2026年11月、日本サッカー代表「SAMURAI BLUE」は、FIFAワールドカップ2026での戦いを終え、新たな強化段階に入っている。ワールドカップではグループFを2位で突破したものの、決勝トーナメントのラウンド32でブラジルに1-2で敗退。その後、森保一監督の続投が正式決定し、2027年のAFCアジアカップに向けたチーム再編が進んでいる。
9月のキリンチャレンジカップ2026ではウルグアイ、ベネズエラに連勝。10月のキリンカップサッカー2026でもエクアドル、ニュージーランドを相手に結果を残し、谷村海那、松木玖生、塩貝健人ら新戦力の存在感も高まった。加えて、2027年3月からは大岩剛監督が2030年ワールドカップを目指す新体制を率いる予定だ。ここでは、2026年11月3日時点のJFA公式発表を軸に、最新メンバー、試合結果、注目選手、監督人事、今後の日程を整理する。
【2026年の最新状況】日本代表はW杯後の新体制づくりへ

2026年の日本代表を理解するうえで重要なのは、ワールドカップの結果だけではない。森保一監督の続投、若手選手の積極的な招集、そして次期監督への引き継ぎという3つの動きが同時に進んでいることだ。
JFA(日本サッカー協会)は2026年7月23日、SAMURAI BLUEの監督を森保一氏が引き続き務めると正式発表した。契約期間はAFCアジアカップサウジアラビア2027の大会終了まで。つまり、森保監督が2030年ワールドカップまで指揮を執るわけではない。
同時に、アジアカップ終了後の2027年3月からは、大岩剛氏がSAMURAI BLUEの新監督に就任することも決定した。大岩監督は2028年ロサンゼルスオリンピックを目指すU-21日本代表監督との兼任となる。JFAは、A代表とアンダーカテゴリーの強化を連動させ、2030年大会に向けた世代交代を進める構想を示している。
今回の人事は、ワールドカップ終了後に監督を一新する従来の流れとは異なる。森保監督がアジアカップで優勝を目指し、大岩監督が次のワールドカップに向けて新しいチームを構築するという、明確な区切りを設けた形だ。
森保監督は続投決定後の会見で、「しっかりと結果を出して次につなげられるようにベストを尽くしたい」と抱負を語った。
JFAの宮本恒靖会長も、アジアカップを勝ちきることの重要性を説明している。ワールドカップで世界と戦うためにも、まずアジアで勝つ力を示すという考え方が、今回の監督人事の根底にある。
【FIFAワールドカップ2026】日本代表の結果は?グループ2位からブラジル戦へ
日本代表にとって2026年の最大の舞台となったのが、カナダ、メキシコ、アメリカの3カ国共催で開催されたFIFAワールドカップ2026だ。
日本は8大会連続のワールドカップ出場を果たし、グループFでオランダ、チュニジア、スウェーデンと対戦。1勝2分け、勝ち点5を獲得し、グループ2位でノックアウトステージ進出を決めた。
グループFの試合結果| 試合日(日本時間) | 対戦相手 | 結果 |
|---|---|---|
| 6月15日 | オランダ | 2-2 引き分け |
| 6月21日 | チュニジア | 4-0 勝利 |
| 6月26日 | スウェーデン | 1-1 引き分け |
初戦のオランダ戦では2-2の引き分け。続くチュニジア戦では4-0と快勝し、得失点差でも優位に立った。第3戦のスウェーデン戦は1-1で勝ち点を分け合い、最終的にオランダに次ぐグループ2位で突破した。
JFAの公式記録によると、日本はグループFで1勝2分け、勝ち点5、得失点差プラス4を記録している。グループステージを無敗で終えたことは、チームの守備力と試合運びの安定性を示す結果だった。
ラウンド32のブラジル戦は1-2で敗退日本時間6月30日のノックアウトステージ初戦では、ブラジル代表と対戦した。
日本は前半29分、佐野海舟がゴールを決めて先制。強豪ブラジルを相手にリードを奪い、勝ち上がりへの期待を抱かせた。しかし後半56分にカゼミーロに同点ゴールを許し、後半アディショナルタイムの90分+5分にはガブリエウ・マルティネッリに逆転ゴールを決められた。
