2026年のセ・リーグ最終順位は、阪神、巨人、DeNA、広島、ヤクルト、中日の順となりました。
注目されたのは、阪神と巨人による優勝争いです。阪神は79勝を積み上げ、勝率.560で逃げ切りました。巨人も76勝と健闘しましたが、最後は2.5ゲーム差で2位に終わっています。
一方、3位DeNAは勝率5割を超えたものの、首位阪神とは7.5ゲーム差。4位以下の3球団は勝率5割を下回り、上位3球団との成績の違いが明確になりました。
NPB(日本野球機構)の2026年度公式戦成績では、セ・リーグ全6球団が143試合を消化し、最終順位が確定しています。
【2026年セ・リーグ勝敗表】6球団の143試合の成績を徹底比較

2026年10月30日時点のセ・リーグ順位表です。
出典:日本野球機構(NPB)2026年度公式戦・チーム勝敗表。首位差は1位阪神を基準とした数値です。
順位表から読み取れる3つのポイント1. 阪神と巨人の優勝争いは最後まで続いた
阪神と巨人の差は2.5ゲーム。勝率も.560対.543と接近しており、両球団がリーグの上位をけん引しました。
2. DeNAは3位を確保したが、2位との差は5ゲーム
DeNAの首位差は7.5ゲームですが、これは阪神を基準にした数字です。2位巨人との実際の差は5.0ゲームとなります。
3. 4位から6位までは3ゲーム差以内
広島は首位から17ゲーム差、ヤクルトは18ゲーム差、中日は19ゲーム差です。
最下位の中日と4位広島の差は2ゲーム。上位3球団と下位3球団の間に大きな隔たりが生まれた一方、下位争いは最後まで接近した数字になりました。
2026年はなぜ143試合なのかNPBが発表した2026年度の日程では、各球団の公式戦は次の構成です。
- セ・リーグ内の対戦:125試合
- セ・パ交流戦:18試合
- 合計:143試合
リーグ内では5球団と25回戦ずつ対戦し、交流戦ではパ・リーグ6球団と各3試合を戦います。
したがって、順位表に記載された143試合の成績には、セ・リーグ内の対戦だけでなく交流戦の結果も反映されています。
【阪神タイガース2026年優勝】10月3日に決まった歴史的なリーグ連覇
2026年のセ・リーグで最大のニュースは、阪神タイガースのリーグ連覇です。
NPBの公式発表によると、阪神は2026年10月3日に2年連続8度目のセ・リーグ優勝を決めました。
特筆すべきは、その決まり方です。
10月3日、阪神はMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島で広島と対戦し、4対6で敗れました。しかし、同日の試合で2位巨人も敗戦したため、阪神の優勝が確定しました。
自らの試合に勝って優勝を決めるのではなく、ライバル球団の敗戦によって優勝が決まる、いわゆる「待ち優勝」となりました。
藤川球児監督が達成した球団史上初の連覇2026年の阪神を率いたのは、藤川球児監督です。
NPBの発表では、今回のリーグ連覇は2リーグ制以降、球団史上初の快挙とされています。
阪神は2025年に続いて2026年も優勝。前年の王者として迎えたシーズンで、他球団からの対策を受けながらも再び頂点に立ちました。
10月4日に行われた優勝共同記者会見では、藤川監督が次のように振り返っています。
「まだ夢なんじゃないかと思いますね。」
また、前年と同じ戦い方が2年目にもそのまま通用するわけではなく、他球団の攻略もあって苦労したという趣旨の説明もしています。
特に9月には7連敗を経験。それでもチームとして取り組みを続け、最終的にリーグ連覇を実現しました。
阪神の強さを示した投手成績NPBの年度別成績を見ると、阪神の優勝を支えた要素として投手力が挙げられます。
2026年のチーム防御率は次のとおりです。
- 阪神:2.79
- 巨人:2.80
- DeNA:3.27
- 中日:3.28
- 広島:3.39
- ヤクルト:3.68
阪神はリーグトップの防御率を記録しました。
加えて、チーム失点は439点。巨人の444点を下回り、6球団で最少でした。
打線の爆発力だけに頼らず、相手に得点を与えない野球を積み重ねたことが、優勝につながったと分析できます。
【巨人・DeNA・広島・ヤクルト・中日】2026年の各球団の戦績を分析
ここからは阪神以外の5球団について、順位だけでなく、チーム成績から見える特徴を整理します。
2位・読売ジャイアンツ:76勝64敗3分、勝率.543巨人は阪神に次ぐ2位でシーズンを終えました。
勝率.543は十分に高い数字であり、143試合で76勝を挙げています。
