2026年現在、日本の関東地方は、東京都と茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県からなる「1都6県」が基本的な区分です。首都・東京を中心に、都市機能が集積する地域、豊かな自然や観光資源を持つ地域、工業や農業が盛んな地域が隣接しています。関東都道府県を正しく理解するには、7つの自治体の位置や特徴だけでなく、人口、面積、首都圏との違いも押さえておく必要があります。
2026年の最新情報では、2025年国勢調査の確定結果が2026年9月29日に公表され、関東の人口構造にも新たな変化が明らかになりました。東京都では人口が増加した一方、関東のほかの6県では人口減少が確認されています。各都県の基本情報から最新ニュース、関東甲信との違い、よくある疑問や噂の真相まで、詳しく整理します。
【まず結論】関東地方の都道府県は1都6県!一覧と基本情報

関東地方を構成する都道府県は、東京都を中心とする1都6県です。
具体的には、次の7つです。
- 茨城県
- 栃木県
- 群馬県
- 埼玉県
- 千葉県
- 東京都
- 神奈川県
地理的には、本州の東部に位置し、日本最大級の平野である関東平野を中心に広がっています。東側には太平洋、西側から北側には山地があり、都市部と自然環境が近接していることも特徴です。
関東地方の都道府県と県庁所在地一覧それぞれの県庁所在地・都庁所在地を整理すると、次のようになります。
| 都道府県 | 庁所在地 | 地域区分 |
|---|---|---|
| 茨城県 | 水戸市 | 北関東 |
| 栃木県 | 宇都宮市 | 北関東 |
| 群馬県 | 前橋市 | 北関東 |
| 埼玉県 | さいたま市 | 南関東 |
| 千葉県 | 千葉市 | 南関東 |
| 東京都 | 新宿区(都庁所在地) | 南関東 |
| 神奈川県 | 横浜市 | 南関東 |
一般的には、茨城県・栃木県・群馬県を北関東、埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県を南関東として区分します。
ただし、この北関東・南関東という分類は、統計や行政資料の目的によって使い分けられることがあります。
関東地方の位置関係関東地方は、東京湾を囲むように都市圏が形成されている点が特徴的です。
東京都の北側には埼玉県、東側には千葉県、西側には神奈川県や群馬県方面へ続く地域が広がります。さらに北東には茨城県、北部には栃木県や群馬県の山岳地域があります。
この配置によって、東京都心への通勤・通学圏と、独自の産業や観光資源を持つ地方都市が一体的につながっています。
【2026年最新情報】関東7都県の人口・面積を徹底比較
関東の最新動向を把握するうえで、特に重要なのが人口と面積です。
2026年9月29日、総務省統計局は令和7年国勢調査の人口等基本集計結果を公表しました。2025年10月1日時点の人口を比較できる確定データであり、関東の人口構造を確認するための重要な資料です。
7都県の人口・面積・人口増減率一覧| 都道府県 | 2025年人口 | 2020~2025年人口増減率 | 2026年7月面積 |
|---|---|---|---|
| 東京都 | 14,236,627人 | +1.3% | 2,199.94km² |
| 神奈川県 | 9,193,922人 | -0.5% | 2,416.55km² |
| 埼玉県 | 7,287,325人 | -0.8% | 3,797.75km² |
| 千葉県 | 6,257,225人 | -0.4% | 5,156.47km² |
| 茨城県 | 2,789,856人 | -2.7% | 6,098.32km² |
| 群馬県 | 1,865,934人 | -3.8% | 6,362.28km² |
| 栃木県 | 1,863,329人 | -3.6% | 6,408.09km² |
※人口は2025年10月1日現在の令和7年国勢調査確定値。人口増減率は2020年から2025年までの比較。面積は国土地理院の2026年7月1日時点の公表値。境界未定地域を含む一部の面積には参考値が使用されています。
人口が最も多いのは東京都7都県の中で最も人口が多いのは東京都です。
2025年国勢調査による東京都の人口は14,236,627人。全国の人口の11.6%を占めています。
次いで神奈川県が約919万人、埼玉県が約728万人、千葉県が約625万人となっています。
この4都県を合わせた東京圏の人口は約3,697万5,000人で、日本全体の約30.1%に相当します。
一方、茨城県、栃木県、群馬県は人口規模こそ比較的小さいものの、広い面積を持ち、農業、工業、観光など多様な産業を支えています。
2026年に注目したい人口の変化今回の国勢調査で特に注目されるのは、東京都と周辺県の人口動向の違いです。
2020年から2025年にかけて、全国で人口が増加した都道府県は東京都のみでした。
東京都は18万9,029人増加し、増加率は1.3%です。一方、神奈川県、埼玉県、千葉県では、前回調査までの人口増加から減少へと転換しました。
これは、東京圏全体が人口を集め続けているという単純な構図ではなく、東京への人口集中と周辺地域の人口構造の変化が同時に進んでいることを示しています。
なお、東京都の2026年10月1日現在の推計人口は14,288,867人です。東京都の2026年10月29日公表資料では、前月比1,776人増、前年同月比52,240人増となっています。
人口の比較では、国勢調査の確定値と月次推計値を混同しないことが大切です。
【7都県の特徴】関東の各都道府県は何が違う?
