2026年に注目されたランキングを整理すると、次のような結果が確認できる。
| 順位 | 芸人 | ランキングの出典 |
|---|---|---|
| 1位 | 渡部建 | 2026年5月のお見送り芸人しんいちの投稿 |
| 2位 | クロちゃん | 同投稿 |
| 3位 | お見送り芸人しんいち | 同投稿 |
| 4位 | 宮迫博之 | 同投稿 |
| 5位 | ナダル | 同投稿 |
これは、しんいちが2026年5月23日にXへ投稿した画像に掲載された順位である。画像には「2024~2025年の各種アンケート・ネット世論を総合」と記されていたが、個別の調査名、回答者数、集計方法は示されていない。
したがって、この順位を2026年の全国的な嫌いな芸人ランキングの確定結果として扱うことはできない。あくまで芸人本人による自虐的な投稿として注目されたものだ。日刊スポーツやスポニチも、この投稿と反響を報じている。
一方、2026年4月の『ロンドンハーツ』では、地元の友人100人による好きな芸人GPが放送され、嫌だと思われている芸人の順位も公開された。
このように、2026年のランキング事情は、調査対象によって結果が変わる点が大きな特徴になっている。
【2026年4月放送】ロンドンハーツの地元の友達100人ランキング

2026年4月7日、テレビ朝日系『ロンドンハーツ』では「地元の友達100人が選んだ好きな芸人GP」が放送された。
この企画では、出演芸人の友人を含む芸人関係者の友人たちが、芸人としての実力や人間的な魅力などを基準に投票。出演者15人を対象に、好き、普通、イヤだという3つのグループに分けて順位を発表した。
特に注目されたのは、普段から芸人と付き合いのある友人たちによる辛口評価だった。
ワーストグループの順位番組で発表された下位の順位は次のとおり。
- 11位:ナダル(コロコロチキチキペッパーズ)
- 12位:大鶴肥満(ママタルト)
- 13位:井口浩之(ウエストランド)
- 14位:西村真二(コットン)
- 15位:ケツ(ニッポンの社長)
最下位となったケツには、話が長い割に内容に引きがないという趣旨の評価や、見た目が苦手という意見が寄せられた。
また、14位のコットン西村については、言動からプライドの高さが感じられ、素直に笑えないという厳しい評価も紹介された。
興味深いのは、本人と親しい友人の評価が必ずしも一致しなかったことだ。
西村は相方きょんの友人からワースト1に選ばれる一方、自分の友人からは上位に評価されていた。ケツも地元の友人から比較的高い評価を受けていた。
つまり、長年付き合ってきた友人だからこそ見える一面と、周囲の人間が受け取る印象には違いがある。
この結果は、テレビでのキャラクターと日常的な人間関係における評価が、必ずしも一致しないことを示している。
出典:テレビ朝日『ロンドンハーツ』2026年4月7日放送回、TVでた蔵の番組内容。
【歴代比較】芸人の親・大学生・一般女性が選んだ嫌な芸人
嫌いな芸人ランキングを理解するうえで欠かせないのが、回答者の属性による違いだ。
『ロンドンハーツ』は過去にも、芸人の親、大学お笑い関係者、一般女性、テレビ業界スタッフなど、異なる立場の人々を対象にしたランキング企画を実施してきた。
2025年1月:芸人の親が選んだ嫌な芸人2025年1月21日放送の『ロンドンハーツ』では、芸人の親が選んだ好きな芸人GPのワースト順位が発表された。
最下位はニッポンの社長のケツ、2位はコロコロチキチキペッパーズのナダル、3位はきしたかの高野正成だった。
親世代が重視したのは、芸人としての将来性だけではない。自分の子供だったらどう感じるか、人間性に安心感があるかという観点も含まれていた。
ケツに対しては、すぐにけんかになりそうで家族として心配という意見や、仕事上のあいさつ、女性関係についての厳しい評価が紹介された。
一方、ケツの母親は自分の息子を好きな芸人の1位に選んでいた。
周囲から厳しい評価を受ける芸人であっても、家族から見れば努力や才能を認めたい存在である。この対比は、親世代のアンケートならではの興味深いポイントだ。
2025年6月:大学お笑いが選んだ嫌な芸人2025年6月3日と10日の『ロンドンハーツ』では、大学お笑い関係者によるランキングが放送された。
対象は出演芸人15人。芸人としての面白さと人間性を考慮して、好きな芸人と嫌いな芸人を投票する企画だった。
上位には狩野英孝、真空ジェシカのガク、マヂカルラブリーの野田クリスタルが並んだ。
一方、最下位はコットンのきょん。14位はアルコ&ピースの平子祐希、13位はタイムマシーン3号の山本浩司、12位はウエストランドの井口浩之だった。
きょんには、笑いの取り方がダサい、はしゃぎすぎて冷めるタイミングがあるといった評価が寄せられた。
大学お笑いの回答者は、芸人を単にテレビで面白いかどうかだけでなく、ネタの構成や笑いの技術、舞台上での振る舞いからも評価している。
そのため、一般視聴者とは違う順位になりやすい。
