内訳、卒業生数に対する現役合格率、推薦入試の取り扱い、集計時点によってランキングの見え方は変わる。2026年度の最新実績を高校別に比較しながら、前年比や過去3年間の推移、地域ごとの特徴まで整理する。
【2026年最新】東大合格者数ランキング高校別トップ10を発表

2026年度の東京大学合格者数を高校別に見ると、上位には首都圏と関西の伝統的な進学校が並ぶ。大学通信オンラインの7月31日更新データ、英進館の7月1日更新データなどを照合すると、開成、灘、聖光学院、筑波大学附属駒場の4校が特に目立つ実績を残している。
以下は、2026年度の合格者総数、現役合格者数、2025年度との比較、卒業生数に対する現役合格率をまとめたランキングだ。
| 順位 | 高校名 | 所在地 | 2026年合格者数 | 現役 | 前年比 | 現役合格率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 開成 | 東京 | 198人 | 143人 | +48人 | 34.71% |
| 2位 | 灘 | 兵庫 | 95人 | 77人 | +18人 | 34.38% |
| 3位 | 聖光学院 | 神奈川 | 93人 | 85人 | -2人 | 37.28% |
| 4位 | 筑波大学附属駒場 | 東京 | 89人 | 68人 | -28人 | 43.04% |
| 5位 | 渋谷教育学園幕張 | 千葉 | 82人 | 71人 | +7人 | 20.17% |
| 6位 | 麻布 | 東京 | 77人 | 58人 | -6人 | 18.95% |
| 7位 | 西大和学園 | 奈良 | 75人 | 51人 | +31人 | 14.17% |
| 8位 | 日比谷 | 東京 | 67人 | 57人 | -14人 | 18.21% |
| 9位 | 桜蔭 | 東京 | 62人 | 54人 | +10人 | 24.77% |
| 10位 | 栄光学園 | 神奈川 | 47人 | 40人 | -8人 | 22.35% |
出典:英進館「2026年度 東京大学合格ランキング」(2026年7月1日更新)。現役合格率は現役合格者数÷2026年度卒業生数で算出。前年比は同資料の2025年度合格者数との比較。筑波大学附属駒場の現役合格率は68÷158で算出。
1位・開成高校は198人で45年連続トップ東京都の開成高校は、2026年度に198人の東大合格者を輩出した。2025年度の150人から48人増加し、他校を大きく引き離している。
特筆すべきは、合格者数の多さだけではない。現役合格者は143人で、卒業生412人に対する現役合格率は34.71%。およそ3人に1人が現役で東大に合格した計算になる。
また、2026年度の内訳には工学部への学校推薦型選抜による合格者1人も含まれている。一般選抜だけでなく、推薦を含めた複数の進学ルートで実績を積み上げている点も特徴だ。
大学通信オンラインの2026年3月19日付報道では、開成は45年連続で東大合格者数最多を記録したと紹介されている。長期にわたってトップを維持する実績は、単年度の合格者数だけでは測れない同校の強さを示している。
2位・灘高校は95人、現役合格率も34%超兵庫県の灘高校は95人で2位となった。前年の77人から18人増加し、2024年度の94人に近い水準まで回復している。
現役合格者は77人。卒業生224人に対する現役合格率は34.38%で、開成とほぼ並ぶ水準だ。
注目したいのは、合格者総数だけでなく現役合格者の多さである。既卒者を含む総数でも関西の代表的な進学校として存在感を示し、現役段階から東大を目指す生徒の多さも数字に表れている。
3位・聖光学院は現役合格率37.28%神奈川県の聖光学院は93人で3位。前年の95人から2人減少したものの、上位3校の一角を維持した。
現役合格者は85人で、卒業生228人に対する現役合格率は37.28%。今回のトップ10では、筑波大学附属駒場に次ぐ高い数字となっている。
合格者93人のうち85人が現役生という点も見逃せない。合格者総数では開成や灘を下回るが、現役生の進学実績という観点では非常に強い結果だ。
4位・筑波大学附属駒場は合格者数が減少しても現役率トップ級筑波大学附属駒場高校は89人で4位。前年の117人から28人減少した。
一見すると大きな後退に映るが、卒業生158人に対して現役合格者68人という数字に注目すると、別の評価が見えてくる。現役合格率は約43.04%で、今回の上位10校の中で最も高い。
合格者数ランキングだけなら4位だが、卒業生に占める現役合格者の割合ではトップとなる。学校規模を考慮せずに総数だけで比較することの限界を示す好例だ。
5位・渋谷教育学園幕張は共学校の存在感を示す千葉県の渋谷教育学園幕張高校は82人で5位。前年の75人から7人増加した。
現役合格者は71人で、現役合格率は20.17%。首都圏の共学校として安定した東大合格実績を残している。