関東地方は一つの大都市圏として捉えられがちですが、実際には各都県の性格が大きく異なります。
ここでは、それぞれの地域の特徴を紹介します。
1.茨城県|自然・農業・研究都市が共存する地域茨城県は関東地方の北東部に位置し、太平洋に面した県です。
県庁所在地は水戸市。県内にはつくば市を中心とする研究学園都市があり、科学技術や研究開発に関連する施設が集まっています。
代表的な特徴は次のとおりです。
- つくば市を中心とする研究・教育機能
- 霞ヶ浦などの水辺環境
- 太平洋沿岸の観光資源
- 農業や食品関連産業
- 日立市周辺の工業集積
東京都心へのアクセスを確保しながら、自然や広い生活空間を持つことが魅力です。
2.栃木県|日光・那須など観光資源が豊富栃木県の県庁所在地は宇都宮市です。
県北部には日光や那須などの観光地があり、歴史的建造物、温泉、山岳風景を楽しめます。
特に日光東照宮をはじめとする日光の社寺は、国内外から観光客を集める代表的な文化資源です。
また、宇都宮市は餃子の街としても知られています。
観光だけでなく、製造業や農業も地域経済を支える重要な分野です。
3.群馬県|温泉と山岳観光、ものづくりの県群馬県の県庁所在地は前橋市です。
草津温泉、伊香保温泉、四万温泉など、全国的に知られる温泉地が点在しています。
また、県内には赤城山、榛名山、妙義山などの自然景観があり、登山やドライブを楽しめます。
産業面では、自動車関連をはじめとする製造業が重要な役割を果たしています。
群馬県は海に面していない内陸県ですが、高速道路や鉄道を通じて関東各地と結ばれています。
4.埼玉県|東京の通勤圏であり独自の都市機能も持つ埼玉県の県庁所在地はさいたま市です。
東京都に隣接し、通勤・通学の利便性が高いことから、住宅都市として発展してきました。
一方、県内には大宮や浦和、川越、所沢など、それぞれ異なる特徴を持つ都市があります。
川越は歴史的な街並みで知られ、さいたま市は商業・行政・交通の中心として機能しています。
東京への依存だけでなく、県内での経済活動や都市機能の充実も注目すべきポイントです。
5.千葉県|成田空港・房総半島・東京湾を持つ地域千葉県の県庁所在地は千葉市です。
県内には成田国際空港があり、国際的な人流・物流を支える重要な拠点となっています。
東京湾岸には工業地帯や商業施設が集積する一方、房総半島には海岸線や自然を生かした観光地域が広がっています。
また、農業や水産業も盛んです。
都市部と自然豊かな地域の両方を持っている点が、千葉県の大きな特徴です。
6.東京都|日本の政治・経済・文化の中心東京都は関東地方の中心に位置し、政治、経済、文化、情報発信など幅広い機能が集積しています。
ただし、東京都は23区だけで構成されているわけではありません。
主な地域区分は次のとおりです。
- 特別区部:新宿区、渋谷区、港区、世田谷区など
- 多摩地域:八王子市、立川市、町田市など
- 島しょ地域:伊豆諸島、小笠原諸島など
都心部には企業や行政機関、商業施設が集中していますが、多摩地域には住宅地や自然環境が広がり、島しょ地域には独自の自然・文化があります。
東京都の魅力は、巨大都市としての機能と、多様な地域性を一つの自治体内に持つことです。
7.神奈川県|横浜・川崎・湘南・箱根を擁する多彩な県神奈川県の県庁所在地は横浜市です。
横浜市には港湾、商業、観光などの機能が集まり、川崎市には製造業や研究開発関連の施設が集積しています。
加えて、湘南地域には海岸観光、箱根には温泉や自然景観など、それぞれ異なる魅力があります。
東京都に隣接する利便性を持ちながら、独自の産業や観光文化を発展させている県です。
【関東・首都圏・関東甲信の違い】山梨県と長野県は含まれる?
