「ピーコックスマッシャー」とは、『スプラトゥーン3』のサーモンランに登場する特殊ブキ「クマサン印のストリンガー」を指すプレイヤー間の俗称です。通称「クマサン弓」「クマ弓」とも呼ばれ、1回の射撃で9本の矢を同時に発射するという、通常のストリンガーとは一線を画す性能を持っています。
この呼び名の背景には、漫画・アニメ作品『機動戦士クロスボーン・ガンダム』に登場する9連装ビーム兵器「ピーコック・スマッシャー」との外見・攻撃方式の類似があります。どちらも弓やボウガンを思わせる形状で、複数の弾を広範囲に一斉発射する点が共通しています。
【正体を解説】ピーコックスマッシャーはクマサン印のストリンガーのこと

ピーコックスマッシャーの正体は、『スプラトゥーン3』の協力型PvEモード「サーモンラン NEXT WAVE」に登場するクマサン印のストリンガーです。
ゲーム内での正式名称は「クマサン印のストリンガー」。プレイヤー間では「クマ弓」「クマサン弓」「クマスト」などの呼び方が定着しています。その派生的な俗称の一つがピーコックスマッシャーです。
通常のトライストリンガーをベースに、クマサン商会が独自に改造した特殊ブキであり、通常の対戦モードで自由に装備できる武器ではありません。基本的にはサーモンランのランダムブキ支給で入手する仕組みです。
通常のトライストリンガーとは何が違う?最大の違いは、発射する矢の本数と攻撃範囲です。
通常のトライストリンガーが3本の矢を発射するのに対し、クマサン印のストリンガーは一度に9本を発射します。単純に矢の数が3倍になっただけではなく、チャージによる威力上昇、爆発、射程、インク消費なども大幅に変更されています。
加えて、通常のストリンガーのようにフルチャージで弾を一点に集めることはできません。9本それぞれが異なる方向へ飛ぶため、単体への攻撃と広範囲への攻撃を使い分ける必要があります。
クマサン印のブキとしての位置付けクマサン印のブキは、サーモンランにおける特殊なレアブキ群です。通常のブキをベースにした独特の改造が施されており、強力な性能と引き換えに極端な弱点を持つものも少なくありません。
クマサン印のストリンガーもその代表例です。攻撃力と塗り性能は非常に高い一方、インク管理と命中精度が難しく、性能を引き出すには通常の弓とは違った感覚が大切です。
攻略情報を掲載するGameWithなどでも、サーモンランの特定のランダム支給期間に登場する専用ブキとして紹介されています。
【性能を数値で比較】9発同時発射とフルチャージ1350ダメージの仕組み
ピーコックスマッシャーが話題になる最大の理由は、9本の矢による圧倒的な瞬間火力です。
クマサン印のストリンガーは、チャージ段階によって矢1本あたりのダメージが変化します。9本すべてが同じ対象に直撃すれば、フルチャージで合計1350ダメージという非常に大きな火力を発揮します。
チャージ段階別の基本性能スプラトゥーン3攻略・検証Wikiに掲載されている性能データを整理すると、次のようになります。
| 項目 | ノーチャージ | 1段階チャージ | フルチャージ |
|---|---|---|---|
| 発射数 | 9本 | 9本 | 9本 |
| 矢1本の直撃ダメージ | 35 | 72 | 150 |
| 9本の直撃合計 | 315 | 648 | 1350 |
| 爆風ダメージ | なし | 40 | 40 |
| インク消費量 | 9% | 12% | 24% |
| インク満タン時の射撃回数 | 約11発 | 約8発 | 約4発 |
| チャージ時間 | 最短10F | 30F | 62F |
※Fはフレームを表し、60Fが約1秒です。爆風ダメージはチャージした矢の着弾後に発生するもので、直撃合計とは別の攻撃要素です。数値は攻略・検証Wikiの掲載データに基づきます。
特に注目したいのは、フルチャージの直撃ダメージです。150×9本で合計1350ダメージとなり、密着状態で複数の矢を命中させれば、通常の攻撃では処理に時間がかかる高体力のオオモノシャケも短時間で撃破できます。
9発同時発射の仕組みとは?このブキは、9本の矢を一つの照準に完全収束させる仕組みではありません。複数の発射口から異なる角度で矢を放ち、扇状に攻撃範囲を広げる構造です。
チャージすると矢の威力が上がり、拡散角度も狭くなります。しかし、フルチャージしても9本すべてが中央に集まるわけではありません。