男子校・女子校が上位に多いランキングの中で、共学校として上位に位置していることは注目に値する。
【現役・浪人別】東大現役合格率ランキングで見える本当の実力
東大合格者数を比較するとき、必ず確認したいのが現役・浪人別の内訳だ。
高校別ランキングに表示される合格者数には、卒業後に浪人して合格した人も含まれる。したがって、合格者総数が多い学校と、現役合格率が高い学校は必ずしも一致しない。
現役合格率の計算方法現役合格率は、次の計算式で求められる。
現役合格率=現役合格者数÷卒業生数×100
例えば聖光学院の場合、現役合格者85人を卒業生228人で割ると37.28%になる。
一方、現役合格者の割合という別の指標も存在する。これは現役合格者数を東大合格者総数で割ったものだ。聖光学院なら85人÷93人で約91.4%となる。
この2つは分母が異なるため、同じ「現役率」として扱うと誤解が生じる。進学実績を比較する際は、必ず計算方法を確認したい。
現役合格率で注目したい5校2026年度の実績から、特に注目したいのは以下の学校だ。
- 筑波大学附属駒場:約43.04%。卒業生158人に対して現役68人。
- 聖光学院:37.28%。85人が現役合格。
- 開成:34.71%。現役143人という圧倒的な人数も特徴。
- 灘:34.38%。卒業生224人に対して現役77人。
- 桜蔭:24.77%。卒業生218人に対して現役54人。
この比較から分かるのは、合格者数の順位がそのまま現役合格率の順位にはならないということだ。
例えば開成は合格者総数で1位だが、現役合格率では聖光学院や筑波大学附属駒場を下回る。逆に筑波大学附属駒場は総数で4位でも、現役合格率ではトップとなる。
また、浪人を含む合格者数が多い学校は、既卒生の再挑戦を含めた進学実績が厚いという見方もできる。現役・既卒のどちらを重視するかによって、ランキングの評価軸は変わってくる。
【前年比・歴代推移】2026年に大きく伸びた高校と減少した高校
2026年度は、上位校の合格者数に大きな変動が見られた。特に開成と西大和学園の増加が目立つ一方、筑波大学附属駒場や横浜翠嵐では前年から減少している。
開成は48人増、西大和学園は31人増最も大きく伸びた上位校の一つが開成だ。2025年度の150人から2026年度は198人となり、48人増加した。
西大和学園も大きく数字を伸ばした。2025年度の44人から2026年度は75人となり、31人増加。前年の順位から大きく上昇している。
灘も77人から95人へ18人増加し、2位に浮上した。桜蔭も52人から62人へ10人増え、女子校として上位の実績を示している。
筑駒・横浜翠嵐は前年から減少一方、筑波大学附属駒場は117人から89人へ28人減少。横浜翠嵐も74人から41人へ33人減少した。
ただし、東大合格者数は毎年の卒業学年の学力構成や志望動向によって変化する。単年度の増減だけで教育力の低下や向上を断定することはできない。
主要校の2024~2026年の推移- 開成:2024年149人 → 2025年150人 → 2026年198人
- 灘:2024年94人 → 2025年77人 → 2026年95人
- 聖光学院:2024年100人 → 2025年95人 → 2026年93人
- 筑波大学附属駒場:2024年90人 → 2025年117人 → 2026年89人
- 渋谷教育学園幕張:2024年64人 → 2025年75人 → 2026年82人
- 麻布:2024年55人 → 2025年83人 → 2026年77人
- 西大和学園:2024年71人 → 2025年44人 → 2026年75人
3年間の推移を見ると、学校ごとの特徴がより明確になる。
開成は2024年、2025年と安定した実績を残した後、2026年に大きく伸びた。渋谷教育学園幕張も3年連続で増加しており、継続的な上昇が見られる。
対照的に、筑波大学附属駒場は2025年の117人から2026年に89人へ変化した。単年の数字だけを見れば大幅減だが、2024年の90人と比べると、2026年はほぼ同水準に戻ったとも捉えられる。
歴代推移を確認する際には、直近1年だけでなく、最低でも3~5年程度のデータを比較することが大切だ。
【地域別ランキング】東大合格者を多く輩出する地域と代表校
東大合格者数ランキングは、首都圏の学校が目立つ一方、北海道から九州まで全国各地の進学校が合格者を送り出している。
インターエデュの2026年度地域別ランキングを参考に、各地域の代表的な高校を整理すると次のようになる。
- 北海道・東北:札幌南高校が19人。秋田高校も11人を輩出。
- 関東:開成高校が198人。聖光学院93人、筑波大学附属駒場89人などが続く。
- 中部:東海高校が34人、愛知県立旭丘高校が29人。
- 近畿・中国・四国:灘高校が95人、西大和学園が75人。
