横浜の水上バス「シーバス」は、Y Cruise株式会社が運航する横浜港内の定期航路だ。単なる観光クルーズではなく、観光地間を移動する交通手段として利用できる。
基本的な航路は次の順番となる。
横浜駅東口(ベイクォーター)→ ハンマーヘッド → ピア赤レンガ → 山下公園
ただし、すべての便が各乗り場に停車するわけではない。時刻表には一部の寄港地を通過する便や、山下公園まで直行する便も設定されている。
4つの乗り場と観光スポットの関係
1. 横浜駅東口・ベイクォーター
横浜観光の出発地点として便利な乗り場。商業施設の横浜ベイクォーター2階にあり、駅から徒歩でアクセスできる。
2. 横浜ハンマーヘッド
新港ふ頭客船ターミナル前に位置する。ショッピングや飲食、港の景色を楽しみたい人に向いている。
3. ピア赤レンガ
赤レンガ倉庫1号館の海側にある乗り場。赤レンガ倉庫の散策と組み合わせやすい。
4. 山下公園
横浜港を代表する公園に隣接する乗り場。マリンタワーや中華街方面への観光にも便利だ。
この4カ所を結ぶことで、横浜駅周辺からみなとみらい、新港地区、山下公園までを海上で移動できる。
【2026年最新】横浜水上バスの料金・運賃と所要時間を徹底比較

横浜シーバスの運賃は、乗船する区間によって異なる。
2026年11月2日時点で公式料金表に掲載されている通常定期便の運賃は次のとおりだ。
区間別の料金一覧※上記は大人の片道運賃。子供料金は各区間で大人料金の半額。金額は税込。
子供料金は次のとおり。
- 横浜駅東口~ハンマーヘッド:650円
- 横浜駅東口~ピア赤レンガ:650円
- 横浜駅東口~山下公園:750円
- ハンマーヘッド~ピア赤レンガ:500円
- ハンマーヘッド~山下公園:650円
- ピア赤レンガ~山下公園:650円
0~2歳の幼児は、大人1名につき1名まで無料。3歳から小学生までは子供料金が適用される。
横浜シーバスの所要時間公式FAQで案内されている区間別の所要時間は以下のとおり。
- 横浜駅東口~ハンマーヘッド:約15分
- ハンマーヘッド~赤レンガ倉庫:約10分
- 赤レンガ倉庫~山下公園:約10分
- 横浜駅東口~山下公園の直行便:約20分
注目したいのは、横浜駅東口から山下公園まで直行便なら約20分で到着できることだ。
途中の観光地に立ち寄りながら移動するか、目的地まで短時間で移動するかによって、選ぶ便が変わってくる。
料金と時間、どちらを優先するべき?横浜水上バスは、単純な移動距離だけで考えると鉄道や徒歩より割高になる場合がある。
しかし、海上からみなとみらいの建物や赤レンガ倉庫を眺められる点は、陸上交通にはないメリットだ。
特に横浜駅からハンマーヘッドまでの約15分は、短いながらも港町らしい景色を楽しめる区間。観光の一部として船に乗りたい人には、料金以上の体験価値がある。
【2026年最新時刻表】横浜シーバスは何時に出航する?