つまり、1350ダメージは常に出せる数値ではなく、9本すべてを同じ敵に当てた場合の理論上の合計値です。離れた小型の敵に対しては、命中する矢が1~2本にとどまることもあります。
射程はどれくらい?フルチャージなら遠距離も狙える?フルチャージ時の横撃ちでは、9本それぞれの照準位置によって有効射程が異なります。攻略・検証Wikiの測定値では、左端・中央・右端の照準で約6.4・5.7・5.3ラインです。
ただし、この数字を通常の弓のような一点集中型の射程と考えるのは危険です。照準の位置ごとに飛距離が違い、遠くの小さな敵に9本すべてを当てることは困難です。
実戦では、遠距離の敵を狙うためだけにフルチャージするよりも、敵との距離や大きさに応じてチャージ段階を調整するほうが効率的です。
ジャンプ撃ちで横撃ちと縦撃ちを切り替えるもう一つの重要な特徴が、地上とジャンプ中で射撃方向が変わることです。
- 地上射撃:9本の矢を横方向に広げて発射する。
- ジャンプ射撃:矢が縦方向に並び、上下に広い攻撃範囲を作る。
この違いを利用すれば、地上の敵には横撃ちで広範囲を攻撃し、縦方向に並んだ敵にはジャンプ撃ちで対応できます。
特にタワーは、ジャンプして縦撃ちを行い、フルチャージした矢を鍋に当てることで一度に処理できる可能性があります。着地やジャンプのタイミングも関係するため、実戦前に操作感を覚えておくと有利です。
【元ネタを検証】クロスボーン・ガンダムのピーコック・スマッシャーと似ている理由
ピーコックスマッシャーという呼び名を理解するうえで欠かせないのが、『機動戦士クロスボーン・ガンダム』に登場する「ピーコック・スマッシャー」です。
こちらはクロスボーン・ガンダムシリーズに登場する携行式の連装ビーム兵器です。BANDAI SPIRITSのHGUC「クロスボーン・ガンダムX1改・改」の公式商品説明でも、9発のビームを一度に広範囲へ発射するライフルとして紹介されています。
2つの武器に共通する特徴両者の類似点は、単に弾数が多いというだけではありません。外見と攻撃方法の両面で共通点があります。
- 弓・ボウガンを思わせる外観:どちらも通常の銃とは異なる、弓状のシルエットを持っています。
- 9発という共通点:クマサン弓は9本の矢、ピーコック・スマッシャーは9発のビームを発射します。
- 広範囲への攻撃:一点に集中するだけでなく、複数の弾を広げて攻撃できる構造です。
- 高い瞬間火力:複数の弾が命中したときに大きなダメージを与えられます。
とりわけ9発同時発射という特徴は、両者を結び付ける分かりやすい共通点です。
ピーコック・スマッシャーの名前の意味ピーコック(Peacock)は英語で雄のクジャクを意味します。
ガンダム作品のピーコック・スマッシャーは、複数の砲口を展開して広範囲にビームを発射する兵器です。孔雀が羽を広げるようなイメージと、武器の形状・攻撃方式が名称に結び付いています。
このような武器の特徴とクマサン印のストリンガーを見比べると、プレイヤーが同じ名称を連想する理由が分かります。
呼び名の由来は公式設定なのか?ここは混同しやすいポイントです。
「ピーコック・スマッシャー」はガンダム作品に登場する武器の名称であり、「ピーコックスマッシャー」はスプラトゥーン3のプレイヤー間で使われる俗称です。任天堂がクマサン印のストリンガーに付けた正式名称ではありません。
スプラトゥーン3の攻略・検証Wikiでも、クマサン印のストリンガーの俗称として「ピーコックスマッシャー」が掲載されています。一方、両作品の開発者が公式にコラボレーションや命名上の関係を発表した事実は確認できません。
したがって、最も自然な理解は、9発同時発射と弓状の外観が共通していることから生まれたファンの呼び名、というものです。
【サーモンラン攻略】ピーコックスマッシャーの強みを生かす立ち回り
クマサン印のストリンガーは、最大火力だけを追い求めるとインク不足や被弾につながりやすいブキです。重要なのは、敵の種類と状況に合わせてチャージを使い分けることです。
1. 雑魚シャケにはノーチャージ・半チャージザコシャケの群れに対しては、ノーチャージや短いチャージが効果的です。
ノーチャージでも9本の矢が発射されるため、広範囲に315ダメージ相当の直撃火力をばらまけます。射撃間隔も比較的短く、複数のシャケをまとめて攻撃できます。