- 九州・沖縄:久留米大学附設高校が43人、ラ・サール高校が29人。
こうして見ると、関東だけでなく、関西や東海、九州にも全国上位に入る進学校が存在することが分かる。
特に灘と西大和学園は、関西圏の東大合格実績を代表する存在だ。九州では久留米大学附設やラ・サールが存在感を示している。
ただし、地域別のランキングは各地域の掲載対象校の中での順位であり、都道府県全体の合格者数を集計したものとは異なる。学校別の数字と地域全体の数字を混同しないようにしたい。
【集計方法を検証】一般選抜・推薦入試と速報値で数字が違う理由
2026年度の東大合格者数を調べると、同じ高校でも197人と198人、92人と93人など、掲載媒体によって数字が異なるケースがある。
これは単純な誤記とは限らない。集計日、学校からの回答状況、推薦入試の取り扱いなどが関係している。
一般選抜の合格者は2,990人、推薦は93人東京大学の2026年度一般選抜は、2026年3月10日に合格発表が行われた。志願者は8,329人、合格者は2,990人だった。
一方、学校推薦型選抜は2月11日に最終合格者が発表され、合格者は93人。2016年度の制度導入以来、過去最多となった。
一般選抜と学校推薦型選抜を単純合算すると3,083人となる。大学通信オンラインの2026年7月31日更新データも、推薦を含む合格者数として3,083人を掲載している。
なお、外国学校卒業学生特別選考は別の選抜区分であり、一般選抜と学校推薦型選抜の合計とは区別して考える必要がある。
開成197人と198人の違いはどこから生じたのか2026年3月13日午前9時時点の大学通信・サンデー毎日・AERAの共同調査では、開成の合格者数は197人と掲載されていた。
その後の更新では198人となり、インターエデュの学校別内訳では、一般選抜等の合格者に加えて工学部の学校推薦型選抜による合格者1人が確認できる。
つまり、3月の速報値と、推薦を含めた後日の集計値を比較すれば、1人の差が生じる。
聖光学院についても、3月10日18時時点の速報では92人だったが、その後の掲載値では93人となっている。桜蔭も速報時点の57人から更新後は62人となった。
集計時点によって数字が変わるため、ランキングを比較するときは、必ず更新日と集計対象を確認したい。
高校別ランキングは東京大学の公式順位ではないもう一つ重要なのが、東京大学が高校別ランキングを公式に発表しているわけではないという点だ。
東京大学は大学全体の入試結果や選抜区分別の合格者数を公表している。一方、高校別のランキングは、大学通信、サンデー毎日、AERAなどの共同調査や、インターエデュ、各学校の公表情報などをもとに作成される。
未回答の高校や合格実績を公表していない高校が掲載対象から外れる場合もある。そのため、媒体ごとの掲載数や順位が完全に一致するとは限らない。
特に3月の速報ランキングと、夏以降に更新されたランキングを同じ条件のデータとして比較することは避けたい。
【プロの結論】東大合格者数ランキングを進学校選びに生かす方法
東大合格者数ランキングは、進学校の進学実績を知るうえで有力な資料だ。しかし、受験生や保護者が学校選びに利用する場合、順位だけで判断するのはおすすめできない。
合格者総数を重視する人が見るべきポイント東大合格者を多く輩出する環境や、難関大学を目指す生徒の層の厚さに関心がある場合は、合格者総数が参考になる。
開成の198人、灘の95人、聖光学院の93人という数字は、各校が長期にわたり積み重ねてきた進学実績を把握する材料になる。
ただし、合格者数が多いからといって、すべての生徒が同じように東大を目指すわけではない。他大学への進学や海外大学への進学など、卒業後の選択肢も考慮する必要がある。
現役合格を重視する人が見るべきポイント高校卒業時点での合格実績を重視するなら、現役合格率を確認したい。
2026年度の筑波大学附属駒場は約43%、聖光学院は37.28%、開成は34.71%だった。現役での進学実績を重視する家庭にとって、合格者総数とは違った比較材料になる。
ただし、現役合格率も学校の教育だけで決まるものではない。入学時点の学力、受験生の志望、卒業生数など、複数の要因が関係する。
学校選びでは東大以外の進学実績も確認する東大合格者数が多い学校でも、京都大学、東京科学大学、一橋大学、医学部、早慶などへの進学実績には違いがある。
また、学校の授業内容、探究活動、部活動、通学時間、校風、学習サポートなども、6年間の学校生活を考えるうえで欠かせない要素だ。
東大合格者数ランキングは、学校を比較するための入口として活用するのが適切だ。最終的には、本人がどのような環境で学び、どの大学や学部を目指したいのかを軸に判断したい。
【東大合格者数ランキングの2026年版】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の東大合格者数ランキング1位はどこの高校ですか?
