2026年WBCの日本代表は、井端弘和監督が指揮する30人編成となった。投手14人、捕手3人、内野手7人、外野手5人、指名打者1人という構成だ。
侍ジャパン公式サイトの2月26日付発表では、投手の松井裕樹がコンディション不良で出場を辞退し、中日ドラゴンズの金丸夢斗が追加選出された。
この変更によって、金丸はWBC本大会の出場予定選手として正式に名を連ねることになった。
投手14人| 選手名 | 所属球団 |
|---|---|
| 宮城大弥 | オリックス |
| 伊藤大海 | 日本ハム |
| 大勢 | 巨人 |
| 菊池雄星 | ロサンゼルス・エンゼルス |
| 山本由伸 | ロサンゼルス・ドジャース |
| 菅野智之 | コロラド・ロッキーズ |
| 隅田知一郎 | 西武 |
| 金丸夢斗 | 中日 |
| 種市篤暉 | ロッテ |
| 髙橋宏斗 | 中日 |
| 藤平尚真 | 楽天 |
| 曽谷龍平 | オリックス |
| 北山亘基 | 日本ハム |
| 松本裕樹 | ソフトバンク |
- 若月健矢(オリックス)
- 坂本誠志郎(阪神)
- 中村悠平(ヤクルト)
- 牧秀悟(DeNA)
- 小園海斗(広島)
- 牧原大成(ソフトバンク)
- 源田壮亮(西武)
- 佐藤輝明(阪神)
- 岡本和真(トロント・ブルージェイズ)
- 村上宗隆(シカゴ・ホワイトソックス)
- 近藤健介(ソフトバンク)
- 周東佑京(ソフトバンク)
- 森下翔太(阪神)
- 吉田正尚(ボストン・レッドソックス)
- 鈴木誠也(シカゴ・カブス)
- 大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース/指名打者)
今回のWBC代表は、国内球団の主力に加え、MLBでプレーする選手も組み込んだ編成となった。
特に大谷翔平、山本由伸、鈴木誠也、菊池雄星らの海外組と、髙橋宏斗、金丸夢斗ら国内投手陣の組み合わせは、投手起用や打線の組み立てを考えるうえで注目された。
なお、上記は2月26日時点のWBC出場予定選手一覧であり、宮崎・名古屋・大阪の各強化試合で実際に出場した選手全員を意味するものではない。
【サポートメンバー一覧】宮崎・名古屋・大阪で選ばれた選手は?

WBC関連の強化試合で見落としやすいのが、サポートメンバーの存在だ。
サポートメンバーは、侍ジャパンのユニホームを着用してチームに加わる選手であり、WBC本大会の正式登録選手とは区別される。
2026年は開催地によってメンバーが異なり、各球団から若手選手や実戦経験を積ませたい選手が参加した。
宮崎のサポートメンバー侍ジャパン公式発表を基に整理すると、宮崎でのサポートメンバーは次の7人。
| 選手名 | 所属球団 |
|---|---|
| 仲田慶介 | 西武 |
| 糸川亮太 | 西武 |
| 石垣勝海 | ロッテ |
| 佐藤柳之介 | 広島 |
| 湯浅大 | 巨人 |
| 篠原響 | 西武 |
| 中山礼都 | 巨人 |
名古屋では8人がサポートメンバーとして掲載された。
- 仲田慶介(西武)
- 湯浅大(巨人)
- 中山礼都(巨人)
- 東松快征(オリックス)
- 松本健吾(ヤクルト)
- 石上泰輝(DeNA)
- 佐々木泰(広島)
- 山本大斗(ロッテ)
宮崎と名古屋の両方に参加する選手もおり、開催地ごとにメンバー構成が異なっていた。
大阪のサポートメンバー3月2日・3日の大阪開催に関して、2月22日付の公式発表では次の3人が掲載された。
- 仲地礼亜(中日)
- 根尾昂(中日)
- 金丸夢斗(中日)
ここで注目したいのが根尾昂だ。
根尾は中日ドラゴンズに所属する選手で、大阪での強化試合に向けたサポートメンバーとして名前が挙がった。WBCの30人の正式メンバーとは別枠である。
一方、金丸夢斗はその後、2月26日に松井裕樹の辞退に伴ってWBC正式メンバーへ追加された。したがって、2月22日のサポートメンバー発表と2月26日以降のWBC登録を混同しないことが大切だ。
西川史礁もサポート候補からAPBC代表へもう一人、経緯を押さえておきたいのが西川史礁だ。
西川は2月6日付の名古屋シリーズ選手一覧でサポートメンバーとして掲載されていたが、2月11日付の更新履歴では辞退が記録されている。
その後、10月7日に発表されたAPBC2026日本代表では、千葉ロッテマリーンズ所属の外野手として選出された。
つまり、西川の2026年の侍ジャパン関連の立ち位置は、春のサポートメンバー候補から秋の正式な代表選手へと変化している。
【強化試合の日程比較】2026年2月~3月の宮崎・名古屋・大阪で何が行われた?
