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吉本興業の社長は誰?2026年6月25日現在の岡本昭彦と歴代社長・組織の違いを徹底解説

天海 修平 天海 修平 • 更新: • 公開: • 読了約 18 分
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2026年6月25日現在、吉本興業ホールディングス株式会社の代表取締役社長を務めているのは、岡本昭彦(おかもと・あきひこ)氏です。2019年3月28日に社長へ就任し、2026年も引き続きグループ経営のトップとして公式役員一覧に掲載されています。

ただし、「吉本興業の社長」を調べる際には、一つ注意したい点があります。現在のグループには、親会社にあたる「吉本興業ホールディングス株式会社」と、タレントのマネジメントや劇場運営などを担う「吉本興業株式会社」が存在し、どちらの代表取締役社長も岡本昭彦氏です。2019年の組織再編と社名変更が、この混同を生む大きな理由になっています。

【2026年6月25日現在】吉本興業の社長は岡本昭彦!公式役員情報で確認

吉本興業社長

吉本興業の社長は誰なのか。最初に確認しておきたいのが、吉本興業ホールディングス株式会社の公式会社概要に掲載されている役員情報です。

同社公式サイトの「企業情報」には、2026年6月25日現在の役員として、代表取締役社長・岡本昭彦と記載されています。したがって、指定された基準日における吉本興業グループの親会社の社長は岡本氏です。

吉本興業ホールディングスの2026年役員一覧

公式会社概要に掲載されている役員は、次のとおりです。

  • 代表取締役社長:岡本昭彦
  • 取締役:三田村達也、溝上篤史
  • 社外取締役:山田秀雄、野間光輪子、小川恵司
  • 社外取締役・監査等委員:遠谷信幸、野田靜真、原田裕
  • 執行役員副社長:稲垣豊、泉正隆
  • 執行役員:羽根田みやび、笠井陽介、仲良平

ここで押さえたいのは、取締役と執行役員は同じ役職ではないということです。取締役は会社の重要な意思決定や経営監督を担い、執行役員は担当する業務の執行を担います。

岡本氏は、単にテレビや舞台で名前を知られる芸能事務所の責任者というだけではありません。持株会社の代表取締役社長として、グループ全体の経営を担う立場にあります。

吉本興業株式会社の社長も岡本昭彦

加えて、公式のグループ企業一覧を見ると、事業会社である吉本興業株式会社の代表取締役社長にも岡本昭彦氏の名前が掲載されています。

こちらの会社には、代表取締役副社長として藤原寛氏、奥谷達夫氏が就任しています。そのほか、専務取締役の佐々木将氏、常務取締役の羽根田みやび氏、山地克明氏、仲良平氏などが役員として掲載されています。

つまり、2026年6月25日を基準にすると、次の二つの肩書が成立します。

  • 吉本興業ホールディングス株式会社の代表取締役社長・岡本昭彦
  • 吉本興業株式会社の代表取締役社長・岡本昭彦

同じ人物が両社の社長を務めているため、「吉本興業社長」という検索だけでは、どちらの法人を指しているのか判断しにくいのです。

【会社概要を比較】吉本興業ホールディングスと吉本興業株式会社の違い

吉本興業の社長を正しく理解するうえで、最も重要なのが二つの会社の違いです。

現在の吉本興業グループは、親会社と事業会社を分けた企業グループとして運営されています。一般的な企業に置き換えると、グループ全体の経営管理を担う本社と、実際のサービスや事業を展開する会社の関係に近いものです。

親会社の吉本興業ホールディングスとは

吉本興業ホールディングス株式会社は、吉本興業グループの持株会社です。

グループ全体の経営管理や事業戦略、各グループ会社との連携など、企業グループを統括する役割を担います。

創業は1912年4月1日。吉本吉兵衛(通称・泰三)と妻の吉本せいが、大阪の寄席「第二文芸館」で興行経営を始めたことが出発点です。

その後、寄席の運営から芸人のマネジメント、テレビ番組、映画、イベントなどへ事業を拡大。現在は国内外のエンターテインメント事業を展開する企業グループへと成長しています。