シーバスの運航時刻表は、平日と土日祝で異なる。
公式サイトに掲載されている2026年11月2日時点の時刻表を確認すると、横浜駅東口発は午前10時台から午後6時台まで運航便が設定されている。
横浜駅東口発の平日時刻表| 出航時刻 | 備考 |
|---|---|
| 10:30 | 赤レンガ寄港なし |
| 11:20 | ハンマーヘッド寄港なし |
| 11:50 | 赤レンガ寄港なし |
| 13:10 | 通常航路 |
| 14:10 | 赤レンガ寄港なし |
| 14:45 | 赤レンガ寄港なし |
| 15:40 | 赤レンガ寄港なし |
| 16:10 | ハンマーヘッド寄港なし |
| 17:00 | 通常航路 |
| 18:00 | 赤レンガ寄港なし |
| 出航時刻 | 備考 |
|---|---|
| 10:10 | 山下公園直行 |
| 10:30 | 赤レンガ寄港なし |
| 11:00 | 山下公園直行 |
| 11:20 | ハンマーヘッド寄港なし |
| 11:50 | 赤レンガ寄港なし |
| 12:00 | 山下公園直行 |
| 13:10 | 通常航路 |
| 13:55 | 山下公園直行 |
| 14:10 | 赤レンガ寄港なし |
| 14:45 | 赤レンガ寄港なし |
| 15:10 | 山下公園直行 |
| 15:40 | 赤レンガ寄港なし |
| 16:10 | ハンマーヘッド寄港なし |
| 16:30 | 山下公園直行 |
| 17:00 | 通常航路 |
| 17:40 | 山下公園直行 |
| 18:00 | 赤レンガ寄港なし |
初めて利用する人が間違えやすいのが、時刻表に付いている記号だ。
- 直:山下公園までの直行便
- 赤無:ピア赤レンガには寄港しない
- HH無:ハンマーヘッドには寄港しない
例えば、横浜駅東口を11時20分に出る平日便はハンマーヘッドに寄港しない。
赤レンガ倉庫で降りたい人が「横浜駅東口から出る便なら、どれでも停車する」と考えてしまうと、予定が狂う可能性がある。
ハンマーヘッド・赤レンガ・山下公園発の時刻表各乗り場にも、それぞれ出航時刻が設定されている。
ハンマーヘッド発の平日便では、横浜駅東口行きが11時25分、13時40分、14時20分、15時15分、16時35分、17時30分など。
ピア赤レンガ発では、山下公園方面への便が11時40分、13時45分、16時30分、17時35分などに設定されている。
山下公園発には、横浜駅東口までの直行便もある。
土日祝は各乗り場の発着時刻も変わるため、出発地点だけでなく、到着地点側の時刻表も確認したい。
【乗り場・アクセスガイド】初めてでも迷わない乗船方法
シーバスを利用する際に意外と時間がかかるのが、乗り場を見つけることだ。
特に横浜駅東口は駅構内からベイクォーター方面へ移動する必要がある。乗船直前に探し始めるのではなく、余裕を持って到着したい。
横浜駅東口・ベイクォーター乗り場住所:神奈川県横浜市神奈川区金港町1-10 横浜ベイクォーター2階
アクセス:
- JR横浜駅きた東口から徒歩約5分
- JR横浜駅東口から徒歩約10分
- みなとみらい線横浜駅から徒歩約10分
横浜駅から直接向かいやすく、初めて横浜を訪れる観光客にも使いやすい乗り場だ。
横浜ハンマーヘッド乗船場所住所:神奈川県横浜市中区新港2-14-1 新港ふ頭客船ターミナル前
アクセス:
- みなとみらい線馬車道駅6番出口から徒歩約10分
- JR桜木町駅から徒歩約15分
ハンマーヘッドで食事やショッピングを楽しんでから乗船するプランにも適している。
ピア赤レンガ乗船方法住所:神奈川県横浜市中区新港1-1-1 横浜赤レンガ倉庫1号館海側
アクセス:
- みなとみらい線馬車道駅6番出口から徒歩約7分
- JR桜木町駅から徒歩約20分
赤レンガ倉庫の建物の海側に乗り場がある。倉庫の正面入口と船着き場は別の場所なので、海側へ進むのがポイントだ。
山下公園乗り場住所:神奈川県横浜市中区山下公園地先
アクセス:
- みなとみらい線元町・中華街駅4番出口から徒歩約5分
- JR石川町駅から徒歩約15分
中華街や山下公園を散策した後、横浜駅方面へ船で戻るときに便利だ。
各乗り場の電話番号は次のとおり。
| 乗り場 | 電話番号 |
|---|---|
| 横浜駅東口 | 045-453-7047 |
| ハンマーヘッド | 045-307-4815 |
| ピア赤レンガ | 090-4911-6151 |
| 山下公園 | 045-264-6855 |
ここは、利用前に知っておきたい要点だ。
通常のシーバス定期便は、15名以上の団体のみ事前予約が可能。個人利用の場合は、基本的に当日乗り場でチケットを購入する方式となる。
予約の取り扱いは次のように分かれている。
- 通常定期便:15名以上の団体のみ電話予約可能
- イルミネーションクルーズ:1名から予約可能
- 工場夜景クルーズ:1名から予約可能
- みなと周遊クルーズ:1名から予約可能
- 指定のイベント・特別クルーズ:各プランの予約条件に従う
通常定期便を個人で利用する場合、当日の券売機または窓口で乗船券を購入する。
乗船手続きは出航10分前まで、船内への案内は出航約5分前からが目安だ。
なお、予約制の特別クルーズは、プランによって出航30分前を目安に到着するよう案内されている。
支払い方法は?公式FAQによると、各乗り場では以下の決済方法が利用できる。
- クレジットカード:VISA、Mastercard、JCB、American Expressなど
- 電子マネー:iD、交通系ICカード
クレジットカードは一括払いのみ。
【運航状況・運休情報】雨の日や大岡川クルーズはどうなる?
