下まつげをきれいにカールさせたいのに、ビューラーがうまく挟めない、まぶたを挟みそうで怖い、短い毛だけが残ってしまう。そんな悩みを解決するのが、下まつげにも対応したアイラッシュカーラーです。実は、上まつげ用の通常タイプを逆さにして使う方法だけでなく、細かい毛を狙いやすい部分用ビューラーやミニビューラーを活用する方法もあります。
資生堂の美容情報メディア「Beauty Journey」では、2025年2月28日に下まつげのビューラーの使い方やマスカラの塗り方を紹介。資生堂のヘアメイクアップアーティストによる実践的な手順も掲載されています。2026年11月時点で選べる製品やメーカーの案内を踏まえ、道具の違い、挟む角度、力加減、失敗したときの対処法まで詳しく解説します。
【基礎知識】下まつげビューラーを使うメリットと通常のビューラーとの違い

下まつげビューラーとは、下方向に生えているまつげを整え、自然なカールや広がりをつくるためのアイラッシュカーラーの使い方、または専用の道具を指します。
下まつげをカールさせると、目元の縦方向の広がりが強調され、目の輪郭がはっきりした印象になります。特に、下まつげが上向きに生えている人や、短い毛が内側に入り込んで見えにくい人にとって、毛流れを整えるメリットは大きいものです。
資生堂のヘアメイクアップアーティスト・松井レイさんが紹介した方法でも、通常のビューラーを逆さにして使うテクニックが採用されています。専用器具を新たに購入しなくても、手持ちのビューラーで下まつげを整えられることが分かります。
ただし、上まつげと下まつげでは、生えている方向も長さも異なります。上まつげと同じ感覚で強く挟むと、カールが不自然になったり、まつげに負担がかかったりするため注意が必要です。
下まつげをカールすると目元はどう変わる?主なメリットは次の3つです。
- 目の縦幅を強調できる:下まつげが下方向に広がることで、目元がすっきり見えやすくなる。
- マスカラを塗りやすくなる:毛同士の重なりが減り、短い毛にもブラシを当てやすくなる。
- 目尻や目頭の毛流れを整えられる:部分的にカールをつけることで、目元全体のバランスを調整できる。
一方、下まつげを必ずカールさせなければならないわけではありません。もともと自然な下向きの毛流れがある人や、まつげが極端に短い人は、マスカラだけで仕上げても十分です。
下まつげ専用のビューラーは必要?必ずしも必要ではありません。
通常のビューラーでも下まつげを挟めますが、器具の幅が広いため、短い毛や目尻の細かい毛を狙いにくいことがあります。
その場合は、幅の狭い部分用ビューラーを使うと操作しやすくなります。
大切なのは、専用品かどうかよりも、自分の目元に無理なくフィットし、まつげだけを安全に挟めるかどうかです。
【徹底比較】部分用・ミニビューラー・通常タイプはどれがおすすめ?
下まつげビューラー選びで迷いやすいのが、部分用、ミニタイプ、通常タイプの違いです。
見た目が似ている製品もありますが、フレームの幅や操作性によって得意な使い方が異なります。
3種類のビューラーの特徴を比較| 種類 | 主な特徴 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 通常タイプ | 幅広で広い範囲を挟める | 下まつげ全体を整えたい人 | 細かい毛を狙いにくい |
| 部分用ビューラー | 幅が狭く小回りが利く | 短い毛や目尻・目頭を整えたい人 | 複数回に分ける必要がある |
| ミニビューラー | 小型で持ち運びやすい | 細かい部分のカールや携帯性を重視する人 | 商品によって挟める範囲が異なる |
| ホットビューラー | 熱でカールを整える | 仕上がりをキープしたい人 | 熱によるやけどに注意 |
コージー本舗の美容コラムでも、全体用と部分用のメリット・デメリットが整理されています。
通常タイプは一度に広い範囲を挟める反面、細かい毛を狙う操作には向きません。部分用は短い毛や目尻などを狙いやすい一方、複数回に分けて整える必要があります。
また、部分用の中でも支柱がないタイプは、小さな毛をキャッチしやすいという特徴があります。
2026年にチェックしたいおすすめ製品
1.
990円
公式商品ページ掲載価格
下まつげや細かい部分をポイントでカールするための部分用カーラー。全体用では挟みにくい短い毛や目尻の調整に向いています。
販売元:コージー本舗
2.