関東都道府県を調べる際、特に混乱しやすいのが山梨県と長野県の扱いです。
「関東は1都6県」と覚えていても、天気予報や行政資料では9都県がまとめられている場合があります。
これは、地域の区分が利用目的によって異なるためです。
関東地方・首都圏・関東甲信の比較| 地域区分 | 対象地域 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 関東地方 | 1都6県 | 一般的な地方区分 |
| 首都圏 | 1都7県 | 首都圏整備法に基づく地域整備 |
| 関東甲信地方 | 1都6県+山梨県・長野県 | 気象情報・天気予報 |
| 関東地方整備局の管轄 | 1都8県 | 国土交通省の行政・インフラ事業 |
首都圏整備法第2条では、首都圏を東京都と政令で定める周辺地域を一体とした広域として定義しています。
その施行令第1条で指定されているのが、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県です。
つまり、東京都を加えた1都7県が法律上の首都圏です。
山梨県は一般的な関東地方の1都6県には含まれませんが、首都圏には含まれます。
関東甲信地方には山梨県と長野県が含まれる気象庁が使用する関東甲信地方は、通常の関東1都6県に山梨県と長野県を加えた地域です。
天気予報や季節予報で「関東甲信」という表現が使用されるのは、このためです。
また、国土交通省の関東地方整備局は1都8県を管轄しています。
このように、山梨県や長野県が関東の一部として扱われているように見える場合でも、行政上の管轄や気象予報の区分を確認すれば違いが理解できます。
【2026年の人口ニュースとネットの反応】炎上・噂の真相も解説
2026年の関東関連ニュースで注目すべきテーマは、人口構造の変化です。
特に、東京都への人口集中と周辺県の人口減少という対照的な動きが明確になりました。
東京だけが人口増加した背景2025年国勢調査では、東京都の人口は2020年から18万9,029人増加しました。
一方、埼玉県は57,440人減、千葉県は27,255人減、神奈川県は43,411人減となっています。
この数字から読み取れるのは、東京圏全体の人口規模と、各都県単独の人口動向は必ずしも一致しないということです。
東京圏4都県の合計人口は約3,697万5,000人で、2020年と比較すると約6万1,000人増加しています。
東京都への人口集中が周辺県の人口減少を上回り、東京圏全体では増加を維持している構図です。
2026年の最新統計で注意したいこと総務省統計局は2026年10月20日、人口推計の10月報を公表しました。
この資料では、2026年10月1日現在の全国総人口の概算値は1億2,269万人とされています。
ただし、この月次推計は2020年国勢調査を基準とした系列です。
総務省統計局は、2026年11月報から2025年国勢調査の確定人口を基準に切り替える予定と公表しています。
そのため、2026年の最新人口ニュースを比較する際は、調査時点だけでなく、基準となる国勢調査も確認する必要があります。
ネットで混同されやすい関東の範囲関東地方の範囲については、次のような疑問が生まれやすい傾向があります。
- 山梨県は関東なのか。
- 長野県は関東に含まれるのか。
- 首都圏と関東地方は同じ意味なのか。
- 東京圏と関東全体は同じなのか。
これらは、単純な正誤の問題ではありません。
一般的な関東地方、法律上の首都圏、気象庁の関東甲信地方という異なる分類が存在するためです。
炎上や噂の真相は?関東の都道府県数をめぐる議論で、特定の県を関東に含めるかどうかが話題になることがあります。
しかし、山梨県や長野県を関東関連の地域区分に含めること自体は、行政・気象上の正式な区分に基づくものです。
「関東は絶対に7都県以外を含まない」という理解も、「関東は必ず9都県である」という理解も、用途を無視すれば正確ではありません。
特定の炎上事件や不祥事が関東地方の公式な地域区分を変更したという事実もありません。
ネットの反応やSNS上の情報を読む際も、投稿の表現だけで判断せず、元になっている行政資料や統計の定義を確認することが大切です。
