2021年春ドラマ(4月期)は、『ドラゴン桜 第2シリーズ』『イチケイのカラス』『リコカツ』『大豆田とわ子と三人の元夫』など、人気俳優の共演や個性的なストーリーが話題を集めたシーズンだ。TBS、フジテレビ、日本テレビ、テレビ朝日を中心に、学園ドラマ、法廷ドラマ、恋愛ドラマ、刑事ドラマ、ヒューマンコメディーまで幅広い作品が放送された。
2026年11月現在、当時の作品を振り返ると、世帯平均視聴率でトップに立ったのは阿部寛主演の『ドラゴン桜』。一方、松たか子主演の『大豆田とわ子と三人の元夫』は、視聴率だけでは測れない作品評価や音楽面での存在感を残した。ここでは2021年春ドラマの主要作品を放送開始日・曜日・放送局・出演者とともに整理し、視聴率ランキング、あらすじ、主題歌、作品ごとの評判まで振り返る。
【2021年春ドラマとは】4月期の特徴と注目された背景

テレビドラマの「春クール」は、一般的に4月から6月にかけて放送される作品を指す。2021年の場合、4月上旬から各局の新作が順次スタートし、6月中旬から下旬にかけて最終回を迎える編成が中心だった。
このシーズンの特徴は、人気シリーズの続編と完全オリジナル作品が共存していたことだ。16年ぶりの続編として注目された『ドラゴン桜』をはじめ、漫画原作の『イチケイのカラス』、坂元裕二脚本の『大豆田とわ子と三人の元夫』など、作品ごとに異なる視聴者層を狙ったラインアップが並んだ。
2021年春ドラマの主なジャンル- 学園・教育:『ドラゴン桜 第2シリーズ』
- 法廷・社会派:『イチケイのカラス』
- 恋愛・夫婦:『リコカツ』『恋はDeepに』『着飾る恋には理由があって』
- 人間ドラマ・コメディー:『大豆田とわ子と三人の元夫』『コントが始まる』
- 刑事・ミステリー:『特捜9 season4』『警視庁・捜査一課長 season5』『桜の塔』『ネメシス』
また、4月期の夜ドラマだけでなく、NHKの連続テレビ小説『おかえりモネ』も春の話題作だった。同作は2021年5月17日に放送を開始しており、4月期の新作と並んで春のテレビ番組を代表する作品となった。
【曜日別一覧】2021年春ドラマの放送開始日・放送局・主演キャスト
2021年4月期の主要ドラマを曜日別に整理した。放送開始日は初回放送日で、視聴率は関東地区の世帯平均視聴率を掲載している。各局の放送編成を横断して確認すると、月曜から日曜まで話題作が分散していたことが分かる。
| 曜日・時間 | 初回放送日 | 放送局 | 作品名 | 主演・主な出演者 | 平均視聴率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 月曜21時 | 4月5日 | フジテレビ系 | イチケイのカラス | 竹野内豊、黒木華、新田真剣佑 | 12.51% |
| 火曜21時 | 4月13日 | カンテレ・フジテレビ系 | 大豆田とわ子と三人の元夫 | 松たか子、岡田将生、角田晃広、松田龍平 | 6.12% |
| 火曜22時 | 4月20日 | TBS系 | 着飾る恋には理由があって | 川口春奈、横浜流星 | 7.99% |
| 水曜21時 | 4月7日 | テレビ朝日系 | 特捜9 season4 | 井ノ原快彦、羽田美智子、津田寛治 | 13.15% |
| 水曜22時 | 4月14日 | 日本テレビ系 | 恋はDeepに | 石原さとみ、綾野剛、今田美桜 | 8.37% |
| 木曜20時 | 4月8日 | テレビ朝日系 | 警視庁・捜査一課長 season5 | 内藤剛志、斉藤由貴 | 11.76% |
| 木曜21時 | 4月15日 | テレビ朝日系 | 桜の塔 | 玉木宏、広末涼子、岡田健史 | 10.36% |
| 木曜22時 | 4月8日 | フジテレビ系 | レンアイ漫画家 | 鈴木亮平、吉岡里帆、眞栄田郷敦 | 5.37% |
