予告先発とは、翌日の試合で先発登板する予定の投手を、試合前に公表する制度です。両チームの投手が事前に分かるため、観戦する側は投手同士の相性や対戦成績を踏まえて試合を楽しめます。
2026年のプロ野球で確認する場合、最初に見るべきなのはNPB公式サイトの「公示」内にある「予告先発投手」です。ここでは対象日の先発投手を確認できます。出場選手登録・登録抹消とは別の情報として掲載されているため、間違えないようにしましょう。
今日の先発投手と明日の先発投手の調べ方今日の先発投手を知りたい場合は、NPB公式の予告先発ページで当日の日付を確認します。前日に公表された情報を確認するのが基本です。
明日の先発投手を調べる場合は、翌日の日付を確認します。まだ公示されていなければ、前日の届け出締め切りを過ぎてから再確認するとよいでしょう。
確認するときは、次の順番がおすすめです。
- NPB公式サイトの「公示」を開く。
- 「予告先発投手」の項目を確認する。
- 対象日が今日なのか明日なのかを確認する。
- セ・リーグ、パ・リーグそれぞれの対戦カードと投手名を確認する。
- 変更情報が出ていないか、球団公式発表や試合速報も確認する。
スポーツニュースや速報アプリも便利ですが、最終的な確認先はNPB公式情報にするのが確実です。特に故障や体調不良による変更があった場合、古い記事や検索結果には変更前の投手名が残っている可能性があります。
2026年10月30日時点の最新状況2026年の日本シリーズでは、福岡ソフトバンクホークスが横浜DeNAベイスターズを相手に10月24日からシリーズを戦い、10月28日の第4戦に4対2で勝利しました。これによりソフトバンクが4連勝で2年連続13度目の日本一を達成しています。
NPB公式の予告先発ページでは、10月31日は試合予定なしと表示されています。日本シリーズが4試合で決着したため、当初予定されていた第5戦以降は開催されません。つまり、2026年10月30日時点では、翌日の日本シリーズに向けた新たな予告先発はありません。
このように、予告先発は毎日必ず発表されるものではありません。試合そのものが予定されていなければ、当然ながら発表対象もありません。
【発表時間を解説】予告先発は何時に発表される?

予告先発の発表時間を調べる際に注意したいのが、「前日の15時」という情報です。確かに15時が基準になるケースはありますが、NPBの予告先発が毎日一律に15時に公表されるという理解は正確ではありません。
要点は、対象試合の前日にチームの試合があるかどうかです。球団からリーグへの届け出締め切りが異なるため、実際にファンが情報を確認できる時間にも違いが生じます。
前日に試合がある場合は開始1時間前が目安前日に試合が組まれている場合、翌日の予告先発は原則として前日の試合開始予定時刻の1時間前までに届け出ます。
例えば、前日の試合が18時開始のナイターなら、届け出の締め切りは17時です。そのため、翌日の先発投手は17時前後から確認できるケースが一般的です。
前日が14時開始のデーゲームなら、締め切りは13時が目安になります。
前日が移動日・休養日の場合は15時が基準前日に試合がない場合は、原則として前日の15時までに届け出る運用です。月曜日が移動日で火曜日から新しいカードが始まるような日程では、月曜日の15時が確認の目安になります。
2012年のセ・リーグ導入時に報じられた実施方法でも、前日に試合がある場合は試合開始1時間前、移動日やチーム休日の場合は15時までの手続きと説明されています。
発表時間の目安を一覧で比較※上記は届け出締め切りを基にした一般的な確認目安です。公示ページの実際の更新時刻を保証するものではありません。
ここで押さえておきたいのは、届け出締め切りと一般向けの公表時刻は必ずしも同じではないことです。両チームの届け出がそろってから公表されるため、締め切りの時刻になった瞬間に必ず全カードの投手名が表示されるとは限りません。
したがって、予告先発がまだ表示されていない場合は、すぐに発表延期や異常事態と判断せず、対象日の試合日程と締め切りを確認することが大切です。
【セ・リーグとパ・リーグ】予告先発の歴代導入時期と運用の違い
予告先発は、現在のプロ野球では当たり前の仕組みになっています。しかし、導入された時期はセ・リーグとパ・リーグで異なります。