最終スコアはブラジル2-1日本。日本はラウンド32で大会を終えた。JFAの試合レポートでも、佐野の先制後に逆転を許した展開が記録されている。
2026年大会の成績をどう評価するべきかここで押さえたいのが、2026年大会から出場国が32カ国から48カ国に拡大した点だ。
従来の大会ではグループステージ突破後の最初のノックアウトステージはラウンド16だった。しかし、2026年大会では新たにラウンド32が設けられた。したがって、今回の日本代表はグループ突破を達成したものの、ベスト16には到達していない。
日本の過去のワールドカップ最高成績はベスト16。2002年、2010年、2018年、2022年に同ステージへ進出している。2026年はグループ突破という成果を残した一方、決勝トーナメントで勝ち切る力が次の課題として残った。
特にブラジル戦で先制しながら試合終盤に逆転された経験は、2030年大会に向けて改善すべきポイントになる。先制後の試合管理、選手交代のタイミング、終盤の守備強度をどこまで高められるかが問われる。
【サッカー日本代表の最新メンバー2026】31人の招集選手と新戦力
2026年11月3日時点で、直近のSAMURAI BLUEの大規模な招集発表は、9月17日に森保監督が発表した9月・10月の4試合向け31人だ。
このメンバーはワールドカップ終了後、初めての代表活動に向けて選ばれたもの。JFAによると、ワールドカップ出場メンバーから20人を継続選出し、初招集と復帰組を合わせて11人を加えた構成だった。
9月発表の主な招集メンバー2026年9月17日の初期発表時点。負傷などによる不参加・追加招集後の試合登録とは異なる。
GK(ゴールキーパー)
- 早川友基(鹿島アントラーズ)
- 小久保玲央ブライアン(シントトロイデンVV)
- 鈴木彩艶(アストン・ビラ)
DF(ディフェンダー)
- 板倉滉(ボルシア・メンヘングラートバッハ)
- 渡辺剛(フェイエノールト)
- 冨安健洋(クリスタル・パレス)
- 安藤智哉(FCザンクトパウリ)
- 伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)
- 瀬古歩夢(ル・アーヴルAC)
- 鈴木淳之介(FCコペンハーゲン)
MF/FW(ミッドフィルダー・フォワード)
- 伊東純也(KRCゲンク)
- 鎌田大地(クリスタル・パレス)
- 相馬勇紀(FC町田ゼルビア)
- 前田大然(イプスウィッチ・タウン)
- 谷村海那(横浜F・マリノス)
- 堂安律(アイントラハト・フランクフルト)
- 上田綺世(LOSCリール)
- 田中碧(リーズ・ユナイテッド)
- 中野就斗(サンフレッチェ広島)
- 中村敬斗(オリンピック・リヨン)
- 佐野海舟(マインツ05)
- 熊坂光希(柏レイソル)
- 久保建英(レアル・ソシエダ)
- 鈴木唯人(SCフライブルク)
- 田中聡(シャルケ04)
- 松木玖生(サウサンプトンFC)
- 佐野航大(PSVアイントホーフェン)
- 塩貝健人(VfLヴォルフスブルク)
- 齋藤俊輔(KVCウェステルロー)
- 後藤啓介(SCフライブルク)
- 佐藤龍之介(バレンシアCF)
今回の選考で特に目を引いたのは、若手選手の積極的な登用だ。
JFAが初招集として紹介したのは、谷村海那、松木玖生、齋藤俊輔、中野就斗の4人。既存の主力に依存するだけではなく、所属クラブで成長を示した選手をA代表へ引き上げる姿勢が表れた。
谷村海那は、JFAによる招集発表時の紹介で、J1リーグ開幕から7試合で6得点を記録した攻撃力が評価された。横浜F・マリノスでの得点感覚を代表でも発揮できるかが注目された。
松木玖生は2024年のAFC U-23アジアカップ優勝に貢献した選手。中盤での強度や攻守の切り替えを持ち味とする若手として期待される。