A1:開成高校です。2026年度は198人で、45年連続の全国最多を記録しました。現役合格者は143人です。
Q2:2026年の東大現役合格率が高い高校はどこですか?
A2:上位10校では筑波大学附属駒場高校が約43.04%で最も高い水準です。卒業生158人に対して現役合格者68人という実績です。続いて聖光学院37.28%、開成34.71%、灘34.38%となっています。
Q3:東大合格者数に浪人生や推薦入試の合格者は含まれますか?
A3:集計媒体や集計時点によって異なります。推薦入試を含む更新後のランキングでは、学校推薦型選抜の合格者も合計に加算されます。現役・既卒の区分や推薦の取り扱いを確認することが大切です。
Q4:2026年の開成高校の合格者数は197人と198人のどちらですか?
A4:3月13日午前9時時点の大学通信などの共同調査では197人でした。その後、学校推薦型選抜の合格者を含む更新データでは198人となっています。両者は集計時点と対象の違いによるものです。
Q5:2026年に東大合格者数を大きく伸ばした高校はどこですか?
A5:開成高校は前年から48人増、西大和学園は31人増、灘高校は18人増となりました。特に開成と西大和学園の伸びが目立っています。
Q6:東大合格者数ランキングは東京大学が公式に発表していますか?
A6:大学別の入試結果は東京大学が公表していますが、高校別ランキングは大学通信や各種教育情報媒体などが学校への調査や公表データをもとに集計したものです。媒体ごとに数字が異なる場合があります。
まとめ:2026年の東大合格者数は総数と現役率の両方で比較しよう
2026年度の東大合格者数ランキングでは、開成高校が198人で1位となり、45年連続の首位を維持した。灘高校が95人、聖光学院が93人、筑波大学附属駒場が89人、渋谷教育学園幕張が82人と続いている。
一方、現役合格率に目を向けると、筑波大学附属駒場が約43.04%、聖光学院が37.28%と、合格者総数とは異なる順位が見えてくる。西大和学園の31人増、開成の48人増など、前年比の変化にも各校の特徴が表れている。
また、2026年度は学校推薦型選抜で93人が合格し、一般選抜の2,990人と合わせて3,083人となった。推薦入試の合格者を含むかどうかによって、各高校の合格者数にも違いが生じる。
東大合格者数ランキングを正しく読み解くには、総数、現役・既卒の内訳、卒業生数に対する合格率、集計時点の4点を押さえることが重要だ。
順位だけに注目するのではなく、複数年の推移や学校ごとの教育環境まで比較することで、各校の進学実績をより立体的に理解できる。2027年度以降のランキングを見る際にも、2026年度の数字を基準に、継続的な変化を追っていきたい。
主な参照資料・数値確認元
- 大学通信オンライン:2026年度高校別ランキング、7月31日更新データ。
- 英進館:2026年度・2025年度・2024年度の高校別合格実績比較。
- インターエデュ:現役合格率、地域別ランキング、学校別合格内訳。
- 東京大学:学校推薦型選抜の公式合格者数資料。
- 東大新聞オンライン:2026年度一般選抜の合格者数と入試結果。