2026年のWBCに向けた国内での実戦機会は、宮崎、名古屋、大阪の3会場を中心に組まれた。
ただし、すべてが同じ大会名称ではない。
2月の宮崎・名古屋は「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026」、3月の大阪は「2026 ワールドベースボールクラシック東京プール presented by ディップ 強化試合」として開催された。
2026年の強化試合スケジュール宮崎シリーズ
- 2月22日(日)13時:侍ジャパン対福岡ソフトバンクホークス
- 2月23日(月・祝)14時:福岡ソフトバンクホークス対侍ジャパン
- 会場:ひなたサンマリンスタジアム宮崎
名古屋シリーズ
- 2月27日(金)19時:侍ジャパン対中日ドラゴンズ
- 2月28日(土)19時:中日ドラゴンズ対侍ジャパン
- 会場:バンテリンドーム ナゴヤ
大阪でのWBC強化試合
- 3月2日(月)19時:オリックス・バファローズ対侍ジャパン
- 3月3日(火)19時:阪神タイガース対侍ジャパン
- 会場:京セラドーム大阪
いずれも2026年に実施された日程で、現在は開催済みとなっている。NPBの年間行事予定と侍ジャパン公式サイトでも、各シリーズの開催日と会場が確認できる。
3会場に分けられた理由宮崎はWBC開幕前の事前合宿と実戦を組み合わせた拠点だった。
公式日程では、2月14日から24日まで宮崎で事前合宿が実施され、2月16日と20日が休養日として設定されていた。
名古屋では中日ドラゴンズとの2連戦が行われ、WBC本大会に向けた実戦機会を確保。
大阪ではWBC東京プールに関連する強化試合として、オリックスと阪神との対戦が組まれた。
このように、宮崎は合宿と実戦、名古屋は国内球団との実戦、大阪は本大会直前の調整という流れで整理すると分かりやすい。
【10月7日発表】APBC2026侍ジャパン代表28人と所属球団一覧
2026年10月7日、侍ジャパンは「ラグザス アジアプロ野球チャンピオンシップ2026」に出場する日本代表28人を発表した。
指揮を執るのは井口資仁監督。井端弘和監督が率いたWBC代表とは異なる新しい編成で、若手を中心とするチームが組まれている。
今回の代表は投手13人、捕手3人、内野手7人、外野手5人。合計28人だ。
投手13人| 選手名 | 所属球団 |
|---|---|
| 吉田聖弥 | 中日 |
| 竹丸和幸 | 巨人 |
| 石田裕太郎 | DeNA |
| 武内夏暉 | 西武 |
| 髙橋宏斗 | 中日 |
| 金丸夢斗 | 中日 |
| 髙太一 | 広島 |
| 鈴木豪太 | ソフトバンク |
| 松本健吾 | ヤクルト |
| 九谷瑠 | 楽天 |
| 森田駿哉 | 巨人 |
| 篠原響 | 西武 |
| 中森俊介 | ロッテ |
投手陣では、中日の髙橋宏斗と金丸夢斗が特に目を引く。
両選手はWBC関連の代表活動にも関わっており、2026年の侍ジャパンを象徴する投手の一角となっている。
また、西武の武内夏暉やロッテの中森俊介など、各球団で経験を積む若手投手も選出された。
捕手3人- 松尾汐恩(DeNA)
- 小島大河(西武)
- 進藤勇也(日本ハム)
捕手は3球団から1人ずつ選ばれた。
異なる球団でプレーする捕手が集まるため、投手陣との連係や国際試合への適応が見どころになる。
内野手7人- 宗山塁(楽天)
- 渡部聖弥(西武)
- 佐々木泰(広島)
- 庄子雄大(ソフトバンク)
- 正木智也(ソフトバンク)
- 山口航輝(ロッテ)
- 山縣秀(日本ハム)
内野手で注目したいのは宗山塁と渡部聖弥だ。
宗山は楽天、渡部は西武に所属する選手で、今回のAPBC代表では内野手として登録された。