事業会社の吉本興業株式会社とは

一方、吉本興業株式会社は、グループ内で実際のエンターテインメント事業を担う会社です。

公式のグループ企業一覧によると、主な業務は次のとおりです。

  • 芸人・タレントのマネジメント
  • 劇場の運営
  • テレビ番組や映像コンテンツの制作・販売
  • 音楽コンテンツの制作・販売
  • ライブやイベントの制作・興行

テレビで見る芸人の活動、劇場での公演、ライブイベントなど、一般のファンが日常的に接する事業に近いのはこちらの会社です。

2019年の社名変更が混同の原因

二つの会社が分かりにくい理由は、2019年6月の組織再編にあります。

それまで「吉本興業株式会社」という名前だった会社が「吉本興業ホールディングス株式会社」に社名変更され、グループ内の「株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシー」が「吉本興業株式会社」へと名称を変更しました。

つまり、2019年を境に、従来の吉本興業株式会社と現在の吉本興業株式会社は、同じ法人名ではなくなったのです。

古い新聞記事やインタビューでは、2019年以前の社名が使われていることがあります。そのため、過去の情報を読むときには、記事が公開された時期にも注意する必要があります。

【岡本昭彦の経歴】ダウンタウンのマネージャーから社長へ

岡本昭彦氏は、吉本興業の社内でキャリアを積み上げてきた経営者です。芸人のマネジメントや番組制作など、エンターテインメントの現場を経験してから経営の中枢へ進みました。

岡本昭彦のプロフィールと学歴

東洋経済オンラインなどの人物紹介によると、岡本氏は1966年生まれ。1991年に天理大学外国語学部を卒業し、同年に吉本興業へ入社しました。

入社後は吉本新喜劇の担当やダウンタウンのマネージャーなどを経験。芸人と現場スタッフの双方に関わりながら、テレビを中心とする芸能ビジネスの実務を学んでいます。

ダウンタウンのマネージャーを経験したことは、岡本氏の経歴を説明する際によく取り上げられるポイントです。ただし、現在の経営者としての役割は、個々の芸人のマネジメントにとどまらず、グループ全体の事業運営に及んでいます。

社長就任までのキャリア

岡本氏の昇進を時系列で整理すると、次のようになります。

  • 1991年:天理大学外国語学部を卒業し、吉本興業に入社。
  • 入社後:吉本新喜劇の担当やダウンタウンのマネージャーなどを経験。
  • 2015年:代表取締役専務に就任。
  • 2016年:代表取締役副社長に就任。
  • 2019年3月28日:代表取締役社長に就任。
  • 2020年:会社沿革では代表取締役社長CEOへの肩書変更が記録されている。
  • 2026年6月25日:公式役員一覧で代表取締役社長として掲載。

この経歴から分かるのは、岡本氏が外部から招聘された経営者ではなく、現場の仕事を経験しながら社内で昇進した人物だということです。

2019年の社長就任と注目を集めた記者会見

岡本氏が社長に就任した2019年は、吉本興業にとって大きな転換期でした。

同年7月には、所属タレントの闇営業問題をめぐる会社の対応が社会的な注目を集め、岡本氏は7月22日に記者会見を実施しました。会見では、宮迫博之氏や田村亮氏に関する処分の撤回意向などを説明しています。

この出来事は、岡本氏の名前が一般の視聴者にも広く知られるきっかけの一つとなりました。

芸能事務所の社長は、タレントの活動を支えるだけでなく、トラブルが起きた際には会社を代表して説明責任を負います。2019年の一連の問題は、吉本興業のガバナンスや危機管理体制が問われた出来事でもありました。

