「新ドラマ 2021 春」と検索している人が知りたいのは、2021年4月期に放送された作品の一覧だけではないでしょう。何月何日に放送が始まったのか、放送局や曜日、主演俳優とキャスト、あらすじ、そして実際に視聴率が高かった人気作品まで、まとめて振り返りたいというニーズがあります。
2021年春ドラマには、竹野内豊主演の『イチケイのカラス』、松たか子主演の『大豆田とわ子と三人の元夫』、北川景子主演の『リコカツ』、阿部寛主演の『ドラゴン桜 第2シリーズ』など、現在も話題に上がる作品がそろいました。2026年から改めて見ると、視聴率で結果を残した作品と、ドラマ賞などで高く評価された作品の違いも興味深いポイントです。
【2021年春ドラマとは?】4月期の注目作品と当時のテレビドラマ事情

2021年春ドラマとは、主に2021年4月から6月にかけて放送されたテレビドラマを指します。一般的には「2021年4月期ドラマ」とも呼ばれ、春の番組改編に合わせて各局が新作を投入したシーズンです。
この時期の特徴は、刑事・法廷もの、学園ドラマ、恋愛ドラマ、青春群像劇、ミステリーなど、ジャンルの幅が広かったことです。
特に注目されたのは、実績のある俳優を主演に据えた大型作品と、若手俳優を中心に据えた新しいタイプの群像劇が同時に放送された点です。
例えば、竹野内豊が型破りな裁判官を演じた『イチケイのカラス』、阿部寛が再び受験生を東大合格へ導く『ドラゴン桜 第2シリーズ』は、既存の人気ジャンルを現代的に描き直した作品でした。
一方、松たか子主演の『大豆田とわ子と三人の元夫』や菅田将暉主演の『コントが始まる』は、登場人物の日常や人間関係を丁寧に描くことに重点を置いていました。
なお、以下では比較しやすいよう、地上波の主要なプライムタイム作品12本を中心に整理します。深夜ドラマ、NHK、BS、配信オリジナル作品まで含めると、2021年春のドラマラインアップはさらに広がります。
【放送局・曜日別】2021年春ドラマの放送開始日・主演・キャスト一覧
2021年4月期のドラマを探す際、まず確認したいのが放送曜日と初回放送日です。同じ曜日に複数の注目作が並んでいたため、見たい作品を整理するうえでも放送スケジュールは欠かせません。
以下は各局の番組情報と初回放送記録をもとにまとめた一覧です。放送開始日は第1話の初回放送日を示しています。
| 曜日・時間 | 放送局 | 作品・初回放送日 | 主演・主要キャスト | あらすじ・ジャンル |
|---|---|---|---|---|
| 月曜21時 | フジテレビ | イチケイのカラス 4月5日 |
竹野内豊、黒木華、新田真剣佑、小日向文世 | 型破りな裁判官とエリート裁判官が事件の真相を追う法廷ドラマ。 |
| 火曜21時 | フジテレビ系・カンテレ制作 | 大豆田とわ子と三人の元夫 4月13日 |
松たか子、岡田将生、角田晃広、松田龍平 | 3度の結婚と離婚を経験した女性と、3人の元夫たちの日常を描くロマンティックコメディー。 |
| 火曜22時 | TBS | 着飾る恋には理由があって 4月20日 |
川口春奈、横浜流星、丸山隆平、中村アン、向井理、夏川結衣 | 価値観の異なる男女がシェアハウスで暮らしながら、恋愛や仕事、自分らしさを見つめ直す物語。 |
| 水曜21時 | テレビ朝日 | 特捜9 season4 4月7日 |
井ノ原快彦、羽田美智子、津田寛治、山田裕貴、中村梅雀 | 個性豊かな特捜班のメンバーが難事件に挑む刑事ドラマ。 |
| 水曜22時 | 日本テレビ | 恋はDeepに 4月14日 |
石原さとみ、綾野剛、今田美桜、大谷亮平 | 海洋学者とリゾート開発を進める御曹司の、秘密を抱えた恋愛を描くラブコメディー。 |
| 木曜20時 | テレビ朝日 | 警視庁・捜査一課長 season5 4月8日 |
内藤剛志、斉藤由貴、金田明夫、塙宣之 | 捜査一課長を中心に、刑事たちが事件解決に挑むシリーズ作品。 |
| 木曜21時 | テレビ朝日 | 桜の塔 4月15日 |
玉木宏、広末涼子、椎名桔平、吉田鋼太郎 | 警視庁内部の派閥争いと警視総監の座を巡る権力闘争を描く警察ドラマ。 |