齋藤俊輔はU-20ワールドカップ経験を持ち、中野就斗は所属クラブで複数のポジションをこなす柔軟性が評価された。異なるタイプの選手を加えることで、森保監督が選べる戦術の幅も広がる。
加えて、佐藤龍之介、佐野航大、小久保玲央ブライアン、安藤智哉、相馬勇紀、田中聡、熊坂光希らの復帰も選考のポイントとなった。JFAは初招集4人と復帰組を合わせた11人によって、チーム内の競争を促す狙いを示している。
なお、11月14日のブラジル戦、17日のパラグアイ戦に向けた日本代表の新しい招集メンバーは、11月3日時点でJFAの大会ページに掲載されていない。したがって、9月の31人をそのまま11月の確定メンバーとみなすことはできない。
【9〜10月の試合日程・結果】キリンチャレンジカップとキリンカップを総括
ワールドカップ後の日本代表が最初に臨んだのは、2026年9月から10月にかけての4連戦だった。
このシリーズは、アジアカップに向けたチームの再構築と、新戦力の実戦テストという2つの目的を持っていた。結果は3試合の90分勝利と、1試合のPK戦勝利。4試合をすべて勝利で終えた。
2026年9月・10月の全4試合| 日付 | 大会・対戦相手 | 結果 | 主な得点者 |
|---|---|---|---|
| 9月24日 | キリンチャレンジカップ・ウルグアイ | 3-1 | 松木、塩貝、上田 |
| 9月28日 | キリンチャレンジカップ・ベネズエラ | 2-1 | 上田2得点 |
| 10月1日 | キリンカップ・エクアドル | 0-0(PK5-4) | 得点なし |
| 10月5日 | キリンカップ・ニュージーランド | 2-1 | 上田、堂安 |
宮城のキューアンドエースタジアムみやぎで行われたウルグアイ戦では、11分に松木玖生が先制点を挙げた。
42分にマキシミリアノ・アラウホに同点とされたものの、後半アディショナルタイムに試合が動く。90分+1分に塩貝健人、90分+6分に上田綺世がゴールを決め、3-1で勝利した。
特筆すべきは、初招集組を含む選手が結果を残したことだ。特に松木の先制点と塩貝の終盤の得点は、若手がA代表の舞台で得点できることを示した。
9月28日:ベネズエラ戦は上田綺世の2得点で逆転勝利広島のエディオンピースウイング広島で行われたベネズエラ戦では、46分にケビン・ケルシーに先制された。
しかし、後半から出場した上田綺世が49分に同点ゴールを決め、90分+6分にはPKを成功。日本が2-1で逆転勝利を収めた。
2試合連続で得点した上田は、アジアカップに向けた日本の攻撃陣を考えるうえで重要な存在になっている。
10月1日:エクアドル戦はPK戦を制すキリンカップサッカー2026のエクアドル戦は、横浜国際総合競技場で開催された。
90分間で得点は生まれず、0-0のまま終了。PK戦では日本が5-4で勝利した。
スコアだけを見ると攻撃面の課題が残った試合だが、エクアドルのような強度の高い相手との対戦は、守備ブロックの維持やボール保持の判断を確認する機会にもなった。
10月5日:ニュージーランドを破りキリンカップ優勝東京・国立競技場で行われた決勝では、上田綺世が28分に先制点を記録。しかし、32分にベン・オールドに同点とされ、前半は1-1で終了した。
後半71分、堂安律が勝ち越しゴールを決め、日本は2-1で勝利。キリンカップサッカー2026の優勝を飾った。
この試合では、これまでの3バックから4-2-3-1へとシステムを変更した。JFAの公式マッチレポートによると、上田を1トップに置き、堂安、久保建英、前田大然を2列目に配置する攻撃的な布陣だった。
同じ選手を使いながら、試合状況に応じてシステムを変更できることは、今後のアジアカップや強豪国との対戦に向けて大きな意味を持つ。
【日本代表の注目選手】久保建英・上田綺世・堂安律の現在地
2026年のSAMURAI BLUEを追ううえで、攻撃の中心となる選手たちの役割を整理しておきたい。特に久保建英、上田綺世、堂安律の3人は、代表での経験と所属クラブでの競争力を兼ね備えた存在だ。