| 金曜22時 | 4月16日 | TBS系 | リコカツ | 北川景子、永山瑛太、高橋光臣 | 9.05% |
| 土曜22時 | 4月17日 | 日本テレビ系 | コントが始まる | 菅田将暉、有村架純、仲野太賀、神木隆之介 | 7.58% |
| 日曜21時 | 4月25日 | TBS系 | ドラゴン桜 第2シリーズ | 阿部寛、長澤まさみ、髙橋海人、平手友梨奈 | 14.82% |
| 日曜22時30分 | 4月11日 | 日本テレビ系 | ネメシス | 広瀬すず、櫻井翔、江口洋介 | 8.55% |
| 月曜~土曜8時 | 5月17日 | NHK総合 | おかえりモネ | 清原果耶、鈴木京香、坂口健太郎、永瀬廉 | 対象外 |
※視聴率はゴールデン・プライムタイムの主要12作品を対象とした集計。『おかえりモネ』は朝ドラのためランキング対象外。数値はテレビズキ掲載のビデオリサーチ調べ、関東地区のリアルタイム世帯視聴率の単純平均。
曜日ごとの注目ポイント月曜日:『イチケイのカラス』が月9枠に登場。竹野内豊と黒木華の組み合わせによる法廷エンターテインメントが、週の始まりを飾った。
火曜日:松たか子主演の『大豆田とわ子と三人の元夫』と、川口春奈・横浜流星の『着飾る恋には理由があって』が並んだ。作風の異なる恋愛・人間ドラマを続けて楽しめる編成だった。
水曜日:長寿シリーズ『特捜9』と、石原さとみ・綾野剛の初共演作『恋はDeepに』が放送された。刑事ドラマとファンタジックなラブストーリーという対照的な組み合わせが特徴だ。
木曜日:刑事ドラマ2作品に加え、『レンアイ漫画家』が放送。テレビ朝日の刑事ドラマ枠とフジテレビの恋愛コメディーが同日に並んだ。
金曜日・土曜日:金曜は北川景子と永山瑛太の『リコカツ』、土曜は菅田将暉らによる群像劇『コントが始まる』が中心となった。
日曜日:『ドラゴン桜』と『ネメシス』が続く編成。とりわけ日曜劇場の『ドラゴン桜』は、最終回に向けて視聴率を伸ばし、シーズン全体のランキングでも首位を獲得した。
なお、上記は主要なプライムタイム作品を中心とした一覧であり、春クールの全ドラマを網羅したものではない。深夜帯には『珈琲いかがでしょう』『あのときキスしておけば』『生きるとか死ぬとか父親とか』『カラフラブル』なども放送されていた。
【主要4作品を深掘り】あらすじ・キャスト・人物関係を比較
2021年春ドラマを振り返るうえで外せないのが、『ドラゴン桜』『イチケイのカラス』『リコカツ』『大豆田とわ子と三人の元夫』の4作品だ。視聴率上位の作品だけでなく、脚本や人物描写で独自の評価を獲得した作品も含まれている。
1. ドラゴン桜 第2シリーズ|阿部寛が再び東大合格を目指す2021年4月25日スタート。TBS日曜劇場で放送された『ドラゴン桜』は、三田紀房の漫画『ドラゴン桜2』を原作とする続編だ。
主人公は、伝説の弁護士・桜木建二。かつて東大合格者を輩出した龍山高校が再び低迷するなか、桜木が元教え子の水野直美とともに学校改革へ乗り出す。
主演の阿部寛に加え、長澤まさみが水野役として続投。新世代の生徒役には髙橋海人、南沙良、平手友梨奈、加藤清史郎、鈴鹿央士、志田彩良、細田佳央太らが起用された。
単なる受験テクニックの紹介ではなく、家庭環境や学校の制度、本人の自信のなさといった問題に踏み込んだ点も特徴だ。受験という分かりやすい目標を軸に、若者が自分の将来を選択する過程を描いた。
平均世帯視聴率は14.82%で2021年春ドラマの1位。最終回は20.4%を記録しており、最終盤に向けて視聴者の関心が高まったことが数字にも表れている。
2. イチケイのカラス|型破りな裁判官と堅物エリートのバディ2021年4月5日スタート。フジテレビ系月9枠の『イチケイのカラス』は、浅見理都の同名漫画を原作とする法廷ドラマだ。