歴代ランキングの比較表| 年・企画 | 回答者・対象 | 主な結果 | 評価の特徴 |
|---|---|---|---|
| 2017年6月 | 18~50歳の一般女性100人 | 30人から嫌いな芸人を選出 | 女性視点の好感度 |
| 2017年10月 | テレビ業界スタッフ166人 | 嫌われ系芸人10人を評価 | 現場での仕事ぶり |
| 2025年1月 | 芸人の親 | 1位ケツ、2位ナダル | 人間性・将来性 |
| 2025年6月 | 大学お笑い関係者 | 最下位きょん | 笑いの技術・人間性 |
| 2026年4月 | 地元の友人100人 | 15位ケツ、14位西村 | 身近な人間関係での印象 |
2017年6月の女性アンケートは、テレビ朝日の番組公式記録によると、30人の芸人を候補に選び、18~50歳の一般女性100人に調査したものだった。
同年10月には、テレビ業界スタッフ166人を対象にした企画も実施されている。こちらは対象芸人と実際に仕事をした経験があるスタッフが回答し、40歳以下の若いスタッフに限定していた。
同じ嫌われ系芸人でも、視聴者としての印象と仕事相手としての印象を分けて調査していた点が特徴的だ。
出典:テレビ朝日『ロンドンハーツ』各放送回、スポニチ、デイリースポーツ。
【徹底分析】渡部建・クロちゃん・宮迫博之・ナダルらが嫌われる理由
2026年のしんいちの投稿で名前が挙がった5人には、それぞれ異なる背景がある。
ただし、ランキングに名前があることと、世間全体から嫌われていることは同じではない。
1位として投稿された渡部建アンジャッシュの渡部建は、2020年6月に複数女性との不倫問題が報じられ、芸能活動を自粛した。
同年12月には謝罪会見を行い、2022年2月に活動を再開している。
復帰までに時間がかかった背景には、騒動そのものだけでなく、会見時の対応や、それまで築いていた清潔感のあるイメージとのギャップもあった。
渡部はグルメや知識豊富な司会者として知られ、知的でスマートな芸風を確立していた。そのイメージが大きかっただけに、騒動後の視聴者の反応も厳しいものになったと考えられる。
一方、2026年になっても活動を続けており、過去の評価だけで現在の仕事ぶりや人物像を決めつけることはできない。
2位として投稿されたクロちゃん安田大サーカスのクロちゃんは、独特の話し方や恋愛に関する言動、強烈な自己演出で知られる芸人だ。
特に『水曜日のダウンタウン』での企画は、視聴者の注目を集めてきた。
クロちゃんの特徴は、視聴者から反感を買いそうな行動や発言そのものが、番組の笑いにつながる点にある。
本人も過去のインタビューで、SNSの発信について、芸人としての表現上のアレンジという趣旨の説明をしている。
つまり、テレビで見せる姿をそのまま私生活の人格と同一視することには注意が必要だ。
嫌われ役として成立していること自体が、芸人としての強い個性になっている。
3位として投稿されたお見送り芸人しんいちお見送り芸人しんいちは、2022年のR-1グランプリ優勝者。
毒舌や攻めた発言、自虐を交えたトークで知られる。
注目されたのが、2025年に報じられた7股に関する話題だ。本人はテレビ出演時に、事務所から厳しく注意された経緯を語っている。
このような自由奔放な言動は、バラエティーでは笑いを生む一方、苦手意識を持つ視聴者も生みやすい。
2026年5月23日のX投稿では、自身をランキングに含めたことも話題になった。
日刊スポーツによると、投稿には「しんいちはそんな事ない」「むしろ大好き」といった応援の反応も寄せられた。
嫌われキャラと実際の人気が必ずしも一致しないことを象徴する存在だ。
4位として投稿された宮迫博之元雨上がり決死隊の宮迫博之は、2019年の闇営業問題をきっかけに、芸能活動に大きな影響を受けた。
吉本興業は同年6月、宮迫を含む所属芸人11人の謹慎処分を発表。その後、契約解除に至る経緯も報道された。
宮迫の場合、騒動に対する世間の反応だけでなく、長年テレビで築いた人気タレントとしてのイメージと、その後の活動の変化が評価に影響している。
長くテレビを見てきた視聴者と、YouTubeなどを中心に活動を知った視聴者では、受け止め方も異なる。
そのため、過去の騒動だけを理由に現在の評価を一括りにすることはできない。
5位として投稿されたナダルコロコロチキチキペッパーズのナダルは、強烈な毒舌と独特のリアクションで知られる。
テレビでは、いわゆるクズキャラとして扱われることも多い。
2025年の芸人の親が選ぶランキングではワースト2位。2026年4月の地元の友人企画でも、15人中11位だった。
このように、複数の異なる企画で下位に名前が登場している。
一方、ナダルの魅力は、遠慮のない発言や予想外のリアクションにある。芸人としての面白さを評価する視聴者にとっては、むしろ欠かせない存在でもある。
嫌われる理由として挙げられる強い言動は、バラエティーにおける個性や演出と切り離せない部分がある。
【調査方法を検証】嫌いな芸人ランキングは本当に世論なのか?