歴史をたどると、先発投手を事前に知らせる制度は、単なる情報公開ではなく、観客動員やファンサービスを強化するための取り組みとして発展してきました。
パ・リーグは1983年に先行導入パ・リーグでは1983年の開幕戦で予告先発が初めて導入されました。その後、段階的に実施範囲を拡大し、1994年から公式戦全試合で採用するようになりました。
背景にあったのは、観客動員の拡大です。先発投手は試合の印象を大きく左右する存在であり、人気投手の登板日が事前に分かれば、観戦計画を立てやすくなります。
先発投手を事前に公表することによって、ファンが球場に足を運ぶきっかけを増やそうという狙いがありました。
セ・リーグは2012年から全面導入セ・リーグでは1994年に日曜日など一部の試合で予告先発を実施したことがありましたが、翌年以降は継続されませんでした。
その後、2012年3月8日のセ・リーグ理事会で、同年の開幕戦から予告先発制度を導入することが全会一致で決まりました。NPB公式のセ・リーグ略史にも、この決定が記録されています。
当時の報道では、新規ファンの開拓、先発投手の調整環境、メディア露出の拡大などが導入のメリットとして説明されていました。先発投手の情報を事前に提供することで、野球に詳しくない人にも試合の見どころを伝えやすくする狙いがあったのです。
2026年現在のセ・パ両リーグはどう違う?現在のレギュラーシーズンでは、セ・リーグとパ・リーグの両方で予告先発が採用されています。交流戦もレギュラーシーズンの一部として扱われます。
そのため、セ・リーグだけ予告先発がない、パ・リーグだけ発表時間が早いといった理解は適切ではありません。基本的な確認方法は両リーグ共通で、NPB公式の公示ページを利用できます。
ただし、日本シリーズやクライマックスシリーズなどのポストシーズンは、通常のレギュラーシーズンと同じ前提で考えないことが重要です。大会ごとの開催要項や実際の発表を確認しましょう。2026年の日本シリーズでは、NPB公式のシリーズ情報に各試合の先発投手が掲載されていました。
【未発表の理由】予告先発が出ていないときに確認すべきこと
NPB公式サイトを確認したのに、予告先発が表示されていないことがあります。こうした場合、必ずしも故障やトラブルが発生したわけではありません。
未発表の理由は、主に次のようなケースに分けられます。
1. まだ届け出の締め切り前である最も基本的な理由です。朝や昼の早い時間帯に翌日の先発投手を調べても、届け出が完了していなければ公示されていないことがあります。
前日にナイターがある場合は17時前後、移動日なら15時前後を一つの目安として、時間を空けて確認しましょう。
2. 前日の試合が雨天中止・ノーゲームになった前日の試合が雨天中止やノーゲームになった場合、先発予定だった投手を翌日に回すかどうか、球団側で調整が必要になります。
例えば、ある投手が火曜日の先発を予定していたものの、雨で試合が中止になったとします。その投手を水曜日にスライドさせるのか、予定どおり次の登板日に回すのかによって、チームの先発ローテーションは変わります。
こうした日程変更が絡むと、通常の予告先発とは異なる対応になる場合があります。
3. そもそも対象日に試合がない予告先発は試合が開催されることを前提とした情報です。移動日や休養日、シーズン終了後など、試合が予定されていない日には先発投手の発表もありません。
2026年10月30日時点では、日本シリーズが第4戦で決着したため、当初予定されていた第5戦以降は開催されませんでした。NPB公式ページに表示される「試合が予定されていません」という案内は、発表待ちとは意味が異なります。
4. 試合の種類が異なるレギュラーシーズンの公式戦、オープン戦、オールスター、クライマックスシリーズ、日本シリーズでは、運用や発表方法が異なる場合があります。
レギュラーシーズンの予告先発ページだけを見て、ポストシーズンの全日程も同じ仕組みで公表されると考えるのは避けましょう。
未発表を見つけたときは、まず対象日、試合の有無、前日の試合結果、届け出締め切りの4点を確認すると、状況を整理しやすくなります。
【変更条件と雨天中止】予告先発は発表後に変わることがある?