また、1段階チャージでは矢に爆発が加わります。群れに撃ち込めば、直撃しなかった敵も爆風に巻き込めるため、雑魚処理と塗りを同時に進めやすくなります。
2. オオモノシャケにはフルチャージを使い分けるオオモノシャケに対しては、フルチャージの高火力を生かした攻撃が有効です。
特に体の大きい敵や接近してきた敵には複数の矢が当たりやすく、最大1350ダメージという強みを発揮できます。
ただし、バクダンやナベブタのように狙うべき弱点が小さい敵には注意が必要です。照準の中心に敵を置くだけでは、矢がうまく当たらないことがあります。
攻略・検証Wikiでは、照準の右側に比較的まとまった矢があることを利用し、バクダンの弱点やナベブタの操縦席に合わせる方法も紹介されています。
3. タワーにはジャンプ縦撃ちタワーへの攻撃では、ジャンプ撃ちによる縦方向の射撃が役立ちます。
タワーは複数の鍋が縦に積み重なっているため、横撃ちよりも縦撃ちのほうが攻撃を通しやすい場面があります。
9本の矢を縦に広げて当てられれば、複数の鍋を一度に吹き飛ばせます。ただし、ジャンプ直後に完全な縦撃ちになるわけではないため、タイミングを覚えることが重要です。
4. 壁塗りと足場づくりにも活用するクマサン弓は攻撃だけでなく、塗り性能にも優れています。
9本の矢が広範囲に着弾するため、壁や床を効率よく塗ることができます。特にチャージ弾は着弾後に爆発するため、複数の場所をまとめて塗れるのが強みです。
サーモンランでは、味方が移動するための壁や、危険な場所から離脱するための足場を作ることも重要な仕事です。オオモノ処理だけにこだわらず、チーム全体の生存率を上げるために塗りを担当する判断も必要になります。
5. インク残量を常に確認する最も注意したいのはインク消費です。
フルチャージは1発でインクタンクの24%を消費するため、満タンでも最大4発程度しか撃てません。雑魚処理で連射していると、オオモノシャケが接近したときにインクが残っていないという状況が発生します。
そのため、射撃後は敵の動きを確認し、安全なタイミングでインク回復を行うことが重要です。
無理に攻撃を続けるより、少し距離を取り、次の攻撃に備えてインクを回復させるほうが結果的にチームへ貢献できます。
【弱点と注意点】強すぎるように見えるクマサン弓にも落とし穴がある
最大1350ダメージという数字だけを見ると、ピーコックスマッシャーはサーモンラン最強クラスの万能ブキに思える可能性があります。
しかし、実際の運用では明確な弱点があります。
弱点1:フルチャージでも弾が完全に収束しない最も大きな弱点は、フルチャージでも矢が完全には一点に集まらないことです。
そのため、遠くの敵や小型の敵に対しては、9本のうち一部しか命中しないケースが少なくありません。理論上の最大ダメージと実際のダメージに大きな差が生まれます。
特に、遠距離から小さな弱点を狙う場合は、通常のストリンガーよりもエイムの難しさを感じることがあります。
弱点2:インク効率が非常に悪いフルチャージ1発で24%という消費量は、連続射撃を難しくする大きな要因です。
攻撃力が高くても、インクが切れてしまえば反撃も塗りもできません。敵が密集する満潮時や、複数のオオモノシャケが同時に出現する状況では、射撃の優先順位を考える必要があります。
弱点3:接近して火力を出すリスクがある1350ダメージを実現するには、できるだけ多くの矢を当てる必要があります。
しかし、そのために敵へ不用意に近づけば、被弾する危険が高まります。特に高難度のWAVEでは、オオモノシャケの攻撃に加えてザコシャケの包囲も起こりやすく、密着攻撃を狙うこと自体が危険になる場面があります。
接近して倒すべき敵と、距離を保って攻撃すべき敵を見極めることが大切です。
ピーコックスマッシャーが向いているプレイヤー・向いていないプレイヤー- 向いている人:チャージ段階を状況に合わせて使い分けられる人、敵の動きを予測して攻撃できる人、インク残量を意識して立ち回れる人。
- 練習したい人:弓の照準やジャンプ縦撃ちに慣れていない人、複数の敵を同時に攻撃する感覚を身に付けたい人。
- 苦戦しやすい人:フルチャージを連発する人、すべての矢が当たる前提で接近する人、インク回復を後回しにする人。
【2026年最新性能】アップデートでクマサン弓は弱体化・強化された?
