『ジョジョの奇妙な冒険』の主人公は、シリーズ全9部で合計9人。第1部のジョナサン・ジョースターから、現在連載中の第9部『The JOJOLands』のジョディオ・ジョースターまで、部が変わるごとに主人公も交代してきました。
2026年10月現在、原作の主人公はジョナサン、ジョセフ、空条承太郎、東方仗助、ジョルノ、空条徐倫、ジョニィ、東方定助、ジョディオの9人です。ただし、第1部〜第6部と第7部〜第9部では物語の世界そのものが異なります。名前や血縁関係が似ている人物もいるため、初めて読む人には少し複雑に感じられる可能性があります。
【完全一覧】ジョジョ第1部〜第9部の歴代主人公とタイトル・順番

まずは、ジョジョの歴代主人公9人を登場順に確認しましょう。主人公の名前と各部の正式タイトルを対応させると、シリーズ全体の構成がすっきり理解できます。
| 部 | 各部のタイトル | 主人公 | 世界の区分 |
|---|---|---|---|
| 第1部 | ファントムブラッド | ジョナサン・ジョースター | 旧世界 |
| 第2部 | 戦闘潮流 | ジョセフ・ジョースター | 旧世界 |
| 第3部 | スターダストクルセイダース | 空条承太郎 | 旧世界 |
| 第4部 | ダイヤモンドは砕けない | 東方仗助 | 旧世界 |
| 第5部 | 黄金の風 | ジョルノ・ジョバァーナ | 旧世界 |
| 第6部 | ストーンオーシャン | 空条徐倫 | 旧世界 |
| 第7部 | STEEL BALL RUN | ジョニィ・ジョースター | 新世界 |
| 第8部 | ジョジョリオン | 東方定助 | 新世界 |
| 第9部 | The JOJOLands | ジョディオ・ジョースター | 新世界 |
この一覧で特に押さえたいのは、第6部と第7部の間に大きな世界観の転換があることです。第1部から第6部まではジョースター家とDIOをめぐる長い因縁が物語の中心ですが、第7部からは新たな世界を舞台にした物語が始まります。
なお、第9部『The JOJOLands』は2023年2月17日に『ウルトラジャンプ』で連載を開始しました。集英社の公式ポータルサイトによると、2026年9月17日には単行本第9巻が発売され、10月19日発売の『ウルトラジャンプ』2026年11月号にも最新話が掲載されています。つまり、2026年10月30日現在もジョディオが最新の主人公です。
【第1部〜第6部】旧世界のジョースター家を受け継ぐ6人の主人公
第1部から第6部は、ジョースター家とディオ・ブランドー、そしてDIOの因縁を中心に展開する物語です。世代交代を繰り返しながらも、主人公たちはそれぞれの時代で一族に迫る脅威と向き合います。
第1部:ジョナサン・ジョースター|ファントムブラッド初代主人公は、イギリス貴族ジョースター家の跡取り息子、ジョナサン・ジョースターです。
物語の舞台は19世紀末のイギリス。ジョナサンは養子として迎えられたディオ・ブランドーと出会い、同じ屋敷で暮らすことになります。しかし、野心に満ちたディオはジョースター家の財産を奪おうと画策し、2人の関係は激しい対立へと変化していきます。
ジョナサンの魅力は、誇り高く紳士的な精神と、どれほど追い詰められても正義を貫こうとする姿勢です。後のシリーズにも受け継がれる「人間讃歌」というテーマを象徴する主人公でもあります。
また、ディオとの対立は第1部だけで終わるものではありません。後の世代にも影響を及ぼす、ジョジョ全体の物語の出発点となっています。
第2部:ジョセフ・ジョースター|戦闘潮流2代目主人公はジョナサンの孫、ジョセフ・ジョースターです。
1938年のニューヨークを中心に展開する第2部では、石仮面を生み出した「柱の一族」との戦いが描かれます。
ジョナサンが正面から敵に立ち向かう紳士的な人物だったのに対し、ジョセフは軽妙な口調と大胆な発想を持つトリッキーな主人公です。力任せに戦うだけではなく、相手の行動を先読みする頭脳戦を得意としています。
祖父から受け継いだジョースター家の誇りを持ちながらも、性格や戦い方は大きく異なる点が特徴です。世代交代によって主人公の個性が変化するという、ジョジョならではの面白さを確立しました。