チーム防御率は2.80。阪神の2.79に次ぐリーグ2位で、投手陣の安定感が際立ちました。
一方、チーム得点は486点で、阪神の518点を下回っています。
阪神との直接対戦は8勝16敗1分。25試合の対戦で大きく負け越したことは、最終的な2.5ゲーム差を考えるうえでも見逃せません。
交流戦では10勝6敗2分とセ・リーグ球団の中で好成績を残しましたが、優勝にはあと一歩届きませんでした。
3位・横浜DeNAベイスターズ:71勝69敗3分、勝率.507DeNAは勝率5割を超え、3位でフィニッシュしました。
特に注目したいのが打撃成績です。
- チーム打率:.2462
- チーム得点:557点
- チーム本塁打:125本
557得点はセ・リーグ6球団でトップ。チーム打率もリーグ最高水準でした。
ところが、チーム防御率は3.27、失点は512点。阪神の439失点と比べると73点多く、得点力を勝利に結びつけきれなかった側面があります。
阪神との対戦は12勝13敗。大きく離されたわけではありませんが、シーズン全体では上位2球団に届きませんでした。
打撃力と投手力のバランスが、2027年に向けた大きな課題として浮かび上がるシーズンです。
4位・広島東洋カープ:61勝78敗4分、勝率.439広島は4位でシーズンを終えました。
勝利数は61勝でヤクルトと同じですが、敗戦数は78敗。ヤクルトの80敗より少なく、勝率でも上回っています。
一方、打撃面ではチーム得点431点、チーム打率.223と、いずれも苦しい数字でした。
投手陣の防御率も3.39で、失点は520点。
阪神との対戦は11勝13敗1分。加えて、中日には16勝9敗と勝ち越しています。
特定の球団には競り勝ちながらも、シーズンを通した得点力と失点のバランスが順位に影響した形です。
5位・東京ヤクルトスワローズ:61勝80敗2分、勝率.433ヤクルトは61勝を挙げましたが、80敗を喫して5位となりました。
特徴的なのは、チーム盗塁数98。リーグ2位の巨人の99に迫る数字で、走塁面では存在感を示しています。
しかし、チーム防御率は3.68でリーグ最下位。失点も568点と6球団で最も多くなりました。
阪神との直接対戦は8勝17敗。首位球団に対して大きく負け越しています。
機動力を生かした攻撃ができても、投手陣が失点を抑えられなければ、勝利を安定して積み重ねるのは難しくなります。2026年の成績には、その課題が表れています。
6位・中日ドラゴンズ:60勝81敗2分、勝率.426最下位は中日ドラゴンズでした。
143試合で60勝81敗2分。首位阪神とは19ゲーム差です。
チーム防御率は3.28でDeNAに次ぐ数字でしたが、チーム打率は.228。得点は478点にとどまりました。
さらに注目したいのがホームとビジターの成績です。
- ホーム:38勝33敗2分
- ビジター:22勝48敗
本拠地では勝ち越した一方、ビジターでは大きく負け越しています。
この差は、2026年の中日を分析するうえで要点です。ホームでの戦い方をビジターでも再現できるかが、翌シーズンの浮上を考える材料になります。
【セ・リーグ対戦成績と順位決定方式】ゲーム差の正しい見方
セ・リーグの順位を深く理解するには、単純な勝利数だけではなく、直接対戦の成績や勝率の計算方法も知っておく必要があります。
2026年の阪神と各球団の直接対戦成績NPBの公式チーム勝敗表では、球団同士の対戦成績も確認できます。
阪神から見た2026年のリーグ内対戦成績は次のとおりです。
- 巨人:16勝8敗1分
- DeNA:13勝12敗
- 広島:13勝11敗1分
- ヤクルト:17勝8敗
- 中日:14勝11敗
阪神は5球団すべてに勝ち越しました。
特に巨人に対して16勝8敗1分という成績を残したことは、リーグ連覇を語るうえで重要です。
優勝を争う直接のライバルとの対戦で優位に立ち、その差をシーズン全体の順位にも反映させました。
セ・リーグのゲーム差はどう計算する?順位表のゲーム差は、首位球団と比較してどれだけ離れているかを示す数字です。
2026年の首位差を整理すると、次のようになります。
- 阪神:0ゲーム
- 巨人:2.5ゲーム
- DeNA:7.5ゲーム
- 広島:17.0ゲーム
- ヤクルト:18.0ゲーム
- 中日:19.0ゲーム
ここで注意したいのが、順位表のゲーム差は基本的に首位との比較であることです。
例えば、DeNAの7.5ゲーム差は阪神との差です。2位巨人との差は5.0ゲームになります。
