2026年11月2日時点の王座戦速報をお届けする。2026年は将棋と囲碁の両方で第74期王座戦が進行しており、それぞれ異なる対局者による熱戦が繰り広げられている。将棋では広瀬章人九段が伊藤匠王座を3勝2敗で破り、自身初の王座を獲得。囲碁では一力遼王座に挑戦する福岡航太朗本因坊が、第1局で勝利を収めた。
注目したいのは、将棋のタイトル争いが10月27日に決着した一方、囲碁の王座戦はまだ五番勝負の途中にあることだ。囲碁の第2局は11月4日(水)に神奈川県秦野市の「陣屋」で開催予定。ここでは、2026年最新の将棋・囲碁の対局結果、今後の日程、棋譜中継の確認方法、歴代王者の記録まで整理する。
【2026年最新】将棋は広瀬章人が王座奪取、囲碁は福岡航太朗が先勝

2026年の王座戦速報で最初に押さえておきたいのは、将棋と囲碁でシリーズの進行状況が異なる点だ。同じ第74期という名称でも、主催団体も競技も別であり、結果や次回対局の日程を混同しないようにしたい。
将棋:広瀬章人が伊藤匠を3勝2敗で破り初の王座に将棋の第74期王座戦五番勝負は、伊藤匠王座に広瀬章人九段が挑戦する構図で行われた。最終第5局は2026年10月27日、山梨県甲府市の「常磐ホテル」で開催された。
勝負を決めたのは、先手の広瀬九段。121手で伊藤王座を破り、シリーズ通算3勝2敗で王座を獲得した。終局時刻は20時46分。両者とも持ち時間を5時間使い切るまで戦った熱戦だった。
日本将棋連盟の公式発表によると、広瀬九段にとって今回が初の王座獲得。タイトル獲得は2018年の竜王以来8年ぶりで、通算3期目となった。
一方、伊藤前王座は初防衛を果たせず、王座を失った。ただし、タイトルを失ったことによって棋士としての実績が消えるわけではない。前期には藤井聡太から王座を奪取しており、今回も最終第5局までシリーズを戦い抜いた。
囲碁:福岡航太朗が一力遼に先勝囲碁の第74期王座戦挑戦手合五番勝負は、一力遼王座と福岡航太朗本因坊の対戦だ。2026年10月23日に東京都港区の「グランドプリンスホテル新高輪」で第1局が行われた。
この対局では、福岡本因坊が黒番で中押し勝ちを収めた。一力王座の2連覇を阻止するための挑戦シリーズで、福岡が開幕局を制した意味は大きい。
ただし、五番勝負は3勝を先に挙げた棋士がタイトルを獲得する方式だ。第1局の勝利だけで王座獲得が決まったわけではない。次の第2局で一力王座が巻き返すのか、福岡本因坊が連勝するのかが大きな焦点となっている。
【将棋・第74期】伊藤匠対広瀬章人の五番勝負を全局振り返る
伊藤匠対広瀬章人の第74期王座戦は、最後まで勝敗が読めない展開となった。広瀬九段が初戦を制した後、伊藤王座が2連勝して防衛に王手をかけたものの、広瀬九段が第4局、第5局を連取。最終局までもつれ込んだシリーズを逆転で制した。
第1局から第5局までの結果- 第1局・9月2日:広瀬章人九段が99手で勝利。神奈川県秦野市の元湯陣屋で行われた。
- 第2局・9月15日:伊藤匠王座が115手で勝利。愛知県名古屋市の名古屋マリオットアソシアホテルで行われ、シリーズは1勝1敗となった。
- 第3局・10月2日:伊藤王座が100手で勝利。北海道ニセコ町の「ニセコ温泉郷 いこいの湯宿 いろは」で行われ、伊藤王座が2勝1敗とリードした。
- 第4局・10月14日:広瀬九段が94手で勝利。兵庫県神戸市のホテルオークラ神戸で行われ、2勝2敗のタイに戻した。
- 第5局・10月27日:広瀬九段が121手で勝利。山梨県甲府市の常磐ホテルで行われ、3勝2敗で王座を獲得した。
特に注目されたのは、第3局終了時点で伊藤王座が防衛まであと1勝に迫っていたことだ。第4局で広瀬九段が踏みとどまり、最終局へ持ち込んだことで、シリーズの流れが大きく変わった。
広瀬章人の王座獲得を支えた勝負強さ広瀬九段は今回の王座戦に挑むまで、タイトル戦で数々の経験を積んできた棋士だ。2010年の王位獲得、2018年の竜王獲得に続き、2026年には王座という新たなタイトルを手にした。
今回の挑戦権獲得も簡単な道のりではなかった。2026年8月5日の挑戦者決定戦では藤井聡太竜王・名人と対戦し、117手で勝利。王座戦五番勝負への出場を決めている。
王座戦中継ブログに掲載された終局後のインタビューでは、広瀬新王座は自身の立場を振り返り、次のように語っている。
「ひとつ結果を出せてよかったと思います」
この言葉には、タイトル戦で結果を残すことの難しさと、今回の獲得に対する実感が表れている。第3局まで1勝2敗と追い込まれながら、連勝でタイトルをつかんだことは、シリーズ全体を象徴する結果となった。
