2026年九月場所(秋場所)の14日目は、9月26日に東京・両国国技館で行われた。最大の注目は、横綱・大の里と大関・安青錦による優勝争いの行方だ。大の里は大関・琴櫻に突き落としで敗れて3敗目。一方、安青錦は大関・霧島を寄り倒しで破り、両者が11勝3敗で首位に並んだ。
千秋楽を翌日に控え、優勝争いは大の里と安青錦の直接対決に集約された。9月27日の結びの一番では大の里が安青錦を突き出しで破り、12勝3敗で6場所ぶり6度目の幕内優勝を決めている。14日目の結果だけでなく、翌日の決着まで追うことで、この場所の展開が見えてくる。
【2026年九月場所14日目結果】大の里と安青錦が11勝3敗で首位に並ぶ

2026年9月26日の14日目は、優勝争いの構図が大きく変わった一日だった。
それまで優勝争いをリードしていた大の里は、琴櫻との大関・横綱戦で黒星を喫した。対する安青錦は霧島との大関対決を制し、星を伸ばした。
両者の成績は次のとおり。
- 横綱・大の里:11勝3敗
- 大関・安青錦:11勝3敗
- 関脇・藤ノ川:10勝4敗
- 前頭6枚目・朝乃山:10勝4敗
- 前頭11枚目・若元春:10勝4敗
大の里と安青錦を4敗の3人が追う展開となったが、優勝の可能性を残したのは実質的に首位の2人。千秋楽の直接対決で優勝が決まる状況が整った。
共同通信の配信記事を掲載したライブドアニュースも、14日目の大の里の敗戦と安青錦の勝利を伝えている。
14日目の主役は大関・安青錦安青錦にとって、霧島との一番は単なる白星以上の意味を持っていた。
大の里が敗れた直後、安青錦は勝利を収めて11勝3敗。これによって横綱と同じ成績となり、千秋楽の結びで優勝を争う権利をつかんだ。
一方、霧島は7勝7敗となり、千秋楽に勝ち越しを懸ける立場になった。
この14日目は、横綱の優勝独走が止まり、大関が最後の一番で賜杯を争う展開へと変わった重要な節目だった。
【琴櫻対大の里・霧島対安青錦】注目2番の決まり手を詳しく解説
14日目の幕内で特に注目されたのが、琴櫻対大の里、霧島対安青錦という2つの上位対決だ。
琴櫻が大の里を突き落としで撃破
琴櫻 9勝5敗
決まり手:突き落とし
大の里 11勝3敗
横綱・大の里と大関・琴櫻の一番は、琴櫻が突き落としで勝利した。
大の里は強く当たって前に出ようとしたものの、琴櫻にいなされ、体勢を崩してしまう。前進する勢いを利用された形で、逆転の突き落としに屈した。
日本相撲協会の決まり手解説によると、突き落としは相手の脇の下や脇腹に手を当て、体を開きながら重心を崩して倒す技だ。
単純に相手を押し返すのではなく、相手の前進力と体勢の変化を利用するところに特徴がある。
この勝利で琴櫻は9勝5敗。大の里は3敗目を喫し、優勝争いで安青錦に並ばれることになった。
安青錦が霧島を寄り倒しで破る
安青錦 11勝3敗
決まり手:寄り倒し
霧島 7勝7敗
もう一つの大一番では、安青錦が霧島を寄り倒しで破った。
寄り倒しは、相手に体を密着させて前に出ながら、自分の体を預けるようにして倒す決まり手。日本相撲協会も基本技の一つとして紹介している。
この一番で注目したいのは、安青錦が大関同士の対戦で勝ち切ったことだ。
霧島も上位力士として実力を持つ相手だが、安青錦はこの一番をものにして11勝目を挙げた。結果として大の里との成績差がなくなり、千秋楽の相星決戦につながった。
【幕内14日目勝敗一覧】全19番の結果と決まり手
2026年九月場所14日目の幕内取組は、全19番が行われた。