第3部:空条承太郎|スターダストクルセイダース3代目主人公は空条承太郎。ジョセフ・ジョースターの孫にあたります。
1989年の日本から物語が始まり、承太郎は自分に発現した不思議な能力を「悪霊」だと思い込みます。しかし、その正体はスタンドと呼ばれる特殊能力でした。
承太郎は、復活したDIOの影響で命の危機に陥った母ホリィを救うため、祖父ジョセフや仲間たちとともにエジプトを目指します。
代表的なスタンドは「スタープラチナ」。圧倒的なパワーとスピード、精密な動作を兼ね備えています。
無口で冷静、いざというときには迷わず行動する承太郎は、シリーズを代表する主人公の一人です。第3部から本格的にスタンドバトルが始まり、以降の作品の基本的な戦闘スタイルが確立されました。
第4部:東方仗助|ダイヤモンドは砕けない4代目主人公は東方仗助。舞台は1999年の日本、宮城県をモデルとした架空の町・杜王町です。
仗助はジョセフ・ジョースターと東方朋子の間に生まれた息子であり、承太郎から見ると叔父にあたります。ジョセフが高齢になってから生まれた子どもという点も、シリーズの血縁関係を理解するうえで興味深い部分です。
スタンドは「クレイジー・ダイヤモンド」。触れたものを修復する能力を持ち、壊れた物や傷ついた人を元の状態に戻すことができます。ただし、仗助自身の傷は治せません。
歴代主人公の中でも、仗助は日常生活と町の平和を大切にする人物です。世界規模の危機ではなく、身近な町に潜む異常や殺人鬼に立ち向かう物語が描かれます。
第5部:ジョルノ・ジョバァーナ|黄金の風5代目主人公はジョルノ・ジョバァーナ。2001年のイタリアを舞台に、ギャング組織パッショーネでの戦いが描かれます。
ジョルノの父親は、シリーズを通して重要な存在であるDIOです。ただし、DIOの肉体はジョナサン・ジョースターのものであるため、ジョルノはジョースターの血統も受け継いでいます。
幼少期に一人のギャングから人間としての尊厳を教えられたジョルノは、ギャングスターになるという夢を抱きます。その夢を実現するため、ブローノ・ブチャラティたちと行動をともにし、組織の内部に潜む問題へ立ち向かいます。
スタンドは「ゴールド・エクスペリエンス」。生命を生み出す能力を持ち、物語が進むにつれて強力な進化を遂げます。
ジョルノはDIOの息子でありながら、ジョースター家の誇り高い精神も備えているという、シリーズの中でも特に複雑な立場の主人公です。
第6部:空条徐倫|ストーンオーシャン6代目主人公は空条徐倫。空条承太郎の娘であり、シリーズ初の女性主人公です。
舞台は2011年のアメリカ。徐倫はある事件をきっかけに刑務所へ収監されますが、その裏にはDIOの遺した計画と、ジョースター家に対する大きな陰謀が隠されていました。
スタンドは「ストーン・フリー」。自分の身体を糸状に変化させる能力を持ち、糸を利用した攻撃や防御、情報収集など幅広い使い方ができます。
父親の承太郎とは異なる環境で育った徐倫ですが、困難に立ち向かう強さや仲間を守ろうとする精神にはジョースター家の血が感じられます。
第6部は旧世界の物語を締めくくる重要な部です。ここで描かれる出来事が、第7部以降の新たな世界観を理解するための大きな手がかりになります。
【第7部〜第9部】新世界の主人公はジョニィからジョディオへ
第7部『STEEL BALL RUN』からは、これまでとは異なる世界が舞台になります。主人公の名前や作品に登場する人物に旧世界との共通点が見られますが、基本的には別の人物として描かれています。
第7部:ジョニィ・ジョースター|STEEL BALL RUN7代目主人公はジョニィ・ジョースターです。
1890年のアメリカを舞台に、史上初の乗馬による北米大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」が開催されます。
ジョニィはかつて天才騎手と呼ばれていましたが、ある出来事によって半身不随となり、希望を失っていました。そんな彼が出会うのが、鉄球を操る謎のアウトロー、ジャイロ・ツェペリです。
ジャイロが操る鉄球の「回転」に可能性を見いだしたジョニィは、自分の身体を取り戻す希望を胸にレースへ参加します。
スタンドは「タスク」。物語の進行に伴って能力が段階的に進化する点が特徴です。