2026年10月30日時点で確認できる任天堂の更新データでは、Ver.11.3.0が2026年8月20日に配信されています。
この更新では新ブキ「PETシューター レプリカ」の追加や、一部メインウェポン、スペシャルウェポンの調整などが実施されました。一方、公開された変更項目にはクマサン印のストリンガーの性能変更は記載されていません。
したがって、2026年の最新環境を確認する際も、クマサン弓の基本的な性能を理解するうえでは、9発同時発射、フルチャージ150×9、インク消費24%という従来の性能データが参考になります。
2026年時点で押さえておきたい性能- 発射数:9本
- ノーチャージ:35×9ダメージ
- 1段階チャージ:72×9ダメージ
- フルチャージ:150×9ダメージ
- フルチャージ直撃合計:1350ダメージ
- フルチャージのインク消費:24%
- フルチャージに必要な時間:62F(約1.03秒)
ここで注意したいのは、通常のトライストリンガーに調整が入った場合でも、クマサン印のストリンガーに同じ変更が適用されるとは限らないことです。両者はベースとなる武器こそ共通していますが、性能は大きく異なります。
最新のバランスを判断するときは、通常のストリンガーの調整情報と、クマサン印のストリンガー固有の性能情報を分けて確認することが大切です。
【よくある質問】ピーコックスマッシャーに関する疑問(FAQ)
Q1:ピーコックスマッシャーはスプラトゥーン3の正式な武器名ですか?
A1:いいえ。正式名称は「クマサン印のストリンガー」です。ピーコックスマッシャーは、プレイヤー間で使われる俗称です。
Q2:ピーコックスマッシャーの元ネタはクロスボーン・ガンダムですか?
A2:名称の元ネタと考えられるのは、『機動戦士クロスボーン・ガンダム』に登場するピーコック・スマッシャーです。9発のビームを広範囲に発射する特徴や、弓状の外観がクマサン弓と似ています。ただし、任天堂による公式な命名・コラボレーション発表はありません。
Q3:フルチャージで本当に1350ダメージ出せますか?
A3:可能です。矢1本あたり150ダメージで、9本すべてが同じ敵に直撃すれば合計1350ダメージになります。ただし、弾が完全に収束しないため、敵との距離や照準によって実際のダメージは変わります。
Q4:クマサン弓は通常のバトルでも使用できますか?
A4:通常のナワバリバトルやバンカラマッチで自由に装備することはできません。基本的にサーモンラン専用の特殊ブキです。
Q5:フルチャージとノーチャージはどちらが強いですか?
A5:状況によって異なります。フルチャージは高体力のオオモノシャケや近距離での高火力攻撃に向いています。ノーチャージは広範囲への攻撃や雑魚処理、塗りに向いています。インク効率も考慮すると、常にフルチャージを選ぶのが正解ではありません。
Q6:2026年現在、クマサン印のストリンガーは弱体化されていますか?
A6:任天堂が公開している2026年8月20日配信のVer.11.3.0の変更項目には、同ブキの性能調整は記載されていません。最新の更新履歴と攻略・検証Wikiの性能データを併せて確認することをおすすめします。
まとめ:ピーコックスマッシャーは9発の火力と使い分けが魅力の特殊ブキ
ピーコックスマッシャーは、『スプラトゥーン3』のクマサン印のストリンガーを指すプレイヤー間の俗称です。その呼び名は、クロスボーン・ガンダムのピーコック・スマッシャーと、9発同時発射や弓状のデザインが似ていることから広まったと考えられます。
最大の魅力は、9本の矢によるフルチャージ1350ダメージという圧倒的な瞬間火力です。一方で、弾が完全に収束しないことや、フルチャージでインクを24%消費することなど、明確な弱点もあります。
実戦で成果を上げるためには、次の3点を意識が必要です。
- チャージを使い分ける:雑魚処理や塗りにはノーチャージ・半チャージ、オオモノには状況に応じたフルチャージを選ぶ。
- 射撃方向を使い分ける:地上の横撃ちとジャンプ縦撃ちを活用し、敵の形状に合わせて攻撃する。
- インクを管理する:高火力に頼りすぎず、攻撃後の回復時間を確保する。
2026年現在も、クマサン印のストリンガーはサーモンランで強烈な個性を発揮するブキです。最大ダメージだけを追いかけるのではなく、9本の矢が広範囲に飛ぶ特性を理解し、攻撃・塗り・味方のサポートを使い分けることが、ピーコックスマッシャーを使いこなすための近道です。
編集上の重要な参照資料
- 任天堂「スプラトゥーン3 更新データ」:2026年8月20日配信のVer.11.3.0。
- BANDAI SPIRITS「HGUC 1/144 クロスボーン・ガンダムX1改・改」:ピーコック・スマッシャーの9発同時発射に関する公式商品説明。
- 『スプラトゥーン3 攻略&検証Wiki』:チャージ別ダメージ、射程、インク消費、照準特性、実戦運用の検証資料。
- GameWith、攻略大百科:サーモンランでの入手条件と攻略情報。