岡本氏の社長としての経歴を理解する際には、現場経験や昇進の過程とともに、経営トップとして社会的な説明責任を担ってきた点も押さえておきたいところです。

【歴代社長の変遷】吉野伊佐男・大﨑洋から岡本昭彦へ

吉本興業の歴代社長を調べると、吉野伊佐男氏、大﨑洋氏、岡本昭彦氏といった名前が登場します。

吉本興業公式の沿革には、過去の代表取締役の就任日が記録されています。特に2000年代以降は、企業グループの組織変更と経営トップの交代が連動している点が特徴です。

主要な歴代社長と経営体制の変化
時期 人物・会社 主な出来事・関係
1991年4月 中邨秀雄氏 代表取締役社長に就任。
1999年6月 林裕章氏 代表取締役社長に就任。
2005年1月 吉野伊佐男氏 代表取締役社長に就任。
2007年10月 吉本興業グループ 持株会社制度を導入し、グループ経営体制を強化。
2009年4月 大﨑洋氏・吉野伊佐男氏 大﨑氏が代表取締役社長、吉野氏が代表取締役会長に就任。
2019年3月28日 岡本昭彦氏・大﨑洋氏 岡本氏が代表取締役社長、大﨑氏が代表取締役会長に就任。
2019年6月21日 グループ再編 吉本興業株式会社を吉本興業ホールディングス株式会社に、よしもとクリエイティブ・エージェンシーを吉本興業株式会社に社名変更。
2026年6月25日 岡本昭彦氏 持株会社の代表取締役社長として公式役員一覧に掲載。
吉野伊佐男氏から大﨑洋氏への社長交代

吉野伊佐男氏は、2005年1月5日に代表取締役社長へ就任しました。その後、2009年4月1日に大﨑洋氏が代表取締役社長となり、吉野氏は代表取締役会長に就任しています。

この時期の吉本興業は、テレビ番組や劇場を軸にしながら、イベント、映画、音楽などの事業領域を広げていました。

また、2007年には持株会社制度を導入。よしもとクリエイティブ・エージェンシーやよしもとデベロップメンツ、よしもとアドミニストレーションなどの会社をグループ内に配置し、事業ごとの機能を整理する体制へ移行しました。

この組織再編は、後の吉本興業ホールディングスと吉本興業株式会社の役割分担につながる重要な転換点です。

大﨑洋氏から岡本昭彦氏への交代

2009年から代表取締役社長を務めていた大﨑洋氏は、2019年3月28日に代表取締役会長へ就任しました。同日、岡本昭彦氏が代表取締役社長に就任しています。

岡本氏は、それまで専務、副社長と経営幹部として経験を積んでおり、社内での役職変更を経てトップに就いた形です。

同年6月には持株会社と事業会社の社名も変更されました。したがって、2019年の社長交代は、単純に社長の名前が変わっただけではなく、グループ全体の組織体制を整理する動きと重なっています。

歴代社長の人数が情報源によって違う理由

インターネット上で吉本興業の歴代社長を調べると、何代目かという数字が情報源によって異なる場合があります。

その理由の一つは、創業期からの興行事業の経営者を含めるのか、株式会社化後の代表者を数えるのか、持株会社移行後の役職を基準にするのかによって、集計の対象が変わるためです。

吉本興業の公式沿革では、岡本氏について「株式会社化後、十代目の社長」と説明しています。この表現は、創業からの経営トップを単純に数えた順位とは区別する必要があります。

そのため、歴代社長を比較するときは、代数だけで判断せず、就任年月日と当時の法人名を確認することが大切です。

【2026年の経営方針】岡本昭彦社長が進める吉本興業の事業転換

2026年の吉本興業を理解するうえでは、岡本氏の経営方針にも注目したいところです。

2026年4月に掲載された文藝春秋のインタビューでは、岡本氏が吉本興業の事業多角化やファンビジネスについて説明しています。従来の芸能プロダクションという枠組みを超え、コンテンツやファンとの接点を事業として育てる方向性が示されています。

テレビ中心から多様なコンテンツ展開へ

かつて芸人の主要な活躍の場といえば、テレビ番組への出演が大きな位置を占めていました。

しかし現在は、劇場公演、全国ツアー、動画配信、YouTube、ラジオ、Podcastなど、芸人がファンと接する方法が多様化しています。

2026年のインタビューでも、岡本氏は、テレビ出演だけを目標にするのではなく、劇場や動画、音声コンテンツなど、それぞれの芸人に合った活動の場が広がっていることに触れています。

これは吉本興業にとって、所属タレントの活動をテレビ局や広告主だけに依存させず、ファンとの直接的な接点を増やす経営戦略につながります。

FANYを中心とするファンビジネス

吉本興業グループは、ファン向けのサービスにも力を入れています。

2021年には、チケット販売やオンライン配信などのコンシューマー向けサービスを「FANY」ブランドに統合しました。チケット購入や動画視聴など、ファンがコンテンツに触れる機会をグループ内で広げる仕組みです。