WBCの30人には含まれていなかった両選手が、秋の国際大会で代表入りしたことは、春と秋の選考基準の違いをよく表している。
外野手5人- 度会隆輝(DeNA)
- 西川史礁(ロッテ)
- 佐々木俊輔(巨人)
- 長谷川信哉(西武)
- 辰見鴻之介(広島)
外野手では西川史礁が注目選手の一人だ。
春の強化試合ではサポートメンバー候補として名前が挙がった経緯があり、10月のAPBCでは正式な日本代表に選出された。
度会隆輝や長谷川信哉ら、異なる球団の若手外野手との競争も見どころになる。
監督・コーチ陣今回の代表を支える指導体制は以下のとおり。
- 監督:井口資仁
- ヘッド兼打撃コーチ:田口壮
- 投手コーチ:大塚晶文
- 投手コーチ:倉野信次
- バッテリーコーチ:村田善則
- 内野守備走塁コーチ:本多雄一
- 外野守備走塁コーチ:河田雄祐
井口監督を中心に、投手・打撃・守備の各分野を担当するコーチ陣が編成された。
【関係性を整理】WBC代表・サポート選手・APBC代表の違い
2026年の侍ジャパンを理解するうえで、重要なのは選手の名前だけではなく、どの大会で、どの役割を担ったかという点だ。
同じ選手が春の強化活動と秋の代表に関わる場合もあれば、サポートメンバーとして参加した選手が、その後の大会で正式な代表選手に選ばれる場合もある。
主要な選手と関係者の位置づけをまとめた。
2026年は、同じ侍ジャパンのトップチームでも大会によって監督が異なる。
井端弘和監督は2026年WBCの日本代表を率いた指揮官だ。一方、APBC2026では井口資仁監督が新たにチームを率いる。
この違いを理解していないと、春の選手一覧と秋の選手一覧を見比べた際に、監督や選手の変更を単なる追加・削除と誤解してしまう。
実際には、大会そのものの性格が異なっている。
APBCは若手選手の国際経験を重視する大会APBCの登録規定では、原則として24歳以下または入団3年目までの選手を中心に編成し、29歳以下のオーバーエージ枠を最大3人まで使用できる。
そのため、WBCのように実績ある主力選手を幅広く集める大会とは選考の考え方が違う。
日刊スポーツの10月7日の報道によると、井口監督は約70~80人の候補選手をリストアップし、各球団や監督と相談しながら、開催時期のコンディションも考慮して最終選考を行ったと説明している。
APBCは単にWBCのメンバーを入れ替えた大会ではない。若手の国際経験を積ませ、次の代表チームを形成していく意味合いも強い。
【11月の最新情報】侍ジャパン宮崎秋季キャンプとAPBC2026の日程
2026年11月3日現在、侍ジャパンはAPBC2026に向けた宮崎秋季キャンプに入っている。
キャンプの正式名称は「侍ジャパン宮崎秋季キャンプ2026」。会場はひなたサンマリンスタジアム宮崎だ。
宮崎秋季キャンプ2026の開催概要- 開催期間:11月3日(火・祝)~11月9日(月)
- 休養日:11月5日(木)
- 会場:ひなたサンマリンスタジアム宮崎
- 観覧:無料
練習試合も予定されている。
- 11月7日(土)13時:千葉ロッテマリーンズ戦
- 11月8日(日)13時:広島東洋カープ戦
いずれもひなたサンマリンスタジアム宮崎で開催される予定だ。
今回のキャンプは、11月12日から始まるAPBC本大会に向けた準備期間となる。選手同士の連係や実戦感覚を整えるうえでも重要な日程だ。
APBC2026の大会日程APBC2026は東京ドームを舞台に、4チームが参加する大会として開催される。
参加国・地域は次の4つ。
- 日本
- 韓国
- オーストラリア
- チャイニーズ・タイペイ
日本代表の試合日程は以下のとおり。
11月12日(木)
- 19時開始:チャイニーズ・タイペイ対日本
11月13日(金)
- 19時開始:日本対韓国