久保建英:攻撃の局面を変える創造性MF/レアル・ソシエダ(スペイン)
A代表通算54試合・7得点
スポーツナビ掲載プロフィールの記録
久保建英の持ち味は、狭いスペースでのボールコントロール、ドリブル、相手の守備を動かすパスワークだ。
2026年の代表活動でも、攻撃の組み立てに関わる重要な選手として招集されている。10月5日のニュージーランド戦では4-2-3-1の2列目に配置され、上田や堂安らと連係した。
久保を評価する際は、得点数だけでなく、相手の守備ラインを崩す動きや、味方にシュート機会を作るプレーにも注目したい。ゴールやアシストに直接結びつかない局面でも、攻撃の質を左右する選手である。
上田綺世:得点力で攻撃を支える日本のストライカーFW/LOSCリール(フランス)
A代表通算47試合・22得点
スポーツナビ掲載プロフィールの記録
上田綺世は2026年秋の代表活動で特に目立った選手だ。
9月24日のウルグアイ戦で終盤に得点し、9月28日のベネズエラ戦では2ゴール。さらに10月5日のニュージーランド戦でも決勝点を記録した。
この3試合で合計4得点。代表の最前線でゴールを奪う役割を果たし、森保監督にとってもアジアカップの攻撃陣を構成するうえで大きな選択肢となっている。
上田の強みは、ゴール前でのポジショニング、フィジカルを生かした競り合い、クロスに合わせる動きだ。日本が相手にボールを持たされる展開でも、少ないチャンスを得点につなげられるかが重要になる。
堂安律:攻撃と守備をつなぐ存在MF/アイントラハト・フランクフルト(ドイツ)
A代表通算73試合・12得点
スポーツナビ掲載プロフィールの記録
堂安律は、右サイドからの攻撃参加や中央への進出、守備時の切り替えなど、複数の役割を担える選手だ。
2026年10月5日のニュージーランド戦では71分に決勝ゴールを記録。主将としてチームを引っ張り、試合を決める働きを見せた。
また、ワールドカップのブラジル戦でも右ウイングバックとして先発しており、攻撃的なポジションだけでなく守備を含む役割への対応力も持つ。代表での経験値を考えても、アジアカップで重要な役割を担う可能性が高い。
次世代の注目選手主力3人に加えて、今後の日本代表を考えるうえで注目したいのが若手選手だ。
- 松木玖生: ウルグアイ戦で代表初得点を記録。中盤の強度と前への推進力が魅力。
- 塩貝健人: ウルグアイ戦の90分+1分に得点。途中出場から結果を出す能力が注目される。
- 谷村海那: 初招集組の象徴的な存在。所属クラブで示した得点力を代表でも発揮できるかが焦点。
- 中野就斗: 複数ポジションへの対応力が評価される守備陣の新戦力。
- 佐藤龍之介: 若くしてスペインのバレンシアCFに所属。次世代の攻撃陣を担う候補の一人。
こうした選手が主力と競争することで、特定の選手に依存しない代表チームへ成長できるかが、今後の焦点になる。
【森保一監督の続投と歴代監督】日本代表はどのように変わるのか
森保一監督は2018年からSAMURAI BLUEを率いてきた。カタール2022と北中米2026の2大会で日本代表を指揮し、アジア予選や国際親善試合を通じてチームの競争力を高めてきた。
2022年ワールドカップではドイツ、スペインを破り、グループステージを突破。2026年大会でもグループFを突破した。日本代表監督として初めてワールドカップ後の続投を経験した指揮官でもある。
日本代表の監督人事と主な転換点歴代監督の在任期間や大会成績は、日本サッカー協会の監督記録と各大会の公式記録を基に整理した。
なぜ森保監督の続投はアジアカップまでなのか今回の人事の要点は、森保監督の実績を生かしながら、次のワールドカップに向けた新体制を早期に準備できることだ。
JFAは、アジアカップを勝つためには、これまで積み上げてきたチームの経験や選手との信頼関係を継承することが必要だと判断した。一方、2030年大会に向けては、U-21世代との連携を強め、若い選手をA代表に引き上げることも重視している。