ランキングを見る際に最も注意したいのは、回答者の人数だけではない。
誰に聞いたのか、誰を候補にしたのか、何を評価してもらったのかによって、結果は大きく変わる。
例えば、2017年の『ロンドンハーツ』では、一般女性100人が候補30人から嫌いな芸人を選んだ。
一方、2025年の大学お笑い企画では、あらかじめ選ばれた15人を大学お笑い関係者が評価している。
さらに2026年の地元の友人企画では、芸人と関係のある友人たちが評価していた。
これらは、同じ質問を同じ条件で実施した調査ではない。
ランキングの信頼性を判断する5つのポイント1. 回答者数: 100人なのか、166人なのか、それ以上なのか。
2. 回答者の属性: 一般視聴者、女性、学生、芸人の親、仕事関係者のどれなのか。
3. 候補者の選び方: 全芸人から選んだのか、番組が選んだ候補者だけなのか。
4. 質問の内容: 嫌いな芸人を選んだのか、好きな芸人を選んだ結果のワーストなのか。
5. 集計方法: 単純投票なのか、順位ごとの得点制なのか、複数回答なのか。
特に重要なのが、嫌いな芸人を直接選ぶ調査と、好きな芸人を選ぶ調査のワースト順位は、必ずしも同じ意味ではないという点だ。
例えば、好きな芸人として選ばれなかった理由には、知名度が低い、回答者の好みと合わない、ネタをあまり知らないといった事情も考えられる。
必ずしも嫌悪感を持たれているわけではない。
また、テレビ番組は視聴者に分かりやすい展開を作るため、候補者や質問内容を企画に合わせて設定する。番組内ランキングには、エンターテインメントとしての演出も含まれる。
SNSで拡散された順位をどう見るべきか2026年5月のしんいちの投稿は、まさに注意が必要な例だ。
画像には複数のアンケートやネット世論を総合したと書かれていたが、どの調査が使われたのかは公開されていない。
そのため、渡部建が全国調査で1位になったという意味ではない。
SNSで拡散されるランキングは、話題性が高いほど本当の調査結果のように受け止められることがある。
ランキングの出典と集計方法を確認することが、情報を正しく読み取る第一歩となる。
【好感度ランキングと比較】嫌われる芸人は本当に人気がないのか?