こうしたサービスは、劇場やテレビ番組を見て終わりという関係から、ファンが継続的に芸人や作品を応援できる関係へ発展させる役割を持っています。

大手企業との提携と海外展開

2026年4月の文藝春秋の報道では、吉本興業がGoogle、三菱商事、NTTなどの企業と業務提携を進めていることも紹介されました。

また、海外でのコンテンツビジネスや、2025年末に始めたFANY BANKを通じた銀行代理業など、従来の芸能マネジメントとは異なる領域にも事業を広げています。

この動きから見えてくるのは、吉本興業が芸人を所属させて出演先を確保するだけの会社ではなく、コンテンツを生み出し、ファンに届け、関連サービスへ展開する総合エンターテインメント企業を目指していることです。

岡本氏の経営手腕を考える際には、所属芸人の知名度やテレビ出演数だけでなく、こうした事業の多角化がどのような成果を生むのかにも目を向ける必要があります。

【よくある誤解を整理】吉本興業社長についてのFAQ

Q1:2026年現在、吉本興業の社長は誰ですか?
A1:2026年6月25日現在、吉本興業ホールディングス株式会社の代表取締役社長は岡本昭彦氏です。グループ企業一覧では、事業会社の吉本興業株式会社の代表取締役社長としても岡本氏が掲載されています。

Q2:吉本興業ホールディングスと吉本興業株式会社は別の会社ですか?
A2:はい。現在は別の法人です。吉本興業ホールディングス株式会社はグループを統括する持株会社で、吉本興業株式会社はタレントマネジメントや劇場運営、コンテンツ制作などを担う事業会社です。2019年6月の社名変更によって現在の名称になりました。

Q3:岡本昭彦氏の前の吉本興業社長は誰ですか?
A3:岡本氏の前任者は大﨑洋氏です。大﨑氏は2009年4月に代表取締役社長へ就任し、2019年3月28日に代表取締役会長へ就任しました。同日、岡本氏が社長に就任しています。

Q4:吉野伊佐男氏はいつ社長を務めていましたか?
A4:吉野氏は2005年1月5日に代表取締役社長へ就任し、2009年4月1日に代表取締役会長となりました。その後、大﨑洋氏が社長を引き継いでいます。

Q5:岡本昭彦氏は吉本興業のCEOでもありますか?
A5:吉本興業の公式沿革には、2020年に代表取締役社長CEOへ肩書を変更した記録があります。一方、2026年6月25日現在の吉本興業ホールディングス公式役員一覧では「代表取締役社長」と記載されています。基準日現在の正式な役職を確認する際は、最新の公式役員表記を優先するのが適切です。

まとめ:吉本興業の社長は岡本昭彦!会社の違いと歴代社長を押さえよう

2026年6月25日現在、吉本興業ホールディングス株式会社の代表取締役社長は岡本昭彦氏です。2019年3月28日に大﨑洋氏の後任として社長に就任し、2026年の公式役員情報でもその役職が確認できます。

岡本氏は1991年に吉本興業へ入社し、吉本新喜劇の担当やダウンタウンのマネージャーなどを経験。その後、専務、副社長を経て社長に就任しました。芸能の現場を知る社内出身の経営者という点が、その経歴の大きな特徴です。

また、吉本興業の歴代社長を振り返ると、吉野伊佐男氏、大﨑洋氏、岡本昭彦氏へと経営トップが交代してきました。2007年の持株会社制度導入、2019年の社名変更も、現在の企業グループを理解するうえで欠かせない出来事です。

今後の吉本興業を見る際には、岡本氏個人の社長としての動向だけでなく、持株会社と事業会社の役割分担、FANYを中心とするファンビジネス、デジタル配信、海外展開などにも注目したいところです。

「吉本興業の社長は誰?」という疑問に対する答えは岡本昭彦氏ですが、その肩書の背景には、100年以上続く企業の歴史と、時代に合わせて変化してきた経営体制があります。

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天海 修平

映画配給会社の広報を経て取材記者に。作品の公式サイトと配給発表、映画祭のプログラミングを公式発表として確認し、興行成績は興行通信社の数字のみを引用します。

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