竹野内豊が演じるのは、東京地方裁判所の刑事部に所属する裁判官・入間みちお。従来の常識にとらわれず、事件の背景や証拠を徹底的に調べる型破りな人物だ。
一方、黒木華が演じる坂間千鶴は、迅速で合理的な判断を重視するエリート裁判官。考え方の異なる2人が事件に向き合うことで、裁判の裏側にある人間関係や社会問題が浮かび上がってくる。
新田真剣佑、山崎育三郎、桜井ユキ、小日向文世らも出演。裁判所監修には法政大学法科大学院の水野智幸氏が参加しており、法廷描写にも専門的な視点が取り入れられた。
平均世帯視聴率は12.51%で3位。2023年1月には続編となる劇場版も公開され、ドラマから映画へと作品世界が広がった。
3. リコカツ|交際ゼロ日婚から始まる離婚前提のラブストーリー2021年4月16日スタート。TBS金曜ドラマ『リコカツ』は、北川景子と永山瑛太がダブル主演級の役どころで夫婦を演じたオリジナル作品だ。
北川景子が演じる水口咲は、ファッション誌の編集者。自由で現代的な価値観を持つ女性だ。一方、永山瑛太が演じる緒原紘一は、航空自衛隊の航空救難団に所属する生真面目な隊員で、厳格な家庭で育った人物として描かれる。
2人は雪山での遭難と救助をきっかけに出会い、交際期間を経ずに結婚。しかし、新婚生活が始まると生活習慣や価値観の違いが次々と表面化し、早々に離婚を決意する。
タイトルの「リコカツ」は、離婚に向けて準備を進める活動を意味する。離婚を決意した夫婦が周囲に事情を打ち明けられず、水面下で準備を進めるという設定が物語の出発点となった。
高橋光臣、白洲迅、大野いと、田辺桃子、宮崎美子、酒向芳、三石琴乃、佐野史郎らが出演。主人公2人だけでなく、それぞれの家族や周囲の人々の価値観も物語に関わってくる。
平均世帯視聴率は9.05%。主題歌には米津玄師の「Pale Blue」が起用された。恋愛ドラマとしての華やかさと、結婚生活の現実的なすれ違いを組み合わせた作品だった。
4. 大豆田とわ子と三人の元夫|坂元裕二脚本の独創的な人間ドラマ2021年4月13日スタート。カンテレ・フジテレビ系の火曜21時枠で放送された『大豆田とわ子と三人の元夫』は、松たか子主演、坂元裕二脚本のオリジナルドラマだ。
主人公の大豆田とわ子は、これまでに3度結婚し、3度離婚した住宅建設会社の社長。3人の元夫たちと関わり続けながら、仕事や日常生活、新しい恋愛に向き合っていく。
元夫を演じたのは岡田将生、角田晃広、松田龍平。それぞれ性格も価値観も異なる男性たちが、主人公との距離を保とうとしながらも、何かと彼女の生活に関わってくる。
市川実日子、高橋メアリージュン、豊嶋花、石橋静河、瀧内公美、近藤芳正、岩松了らも出演した。
平均世帯視聴率は6.12%で、上位作品と比べると数字は控えめだった。しかし、作品評価は別の側面を持つ。第76回文化庁芸術祭テレビ・ドラマ部門優秀賞、ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞、東京ドラマアウォード2021の優秀賞・脚本賞・主題歌賞などを受賞している。
視聴率の順位と作品の評価が必ずしも一致しないことを示す、2021年春ドラマの代表的な一作だ。
4作品の人物関係と作品の特徴- ドラゴン桜:桜木建二と水野直美が学校改革を進め、生徒たちの東大受験を支える師弟・教育関係。
- イチケイのカラス:入間みちおと坂間千鶴が、異なる価値観を持つ裁判官として事件の真相を追うバディ関係。
- リコカツ:咲と紘一が、正反対の価値観を持つ夫婦として結婚と離婚に向き合う関係。
- 大豆田とわ子と三人の元夫:とわ子と3人の元夫が、離婚後も複雑な距離感でつながり続ける関係。
【視聴率ランキング】2021年春ドラマで最も数字を集めた作品は?