1,320円
2025年2月掲載時の参考小売価格
比較的浅めのカーブが特徴。下まぶたにも使いやすいと資生堂の美容情報で紹介されています。上まつげと兼用したい人にも選択肢になります。
販売元:資生堂
3.
1,980円
2025年2月掲載時の参考価格
比較的浅めのカーブで、まぶたにフィットさせやすい設計。強い力を入れずにカールさせたい人に向いています。
販売元:資生堂
4.
1,980円
公式商品ページ掲載価格
65℃・75℃・85℃の3段階温度調節に対応。鏡を確認できるホール付きで、マスカラを塗った後の仕上げに使用するタイプです。
販売元:コージー本舗
価格は掲載時点の参考情報で、販売店や時期によって変わる場合があります。
部分用ビューラーがおすすめなのはどんな人?次のような悩みがある人には、部分用ビューラーが適しています。
- 下まつげが短く、通常タイプで挟みにくい。
- 目頭や目尻の毛がカールしにくい。
- 毛がまばらで、全体を一度に挟むと取りこぼす。
- まつげの一部だけを自然に下向きに整えたい。
反対に、下まつげが長く、毛量も多い人なら通常タイプでも対応できます。
ここで注意したいのは、ミニサイズだから必ず下まつげに適しているわけではないという点です。ミニビューラーには携帯性を重視した製品もあります。購入前にはフレーム幅、カーブ、挟む部分の形状を確認しましょう。
【実践ガイド】下まつげビューラーの正しい使い方と挟む角度
下まつげビューラーの使い方で最も大切なのは、まつげの根元を確認しながら、少しずつカールをつけることです。
資生堂の美容情報で紹介された手順を基本に、初心者でも取り組みやすい流れを整理します。
STEP1:ビューラーを逆さに持つ通常のビューラーを使用する場合は、ビューラーを上下逆さにします。
持ち方は、利き手の親指と人差し指でハンドルを支える方法が基本です。
挟むフレームが下まつげに向くように手首を返し、鏡で器具の位置を確認します。
STEP2:下まぶたを軽く下げる反対側の手で頬を軽く下方向に押さえます。
これにより下まつげの根元が見えやすくなります。
ただし、下まぶたを強く引っ張る必要はありません。皮膚を無理に伸ばしたり、眼球を圧迫したりしないようにしましょう。
STEP3:根元を軽い力で挟むビューラーのフレームを下まつげの根元に近づけます。
このとき、まつげがゴムの上にきちんと収まっていること、まぶたの皮膚がフレームに入り込んでいないことを確認してください。
問題がなければ、軽く力を加えて挟みます。
STEP4:中央に向かって少しずつずらす根元を挟んだ後は、ビューラーを少し上方向に移動させます。
中央部分を軽く挟み、自然なカールをつけます。
一度に強く握るのではなく、根元と中央の2段階程度に分けると、折れ曲がったような不自然な仕上がりを防ぎやすくなります。
STEP5:毛流れを確認するビューラーをゆっくり離し、下まつげが自然に広がっているか確認します。
目頭や目尻に取り残した毛がある場合は、部分用ビューラーで少しずつ調整します。
下まつげを挟む際は、根元の位置を確認しながら少しずつ整えるのが基本です。
【プロのコツ】下まつげをきれいにカールさせる角度と力加減
下まつげのカールが不自然になる原因は、器具の種類だけではありません。手首の角度や挟む力、目線の位置によっても仕上がりは変わります。
挟む角度は下まつげの生え方に合わせる上まつげをカールするときは、根元から上方向に持ち上げる動作が中心です。
一方、下まつげでは、下向きの毛流れを意識しながらフレームを操作します。
特に重要なのが、ビューラーを目元に対して無理な角度で押しつけないことです。
- 中央:まつげの根元を確認して、均等に整える。
- 目尻:外側に広がる毛流れを意識する。
- 目頭:短い毛を無理に挟最初に、部分用で慎重に整える。
全体を同じ角度で挟もうとすると、目の形によってはフレームが合わなくなることがあります。
力加減は根元から毛先に向けて弱くするまつげをしっかりカールさせようとして、強く握るのは避けたい使い方です。
資生堂のビューラー解説でも、根元から中央、毛先へと移動するにつれて徐々に力を抜く方法が紹介されています。