嫌いな芸人ランキングと好きな芸人ランキングを比較すると、興味深い現象が見えてくる。
それは、強烈な個性を持つ芸人ほど、好き嫌いが分かれやすいということだ。
2025年6月の大学お笑いランキングでは、狩野英孝が1位、真空ジェシカのガクが2位、野田クリスタルが3位だった。
また、2026年4月の地元の友人100人企画では、とろサーモンの久保田かずのぶが1位に選ばれ、みなみかわも上位に入っている。
つまり、同じ芸人でも、回答者の価値観によって順位が大きく変わる。
さらに2025年6月のテレビ朝日系『クロナダル』では、有田哲平が「世間から嫌われている」とされる芸人の中から、個人的に好きな芸人を挙げる企画が行われた。
上位には粗品、爆笑問題の太田光、江頭2:50、とろサーモンの久保田、永野らが並んだ。
クロちゃんやナダルも8位に入っている。
これは、世間で嫌われているというイメージと、実際に芸人として面白いと感じるかどうかが別の評価軸であることを示す。
嫌われキャラが仕事につながる理由バラエティー番組では、全員が好感度の高い人物だけでは番組の展開が単調になることもある。
毒舌、失言、強烈なリアクション、自己中心的に見える振る舞いなどは、番組の展開を盛り上げる役割を持つ。
クロちゃんやナダルのように、嫌われ役として視聴者の注目を集める芸人もいる。
その一方で、芸人としての評価と、仕事相手としての評価は別物だ。
2017年の『ロンドンハーツ』では、テレビ業界スタッフ166人に実際の仕事ぶりを尋ねる企画が行われた。
番組の公式記録では、打ち合わせを丁寧に行う、ADの顔を覚えてあいさつするといった評価が紹介される一方、番組の規模によって態度を変えるといった厳しい意見も取り上げられている。
視聴者が見る芸人のキャラクターと、現場で接するスタッフが見る仕事上の姿勢は、別のものとして考える必要がある。
【プロの結論】嫌いな芸人ランキングから読み解くテレビ業界の本質
嫌いな芸人ランキングは、単純に人気のない芸人を決めるためだけのものではない。
番組企画の結果を比較すると、回答者の属性によって評価の基準が変わることが分かる。
- 一般女性は、テレビでの印象や親しみやすさを重視しやすい。
- 芸人の親は、人間性や将来性、家族としての安心感を重視する。
- 大学お笑い関係者は、ネタの技術や笑いのセンスを評価する。
- 地元の友人は、昔からの付き合いや日常的な人柄を踏まえて判断する。
- テレビ業界スタッフは、現場での仕事ぶりや周囲への接し方を見る。
こうした違いを理解すると、ランキングの順位だけでは分からない芸人の評価が見えてくる。
また、嫌われキャラとして話題になることと、芸人としての実力がないことは全く別の問題だ。
視聴者に強い印象を残し、賛否両論を巻き起こせることも、バラエティーで活躍するための一つの能力になっている。
重要なのは、嫌いという感情だけで芸人を評価せず、ネタ、トーク、番組での役割、実際の仕事ぶりを分けて考えることだ。
【嫌いな芸人ランキング2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年に最も嫌われている芸人は誰ですか?
A1:2026年5月にお見送り芸人しんいちがXに投稿した画像では、渡部建が1位、クロちゃんが2位、しんいちが3位とされている。ただし、全国規模の公式調査ではなく、順位を裏付ける具体的な集計データも公開されていない。
Q2:ロンドンハーツで嫌いな芸人1位になったのは誰ですか?
A2:企画によって異なる。2025年1月の芸人の親が選んだランキングではニッポンの社長・ケツ、2025年6月の大学お笑いランキングではコットン・きょんが最下位だった。2026年4月の地元の友人企画でもケツが15人中15位となった。
Q3:ナダルが嫌われる理由は何ですか?
A3:毒舌や強烈なリアクション、クズキャラとしてのテレビでの振る舞いが、視聴者によって好みの分かれる要素になっている。2025年の芸人の親の企画ではワースト2位、2026年の地元の友人企画では11位だった。
Q4:お見送り芸人しんいちはなぜ嫌われる芸人として名前が挙がるのですか?
A4:毒舌や攻めた発言、自由奔放な言動が注目されるためだ。2025年には7股に関する話題を本人がテレビで語っている。一方で、2026年のランキング投稿に対しては、本人を応援する声も寄せられている。
Q5:歴代の嫌いな芸人ランキングは信用できますか?
A5:調査方法による。回答者数、対象者、候補者の選定方法、集計方法が公開されている番組企画は、その調査条件の範囲内で参考になる。ただし、特定の番組のランキングを日本全国の世論と同一視することはできない。
まとめ:嫌いな芸人ランキング2026から分かること
2026年の嫌いな芸人ランキングをめぐっては、渡部建、クロちゃん、お見送り芸人しんいち、宮迫博之、ナダルなどの名前が話題になっている。
しかし、これらの順位は、すべて同じ調査によって決まったものではない。
『ロンドンハーツ』の企画を振り返ると、芸人の親、大学お笑い関係者、地元の友人、一般女性、テレビ業界スタッフによって評価が大きく異なることが分かる。
特に2026年4月の地元の友人100人企画は、芸人としての知名度やテレビでのキャラクターだけでなく、身近な人間関係における印象が順位に反映される興味深い内容だった。
嫌いな芸人ランキングを見るときは、順位だけでなく、誰が、どのような理由で、どのような方法で選んだのかを確認することが大切だ。
嫌われていることと、面白くないことは同じではない。 好き嫌いが分かれる芸人ほど、テレビの中で強い存在感を発揮している場合もある。2026年以降も、番組企画や世論調査を比較することで、芸人の好感度と実際の人気の違いが見えてくるはずだ。