横浜シーバスの定期航路には、通常の定休日は設けられていない。
ただし、気象状況や海象、船舶の点検などによって運休・減便となる場合がある。
2026年11月2日の運航状況運営会社の11月2日付の運航情報では、シーバスの定期便は通常運航と発表されている。
これは11月2日当日の情報であり、翌日以降の運航を保証するものではない。旅行当日には最新のお知らせを確認したい。
雨の日でも乗船できる?公式FAQでは、雨そのものは運航に影響しないと案内されている。
ただし、デッキ席には雨を防ぐ設備がない。雨天時は船内で過ごすことを想定し、服装にも気を配りたい。
また、雨が降っていなくても、強風や波の状態によって安全な運航が難しいと判断されれば運休することがある。
大岡川の運河クルーズはシーバスと別物?横浜の水上観光には、横浜港内を結ぶシーバスの定期便とは別に、大岡川周辺を楽しむ運河クルーズもある。
大岡川は横浜の市街地を流れる河川で、桜の季節には水面から桜並木を眺めるクルーズが企画されることもある。
運営会社のシーバス関連プランにも「大岡川桜クルーズ」が掲載されており、通常の定期航路とは異なる季節限定の観光体験として位置付けられている。
2026年11月8日には「よこはま運河チャレンジ」開催2026年の横浜の水辺に関する話題として注目したいのが、11月8日(日)開催予定の「よこはま運河チャレンジ」だ。
横浜市の2026年10月16日付記者発表資料によると、このイベントは14年目を迎える。
今年は5月に完成した石川町フェリーチェ桟橋を活用し、新たな航路やクルーズを実施する計画だ。
開催場所には石川町、堀割川いそご桟橋、蒔田公園、日ノ出町、ピア象の鼻、大岡川夢ロードなどが含まれている。
水上交通を活用して、横浜港だけでなく河川と周辺の街をつなぐ取り組みだ。
ここで注意したいのは、運河チャレンジの特別航路と、シーバスの通常定期便は同じものではないということ。
大岡川を船で巡りたい場合は、イベントや季節限定プランの運航日、乗り場、予約条件を個別に確認する必要がある。
【横浜港クルーズを比較】シーバス・周遊クルーズ・マリーンルージュの違い
横浜には複数の船上観光サービスがあり、名前が似ているため混同されやすい。
しかし、目的はそれぞれ異なる。
シーバス定期便:観光と移動を両立シーバス定期便は、横浜駅東口、ハンマーヘッド、ピア赤レンガ、山下公園を結ぶ海上交通サービスだ。
最大のメリットは、観光スポット間を移動しながら船上の景色を楽しめること。
乗船時間が10~20分程度の区間もあり、観光スケジュールに組み込みやすい。
横浜みなと周遊クルーズ:船上観光そのものが目的同じシーバスを利用するサービスでも、横浜みなと周遊クルーズは目的が異なる。
公式プランでは、ガイドの案内付きで約40分間のクルーズを楽しめる。
定期便のように目的地まで移動するというより、横浜港の景色や名所を船上から眺めることを中心にしたプランだ。
マリーンルージュ:食事や記念日を楽しむレストラン船は、横浜港を運航するレストラン船。
ランチ、アフタヌーン、サンセット、ディナーなどのクルーズが用意されている。
Y Cruise株式会社の会社案内によると、全長約52メートル、683トン、旅客定員330名の船舶だ。
船上で食事を楽しみながら、横浜港の景色を眺めたい人に向いている。
3つのサービスを目的別に比較| サービス | 主な目的 | おすすめの利用者 |
|---|---|---|
| シーバス定期便 | 観光地間の移動 | 横浜観光を効率よく楽しみたい人 |
| みなと周遊クルーズ | 約40分の船上観光 | 横浜港の景色をじっくり見たい人 |
| マリーンルージュ | 食事・レストランクルーズ | デートや記念日を楽しみたい人 |
シーバスの公式サイトには、実際の利用者の声も掲載されている。
イルミネーションクルーズの利用者からは、ガイドによる横浜の歴史や観光名所の解説、船上から見る夜景、開放的な座席からの写真撮影などが評価されている。