| 木曜22時 | フジテレビ | レンアイ漫画家 4月8日 |
鈴木亮平、吉岡里帆、岩田琉聖、眞栄田郷敦 | 不器用な漫画家と女性を中心に、恋愛を通して変化する人間関係を描くラブコメディー。 |
| 金曜22時 | TBS | リコカツ 4月16日 |
北川景子、永山瑛太、高橋光臣、白洲迅 | 価値観の異なる新婚夫婦が離婚を考えながら、互いの関係を見つめ直す物語。 |
| 土曜22時 | 日本テレビ | コントが始まる 4月17日 |
菅田将暉、有村架純、神木隆之介、仲野太賀、古川琴音 | 売れないお笑いトリオと、彼らを見守る女性たちの人生を描く青春群像劇。 |
| 日曜21時 | TBS | ドラゴン桜 第2シリーズ 4月25日 |
阿部寛、長澤まさみ、髙橋海人、平手友梨奈、南沙良 | 経営難の高校を舞台に、桜木建二が生徒たちを東京大学合格へ導く学園ドラマ。 |
| 日曜22時30分 | 日本テレビ | ネメシス 4月11日 |
広瀬すず、櫻井翔、江口洋介、橋本環奈 | 探偵事務所を舞台に、天才的な推理力を持つ助手と探偵が難事件に挑むミステリー。 |
この一覧からも分かるように、2021年春は月曜から日曜まで、各局が主要な時間帯に個性の異なる作品を配置していました。
特に火曜日は、21時に『大豆田とわ子と三人の元夫』、22時に『着飾る恋には理由があって』が続き、同じ恋愛要素を持ちながらも、作品の方向性が大きく異なっていました。
また、日曜日は21時の『ドラゴン桜』と22時30分の『ネメシス』が並び、学園ドラマと本格ミステリーを楽しめる編成になっていました。
【注目8作品】2021年春ドラマのキャスト・出演者・あらすじを詳しく解説
1.イチケイのカラス|竹野内豊と黒木華が演じる異色の裁判官コンビ初回放送日:2021年4月5日/フジテレビ系月曜21時
『イチケイのカラス』は、竹野内豊が主人公の裁判官・入間みちおを演じた法廷ドラマです。共演には黒木華、新田真剣佑、山崎育三郎、小日向文世、桜井ユキらが名を連ねました。
物語の舞台は、東京地方裁判所第3支部第1刑事部、通称「イチケイ」。入間みちおは、先入観にとらわれず、事件の背景まで徹底的に調べる型破りな裁判官です。
そこに赴任してくるのが、黒木華演じる坂間千鶴。効率と迅速な処理を重視するエリート裁判官で、自由奔放なみちおとは正反対の性格です。
正反対の2人が衝突しながら、被告人や関係者の背景に隠された真実を探っていく構成が作品の見どころでした。
原作は浅見理都の漫画。裁判所監修も設けられ、法廷を舞台にした職業ドラマとしての要素も盛り込まれています。
2.大豆田とわ子と三人の元夫|松たか子が描く大人の恋愛と人生初回放送日:2021年4月13日/フジテレビ系・カンテレ制作、火曜21時
松たか子主演の『大豆田とわ子と三人の元夫』は、2021年春ドラマの中でも独特の存在感を放った作品です。
主人公の大豆田とわ子は、3度結婚して3度離婚した女性。建設会社の社長として働きながら、最初の夫との間に生まれた娘・唄と暮らしています。
元夫を演じたのは、松田龍平、角田晃広、岡田将生の3人です。それぞれ性格も職業も異なり、離婚後もとわ子の人生に関わり続けます。
脚本を担当したのは坂元裕二。恋愛だけでなく、仕事、友情、家族、孤独、自分自身との向き合い方などを、独特の会話劇で描きました。
注目すべきは、視聴率と作品評価が必ずしも一致しなかった点です。全話平均の公開集計値は6.12%でしたが、第76回文化庁芸術祭テレビ・ドラマ部門優秀賞、第59回ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞、東京ドラマアウォード2021の優秀賞・脚本賞・主題歌賞などを受賞しています。
数字だけでは評価しきれない、脚本や演出、俳優の掛け合いが高く評価された作品です。
3.着飾る恋には理由があって|川口春奈と横浜流星のルームシェア恋愛劇初回放送日:2021年4月20日/TBS系火曜22時
『着飾る恋には理由があって』は、川口春奈が主人公の真柴くるみを演じたラブストーリーです。
真柴はインテリアメーカーの広報担当。会社のため、フォロワーのため、そして憧れの社長のために、SNSでも仕事でも理想的な自分を演じ続けています。
