2026年のレッドソックスとマリナーズは、6月と8月末〜9月初旬にそれぞれ3連戦を行った。結果は両チーム3勝3敗。開催地別に見ると、シアトルではレッドソックスが2勝1敗、ボストンではマリナーズが2勝1敗だった。
6試合の合計得点はレッドソックスが30点、マリナーズが31点。勝ち星だけでなく得点でもほぼ互角だったが、総得点ではマリナーズがわずか1点上回っている。以下が2026年の全対戦記録だ。
| 試合日 | 球場 | 最終スコア | 主な先発投手 | 勝敗 |
|---|---|---|---|---|
| 6月19日 | Tモバイル・パーク | BOS 6-2 SEA | レンジャー・スアレス/ブライス・ミラー | レッドソックス |
| 6月20日 | Tモバイル・パーク | BOS 5-1 SEA | コネリー・アーリー/エマーソン・ハンコック | レッドソックス |
| 6月21日 | Tモバイル・パーク | BOS 1-3 SEA | ペイトン・トール/ローガン・ギルバート | マリナーズ |
| 8月31日 | フェンウェイ・パーク | SEA 8-9 BOS(延長10回) | ジョージ・カービー/ペイトン・トール | レッドソックス |
| 9月1日 | フェンウェイ・パーク | SEA 9-6 BOS | ブライアン・ウー/ジェディクソン・パエス | マリナーズ |
| 9月2日 | フェンウェイ・パーク | SEA 8-3 BOS | ブライス・ミラー/パトリック・サンドバル | マリナーズ |
出典:MLB公式ゲーム情報、Baseball-Reference、Baseball Almanacの各試合ボックススコア。BOSはボストン、SEAはシアトルを示す。
一覧から分かるのは、6月のシアトル3連戦と8月末からのボストン3連戦で、ホームチームがそれぞれ2勝1敗を記録したことだ。2026年の直接対決では、ホーム開催の優位性がシリーズの勝敗に表れている。
また、最後の直接対決となった9月2日はマリナーズが8対3で勝利した。この試合が2026年のレッドソックス対マリナーズにおける最新スコアとなる。
【6月19日〜21日】シアトル3連戦はレッドソックスが先行

6月19日から21日までの3試合は、マリナーズの本拠地Tモバイル・パークで開催された。レッドソックスは初戦と第2戦を連取し、敵地でシリーズ勝ち越しを決める勢いを見せた。
6月19日:スアレスの好投と7回の集中打で6対2初戦はレッドソックスが6対2で勝利。先発レンジャー・スアレスが6回2/3を投げ、被安打1、無失点、5奪三振という好投を披露した。
打線ではカレブ・ダービンが2回にソロ本塁打を放ち、マルセロ・メイヤーも3打点を記録。特に試合の流れを決めたのは7回だった。レッドソックスはこの回に4点を追加し、マリナーズを大きく引き離した。
マリナーズは9回にフリオ・ロドリゲスの2ラン本塁打で反撃したものの、序盤から中盤にかけて打線が沈黙。ブライス・ミラーは5回1失点と試合を作ったが、救援陣が追加点を許した。
シアトル打線をわずか2安打に抑えたスアレスの投球が、この試合の最大のポイントだった。
6月20日:コネリー・アーリーが6回1失点、レッドソックスが連勝第2戦もレッドソックスが5対1で勝利した。初回にマリナーズが先制したものの、ボストンは4回に2点を奪って逆転。さらに6回にも3点を加え、試合の主導権を握った。
先発コネリー・アーリーは6回を投げて被安打2、1失点、7奪三振。マリナーズ打線に追加点を許さず、試合を安定させた。
打線ではウィルヤー・アブレイユが4回に2ラン本塁打を記録。カレブ・ダービンとマルセロ・メイヤーも打点を挙げた。レッドソックスはわずか6安打ながら、得点機会を効率よく生かしている。
一方のマリナーズは先発エマーソン・ハンコックが5回1/3で5失点。打線も2安打に抑えられ、反撃の糸口をつかめなかった。
6月21日:ローガン・ギルバートが反撃を封じて3対13連戦最終日はマリナーズが3対1で勝利。レッドソックスのスイープを阻止した。
マリナーズの先発ローガン・ギルバートは6回1/3を投げて3安打1失点、8奪三振。レッドソックス打線に連打を許さず、試合を支配した。
攻撃ではドミニク・キャンゾーンが本塁打を含む2打点を記録。フリオ・ロドリゲスも得点に絡み、チームの勝利を支えた。最後はアンドレス・ムニョスが9回を締めてセーブを挙げている。