【囲碁・第74期】一力遼対福岡航太朗の第2局日程と今後の展開
囲碁の第74期王座戦は、2026年11月2日時点で第1局が終了し、第2局を控えている。一力遼王座は前期の第73期で井山裕太王座を3勝1敗で破って王座を獲得した棋士。今回は2連覇を目指して福岡航太朗本因坊の挑戦を受ける。
第1局は福岡航太朗が黒番中押し勝ち10月23日の第1局は、グランドプリンスホテル新高輪で行われた。福岡本因坊が黒番で対局を進め、中押し勝ちを収めた。
囲碁の中押し勝ちは、最後まで盤上のすべての目を数える終局方法ではなく、対局者が形勢を判断して投了することで決着する勝ち方だ。大差がついた場合などに見られる終局形式である。
開幕局を制した福岡本因坊にとっては、タイトル保持者に対して先手を取った形だ。一力王座にとっては、次局でシリーズの流れを引き戻せるかが課題となる。
囲碁王座戦の第2局は11月4日(水)日本棋院の公式発表によると、第74期王座戦挑戦手合五番勝負の日程は以下の通りだ。
- 第1局:10月23日(金)東京都港区・グランドプリンスホテル新高輪(福岡航太朗の勝利)
- 第2局:11月4日(水)神奈川県秦野市・陣屋
- 第3局:11月6日(金)神奈川県秦野市・陣屋
- 第4局:12月4日(金)兵庫県神戸市・ホテルオークラ神戸
- 第5局:12月11日(金)山梨県甲府市・常磐ホテル
第2局と第3局は同じ陣屋で、2日間隔で開催される予定だ。シリーズは先に3勝した棋士が王座を獲得するため、第2局の結果によって今後の勝負の構図が大きく変わる。
なお、第4局と第5局は第3局までの結果次第で開催されない可能性もある。3勝に到達した時点でシリーズが終了するためだ。
【将棋と囲碁の王座戦】2026年の結果・日程・対局形式を比較
「王座戦速報」と検索した際に注意したいのが、将棋と囲碁の王座戦が別々の棋戦であることだ。両者は同じ王座戦という名称を使用しているが、競技団体、対局形式、持ち時間、棋譜中継の仕組みが異なる。
2026年の両棋戦の関係を整理すると、以下のようになる。
| 比較項目 | 将棋・第74期王座戦 | 囲碁・第74期王座戦 |
|---|---|---|
| 主な関係団体 | 日本将棋連盟、日本経済新聞社 | 日本棋院、関西棋院、日本経済新聞社 |
| 対局者 | 広瀬章人、伊藤匠 | 一力遼、福岡航太朗 |
| シリーズ結果 | 広瀬章人が3勝2敗で獲得 | 福岡航太朗が第1局を制し1勝0敗 |
| 五番勝負の形式 | 先に3勝した棋士が王座獲得 | 先に3勝した棋士が王座獲得 |
| 持ち時間 | 各5時間 | 各3時間 |
| 第1局 | 9月2日・元湯陣屋 | 10月23日・グランドプリンスホテル新高輪 |
| 第2局 | 9月15日・名古屋マリオットアソシアホテル(終了) | 11月4日・陣屋(開催予定) |
| 棋譜・映像中継 | 王座戦中継サイト、ABEMA、日本将棋連盟ライブ中継 | 幽玄の間、日本棋院公式YouTube |
| 2026年11月2日時点 | シリーズ終了 | 第2局を控える |
両棋戦に共通しているのは、予選やトーナメントを勝ち抜いた挑戦者が現タイトル保持者と五番勝負を行う仕組みだ。一方、将棋はチェスクロックを使用した各5時間の対局、囲碁は各3時間と6目半のコミを採用しており、競技としての進行や観戦の要点は異なる。
そのため、「王座戦の第2局はいつ?」という検索だけでは、知りたい情報を正確に特定できない場合がある。将棋なら第2局は9月15日に終了済みであり、囲碁なら第2局は11月4日に開催予定だ。検索時には競技名と棋士名も合わせて確認したい。
【王座戦の棋譜中継】速報・ライブ配信を確認する方法
王座戦の進行をリアルタイムで追いたい場合、最も確実なのは各競技団体が案内する公式中継を利用することだ。棋譜、対局者の持ち時間、解説、終局後の情報など、目的に応じて確認先を使い分けられる。
将棋は日本将棋連盟の公式中継とABEMA将棋の第74期王座戦では、日本将棋連盟が案内する王座戦中継サイト、ABEMA、日本将棋連盟ライブ中継が主な観戦手段となっている。
棋譜の進行を追いたい場合は王座戦中継サイトが便利だ。対局中の指し手や局面の変化を確認できるほか、王座戦中継ブログでは対局の進行、控室の検討、終局後のインタビューなども掲載されている。
映像で対局を楽しみたい場合はABEMAなどの配信サービスが選択肢となる。解説を聞きながら観戦できるため、将棋の専門用語や形勢判断に詳しくない読者にも理解しやすい。