ところが、住居の契約更新を忘れたことをきっかけに、彼女は知人のマンションで共同生活を始めることになります。
そこで出会うのが、横浜流星演じるミニマリストの料理人・藤野駿です。さらに丸山隆平、中村アン、向井理、夏川結衣らが加わり、異なる価値観を持つ人々の共同生活が展開されます。
単純な恋愛関係だけでなく、SNS上の自分と現実の自分、仕事と生活のバランスなど、当時の視聴者にも身近なテーマが盛り込まれていました。
4.恋はDeepに|石原さとみと綾野剛が初共演したラブコメディー初回放送日:2021年4月14日/日本テレビ系水曜22時
『恋はDeepに』は、石原さとみ演じる海洋学者・渚海音と、綾野剛演じる御曹司・蓮田倫太郎の恋愛を描いた作品です。
海音は海の生き物を愛し、海洋環境を守ろうとする研究者。一方、倫太郎はマリンリゾート開発に人生をかける人物です。
海を守りたい女性と、大規模な開発を進めたい男性。最初は対立する立場にいた2人が、次第に惹かれ合っていきます。
今田美桜、大谷亮平、渡邊圭祐、橋本じゅん、鹿賀丈史らも出演しました。
物語には海音の正体に関する秘密も組み込まれ、単純な恋愛ドラマとは異なるファンタジー的な要素が加わっていたことも特徴です。
5.リコカツ|北川景子と永山瑛太が描く価値観の違う夫婦初回放送日:2021年4月16日/TBS系金曜22時
『リコカツ』は、北川景子と永山瑛太が夫婦役で共演した作品です。
北川景子が演じる水口咲はファッション雑誌の編集者。永山瑛太演じる緒原紘一は航空自衛隊航空救難団に所属する生真面目な自衛官です。
2人は雪山で遭難した咲を紘一が救助したことをきっかけに出会い、短期間で結婚します。しかし、結婚生活が始まると、生活習慣や考え方の違いが次々と表面化します。
結婚式の翌日から衝突し、互いに離婚を口にするという展開が物語の出発点です。
加えて、紘一の両親や咲の両親にも夫婦関係の問題が生じており、結婚や家族のあり方を複数の世代から描いています。
共演には高橋光臣、白洲迅、宮崎美子、酒向芳、三石琴乃、佐野史郎らが参加しました。
6.ドラゴン桜 第2シリーズ|阿部寛と長澤まさみが再び登場初回放送日:2021年4月25日/TBS系日曜21時
2021年春ドラマの視聴率ランキングでトップに立ったのが『ドラゴン桜 第2シリーズ』です。
阿部寛が演じる桜木建二は、かつて龍山高校から東大合格者を輩出した元暴走族の弁護士。新シリーズでは、経営難に陥った龍海学園の再建に挑みます。
長澤まさみは、前作の教え子であり弁護士となった水野直美役で出演。桜木とともに生徒たちを支えます。
若手キャストには髙橋海人、南沙良、平手友梨奈、加藤清史郎、鈴鹿央士、志田彩良、細田佳央太らが集結しました。
生徒たちはそれぞれ異なる問題や悩みを抱えています。桜木の厳しい指導を受けながら、自分の可能性と将来に向き合う姿が物語の中心です。
最終回では世帯視聴率20.4%を記録。全10話の平均視聴率も公開集計で14.82%となり、2021年春のプライムタイム作品の中で最も高い数字を残しました。
7.コントが始まる|菅田将暉ら若手実力派俳優が集結初回放送日:2021年4月17日/日本テレビ系土曜22時
『コントが始まる』は、菅田将暉、神木隆之介、仲野太賀が売れないお笑いトリオ「マクベス」を演じた青春群像劇です。
物語は、マクベスが披露するコントから始まります。そのコントが、その後に展開する登場人物たちの日常や人生の伏線になっているという独特の構成が特徴です。
有村架純はファミレスで働く中浜里穂子役、古川琴音はその妹・つむぎ役を担当しました。
マクベスの3人は結成10年を前に、芸人としての将来について決断を迫られます。成功を目指して努力することと、現実を受け入れること。その間で揺れる若者たちの姿を描きました。
単なるお笑い芸人の物語ではなく、仕事、夢、友情、挫折、人生の選択を扱った作品として注目されました。
8.ネメシス|広瀬すずと櫻井翔の探偵バディが難事件に挑む初回放送日:2021年4月11日/日本テレビ系日曜22時30分
『ネメシス』は、広瀬すずと櫻井翔がダブル主演を務めたミステリードラマです。