この試合で注目したいのは、レッドソックスが前2試合で見せた攻撃力を発揮できなかったことだ。ギルバートの投球とマリナーズ救援陣の継投によって、ボストン打線は5安打1得点に抑えられた。
結果はマリナーズの1勝2敗。それでも最終戦で投手陣が本来の力を示したことは、次のボストンでの再戦につながる材料となった。
【8月31日〜9月2日】フェンウェイ・パークでマリナーズが2連勝
約2か月後、舞台はボストンのフェンウェイ・パークに移った。8月31日から9月2日までの3連戦は、6月とは対照的な結果になった。
初戦は延長戦の末にレッドソックスが勝利。しかし、マリナーズは翌日から2連勝を飾り、敵地でシリーズを勝ち越した。最終的に2026年の対戦成績を3勝3敗に戻すことになった。
8月31日:延長10回、9対8のサヨナラ決着シリーズ初戦は2026年の6試合のなかでも、特に劇的な展開となった。マリナーズが8点を奪ったのに対し、レッドソックスは9点を記録。延長10回の末に9対8で勝利した。
マリナーズではランディ・アロザレーナが5打数4安打、4打点、3得点と大活躍。長打も放ち、敵地のフェンウェイ・パークでレッドソックス投手陣を苦しめた。
しかし、レッドソックスは終盤に追いつく粘りを見せる。8回に2点、9回に1点を加えて同点に持ち込み、延長10回に決勝点を奪った。
レッドソックスではトレバー・ストーリーが3打点、セダン・ラファエラも3打点を記録。最後はアロルディス・チャップマンが10回を無失点に抑えて勝利投手となった。
マリナーズは一時リードを奪いながら逃げ切れず、接戦を落とした。2026年のシリーズ全体を振り返っても、ブルペンの運用と終盤の失点が勝敗を左右した象徴的な一戦だった。
9月1日:アロザレーナの3ラン本塁打と新人の初本塁打第2戦はマリナーズが9対6で勝利した。序盤から打線が爆発し、14安打を記録。レッドソックスの11安打を上回った。
試合の大きな見せ場は2回。アロザレーナがジェディクソン・パエスから3ラン本塁打を放ち、マリナーズはこの回だけで5点を奪った。
さらに5回にはラザロ・モンテスがメジャー初本塁打を記録した。MLB公式のゲームストーリーでは、モンテスがメジャーデビュー戦で複数安打を記録したことも紹介されている。若手選手の鮮烈な登場は、この試合を象徴する出来事だった。
レッドソックスも終盤に追い上げ、9回には2点を加えたが、序盤の大量失点が重くのしかかった。マリナーズ先発ブライアン・ウーは6回を投げ、2失点、7奪三振で勝利投手となった。
特にアロザレーナの一発で試合の流れをつかんだこと、そしてモンテスが大舞台で結果を残したことは、マリナーズの攻撃力を印象づけるハイライトだった。
9月2日:マリナーズが8対3で締めくくり、シリーズを2勝1敗で制す最終戦はマリナーズが8対3で勝利した。3回に4点、6回にも4点を奪い、試合の主導権を握った。
マリナーズは12安打を記録。フリオ・ロドリゲスが2安打1打点、アロザレーナも1安打1打点を挙げた。複数の打者が得点に絡み、特定の選手だけに依存しない攻撃を見せた。
レッドソックスも12安打を放っているが、得点は3点にとどまった。7回にはローマン・アンソニーが本塁打を放ち、2点を返したものの、序盤の8失点を取り返すには至らなかった。
マリナーズは先発ブライス・ミラーが序盤を投げ、救援陣につないだ。勝利投手は1回無失点のリリーフ登板を果たしたクーパー・クリスウェル。レッドソックスの先発パトリック・サンドバルは敗戦投手となった。
これでマリナーズはボストンで2勝1敗。6月にシアトルで負け越した借りを返す形となり、2026年の直接対決は3勝3敗で終了した。
【注目選手と投手陣】フリオ・ロドリゲス、アロザレーナが担った役割
中堅手・右打者
左翼手・右打者
マリナーズの攻撃を語るうえで外せないのが、フリオ・ロドリゲスとランディ・アロザレーナの存在だ。両選手はともに外野を守る主力打者だが、2026年の成績を見ると、それぞれ異なる特徴が表れている。
2026年シーズンの打撃成績を比較MLB公式選手成績による2026年レギュラーシーズンの数字は以下のとおりだ。
| 指標 | アロザレーナ | ロドリゲス |
|---|---|---|
| 試合数 | 154 | 150 |
| 打率 | .281 | .247 |
| 本塁打 | 26 | 22 |
| 打点 | 79 | 71 |
| 盗塁 | 26 | 22 |
| 出塁率 | .381 | .307 |