大岩剛監督は、鹿島アントラーズを率いた経験に加え、U-23日本代表を2024年と2026年のAFC U23アジアカップで優勝に導いた実績を持つ。パリオリンピックでもベスト8に進出しており、若手育成と国際大会の勝ち上がりの両方を経験している。
この実績を踏まえると、大岩新体制ではU-21世代とA代表の距離を縮めることが大きなテーマになる。森保体制で確立した戦術や経験を引き継ぎながら、選手の世代交代を進めることが期待されている。
【日本代表の次回試合・2027年アジアカップ】今後の日程と対戦相手
2026年11月3日時点で、SAMURAI BLUEの次の大きな国際試合は、シンガポールで開催されるMIZUHO BLUE CHALLENGE THE KALLANG FOOTBALL SERIES SINGAPOREだ。
2026年11月の試合日程
2026年11月14日(土)
日本 vs ブラジル
シンガポールナショナルスタジアム
MIZUHO BLUE CHALLENGE THE KALLANG FOOTBALL SERIES SINGAPORE
2026年11月17日(火)
日本 vs パラグアイ
シンガポールナショナルスタジアム
MIZUHO BLUE CHALLENGE THE KALLANG FOOTBALL SERIES SINGAPORE
ブラジルとは2026年ワールドカップのラウンド32以来の対戦となる。日本にとっては、逆転負けを喫した相手との再戦であり、守備の強度や試合終盤の対応を確認する重要な機会だ。
パラグアイ戦も、南米特有の球際の強さや守備的な戦い方への対応を確認する試合となる。なお、この大会は勝ち点による最終順位を決めるトーナメントではなく、90分で終了し、同点の場合は引き分けとして扱われる。
2026年12月の国内強化試合JFAの年間スケジュールには、12月30日にキリンチャレンジカップ2026を大阪のパナソニック スタジアム 吹田で開催する予定も掲載されている。11月3日時点では対戦相手は未定だ。
この試合は、2027年1月のアジアカップに向けた国内での最終調整の場となる可能性がある。選手のコンディションや所属クラブでの出場状況を踏まえたメンバー選考が注目される。
AFCアジアカップサウジアラビア2027の日程2027年の最重要大会は、1月7日から2月5日までサウジアラビアで開催されるAFCアジアカップだ。
日本はグループFに入り、カタール、タイ、インドネシアと対戦することが決まっている。アジアの強豪と、成長著しいチームが同居する組み合わせであり、グループステージから慎重な戦いが求められる。
日本代表のグループF試合日程| 日付(日本時間) | 対戦相手 | 会場 |
|---|---|---|
| 2027年1月11日 | インドネシア | ジェッダ |
| 2027年1月16日 | タイ | リヤド |
| 2027年1月20日 | カタール | リヤド |
日本にとってアジアカップは、単なる大陸選手権ではない。2026年ワールドカップで残った課題を修正し、次の2030年ワールドカップに向けたチームの土台を確認する大会でもある。
過去には1992年、2000年、2004年、2011年の4度優勝している。2024年に開催された前回大会では準々決勝で敗退しており、今回はアジア王者への復帰が期待される。
【プロの結論】2026年の日本代表は何を基準に評価すべきか
2026年の日本代表を評価する際、単純に勝敗だけを追っていてはチームの本当の変化を見落としてしまう。
ワールドカップではグループ突破を果たした一方、ブラジル戦では終盤の失点によって敗退した。その後の9月・10月の強化試合では4試合すべてで勝利し、新戦力が得点を記録した。これらは異なる意味を持つ結果であり、分けて評価する必要がある。
専門的な視点から注目したい判断基準は、次の4つだ。
1. 強豪国との試合で先制後の試合管理ができるか