囲碁は「幽玄の間」の棋譜LIVE中継囲碁の王座戦を追うなら、日本棋院のネット対局サービス「幽玄の間」が重要な確認先となる。第74期王座戦の第1局も、幽玄の間で棋譜LIVE中継が実施された。
日本棋院の公式発表では、公式YouTubeによる映像解説も案内されている。第1局では趙治勲名誉名人、張豊猷九段、横塚力七段による解説が行われた。
また、詳細な観戦記や対局解説を読みたい場合は、日本経済新聞の観戦記や日本棋院の機関誌「月刊 碁ワールド」も参考になる。
速報だけを確認したい読者は日本棋院の棋戦情報、棋譜の内容を詳しく追いたい読者は幽玄の間、映像を楽しみたい読者は公式YouTubeというように、目的に合わせて使い分けると効率的だ。
【王座戦の歴代王者】近年の変遷と2026年の意味
王座戦の歴史を理解するには、将棋と囲碁を分けて振り返る必要がある。どちらも長い歴史を持つ主要タイトル戦であり、2026年の結果も過去の王者から続くタイトルの変遷の一部だ。
将棋の歴代王座:永瀬・藤井・伊藤から広瀬へ日本将棋連盟の公式記録によると、近年の将棋王座戦は次のような推移をたどっている。
- 第69期・2021年:永瀬拓矢が木村一基を3勝1敗で破って防衛。
- 第70期・2022年:永瀬拓矢が豊島将之を3勝1敗で破って防衛。
- 第71期・2023年:藤井聡太が永瀬拓矢を3勝1敗で破り王座を獲得。
- 第72期・2024年:藤井聡太が永瀬拓矢を3勝0敗で破って防衛。
- 第73期・2025年:伊藤匠が藤井聡太を3勝2敗で破り王座を獲得。
- 第74期・2026年:広瀬章人が伊藤匠を3勝2敗で破り王座を獲得。
この流れを見ると、2023年から2025年にかけて藤井聡太、伊藤匠と若い世代の棋士が王座を争い、2026年には経験豊富な広瀬章人が新たに頂点へ立ったことが分かる。
また、王座戦の歴代王者を語るうえで欠かせないのが羽生善治九段だ。日本将棋連盟の棋士プロフィールでは、羽生九段の王座獲得は通算24期と記録されている。長期にわたる王座獲得の実績は、この棋戦の歴史を象徴する記録の一つだ。
囲碁の歴代王座:井山裕太から一力遼、そして福岡航太朗の挑戦囲碁では、2025年の第73期王座戦で一力遼が井山裕太を3勝1敗で破り、王座を獲得した。これによって一力は複数の主要タイトルを保持する存在となり、2026年は王座の2連覇を目指す立場で挑戦手合に臨んでいる。
その一力に挑むのが福岡航太朗本因坊だ。福岡は第1局で勝利し、シリーズを先行する展開を作った。2026年の囲碁王座戦は、現王座の連覇と挑戦者の新王座獲得という二つの見どころを持つシリーズになっている。
将棋では広瀬章人が新王座となり、囲碁では一力遼が防衛を目指している。両競技の王座が同時に動く2026年は、将棋ファンと囲碁ファンの双方にとって注目度の高いシーズンだ。
【王座戦速報】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の将棋王座戦は誰が優勝しましたか?
A1:広瀬章人九段です。2026年10月27日の第5局で伊藤匠王座を121手で破り、シリーズ3勝2敗で自身初の王座を獲得しました。
Q2:囲碁の王座戦第2局はいつ開催されますか?
A2:2026年11月4日(水)です。神奈川県秦野市の「陣屋」で、一力遼王座と福岡航太朗本因坊が対局する予定です。第1局は福岡が黒番中押し勝ちを収めています。
Q3:王座戦の棋譜速報はどこで見られますか?
A3:将棋は日本将棋連盟の王座戦中継サイトや日本将棋連盟ライブ中継、ABEMAなどが確認先です。囲碁は日本棋院のネット対局サービス「幽玄の間」で棋譜LIVE中継が行われます。映像解説は日本棋院の公式YouTubeでも案内されています。
まとめ:【プロの結論】2026年の王座戦は競技別に結果と次の日程を確認
2026年11月2日時点の王座戦速報を整理すると、将棋の第74期王座戦は広瀬章人九段が伊藤匠前王座を3勝2敗で破り、初の王座を獲得して決着した。一方、囲碁の第74期王座戦は福岡航太朗本因坊が一力遼王座との第1局を制し、11月4日の第2局を迎える段階にある。
今回の結果から読み取れるのは、王座戦という同じ名称でも、将棋と囲碁では対局の進行や情報の確認方法が大きく異なるということだ。速報を追う際は、まず競技名、対局者、局数を確認することが大切になる。
将棋は広瀬章人の新王座誕生、囲碁は福岡航太朗の初戦勝利と一力遼の巻き返しが最大の注目点だ。特に囲碁の第2局は11月4日に迫っており、シリーズの流れを占う重要な対局となる。最新の勝敗は日本将棋連盟と日本棋院の公式発表、リアルタイムの棋譜は各競技の公式中継で確認したい。