まつげを強く挟んだまま引っ張ると、切れ毛や抜け毛につながる可能性があります。
目の形に合ったビューラーを選ぶビューラーのカーブが目元に合わないと、まつげを均等に挟めません。
資生堂の解説では、まぶたの丸みが少ない人には浅いカーブ、立体感がある人には深いカーブが選択肢として紹介されています。
ただし、下まつげに使う場合は、カーブだけでなく、逆さにしたときの視界やフレームの位置も確認しましょう。
鏡は顔より少し下に置く鏡をやや下に置いて目線を下げると、まつげの根元を確認しやすくなります。
下まつげの場合は、鏡を顔の正面に固定するよりも、手鏡の角度を調整してフレームの位置を確認するほうが操作しやすいことがあります。
【失敗対策】下まつげビューラーがうまくいかない原因と代用方法
下まつげビューラーでよくある失敗は、まつげをうまく挟めない、皮膚を挟みそうになる、毛先が折れるといったものです。
原因を切り分ければ、道具を買い替えなくても改善できるケースがあります。
下まつげが挟めない場合考えられる原因は次のとおりです。
- ビューラーの幅が広すぎる。
- 下まつげが短く、フレームに届きにくい。
- まぶたのカーブとビューラーの形状が合っていない。
- ビューラーを逆さにしたとき、手元が安定しない。
この場合は、部分用ビューラーを試す方法があります。
一度に全部の毛を挟もうとせず、中央、目尻、目頭と分けて操作すると、短い毛も確認しやすくなります。
下まつげが直角に折れる場合強い力で一度に挟んでいる可能性があります。
根元を挟んだ後、中央へ移動させながら少しずつ力を抜いてください。
また、ビューラーのゴムに深い溝ができている場合も、カールが不自然になる原因になります。
まぶたを挟みそうで怖い場合無理に根元へフレームを押し込む必要はありません。
次の点を確認しましょう。
1. 鏡でまつげの根元を確認する。
2. 下まぶたを軽く下げる。
3. まつげがゴムの上に収まっているか確認する。
4. 皮膚を挟みそうなら、いったんビューラーを離す。
安全に操作できない場合は、その部分のカールを諦めてマスカラだけで仕上げる判断も大切です。
ビューラーがない場合の代用方法下まつげビューラーが手元にない場合、無理に専用器具を用意する必要はありません。
おすすめの代替方法は次のとおりです。
| 代用方法 | できること | 注意点 |
|---|---|---|
| 通常のビューラー | 逆さにして下まつげをカール | まぶたを挟まないようにする |
| マスカラのブラシ | 毛流れを下方向に整える | カールを固定する効果は製品による |
| マスカラコーム | 毛の絡まりやダマを整える | 強く引っ張らない |
| クリアマスカラ | 自然な毛流れを整える | カール形成とは異なる |
スプーンやヘアピンなどの家庭用品をビューラーの代わりに使う方法はおすすめできません。
特に、スプーンを加熱してまつげに当てる方法は、温度管理が難しく、目元のやけどにつながるおそれがあります。
まつげを挟む専用構造のないものを無理に使用するよりも、通常のビューラーを正しく使うか、マスカラで自然に仕上げるほうが安全です。
下まつげホットビューラーは使ってもいい?ホットビューラーは、熱を利用してまつげのカールを整えるアイテムです。
通常のビューラーとは異なり、まつげを金属フレームで挟むのではなく、コーム部分で毛流れを整えるタイプもあります。
コージー本舗の「のぞキュンホットカーラー」は、65℃・75℃・85℃の3段階温度調節機能を搭載しています。
公式の使用方法では、通常のアイラッシュカーラーでカールをつくり、マスカラを塗った後にホットカーラーを使用する流れが案内されています。
ただし、メーカーが紹介している基本用途はまつげ全体の仕上げです。下まつげに使用する場合は、製品の取扱説明書で使用可能な部位や操作方法を確認してください。
電熱部分は高温になるため、肌や眼球に接触させないことが重要です。初めて使用するときは低い温度設定から始め、鏡を見ながら慎重に操作しましょう。
【仕上げ術】下まつげマスカラの塗り方とカールをきれいに見せる方法
下まつげをカールさせたら、最後にマスカラで毛流れを整えます。
ここで重要なのは、液をつけすぎないことです。