広瀬すず演じる美神アンナは、天才的なひらめきを持つ助手。櫻井翔演じる風真尚希は、どこか頼りない探偵です。
2人は江口洋介演じる栗田一秋とともに探偵事務所ネメシスで活動し、依頼された難事件の解決に取り組みます。
橋本環奈、勝地涼、中村蒼、富田望生、仲村トオル、真木よう子、石黒賢ら、幅広いキャストが参加したことも特徴です。
各話の事件を解決するミステリー要素に加え、アンナの父親の失踪や20年前の事件など、全体を通してつながる謎も用意されていました。
単発の事件解決だけでなく、シリーズ全体の伏線を追う楽しみがある作品です。
【視聴率ランキング】2021年春ドラマで最も数字を残した作品は?
2021年春ドラマの人気を比較するうえで、視聴率は分かりやすい指標の一つです。
以下は、テレビズキが掲載した2021年4月~6月期のプライムタイム作品のランキングです。ビデオリサーチ調べの関東地区リアルタイム視聴率をもとに、各話の数値を単純平均した公開集計値を掲載しています。
2021年春ドラマ・平均視聴率ランキング
- ドラゴン桜 第2シリーズ:14.82%
- 特捜9 season4:13.15%
- イチケイのカラス:12.51%
- 警視庁・捜査一課長 season5:11.76%
- 桜の塔:10.36%
- リコカツ:9.05%
- ネメシス:8.55%
- 恋はDeepに:8.37%
- 着飾る恋には理由があって:7.99%
- コントが始まる:7.58%
- 大豆田とわ子と三人の元夫:6.12%
- レンアイ漫画家:5.37%
ランキングを見ると、上位には『ドラゴン桜』『特捜9』『イチケイのカラス』といった、幅広い世代が楽しみやすい学園・刑事・法廷ドラマが並んでいます。
一方、恋愛や人間関係を中心に据えた作品は、視聴率だけで見ると中位から下位に位置しています。
ただし、ランキングの数字には集計方法による違いがあります。例えば、ドラマの全話平均について、各話の平均視聴率を単純に平均する方法と、各話の放送時間や毎分視聴率を考慮する方法は同じではありません。
ビデオリサーチの説明でも、シリーズ全体の平均視聴率を算出する場合、各話の平均値を単純に足して放送回数で割ると、正確な値にならない場合があるとされています。
そのため、ここでのランキングは作品間の比較に使う公開集計値であり、厳密な公式平均視聴率と混同しないことが大切です。
【評判・人気作品比較】視聴率だけでは分からない2021年春ドラマの評価
2021年春ドラマを振り返ると、視聴率ランキングと作品の評価には興味深い違いがあります。
その代表例が『大豆田とわ子と三人の元夫』です。平均視聴率の公開集計値は6.12%で、ランキングでは11位。しかし、作品としては複数の主要な賞を受賞しています。
主な受賞歴は次のとおりです。
- 第76回文化庁芸術祭テレビ・ドラマ部門優秀賞
- 2021年日本民間放送連盟賞・番組部門テレビドラマ番組優秀賞
- 第59回ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞
- ギャラクシー賞2021年6月度月間賞
- 東京ドラマアウォード2021優秀賞・脚本賞・主題歌賞
これは、視聴率と作品評価を同じものとして扱えないことを示す好例です。
視聴率で選ぶなら『ドラゴン桜』と『イチケイのカラス』リアルタイム視聴の数字を重視するなら、『ドラゴン桜 第2シリーズ』と『イチケイのカラス』が代表的な選択肢です。
『ドラゴン桜』は東大合格という明確な目標があり、毎週の展開に期待を持ちやすい構成でした。『イチケイのカラス』は事件の真相を追う一話完結型の要素があり、途中からでも物語に入りやすい作品です。
脚本や人物描写を重視するなら『大豆田とわ子』と『コントが始まる』登場人物の心理や会話をじっくり楽しみたい人には、『大豆田とわ子と三人の元夫』や『コントが始まる』が向いています。
前者は坂元裕二による会話劇、後者はコントと日常を結び付ける構成が特徴です。事件や大きな出来事だけで物語を進めるのではなく、何気ない言葉や登場人物同士の距離感に意味を持たせています。