2021年春ドラマの世帯平均視聴率ランキングでは、TBS日曜劇場の『ドラゴン桜』がトップを獲得した。2位はテレビ朝日の『特捜9 season4』、3位はフジテレビの『イチケイのカラス』という結果だった。
2021年春ドラマ・世帯平均視聴率ランキングTOP12- ドラゴン桜 第2シリーズ:14.82%
- 特捜9 season4:13.15%
- イチケイのカラス:12.51%
- 警視庁・捜査一課長 season5:11.76%
- 桜の塔:10.36%
- リコカツ:9.05%
- ネメシス:8.55%
- 恋はDeepに:8.37%
- 着飾る恋には理由があって:7.99%
- コントが始まる:7.58%
- 大豆田とわ子と三人の元夫:6.12%
- レンアイ漫画家:5.37%
このランキングは関東地区のリアルタイム世帯視聴率を基準としたものだ。録画視聴や配信視聴、SNSでの話題性を直接反映したランキングではない。
『ドラゴン桜』が首位を獲得した理由『ドラゴン桜』の強みは、続編への期待感と、誰にでも伝わりやすい目標設定にあった。東大合格という明確なゴールを掲げ、登場人物が困難を乗り越える構成は、幅広い年齢層が物語に参加しやすい。
加えて、阿部寛と長澤まさみという前作からの出演者に加え、髙橋海人や平手友梨奈ら新世代の俳優を配置したことで、従来のファンと若い視聴者の双方に訴求するキャスティングになった。
最終回の世帯視聴率20.4%は、同シーズンの作品別ランキングでも際立つ数字だ。初回からの平均視聴率だけでなく、最終盤の盛り上がりも首位を支えた。
視聴率が低くても評価された『大豆田とわ子』『大豆田とわ子と三人の元夫』は、平均視聴率6.12%という数字だけを見ると、上位作品とは差がある。しかし、脚本賞や主題歌賞を含む受賞歴が示すように、作品としての独創性や完成度は高く評価された。
会話のテンポ、登場人物の不器用さ、日常の小さな感情をすくい上げる演出は、従来型の恋愛ドラマとは異なる魅力を生んだ。視聴率だけで作品の人気や価値を判断できないことを理解するうえで、重要な比較対象になる。
視聴率データを見る際の注意点2021年春ドラマのランキングには、集計サイトによって数値の違いが見られる。これは平均視聴率の計算方法や対象回の扱いなどが異なるためだ。
例えば『ドラゴン桜』は、各話の単純平均を用いた集計では14.82%とされる一方、加重平均方式を採用するデータでは異なる数値が掲載されている。『イチケイのカラス』にも同様の差がある。
作品を比較する場合は、同じ調査地域、同じ視聴率区分、同じ平均計算方式のデータを使うことが大切だ。世帯視聴率と個人視聴率も別の指標であり、混同してはいけない。
【2021年春ドラマの主題歌】米津玄師・back numberらの楽曲も話題に
2021年春ドラマは、主題歌と作品の世界観が強く結びついたシーズンでもあった。人気アーティストによる書き下ろし曲や、ドラマの出演者自身が歌唱に参加した楽曲など、音楽面にも注目が集まった。
主要作品の主題歌一覧- イチケイのカラス:「Starlight」/WGB(和楽器バンド)
- 大豆田とわ子と三人の元夫:「Presence I(feat. KID FRESINO)」など/STUTS & 松たか子 with 3exes
- 恋はDeepに:「怪盗」/back number
- リコカツ:「Pale Blue」/米津玄師
- おかえりモネ:「なないろ」/BUMP OF CHICKEN
『リコカツ』の主題歌は、米津玄師の「Pale Blue」。2021年3月24日に公式発表され、ドラマ初回放送日の4月16日に初オンエアされた。
離婚から始まる恋愛という作品のコンセプトに合わせて制作されたラブソングで、ドラマの感情表現を支える重要な要素となった。
『大豆田とわ子』の主題歌は1曲だけではなかった『大豆田とわ子と三人の元夫』では、STUTSが音楽プロデュースを担当し、松たか子がメインボーカルを務めた。