下まつげは上まつげに比べて短く細い毛が多く、マスカラ液が多いと束になりやすくなります。
下まつげマスカラの基本手順1. マスカラ液を調整する
ブラシやコームに液がつきすぎている場合は、容器の縁やティッシュで余分な液を落とします。
2. 鏡を見ながら目線を上げる
軽くあごを引き、目線を上方向に向けます。下まつげの根元を確認しやすい姿勢です。
3. ブラシを縦にして塗る
細かい毛にはブラシの先端を使い、左右に小さく動かしながら塗ります。
4. コームで毛流れを整える
毛が重なった部分やダマになった部分を、まつげコームで優しく整えます。
資生堂の美容情報でも、下まつげには細身のコームタイプが使いやすく、マスカラ液をあらかじめ調整してから塗る方法が紹介されています。
下まつげの仕上がりを左右する3つのポイント- ナチュラルに見せたい場合:透明マスカラやブラウン系を選ぶ。
- 目元をはっきり見せたい場合:ブラックのマスカラを少量ずつ重ねる。
- ダマを防ぎたい場合:細身コームやマスカラコームで毛を分ける。
また、ビューラーを使用するタイミングは基本的にマスカラを塗る前です。マスカラが乾いた状態で通常のビューラーを使用すると、まつげに余計な負担がかかることがあります。
ホットビューラーについては製品ごとに指定される使用順序が異なるため、メーカーの説明に従ってください。
【よくある質問】下まつげビューラーに関するFAQ
Q1:下まつげに普通のビューラーを使っても大丈夫?
A1:使用できます。ビューラーを逆さに持ち、頬を軽く下げながら下まつげを挟む方法が資生堂から紹介されています。ただし、まぶたを挟まないように注意してください。
Q2:下まつげ用部分ビューラーとミニビューラーは同じ?
A2:必ずしも同じではありません。部分用は細かい毛を狙うための幅の狭い構造が特徴です。ミニビューラーは小型・携帯性を重視した製品もあり、用途や形状が異なります。
Q3:下まつげビューラーがない場合はどうする?
A3:通常のビューラーを逆さにして使用する方法があります。無理に挟む必要はなく、マスカラやコームで毛流れを整えるだけでも自然に仕上がります。
Q4:下まつげが短くてもカールできる?
A4:部分用ビューラーがおすすめです。幅が狭いタイプなら、通常タイプでは取りこぼしやすい短い毛も狙いやすくなります。ただし、皮膚を挟みそうな場合は使用を避けてください。
Q5:下まつげにホットビューラーを使うメリットは?
A5:熱で毛流れを整える仕上げに使えることです。ただし、製品によって使用可能な部位が異なるため、下まつげへの使用可否を確認し、やけどに注意してください。
Q6:ビューラーで下まつげが抜ける原因は?
A6:強く挟んだまま引っ張ることや、劣化したゴム・歪んだフレームの使用などが原因になります。ゴムに溝やたわみがある場合は交換を検討しましょう。資生堂は本体の交換目安を正しい使用方法で約1年と案内しています。
まとめ:下まつげビューラーは目の形と使いやすさで選ぶのが正解
下まつげビューラーを選ぶときは、価格や人気だけでなく、自分の目元に合ったフレームの幅とカーブを確認することが大切です。
通常タイプは下まつげ全体を整えたい人、部分用ビューラーは短い毛や目尻・目頭を細かく整えたい人に向いています。ミニタイプは携帯性や小回りを重視する場合に便利です。
【プロの結論】失敗しないための3つの判断基準1. 初めて使うなら通常タイプから試す
すでに持っているビューラーを逆さにして使い、操作できるか確認しましょう。専用製品を購入する前に、自分に必要な機能が分かります。
2. 短い毛や細かい部分には部分用を選ぶ
通常タイプで取りこぼしが多い場合は、コージー本舗のNo.100アクセントカーラーのような部分用製品が選択肢になります。
3. 仕上がりよりも安全性を優先する
まつげを強く引っ張らない、劣化したゴムを使わない、まぶたを挟まない。この3点を守ることが、きれいなカールを長く楽しむための基本です。
下まつげメイクは、必ずしも強いカールや濃いマスカラが必要なわけではありません。自分の目の形やまつげの長さに合った道具を選び、根元から毛先まで自然な毛流れを整えることが、清潔感のある目元につながります。