恋愛ドラマを楽しむなら『リコカツ』と『着飾る恋』恋愛を中心に楽しみたい場合は、『リコカツ』『着飾る恋には理由があって』『恋はDeepに』が候補になります。
『リコカツ』は結婚後の価値観の違い、『着飾る恋』は自分らしさと共同生活、『恋はDeepに』は環境問題と恋愛というように、同じ恋愛ジャンルでも扱うテーマが異なります。
視聴率は人気のすべてを表すわけではない視聴率について理解しておきたいのは、一般に報道される世帯視聴率や個人視聴率がリアルタイム視聴を示す指標だという点です。
ビデオリサーチによると、録画などで放送後に視聴する場合はタイムシフト視聴率として別に計測されます。対象となるのは放送後7日以内の視聴です。また、リアルタイムとタイムシフトの両方を考慮する総合視聴率という指標もあります。
つまり、リアルタイム視聴率が低い作品でも、録画や後からの視聴で支持されていた可能性があります。
作品の人気を比較する際には、視聴率、受賞歴、脚本、出演者、視聴スタイルを分けて考えることが大切です。
【ドラマ業界の傾向】2021年春ドラマから見える3つの特徴
1.職業ドラマが強い存在感を示した2021年春は、裁判官を描いた『イチケイのカラス』、警察組織を描いた『特捜9』『桜の塔』『警視庁・捜査一課長』、教育をテーマにした『ドラゴン桜』など、職業や組織を軸にした作品が目立ちました。
こうしたドラマは、主人公の仕事を通じて毎回異なる問題を描けるため、シリーズとしての展開を作りやすい特徴があります。
また、主人公が困難を解決していく過程には明確な目的があり、視聴者が物語に入りやすいという利点もあります。
2.恋愛ドラマのテーマが多様化した恋愛ジャンルでは、単純に男女が惹かれ合う過程だけでなく、仕事、SNS、結婚観、環境問題、生活スタイルなどが物語に組み込まれていました。
『着飾る恋には理由があって』ではSNSと理想の自分、『リコカツ』では結婚生活の価値観、『恋はDeepに』では海洋環境とリゾート開発が恋愛と結び付いています。
恋愛を通じて登場人物の生き方そのものを描く作品が多かったことは、このシーズンの特徴の一つです。
3.若手俳優による群像劇が存在感を示した『コントが始まる』は、菅田将暉、神木隆之介、仲野太賀、有村架純、古川琴音という実力派キャストを集めた青春群像劇でした。
『ドラゴン桜』にも髙橋海人、平手友梨奈、南沙良、加藤清史郎など、若い世代の俳優が多数出演しています。
ベテラン俳優の演技力に加え、次世代を担う俳優たちの個性を作品の魅力として打ち出すキャスティングが目立ったシーズンでした。
【2026年に見返すなら】2021年春ドラマのおすすめ作品と選び方
2021年春ドラマを今から見返すなら、単純に視聴率の高い順番で選ぶよりも、自分が楽しみたいジャンルを基準にするのがおすすめです。
- 痛快な展開や成長物語が好き:『ドラゴン桜 第2シリーズ』
- 事件解決や法廷ドラマが好き:『イチケイのカラス』
- 刑事ドラマやシリーズ作品が好き:『特捜9 season4』『警視庁・捜査一課長 season5』
- 大人の恋愛や会話劇が好き:『大豆田とわ子と三人の元夫』
- 恋愛と生活の変化を楽しみたい:『着飾る恋には理由があって』『リコカツ』
- 青春や人生の選択を考えたい:『コントが始まる』
- ミステリーや伏線回収が好き:『ネメシス』
- ファンタジー要素のある恋愛が好き:『恋はDeepに』
反対に、テンポの速い事件解決を求める人には、日常会話を中心に進む『大豆田とわ子と三人の元夫』は少しゆっくり感じられる可能性があります。反対に、人物の細かな心理描写を楽しみたい人には魅力的な作品です。
また、視聴率の高さだけで作品を選ぶと、自分の好みに合わない可能性もあります。受賞歴や脚本家、出演者、作品のテーマを合わせて確認すると、見たい作品を見つけやすくなります。
2026年時点での配信・再放送状況はサービスや時期によって変わるため、視聴する際は各放送局の公式番組情報や配信サービスの作品検索で確認してください。
【新ドラマ2021年春】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2021年春ドラマで最も視聴率が高かった作品は何ですか?