スポーツナビの取組結果と2026年秋場所の取組記録をもとに、勝者・敗者・決まり手を整理した。
2026年9月26日・幕内14日目
上位陣以外では、藤ノ川が朝乃山を突き落としで破った一番も重要だった。
藤ノ川はこれで10勝目。朝乃山も10勝4敗となったが、優勝争いでは首位から一歩後退した。
また、狼雅は関脇・熱海富士を上手投げで破った。上位力士を相手にした価値ある白星であり、14日目の印象的な取組の一つとなった。
若元春も尊富士を寄り切りで下し、10勝4敗を確保。優勝争いの数字だけでなく、二桁勝利を懸けた力士たちの攻防にも見どころがあった。
【大相撲14日目の十両結果】輝が11勝3敗で単独トップ
幕内だけでなく、十両でも優勝争いが佳境を迎えていた。
14日目終了時点の十両上位の成績は次のとおり。
- 輝:11勝3敗
- 玉鷲:10勝4敗
- 北の若:10勝4敗
- 嘉陽:10勝4敗
輝が単独トップを守り、玉鷲、北の若、嘉陽が1勝差で追う構図だった。
十両14日目の注目取組特に注目されたのは、玉鷲と輝の一番だ。
玉鷲が突き落としで勝利し、輝は3敗目。十両優勝争いの先頭に立っていた力士にとって、痛い黒星となった。
また、北の若と嘉陽の対戦では北の若が小手投げで勝利。両者とも優勝争いに残る重要な一番だった。
十両優勝の最終結果は北の若十両の優勝争いは千秋楽まで持ち越された。
最終的には11勝4敗で複数の力士が並び、優勝決定戦が実施された。北の若が輝、嘉陽らとの優勝決定戦を制し、十両優勝を果たしている。
つまり、幕内では大の里が優勝を決め、十両では北の若が優勝するという結末になった。
【大相撲星取表の最新結果】千秋楽の優勝争いはどう決着した?
14日目終了時点では、大の里と安青錦が11勝3敗で並んでいた。
この状況で迎える千秋楽は、両者の直接対決が組まれたため、勝者が12勝3敗となって優勝するという明確な構図だった。
2026年九月場所の幕内優勝争い| 力士 | 14日目終了 | 千秋楽終了 |
|---|---|---|
| 大の里 | 11勝3敗 | 12勝3敗 |
| 安青錦 | 11勝3敗 | 11勝4敗 |
| 藤ノ川 | 10勝4敗 | 11勝4敗 |
| 朝乃山 | 10勝4敗 | 10勝5敗 |
| 若元春 | 10勝4敗 | 10勝5敗 |
2026年9月27日の千秋楽、結びの一番は大の里対安青錦となった。
11勝3敗同士の対戦で、勝った力士がそのまま優勝する大一番だった。
結果は大の里の勝利。決まり手は突き出しだった。
大の里は12勝3敗で6場所ぶり6度目の幕内優勝を達成。安青錦は11勝4敗で場所を終えた。
神戸新聞などの報道によると、この優勝は大の里にとって一人横綱としての制覇でもあった。左肩の負傷などを乗り越えてつかんだ賜杯だった。
千秋楽のその他の注目結果千秋楽には、優勝争い以外にも注目の取組があった。
- 霧島が琴櫻を上手投げで破り、8勝7敗で勝ち越し。
- 藤ノ川が熱海富士を掬い投げで下し、11勝4敗。
- 美ノ海は10勝5敗で場所を終えた。
藤ノ川と美ノ海は、ともに2度目の敢闘賞を受賞。殊勲賞と技能賞は該当者なしだった。
【決まり手一覧の見方】突き落とし・寄り倒し・突き出しの違い
大相撲の結果を理解するうえで欠かせないのが、決まり手の意味だ。
日本相撲協会では、勝敗を決めた技を決まり手と呼び、現在は82手を定めている。これとは別に、勇み足などの非技による勝負結果もある。
今回の九月場所14日目で特に重要だった3つの技を整理する。