| OPS | .865 | .708 |
アロザレーナは打率、出塁率、OPSでロドリゲスを上回った。特にOPS.865は、出塁能力と長打力を兼ね備えた打者としての存在感を示している。
一方、ロドリゲスは150試合に出場し、22本塁打、22盗塁を記録。長打だけでなく走塁でも相手守備に圧力をかけられる選手だ。
ただし、2026年のシーズン成績と6試合の直接対決における成績は区別する必要がある。シーズン全体の数字だけで個々の対戦での活躍度を判断することはできない。
実際の対戦では、ロドリゲスが6月19日に本塁打を放ち、アロザレーナは8月31日に4安打4打点、9月1日には3ラン本塁打を記録した。両者の活躍が見られた試合は、マリナーズの攻撃を理解するうえで重要だ。
2026年の先発投手対決が示したもの今回の6試合では、先発投手の出来が試合展開に直結した。
レッドソックスは6月19日のスアレス、6月20日のアーリーがともに好投し、2試合連続でマリナーズ打線を2得点以下に抑えた。反対に、マリナーズは6月21日にギルバートが8奪三振の好投を見せて反撃に成功した。
ボストンでの3連戦では、9月1日のウーが6回2失点、7奪三振と安定した内容を披露。9月2日は先発ミラーから救援陣へつなぎ、レッドソックスの12安打を3得点に抑えた。
一方、8月31日は両軍の救援陣が失点し、延長戦に突入した。3連戦の勝敗を分けたのは先発投手だけではなく、終盤の継投やリリーフ陣の制球力だった。
【通算対戦成績とMLB順位】2026年は互角でも歴史ではレッドソックスが優勢
2026年の直接対決は3勝3敗だったが、両球団の通算対戦成績ではレッドソックスがリードしている。
Statheadのレギュラーシーズン対戦記録によると、1977年から2026年までの両チームの対戦は468試合。レッドソックスが269勝199敗で、勝率は約.575となっている。
つまり、2026年の6試合だけを見ると完全な互角だが、長期的な対戦実績ではレッドソックスに分がある。2025年も3勝3敗だったことから、直近2シーズンは両チームの実力が拮抗している。
2026年レギュラーシーズンの最終成績直接対決とは別に、シーズン全体の勝敗を比較すると、レッドソックスが上回った。
| 比較項目 | レッドソックス | マリナーズ |
|---|---|---|
| 2026年勝利数 | 87勝 | 76勝 |
| 2026年敗戦数 | 75敗 | 86敗 |
| 勝率 | .537 | .469 |
| 所属地区 | ア・リーグ東地区 | ア・リーグ西地区 |
| 2026年直接対決 | 3勝 | 3勝 |
2026年のアメリカン・リーグ最終順位では、レッドソックスが87勝75敗、マリナーズが76勝86敗だった。勝利数ではレッドソックスが11勝上回っている。
それでも直接対決は3勝3敗。シーズン全体の勝率が高いチームが、特定の相手にも必ず勝ち越すわけではないことを示す結果になった。
チーム全体の強さを測るには162試合の成績が適している一方、相性を分析するには直接対決の試合内容が欠かせない。両方の数字を組み合わせて見ることが、MLBのチーム比較では重要になる。
【試合ハイライトの見どころ】スコアだけでは分からない3つのポイント
2026年のレッドソックス対マリナーズは、単純な打撃戦ではなかった。6試合を通して見ると、勝敗を左右した要素は大きく3つに分けられる。
1. 先発投手が試合序盤の主導権を握った6月19日のスアレス、6月20日のアーリー、6月21日のギルバート、9月1日のウーはいずれも、相手打線を抑えてチームを勝利に導いた。
特にスアレスの6回2/3無失点とギルバートの8奪三振は、試合の流れを左右した好投だ。先発投手が序盤から安定すれば、監督はブルペンを計画的に起用でき、終盤の選択肢も広がる。
2. アロザレーナを中心とする長打力がシリーズ後半を動かした8月31日のアロザレーナの4安打4打点、9月1日の3ラン本塁打は、マリナーズの攻撃力を示す象徴的なプレーだった。
6月のシアトル3連戦ではレッドソックスが投手力で優位に立ったのに対し、ボストンでの3連戦ではマリナーズが序盤から得点を重ねた。シリーズ後半の結果は、長打による得点の効率が勝敗に影響したことを示している。
3. 延長戦と終盤の継投が勝敗を左右した8月31日の試合では、マリナーズが8得点を挙げながら延長10回で敗れた。レッドソックスは終盤に追いつき、最後はチャップマンが勝利を引き寄せた。