第7部では、単純な正義と悪の対立だけではなく、主人公自身の弱さや欲望、成長が深く描かれます。ジョニィはシリーズの中でも内面的な変化が大きい主人公です。
第8部:東方定助|ジョジョリオン8代目主人公は東方定助。第4部と同じ「杜王町」が舞台ですが、こちらは新世界に存在する別の杜王町です。
物語は、広瀬康穂が「壁の目」と呼ばれる奇妙な隆起物のそばで、記憶を失った青年を発見するところから始まります。その青年こそが東方定助です。
定助は自分が何者なのかを知るため、康穂とともに記憶を探し始めます。その過程で東方家や吉良吉影に関係する謎が浮かび上がってきます。
スタンドは「ソフト&ウェット」。泡を利用して物体から性質や要素を奪う能力を持ちます。
第8部の大きな特徴は、主人公自身の出生が物語の核心に関わっていることです。定助は吉良吉影と空条仗世文という2人の人物に由来する存在であり、単純に東方家に生まれた青年というわけではありません。
第9部:ジョディオ・ジョースター|The JOJOLands9代目主人公はジョディオ・ジョースター。2026年現在、最新の主人公です。
物語の舞台はハワイのオアフ島。ジョディオは大富豪になるという野望を抱く少年で、仲間たちとともに裏社会に関わる仕事をしています。
公式ポータルサイトでは、ジョディオについて、この世の目には見えない「仕組み」を理解し、その頂点に立とうとする人物として紹介されています。
スタンドは「11月の雨(ノーヴェンバー・レイン)」。重力を持った雨を降らせる能力です。一般的な雨とは異なる性質を持ち、戦闘においても独特の威力を発揮します。
兄のドラゴナ・ジョースターをはじめ、パコ・ラブランテスやウサギ・アロハオエなど、個性的な仲間たちとチームを組んで行動するのも第9部の特徴です。
第9部は2023年の連載開始から続いており、2026年9月には単行本第9巻が発売されました。10月には『ウルトラジャンプ』2026年11月号に最新話が掲載されています。ジョディオの物語はまだ進行中です。
【ジョジョ主人公の家系図】旧世界と新世界の血縁関係を整理
歴代主人公を理解するうえで欠かせないのが、ジョースター家の家系図です。特に第1部〜第6部と第7部〜第9部では血縁関係のつながり方が異なります。
旧世界:ジョナサンから徐倫まで続く血統旧世界では、ジョナサン・ジョースターを起点に、世代を超えて一族の物語が受け継がれていきます。
- ジョナサン・ジョースター:ジョースター家の初代主人公。
- ジョセフ・ジョースター:ジョナサンの孫で、第2部の主人公。
- 空条承太郎:ジョセフの孫で、第3部の主人公。
- 東方仗助:ジョセフと東方朋子の間に生まれた息子。承太郎の叔父。
- ジョルノ・ジョバァーナ:DIOの息子。DIOの肉体がジョナサンのものなので、ジョースターの血統も受け継ぐ。
- 空条徐倫:承太郎の娘で、第6部の主人公。
特に注意したいのが、東方仗助と空条承太郎の関係です。年齢や外見から承太郎の後輩のように見えますが、血縁上は仗助が承太郎の叔父にあたります。
また、ジョルノはジョセフや承太郎の直接の子孫ではありません。DIOとジョナサンの肉体という特殊な関係によって、ジョースター家の血統につながっています。
新世界:ジョニィからジョディオへ続く血統新世界の家系図は、第7部のジョニィ・ジョースターを起点として考えると理解しやすくなります。
ジョニィは第8部で東方理那と結婚したことが明らかになります。理那は東方家につながる人物であり、この結婚によってジョースター家と東方家の血縁関係も結びつきます。
その後の世代に登場するのが、第8部に関係するジョセフ・ジョースターです。さらにその子孫として、第9部のジョディオ・ジョースターが登場します。原作で示される家系をたどると、ジョディオはジョニィの玄孫にあたります。
つまり、第7部から第9部は単に主人公の名前が変わるだけではなく、ジョニィを起点とした新しいジョースター家の歴史が展開されているのです。
この血縁関係を知っておくと、第8部と第9部で東方家やジョースター家に関係する名前が登場する理由も理解しやすくなります。
【間違えやすいポイント】東方仗助と東方定助は同一人物なのか?