予告先発は、発表された投手がそのまま登板することを前提とした制度です。ファンは投手名を見て観戦日を決めたり、対戦を楽しみにしたりするため、発表後に自由に変更できる仕組みではありません。
一方、プロ野球では選手の健康状態や天候など、試合前に予測できない問題が起こります。そのため、やむを得ない事情による変更が認められる場合があります。
故障や急な体調不良による変更代表的な理由は、登板予定投手の負傷や急病です。
例えば、試合前の練習で身体を痛めたり、急な体調不良によって投球が困難になったりした場合、予定していた先発投手を変更する必要が生じます。
予告先発の変更には、試合の公平性を保つための手続きが関係します。審判側や相手チームへの連絡・確認などを伴う運用が解説されています。単に監督が戦術上の都合で投手を変更するというものではありません。
実際に変更が発表された場合は、球団の公式発表で変更理由と新しい先発投手を確認することが大切です。
雨天中止による先発スライドとは?雨天中止によって登板日がずれることを、一般に「スライド登板」と呼びます。
例えば、金曜日に登板予定だった投手が雨天中止によって投げられなくなり、土曜日の試合にそのまま登板するケースです。
ただし、雨が降ったからといって、必ず翌日にスライドするわけではありません。監督や投手コーチは、投手のコンディション、疲労、次回登板までの間隔、対戦相手などを考慮します。
スライド登板を選ばず、予定していたローテーションを維持するケースもあります。投手の調整を優先するか、翌日の試合に最適な投手を配置するかという判断が必要になるためです。
予告先発の変更と実際の登板結果は分けて確認するもう一つ注意したいのが、予告先発と実際の先発投手は、情報の段階が異なるということです。
予告先発は試合前に公表された予定であり、実際の登板は試合結果によって確定します。
そのため、予告先発を見た後も、試合当日の変更情報やスターティングメンバー、試合速報を確認する習慣をつけると、情報の取り違えを防げます。
【先発ローテーション予想】予告先発と何が違う?翌日の投手を予想する方法
プロ野球の先発情報には、「予告先発」と「先発予想」という似た言葉があります。しかし、両者は情報の確実性が異なります。
予告先発は球団から届け出られた公式な予定であるのに対し、先発予想は過去の登板間隔やチーム事情などから次に投げる投手を推測するものです。
先発ローテーションは公式な登板確定表ではない先発ローテーションとは、球団が複数の先発投手を順番に起用する運用です。先発投手の疲労を管理しながら、長いシーズンを戦うための基本的な編成になります。
一般的には中5日や中6日などの登板間隔を目安に次の登板日を考えますが、すべての投手が同じ間隔で投げるわけではありません。
連戦、移動日、雨天中止、故障、投球数、二軍での調整などによって、ローテーションは変化します。
明日の先発投手を予想する5つの判断材料予告先発がまだ発表されていない段階で翌日の投手を考えるなら、次の情報が参考になります。
- 前回登板日:最後に先発した日から何日経過しているかを確認する。
- 登板間隔:通常のローテーションに沿った登板予定日かを考える。
- 直近の投球数:前回登板の負担が大きくなかったかを確認する。
- チームの日程:移動日や連戦、雨天中止によって順番が変わっていないかを見る。
- 選手の状態:故障情報や二軍での調整状況、球団発表を確認する。
例えば、前回登板から十分な休養日があり、通常の登板順にも合致する投手は、次の先発候補として考えやすくなります。
ただし、これだけで登板が確定するわけではありません。先発ローテーションの予想と公式公示を混同しないことが大切です。
先発投手公示と出場選手登録の違い検索すると「先発投手公示」「出場選手登録」「登録抹消」という言葉も出てきます。
これらは関連する情報ですが、同じ意味ではありません。
出場選手登録は、選手が一軍の公式戦に出場できる状態にあるかを示す情報です。一方、予告先発は特定の試合で先発する予定の投手を知らせる情報です。
NPBの2026年度公示ページでも、出場選手登録・登録抹消と予告先発投手は別の項目として扱われています。
一軍登録されている投手だからといって、翌日の先発が決まっているわけではありません。逆に、先発予想に名前が挙がっていても、正式な予告先発が出るまでは確定情報ではありません。
【よくある質問】野球の予告先発に関するFAQ
Q1:プロ野球の予告先発は毎日15時に発表されますか?