同様に、広島はDeNAから9.5ゲーム、ヤクルトは広島から1ゲーム、中日はヤクルトから1ゲーム離れています。
このように首位差と隣接球団との差を分けて見ることで、上位争いと下位争いの構図がより明確になります。
勝率の計算では引き分けをどう扱う?プロ野球の勝率は、次の計算式で求められます。
\[
勝率=\frac{勝利数}{勝利数+敗戦数}
\]
引き分けは勝率の計算に含まれません。
2026年の広島とヤクルトを比較すると、その意味がよく分かります。
| 球団 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 広島 | 61 | 78 | 4 | .439 |
| ヤクルト | 61 | 80 | 2 | .433 |
両球団の勝利数は61勝で同じです。
しかし、広島のほうが敗戦数が2つ少ないため、勝率で上回り4位となりました。
つまり、順位表を見るときは勝利数だけで判断せず、敗戦数と勝率を合わせて確認することが大切です。
セ・リーグの順位決定方式は?NPBが公表している2026年のクライマックスシリーズ開催概要では、レギュラーシーズンの順位は以下の順番で決定するとされています。
1. シーズンの勝率が高い球団
2. 勝率が同じ場合は勝利数が多い球団
3. 勝率と勝利数が同じ場合は、当該球団間の対戦勝率が高い球団
4. 直接対戦の勝率も同じ場合は、リーグ内対戦成績の勝率が高い球団
5. それでも並んだ場合は、前年度順位が上位の球団
この仕組みは優勝球団だけでなく、2位以下の順位を決める際にも適用されます。
【よくある質問】セ・リーグ順位表2026年に関するFAQ
Q1:2026年のセ・リーグ優勝球団はどこですか?
A1:阪神タイガースです。79勝62敗2分、勝率.560で2年連続8度目のリーグ優勝を達成しました。優勝決定日は2026年10月3日です。
Q2:2026年のセ・リーグ2位はどの球団ですか?
A2:読売ジャイアンツです。76勝64敗3分、勝率.543で2位となりました。首位阪神とのゲーム差は2.5です。
Q3:2026年のDeNAは何位ですか?
A3:横浜DeNAベイスターズは3位です。71勝69敗3分、勝率.507で、首位阪神とは7.5ゲーム差でした。
Q4:広島とヤクルトはどちらが上位ですか?
A4:広島が4位、ヤクルトが5位です。両球団とも61勝ですが、広島は78敗4分、ヤクルトは80敗2分で、広島の勝率が高くなりました。
Q5:2026年のセ・リーグ最下位はどこですか?
A5:中日ドラゴンズです。60勝81敗2分、勝率.426で6位となりました。
Q6:2026年のセ・リーグは全143試合が終了していますか?
A6:はい。NPB公式の2026年度チーム勝敗表では、全6球団が143試合を消化し、全日程終了と発表されています。
Q7:引き分けは順位表の勝率に影響しますか?
A7:引き分けは勝率の計算式の分母に含まれません。ただし、勝率が同じ球団が複数ある場合は、勝利数や直接対戦成績などの順位決定規定が適用されます。
まとめ:2026年セ・リーグは阪神の連覇と投手力が象徴するシーズン
2026年のセ・リーグは、阪神タイガースが79勝62敗2分、勝率.560という成績で頂点に立ちました。
最終順位を振り返ると、次のとおりです。
- 1位:阪神タイガース
- 2位:読売ジャイアンツ
- 3位:横浜DeNAベイスターズ
- 4位:広島東洋カープ
- 5位:東京ヤクルトスワローズ
- 6位:中日ドラゴンズ
阪神は投手陣の防御率と失点の少なさでリーグトップを記録し、巨人との直接対決でも勝ち越しました。藤川球児監督のもとで達成した球団史上初の2リーグ制以降の連覇は、2026年を象徴する出来事です。
一方、DeNAのリーグ最多得点、巨人の安定した投手力、広島とヤクルトの接戦、中日のホームとビジターの成績差など、順位表の数字には各球団の特徴が表れています。
2026年の最終順位を確認するときは、勝敗・勝率・首位との差に加え、チーム防御率や得点、直接対戦成績まで見ることがポイントです。
今後の2027年シーズンでは、阪神の3連覇への挑戦に加え、巨人の巻き返し、DeNAの投打のバランス改善、下位3球団の再浮上にも注目が集まります。
主な参照資料:日本野球機構(NPB)「2026年度公式戦成績」「2026年度セントラル・リーグ チーム勝敗表」「2026年度セ・パ公式戦」「2026 JERA クライマックスシリーズ セ開催概要」、阪神タイガース公式優勝発表・共同記者会見。