特に興味深いのは、横浜在住の利用者が、ガイドの説明によって地元の魅力を再発見できたという感想だ。
つまり、シーバスの魅力は観光客だけに向けられたものではない。普段から横浜を知っている人にとっても、海上から見ることで街の印象が変わる体験になり得る。
【プロの結論】シーバスを選ぶべき人・選ばないほうがよい人横浜水上バスを利用するかどうかは、観光の目的によって判断したい。
シーバスをおすすめできる人
- 横浜駅からみなとみらい方面へ船で移動したい人
- 赤レンガ倉庫や山下公園を効率よく観光したい人
- 横浜港の景色を短時間でも楽しみたい人
- 子供と一緒に船旅を体験したい人
- 徒歩や電車とは違う移動方法を探している人
別の交通手段やクルーズを検討したい人
- 出発時間を自由に決めたい人
- 目的地への到着時間を最優先したい人
- 横浜港を長時間かけて周遊したい人
- 船内で本格的な食事を楽しみたい人
- 大岡川の桜並木をじっくり観賞したい人
シーバスの本質は、交通手段と観光体験の中間にあることだ。
単純な移動効率だけで比較すれば、電車や徒歩が便利な場合もある。しかし、横浜港の景色を楽しみながら移動できることを含めて考えれば、シーバスならではの価値が見えてくる。
【水上バス横浜のよくある質問(FAQ)】
Q1:横浜の水上バス・シーバスは予約なしでも乗れますか?
A1:通常の定期便は、予約なしでも利用できる。乗り場の券売機または窓口で当日乗船券を購入する。15名以上の団体は電話予約が可能。企画クルーズはプランごとに予約条件が異なる。
Q2:横浜駅東口から山下公園までは何分かかりますか?
A2:直行便の場合、約20分。ハンマーヘッドや赤レンガ倉庫に寄港する便は所要時間が異なるため、時刻表で確認したい。
Q3:横浜水上バスの子供料金はいくらですか?
A3:区間によって500円、650円、750円。3歳から小学生までは子供料金で、0~2歳は大人1名につき1名まで無料となる。
Q4:雨の日でもシーバスは運航しますか?
A4:雨だけで運休にはならない。ただし、強風や海象状況などによって安全な運航が難しい場合は欠航・運休することがある。
Q5:横浜シーバスはどこから乗れますか?
A5:横浜駅東口のベイクォーター、横浜ハンマーヘッド、ピア赤レンガ、山下公園の4カ所。便によって寄港地が異なるため注意が必要だ。
Q6:シーバスとマリーンルージュは何が違いますか?
A6:シーバスは観光スポット間を結ぶ水上バスが中心。マリーンルージュは船内で食事を楽しむレストランクルーズ船。利用目的に応じて選ぶとよい。
まとめ:横浜水上バスは料金・時刻表・目的で選ぶのが正解
横浜の水上バス「シーバス」は、横浜駅東口からハンマーヘッド、赤レンガ倉庫、山下公園までを海上で結ぶ、横浜らしい移動手段だ。
2026年11月現在の通常運賃は、大人1,000円~1,500円。所要時間は横浜駅東口からハンマーヘッドまで約15分、赤レンガ倉庫から山下公園まで約10分、横浜駅東口から山下公園までの直行便なら約20分となっている。
利用前に押さえたい要点は次の3つ。
1. 料金確認:乗船区間によって運賃が異なるため、目的地までの料金を確認する。
2. 時刻表確認:平日と土日祝で時刻が異なり、寄港しない便もある。
3. 運航状況確認:強風や船舶点検などによる運休・減便に備え、当日の公式情報を確認する。
また、横浜港の周遊クルーズやマリーンルージュ、大岡川の運河クルーズなど、横浜には異なる魅力を持つ水上観光もある。
横浜駅からの移動を楽しみたいならシーバス定期便、船上観光をじっくり味わいたいなら周遊クルーズ、食事や特別な時間を楽しみたいならマリーンルージュという選び方がわかりやすい。
横浜観光を陸上だけで終わらせず、海から眺める。 その選択肢として、シーバスは2026年も魅力的な存在だ。
記事情報基準日:2026年11月2日。運賃・時刻・運航条件は変更される場合があります。