A1:『ドラゴン桜 第2シリーズ』です。公開されている関東地区のリアルタイム視聴率集計では、各話平均の単純平均が14.82%でトップでした。最終回は20.4%を記録しています。
Q2:2021年春ドラマで松たか子が主演した作品は何ですか?
A2:『大豆田とわ子と三人の元夫』です。2021年4月13日にスタートし、岡田将生、角田晃広、松田龍平らが共演しました。坂元裕二が脚本を担当し、複数の主要なドラマ賞を受賞しています。
Q3:2021年春ドラマで竹野内豊が主演した作品は何ですか?
A3:フジテレビ系月曜21時枠の『イチケイのカラス』です。2021年4月5日に放送を開始し、黒木華、新田真剣佑、小日向文世らが出演しました。型破りな裁判官・入間みちおが事件の真相を追う法廷ドラマです。
Q4:『ドラゴン桜 第2シリーズ』の主演と出演者は誰ですか?
A4:主演は阿部寛です。長澤まさみ、髙橋海人、南沙良、平手友梨奈、加藤清史郎、鈴鹿央士、志田彩良、細田佳央太、及川光博、江口のりこなどが出演しました。
Q5:2021年春ドラマの放送開始日はいつ頃ですか?
A5:主な4月期作品は2021年4月上旬から下旬にかけて放送を開始しました。最も早い主要作品の一つは4月5日開始の『イチケイのカラス』で、『ドラゴン桜 第2シリーズ』は4月25日にスタートしました。
Q6:視聴率が低くても評価の高かった2021年春ドラマはありますか?
A6:代表例は『大豆田とわ子と三人の元夫』です。視聴率ランキングでは11位でしたが、文化庁芸術祭賞、ギャラクシー賞、東京ドラマアウォードなどで評価されました。視聴率と作品の芸術的・批評的評価は必ずしも一致しません。
まとめ:2021年春ドラマは視聴率と作品評価の両面で見応えのあるシーズンだった
2021年春ドラマは、学園ドラマ、法廷ドラマ、刑事ドラマ、恋愛ドラマ、青春群像劇など、幅広いジャンルの作品がそろったシーズンでした。
視聴率ランキングでは『ドラゴン桜 第2シリーズ』がトップに立ち、『特捜9 season4』『イチケイのカラス』といった作品も高い数字を残しました。
一方、『大豆田とわ子と三人の元夫』のように、視聴率ランキングとは別の軸で高い評価を受けた作品もあります。松たか子、坂元裕二らが生み出した独特の世界観は、受賞歴からもその存在感がうかがえます。
また、『リコカツ』『着飾る恋には理由があって』『恋はDeepに』は恋愛ドラマのテーマを広げ、『コントが始まる』『ネメシス』は若手俳優や複雑な物語構成を生かした作品として印象を残しました。
2021年春ドラマを振り返る際の要点は、視聴率、出演者、脚本、作品のテーマ、受賞歴をそれぞれの視点から比較することです。数字で選ぶなら『ドラゴン桜』、人間描写で選ぶなら『大豆田とわ子』、法廷ドラマなら『イチケイのカラス』というように、好みに合わせて作品を選べます。
2026年に改めて振り返っても、2021年春は人気俳優の共演だけでなく、脚本やジャンルの多様性という面でも記憶に残るドラマシーズンです。
主な事実確認資料: 各テレビ局の公式番組情報・あらすじ、ビデオリサーチの視聴率解説、2021年春ドラマの視聴率集計、関西テレビの受賞記録。