歴代主人公の中でも、特に混同されやすいのが第4部の東方仗助と第8部の東方定助です。
2人とも読み方は「ひがしかた じょうすけ」。苗字も名前の読みも同じですが、漢字表記も出生も異なる、まったく別の人物です。
東方仗助は第4部の主人公東方仗助は、旧世界の1999年の杜王町で暮らす高校生です。父親はジョセフ・ジョースター、母親は東方朋子。ジョセフの息子であり、承太郎の叔父にあたります。
スタンドは「クレイジー・ダイヤモンド」で、物体や人間を修復する能力が特徴です。
東方定助は第8部の主人公一方、東方定助は新世界の杜王町で発見された記憶喪失の青年です。
その正体は、吉良吉影と空条仗世文という2人の人物が融合して生まれた存在。東方家に迎え入れられたことから東方姓を名乗っています。
スタンドは「ソフト&ウェット」。泡を利用して物体から性質を奪うという、仗助のクレイジー・ダイヤモンドとは異なる能力を持っています。
両者の違いを整理すると、次のようになります。
- 東方仗助:第4部・旧世界・ジョセフの息子・クレイジー・ダイヤモンド。
- 東方定助:第8部・新世界・吉良吉影と空条仗世文に由来する存在・ソフト&ウェット。
名前が同じなのは、荒木飛呂彦作品における新旧の世界をつなぐ名前の反復の一例です。定助は仗助の成長した姿でも、生まれ変わりでもありません。
第7部のジョニィは第1部のジョナサンなのか?こちらもよくある疑問です。
ジョニィ・ジョースターとジョナサン・ジョースターは、名前や「ジョースター」という姓に共通点があります。しかし、2人は別の世界に生きる別人です。
第7部は第1部の直接的な続編ではありません。第6部の世界の一巡を経て、新しい世界を舞台に物語が始まります。
荒木飛呂彦は2004年の「青マルジャンプ」ロングインタビューでも、第6部を経て新しい世界に入ったことを説明しています。また、第7部は単なるパラレルワールドを描くこと自体がテーマではないとも語っています。
そのため、旧世界と新世界は、人物の名前や物語のモチーフに共通点があっても、同一人物として扱わないことが理解のポイントです。
初めて読むならどの順番がおすすめ?初めてジョジョを読む人には、基本的に第1部から順番に読み進める方法がおすすめです。
第1部から第6部までを読むと、ジョースター家とDIOの因縁、スタンドの登場、世代交代、世界観の変化を自然に理解できます。
一方、第7部からの新世界に興味がある場合は、『STEEL BALL RUN』から読み始める方法もあります。ただし、第8部と第9部は新世界の血縁や設定がつながっているため、第7部から順番に読むと理解が深まります。
読み方の判断基準は次のとおりです。
- シリーズの全体像を知りたい人:第1部から順番に読む。
- ジョースター家の歴史を追いたい人:第1部〜第6部を続けて読む。
- 新世界の物語を楽しみたい人:第7部から第9部まで順番に読む。
- 最新の主人公を知りたい人:第9部『The JOJOLands』を読む。
ジョジョ主人公一覧に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ジョジョの主人公は全部で何人いますか?
A1:2026年10月現在、原作第1部から第9部までの主人公は合計9人です。ジョナサン・ジョースター、ジョセフ・ジョースター、空条承太郎、東方仗助、ジョルノ・ジョバァーナ、空条徐倫、ジョニィ・ジョースター、東方定助、ジョディオ・ジョースターの順番です。
Q2:ジョジョの主人公で女性は誰ですか?
A2:第6部『ストーンオーシャン』の空条徐倫です。承太郎の娘で、シリーズ初の女性主人公として登場しました。スタンドはストーン・フリーです。
Q3:東方仗助と東方定助は同じ人物ですか?
A3:別人です。東方仗助は第4部『ダイヤモンドは砕けない』の主人公で、ジョセフ・ジョースターの息子です。一方、東方定助は第8部『ジョジョリオン』の主人公で、吉良吉影と空条仗世文に由来する存在です。生まれた世界もスタンド能力も異なります。
まとめ:ジョジョ歴代主人公は9人!旧世界と新世界を分けて理解しよう
『ジョジョの奇妙な冒険』の主人公は、第1部から第9部まで合計9人です。ジョナサンからジョセフ、承太郎、仗助、ジョルノ、徐倫へと続く旧世界の物語と、ジョニィ、定助、ジョディオが活躍する新世界の物語に大きく分けられます。
特に覚えておきたいのは、第4部の東方仗助と第8部の東方定助は別人であること、そして第7部以降は新たな世界を舞台にしていることです。
2026年10月現在、第9部『The JOJOLands』は連載中で、ジョディオ・ジョースターが最新の主人公として物語を牽引しています。単行本第9巻も発売され、ハワイを舞台にした新たな冒険が続いています。
ジョジョをこれから読み始める人は、まず9人の主人公と各部のタイトルを覚え、旧世界と新世界の違いを押さえておくと、複雑に見える家系図や人物関係も理解しやすくなります。世代を超えて受け継がれるジョースター家の物語を、ぜひ各部の順番に沿って楽しんでください。
主な事実確認資料: 集英社「ジョジョの奇妙な冒険」公式ポータルサイト、各部作品紹介、集英社『ウルトラジャンプ』公式サイト、荒木飛呂彦の2004年青マルジャンプ・ロングインタビュー。