11月14日(土)
- 12時開始:オーストラリア対日本
11月15日(日)
- 11時開始:3位決定戦
- 19時開始:決勝戦
日本は最初の3日間で各国と対戦し、最終日の順位決定戦または決勝戦を目指す日程となっている。
放送・配信予定も確認試合をテレビやネットで観戦したい人は、次の放送・配信予定も押さえておきたい。
| 日程 | 対戦 | 放送・配信 |
|---|---|---|
| 11月12日19時 | 台湾対日本 | Prime Video |
| 11月13日19時 | 日本対韓国 | テレビ朝日系列・Prime Video |
| 11月14日12時 | 豪州対日本 | テレビ朝日系列・Prime Video |
| 11月15日11時 | 3位決定戦 | Prime Video、地上波は日本出場時 |
| 11月15日19時 | 決勝 | Prime Video、地上波は日本出場時 |
テレビ朝日系列の放送は一部地域を除く場合があり、最終日の地上波放送は日本が該当試合に出場する場合に限られる。
【侍ジャパン強化試合メンバー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の侍ジャパンWBC代表は何人ですか?
A1:2026年2月26日時点で、WBC出場予定選手は30人です。投手14人、捕手3人、内野手7人、外野手5人、指名打者1人で構成されています。
Q2:根尾昂は2026年WBC日本代表に選ばれましたか?
A2:根尾昂はWBCの正式な30人には含まれていません。2026年2月の大阪での強化試合に向けたサポートメンバーとして名前が発表されました。
Q3:西川史礁と宗山塁はAPBC2026に選ばれていますか?
A3:はい。西川史礁は外野手、宗山塁は内野手として、10月7日発表のAPBC日本代表28人に選出されています。
Q4:井端弘和監督と井口資仁監督は同じ大会を指揮しますか?
A4:異なります。井端弘和監督は2026年WBC日本代表を指揮し、井口資仁監督は11月のAPBC2026日本代表を率います。
Q5:APBC2026はいつ、どこで開催されますか?
A5:2026年11月12日から15日まで、東京ドームで開催されます。日本は12日にチャイニーズ・タイペイ、13日に韓国、14日にオーストラリアと対戦します。
まとめ:2026年の侍ジャパンはWBCからAPBCへ、新世代の代表に注目
2026年の侍ジャパン強化試合メンバーを整理すると、春のWBC代表と秋のAPBC代表では、選手選考の目的も顔ぶれも大きく異なる。
2月のWBC代表は井端弘和監督のもと、MLB選手を含む30人で構成された。宮崎・名古屋・大阪では、それぞれの強化試合に合わせてサポートメンバーも編成され、根尾昂や仲田慶介らが名を連ねた。
一方、10月7日に発表されたAPBC代表は、井口資仁監督が率いる28人。西川史礁、宗山塁、渡部聖弥、髙橋宏斗、金丸夢斗など、今後の日本野球を担う選手がそろっている。
特に注目したいのは、次の3つのポイントだ。
1. 春と秋の代表を混同しないこと。 WBC正式メンバーとサポートメンバー、APBC代表はそれぞれ別の登録枠である。
2. 選手の役割の変化を見ること。 西川史礁や金丸夢斗のように、春の活動から秋の代表へと立場が変わった選手がいる。
3. 11月のAPBCで次世代の主力候補を確認すること。 若手中心の代表が国際舞台でどのような結果を残すかが最大の見どころだ。
11月3日から始まった宮崎秋季キャンプを経て、侍ジャパンはいよいよ東京ドームでのAPBC2026に臨む。WBCの実績だけでなく、次の国際大会で誰が新たな存在感を示すのか。西川史礁、宗山塁、渡部聖弥、髙橋宏斗、金丸夢斗らのプレーに注目したい。