ブラジル戦のように、先制しても勝ち切れない試合を減らすことが最優先課題となる。守備ブロックの維持だけでなく、ボールを保持して相手の攻撃回数を減らす能力も重要だ。
2. 主力選手が不在でも攻撃の形を維持できるか
久保、堂安、上田らの個人能力は大きな武器だが、長い大会では負傷やコンディション不良が避けられない。谷村、松木、塩貝らがどこまで役割を引き受けられるかが重要になる。
3. 戦術変更に対応できる選手層があるか
10月5日のニュージーランド戦で示した3バックから4バックへの変更は、チームの選択肢を増やす材料となった。アジアカップでは相手によって戦い方を変えられる柔軟性が必要だ。
4. 森保体制から大岩体制へ何を引き継ぐか
監督交代は、単に指揮官の名前が変わるだけではない。選手の選考基準、戦術の優先順位、若手の育成方法まで含めて、どの部分を継承し、どの部分を変えるのかが重要になる。
今回の監督人事は、短期的なアジアカップ優勝と、長期的な2030年ワールドカップ強化を分けて考える点に特徴がある。アジアカップでの結果だけでなく、大会後にどれだけスムーズに新体制へ移行できるかも評価対象となる。
日本代表を長期的に追うなら、試合結果、先発メンバー、交代選手、フォーメーション、若手の出場時間をセットで見ることをおすすめしたい。勝利の裏にあるチームの成長を把握しやすくなる。
【日本サッカー代表に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年の日本代表監督は誰ですか?
A1:2026年11月3日時点では森保一監督です。2027年2月のAFCアジアカップ終了まで指揮を執り、2027年3月からは大岩剛監督がSAMURAI BLUEの新監督に就任する予定です。
Q2:日本代表の2026年ワールドカップの最終結果は?
A2:グループFを1勝2分けの2位で突破しましたが、ラウンド32でブラジルに1-2で敗れました。ベスト16には進出していません。
Q3:日本代表の次回試合はいつですか?
A3:2026年11月14日のブラジル戦です。シンガポールナショナルスタジアムで開催され、11月17日には同じ会場でパラグアイ戦が予定されています。
Q4:日本代表の2026年最新メンバーは誰ですか?
A4:直近の大規模な招集発表は、9月17日に発表された31人です。久保建英、上田綺世、堂安律らの主力に加え、谷村海那、松木玖生、齋藤俊輔、中野就斗らが初招集されました。11月シリーズのメンバーは11月3日時点で未発表です。
Q5:2027年アジアカップで日本代表はどこと対戦しますか?
A5:グループFでインドネシア、タイ、カタールと対戦します。日本時間で2027年1月11日、16日、20日にグループステージの試合が予定されています。
まとめ:日本代表の2026年は世代交代とアジア制覇への重要な転換点
2026年の日本サッカー代表は、ワールドカップでグループステージを突破しながら、ラウンド32でブラジルに敗れるという成果と課題の両方を経験した。
その後のキリンチャレンジカップ2026ではウルグアイとベネズエラに勝利し、キリンカップサッカー2026も制覇。上田綺世や堂安律らの活躍に加え、松木玖生、塩貝健人、谷村海那ら新戦力の台頭も見られた。
森保一監督は2027年アジアカップまで指揮を執り、その後は大岩剛監督が2030年ワールドカップを目指す。これは日本代表にとって、これまで積み上げてきた経験を次世代へつなぐ大きな転換点となる。
直近では11月14日のブラジル戦、17日のパラグアイ戦が控えている。さらに12月30日の国内強化試合、2027年1月のアジアカップへと続く日程は、チームの完成度を高める重要な期間だ。
これからのSAMURAI BLUEを見るうえで注目すべきなのは、勝利の数だけではない。新戦力がどこまで主力に迫るのか、戦術の幅をどこまで広げられるのか、そして監督交代を経てどのようなチームに進化するのか。2026年後半から2027年にかけての日本代表は、その未来を占う重要な時期を迎えている。