「Presence I~V」と題された複数の主題歌が用意され、KID FRESINO、BIM、NENE、Daichi Yamamoto、T-Pablowらがフィーチャリング参加。3人の元夫を演じる岡田将生、角田晃広、松田龍平もコーラスに加わっている。
ドラマの人物関係を音楽の制作体制にも反映させた、非常にユニークな試みだった。
『恋はDeepに』とback number「怪盗」石原さとみと綾野剛が主演した『恋はDeepに』の主題歌は、back numberの「怪盗」。海を守ろうとする海洋学者と、巨大リゾート開発に関わる御曹司の恋愛を描く物語に、明るさと切なさを併せ持つ楽曲が重なった。
『おかえりモネ』とBUMP OF CHICKEN「なないろ」NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』の主題歌には、BUMP OF CHICKENの「なないろ」が採用された。
清原果耶演じる永浦百音が、故郷の宮城県を舞台に、気象予報士を目指して成長していく物語を彩った。坂口健太郎、永瀬廉、蒔田彩珠、鈴木京香、西島秀俊、内野聖陽らが出演している。
2021年春の音楽面を振り返ると、単に知名度の高いアーティストを起用するだけでなく、ドラマのテーマや人物像に合わせて楽曲を構成する演出が目立っていた。
【2026年から振り返る評判】人気ランキングだけでは分からない春ドラマの価値
2021年春ドラマの評価を振り返ると、視聴率上位の作品と、脚本・演出・音楽などで高い評価を得た作品の間には違いがある。
視聴率を重視するなら『ドラゴン桜』と『イチケイのカラス』多くの視聴者が楽しめる分かりやすい物語を求めるなら、『ドラゴン桜』が有力候補だ。学校改革や受験という明確なテーマがあり、登場人物の成長を追いやすい。
社会問題や事件の真相を考えながら楽しみたい人には、『イチケイのカラス』が向いている。毎回の事件を通じて司法の役割や人間の事情を描き、エンターテインメントと社会性を両立させている。
恋愛ドラマを楽しみたいなら『リコカツ』と『恋はDeepに』夫婦関係や結婚観をテーマにした作品を探しているなら『リコカツ』がおすすめだ。性格も育った環境も異なる男女が、結婚生活を通して相手との向き合い方を考えていく。
一方、『恋はDeepに』は、海洋環境やリゾート開発を背景にした恋愛ファンタジーだ。石原さとみと綾野剛の初共演というキャスティングも特徴で、現実的な恋愛ドラマとは異なる設定を楽しめる。
脚本や独特の世界観を重視するなら『大豆田とわ子』人物の会話や日常の描写、複雑な人間関係を丁寧に楽しみたい人には『大豆田とわ子と三人の元夫』が適している。
物語の展開が派手に動くタイプではないため、スピード感のあるミステリーや明確な勝敗を描く作品を好む人には、少し異なる印象になるかもしれない。しかし、脚本や演出、音楽に注目すると、視聴率ランキングだけでは見えてこない魅力がある。
2021年春ドラマの評価を正しく判断する3つの基準- 世帯視聴率:リアルタイムでどれだけの世帯が視聴したかを確認する指標。放送当時のテレビ視聴状況を比較できる。
- 作品評価・受賞歴:脚本、演出、演技、音楽などの完成度を知る手がかり。『大豆田とわ子と三人の元夫』の受賞歴はその代表例だ。
- 作品の継続的な展開:続編や映画化、再放送など、その作品が放送終了後もどのように展開したかを見る。
特に注意したいのは、SNSで話題になった作品が必ずしも視聴率上位とは限らないことだ。テレビのリアルタイム視聴、録画、動画配信、口コミはそれぞれ異なる指標であり、単純に同じランキングとして扱うことはできない。
2026年の視点で見れば、2021年春ドラマは、テレビ局の定番シリーズ、若手俳優の起用、オリジナル脚本の挑戦、音楽との連動など、多様な制作戦略が一つのシーズンに集まったクールだった。
【2021年春ドラマ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2021年春ドラマで最も視聴率が高かった作品は?