A1:毎日15時に固定されているわけではありません。前日に試合がある場合は、その試合開始予定時刻の1時間前までが届け出の締め切りです。前日が移動日や休養日の場合は、15時までが目安になります。公示ページの更新は届け出状況によって前後します。
Q2:予告先発が発表された後に投手が変更されることはありますか?
A2:あります。ただし、原則として自由な変更は認められません。負傷や急な体調不良など、やむを得ない事情が生じた場合に例外的な変更が行われます。変更があった場合は、球団公式発表とNPBの最新情報を確認してください。
Q3:雨天中止になった場合、予告先発の投手は翌日に投げますか?
A3:必ず翌日にスライドするわけではありません。投手のコンディションや登板間隔、チームの先発ローテーションなどを考慮して判断されます。そのまま翌日に登板する場合もあれば、次の予定日に回る場合もあります。
Q4:セ・リーグとパ・リーグで発表時間に違いはありますか?
A4:レギュラーシーズンの基本的な予告先発の運用は共通です。パ・リーグは1994年から公式戦全試合で実施し、セ・リーグは2012年から全面導入しています。
Q5:予告先発が未発表なのは故障者がいるからですか?
A5:必ずしもそうではありません。届け出の締め切り前、前日の試合の中止やノーゲーム、対象日の試合がない場合など、複数の理由が考えられます。故障が原因だと判断するには、球団の公式発表など追加情報が必要です。
Q6:先発ローテーション予想は公式情報ですか?
A6:公式情報ではありません。前回登板日や登板間隔、チーム日程などから予想した情報です。正式な先発投手は、NPBの予告先発公示で確認してください。
まとめ:2026年の野球先発予告は公式公示と変更情報の確認が基本
プロ野球の予告先発は、翌日の試合で先発する投手を事前に公表する制度です。2026年現在、セ・リーグとパ・リーグのレギュラーシーズンで採用されており、NPB公式サイトの「予告先発投手」から確認できます。
発表時間は、前日に試合がある場合はその試合開始1時間前、移動日や休養日の場合は前日15時が届け出締め切りの目安です。「毎日15時に発表」と覚えるよりも、前日の試合日程に合わせて確認する方が正確です。
また、予告先発は一度発表されたら絶対に変更されないというものではありません。故障や急病、雨天中止などによって変更される可能性があります。スライド登板も自動的に決まるものではなく、投手の状態やチームのローテーションによって判断されます。
情報を見極めるうえで重要なのは、次の3つです。
- 正式な情報を知りたい人:NPB公式の予告先発公示を確認する。
- 翌日の先発を早く予想したい人:前回登板日や先発ローテーション、チーム日程を参考にする。
- 観戦予定を立てたい人:予告先発だけでなく、当日の変更情報や試合開催状況も確認する。
先発投手は試合の展開を左右する重要な存在です。公式公示と予想情報を正しく区別し、変更の可能性も踏まえて情報を確認すれば、今日の試合も明日の試合も、より深く楽しめるようになります。