反対に9月1日は、マリナーズが序盤に9対1までリードを広げた後、レッドソックスの追い上げを受けながらも逃げ切った。
この2試合を比べると、リードを奪うことと、そのリードを最後まで守り切ることは別の課題だと分かる。野球では終盤の継投、守備、走者を背負った場面での対応が、最終スコア以上に重要になる。
【プロの結論】2026年の対戦は投手力と終盤の対応力が勝負を分けた
2026年のレッドソックス対マリナーズは、3勝3敗という結果以上に、両チームの戦い方の違いがはっきり表れたシリーズだった。
レッドソックスは6月のシアトルで先発投手の好投を生かし、2連勝を記録。マリナーズは9月のボストンで序盤から得点を重ね、2連勝でシリーズを締めくくった。
特筆すべきは、開催地が変わると試合展開も変化したことだ。Tモバイル・パークではレッドソックスの投手力が目立ち、フェンウェイ・パークではマリナーズの攻撃力が際立った。
2026年の最終成績ではレッドソックスが11勝上回った一方、直接対決では勝ち星も総得点もほぼ互角。長期的な通算成績ではレッドソックスが優勢という、複数の視点が必要な対戦だった。
今後の両チームを比較する際は、次の3つを判断基準にすると試合をより深く楽しめる。
- 先発投手:試合序盤に相手の長打を防ぎ、ブルペンに余裕を残せるか。
- 中軸打線:フリオ・ロドリゲスやランディ・アロザレーナのような主力が得点機会を生かせるか。
- 終盤の継投:リードを守り切る救援投手の層と、接戦での対応力があるか。
【レッドソックス対マリナーズ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のレッドソックス対マリナーズは何勝何敗でしたか?
A1:全6試合で両チーム3勝3敗でした。6月のシアトル3連戦はレッドソックスが2勝1敗、8月31日〜9月2日のボストン3連戦はマリナーズが2勝1敗でした。
Q2:レッドソックス対マリナーズの2026年最新スコアは?
A2:2026年9月2日の最終戦は、マリナーズがレッドソックスに8対3で勝利しました。フェンウェイ・パークで行われた試合で、マリナーズは3回と6回にそれぞれ4点を奪いました。
Q3:2026年6月19日の試合結果は?
A3:レッドソックスが6対2で勝利しました。先発レンジャー・スアレスが6回2/3を無失点に抑え、7回に打線が4点を追加しました。
Q4:2026年9月2日の先発投手は誰でしたか?
A4:マリナーズはブライス・ミラー、レッドソックスはパトリック・サンドバルでした。勝利投手は救援登板したクーパー・クリスウェルです。
Q5:レッドソックスとマリナーズの通算対戦成績は?
A5:2026年終了時点のレギュラーシーズン通算成績は、レッドソックスの269勝199敗です。両チームは1977年から2026年までに468試合を戦っています。
Q6:2026年シーズン全体ではどちらが強かったですか?
A6:レギュラーシーズンの勝敗ではレッドソックスが87勝75敗、マリナーズが76勝86敗で、レッドソックスが11勝上回りました。ただし、直接対決では3勝3敗でした。
Q7:フリオ・ロドリゲスとランディ・アロザレーナの2026年成績は?
A7:ロドリゲスは打率.247、22本塁打、71打点、22盗塁。アロザレーナは打率.281、26本塁打、79打点、26盗塁でした。打率とOPSではアロザレーナが上回っています。
まとめ:2026年は3勝3敗、次の直接対決にも注目
レッドソックス対マリナーズの2026年レギュラーシーズンは、6試合で3勝3敗という結果に終わった。
6月のTモバイル・パークではレッドソックスが2勝を先行させ、8月末からのフェンウェイ・パークではマリナーズが2連勝で応戦。最終戦の9月2日には8対3でマリナーズが勝利し、シリーズを五分に戻した。
通算対戦成績ではレッドソックスが269勝199敗とリードしているものの、直近2年の対戦はいずれも3勝3敗。2026年シーズン全体の勝敗ではレッドソックスが優位だったが、マリナーズも直接対決では互角の戦いを見せた。
次の対戦で注目したいのは、両チームの先発ローテーション、主力打者のコンディション、そして終盤のブルペン運用だ。2026年の6試合が示したように、両チームの勝負は一方的な戦力差では決まらない。次回の対戦でも、投手戦と打撃戦のどちらに傾くかが大きな見どころになる。