突き落とし
相手の脇付近に手を当て、体を開いて重心を崩し、倒す技。琴櫻が大の里を破った決まり手。
寄り倒し
相手に体を密着させて前進し、体を預けて倒す技。安青錦が霧島を破った決まり手。
突き出し
手のひらで相手を強く突っ張り、土俵の外へ出す技。大の里が千秋楽の安青錦戦で決めた技。
決まり手を理解すると、単に勝者と敗者を確認するだけでなく、どのような攻防で勝敗が決まったのかまで把握できる。
特に今回の大の里と琴櫻の一番は、突き落としという技の特徴を知っていると、前に出る力士が必ずしも有利とは限らない相撲の難しさがよく分かる。
【2026年九州場所14日目の日程】次の注目日は11月21日
九月場所が終了し、次の大きな舞台となるのが2026年九州場所(十一月場所)だ。
チケット大相撲が公表している開催日程は次のとおり。
2026年11月21日(土)
令和8年十一月場所(九州場所)
開催期間
11月8日~22日
14日目
11月21日(土)
会場
福岡国際センター
14日目の開場
午前10時30分
※開場時刻であり、取組開始時刻ではありません。
2026年11月2日現在、九州場所の14日目はまだ開催されていない。そのため、九州場所の14日目結果と、九月場所の14日目結果は区別して確認する必要がある。
九月場所のように千秋楽直前で優勝争いが大きく動く可能性もある。特に注目したいのは、大の里や安青錦を含む上位陣の成績、勝ち越しを懸けた大関陣の取組、そして幕内と十両それぞれの優勝争いだ。
【大相撲14日目結果】よくある質問(FAQ)
Q1:2026年九月場所の14日目はいつ開催されましたか?
2026年9月26日(土)に東京・両国国技館で開催されました。大の里と安青錦がともに11勝3敗となり、千秋楽の相星決戦が決まりました。
Q2:琴櫻は大の里にどの決まり手で勝ちましたか?
琴櫻は突き落としで大の里を破りました。大の里はこの一番で3敗目となり、安青錦と首位に並びました。
Q3:霧島と安青錦の取組結果はどうなりましたか?
安青錦が寄り倒しで霧島を破りました。安青錦は11勝3敗、霧島は7勝7敗となりました。
Q4:2026年九月場所の優勝力士は誰ですか?
横綱・大の里です。千秋楽に安青錦との直接対決を制し、12勝3敗で6度目の幕内優勝を果たしました。
Q5:2026年九州場所の14日目はいつですか?
2026年11月21日(土)です。会場は福岡国際センターで、九州場所は11月8日から22日まで開催予定です。
まとめ:2026年九月場所14日目は大の里と安青錦の運命を分けた一日
2026年九月場所14日目は、大の里と安青錦が11勝3敗で並び、優勝争いが最終日までもつれ込んだ重要な一日だった。
琴櫻は大の里を突き落としで破り、安青錦は霧島を寄り倒しで撃破。上位陣の明暗が分かれるなか、千秋楽には大の里と安青錦の相星決戦が実現した。
そして最後に賜杯を手にしたのは大の里だった。12勝3敗で6場所ぶり6度目の優勝を達成し、九月場所を締めくくった。
今回の結果から押さえておきたい要点は3つある。
1. 14日目の首位は大の里と安青錦の11勝3敗。
2. 琴櫻の突き落としと安青錦の寄り倒しが優勝争いを左右した。
3. 千秋楽の相星決戦を大の里が制し、幕内優勝を決めた。
次の九州場所は11月8日に開幕し、14日目は11月21日。幕内・十両の星取表だけでなく、決まり手や千秋楽の取組まで確認することで、大相撲の勝負の流れをより深く楽しめる。