【プロの結論】関東の都道府県を理解するための3つの判断基準
関東地方を正しく理解するためには、単に7つの都県名を暗記するだけでは不十分です。
人口、地理、行政区分の3つを組み合わせて考えると、地域の特徴がより明確になります。
1.地域区分は目的に応じて使い分ける学校の地理や一般的な地域紹介では、関東地方は1都6県です。
一方、首都圏政策を調べるなら1都7県、気象情報を確認するなら関東甲信地方というように、目的によって適切な区分を選ぶ必要があります。
2.人口ランキングだけで地域の価値を判断しない東京都や神奈川県のように人口が多い地域は、企業や商業施設、交通網などが集中しています。
一方、茨城県、栃木県、群馬県は広い土地や自然資源、製造業、農業など、それぞれ異なる強みを持っています。
人口の多さだけで住みやすさや経済力を評価するのは適切ではありません。
3.2026年は人口変化と地域の役割に注目する2025年国勢調査で明らかになった人口の変化は、今後の関東の交通、住宅、産業、医療、教育などにも関係する重要な指標です。
東京都だけでなく、周辺6県の人口動向や地域経済の変化を合わせて確認することが、関東全体を理解するうえで欠かせません。
【関東都道府県】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:関東地方の都道府県は全部でいくつですか?
関東地方は東京都と6県からなる1都6県です。具体的には、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県です。
Q2:関東地方で人口が最も多い都道府県はどこですか?
東京都です。2025年国勢調査では14,236,627人で、全国でも人口最多の都道府県となっています。
Q3:山梨県や長野県は関東地方に含まれますか?
一般的な関東地方の1都6県には含まれません。ただし、山梨県は法律上の首都圏に含まれ、山梨県と長野県は気象庁の関東甲信地方に含まれます。
Q4:北関東と南関東の違いは何ですか?
一般的に北関東は茨城県・栃木県・群馬県、南関東は埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県を指します。
Q5:関東地方で面積が最も広い県はどこですか?
2026年7月1日時点の国土地理院のデータでは、栃木県が6,408.09平方キロメートルで、1都6県の中で最も広い面積を持っています。
Q6:関東地方の人口は日本全体の何割ですか?
2025年国勢調査の確定値を1都6県で合計すると約4,349万人です。全国人口の約35.4%に相当します。
まとめ:関東1都6県の最新情報と今後の注目ポイント
関東地方は東京都、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県からなる1都6県です。
それぞれの都県には、都市機能、産業、自然、観光、文化など異なる特徴があります。
2026年の最新情報として特に重要なのは、2025年国勢調査で明らかになった人口構造の変化です。東京都は人口増加を維持する一方、周辺県では人口減少が確認され、関東内部でも地域ごとの違いが大きくなっています。
また、首都圏と関東甲信地方では対象地域が異なるため、ニュースや統計を読む際には、それぞれの定義を理解しておく必要があります。
関東の都道府県を調べる際は、1都6県の基本区分、各地域の特徴、最新の人口・面積データ、行政上の地域区分という4つの視点を押さえることが重要です。
今後も国勢調査や人口推計、交通インフラ整備、地域経済のニュースを継続的に確認することで、2026年以降の関東地方の変化をより正確に把握できます。
主な参照資料
- 総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計結果」
- 国土地理院「令和8年全国都道府県市区町村別面積調」
- 東京都「東京都の人口(推計)」2026年10月29日公表
- 気象庁「予報区分の一覧表」
- e-Gov法令検索「首都圏整備法施行令」
- 国土交通省「関東地方整備局 事業概要」