A1:『ドラゴン桜 第2シリーズ』。世帯平均視聴率は14.82%で、主要12作品のランキング1位。最終回は20.4%を記録した。
Q2:2021年春ドラマで4月に最も早く始まった主要作品は?
A2:『イチケイのカラス』で、2021年4月5日にフジテレビ系の月曜21時枠でスタートした。
Q3:『リコカツ』の主演と主題歌は誰?
A3:北川景子と永山瑛太が主要人物を演じ、主題歌は米津玄師の「Pale Blue」。2021年4月16日に初回が放送された。
Q4:『大豆田とわ子と三人の元夫』の3人の元夫役は誰?
A4:岡田将生、角田晃広、松田龍平の3人。主人公・大豆田とわ子を松たか子が演じた。
Q5:『おかえりモネ』は2021年春ドラマに含まれる?
A5:含まれる。NHK連続テレビ小説として2021年5月17日にスタートした。主演は清原果耶、主題歌はBUMP OF CHICKENの「なないろ」だった。
Q6:視聴率が低くても評価が高かった2021年春ドラマは?
A6:代表例は『大豆田とわ子と三人の元夫』。平均世帯視聴率は6.12%だったが、文化庁芸術祭やギャラクシー賞、東京ドラマアウォードなどで評価された。
Q7:2021年春ドラマの視聴率ランキングは現在も同じ?
A7:当時の放送回の視聴率を対象とした歴史的なランキングは変わらない。ただし、平均値は単純平均・加重平均など集計方式によって異なる場合がある。配信再生数や現在の人気ランキングとは別の指標だ。
まとめ:2021年春ドラマは視聴率と作品評価の両面で見どころが豊富
2021年春ドラマは、阿部寛主演の『ドラゴン桜』が平均世帯視聴率14.82%で首位を獲得し、竹野内豊主演の『イチケイのカラス』が12.51%で続いた。『リコカツ』は9.05%、『恋はDeepに』は8.37%と、恋愛ドラマも安定した数字を残した。
一方、松たか子主演の『大豆田とわ子と三人の元夫』は、視聴率だけでは測れない脚本・演出・音楽の評価を獲得。複数の賞を受賞したことで、作品としての独自性を示した。
放送開始日や曜日、出演者から作品を探したい人には、今回の曜日別一覧が役立つ。視聴率を重視するなら『ドラゴン桜』、法廷ドラマなら『イチケイのカラス』、恋愛ドラマなら『リコカツ』、独創的な人間ドラマなら『大豆田とわ子と三人の元夫』が有力な候補となる。
2026年に改めて2021年春ドラマを見直すと、当時の人気俳優の共演だけでなく、脚本家や音楽家の個性、テレビ局ごとの編成方針まで見えてくる。視聴率ランキングと作品そのものの評価を分けて考えることが、このシーズンをより深く楽しむポイントだ。
主な照合資料:ORICON NEWS、各テレビ局の番組公式情報、ビデオリサーチを基にした視聴率集計、NHKエンタープライズ、各アーティスト公式発表。