オリックス・バファローズの佐藤一磨(さとう・かずま)投手は、横浜隼人高校から2019年育成ドラフト1位で入団した大型左腕だ。身長190cm、体重97kgという恵まれた体格を持ち、2024年6月には支配下登録を勝ち取った。背番号は93。プロ初登板・初先発で初勝利を挙げたことでも知られている。
2026年11月現在、25歳となった佐藤は、一軍での登板機会を得る一方、ファームでも先発投手として実績を積んでいる。2026年の一軍成績は7試合、9イニング、防御率9.00。対照的にファームでは17試合、4勝2敗、防御率3.72を記録した。一軍とファームの成績に表れた差は、現在の立ち位置を考えるうえで要点だ。
【佐藤一磨のプロフィール】年齢・身長・体重・投打・背番号93を整理

佐藤一磨は、神奈川県出身の左投左打の投手だ。オリックス・バファローズの2026年公式選手名鑑では、背番号93の投手として登録されている。
生年月日は2001年4月16日。2026年11月2日時点で25歳となる。190cmの長身から投げ下ろす角度のあるボールが特徴で、体重は97kg。高校時代から大型左腕として将来性を評価されていた。
佐藤一磨の基本プロフィール- 名前:佐藤一磨(さとう・かずま)
- 生年月日:2001年4月16日
- 年齢:25歳(2026年11月現在)
- 出身地:神奈川県
- 身長:190cm
- 体重:97kg
- 血液型:AB型
- 投打:左投左打
- ポジション:投手
- 所属球団:オリックス・バファローズ
- 背番号:93
- ドラフト:2019年育成ドラフト1位
- 出身高校:横浜隼人高校
身長190cmという体格は、左腕投手として大きな特徴になる。リリースポイントの高さを生かした投球は、打者にとって球の軌道を捉えにくくする要素の一つだ。
ただし、長身であることだけで一軍での成功が保証されるわけではない。高いリリースポイントを安定して再現できるか、変化球を含めてストライクゾーンを有効に使えるかが、実戦での評価を左右する。
なお、背番号93は2024年6月8日の支配下登録に伴って与えられた番号だ。育成選手時代から支配下選手へと立場を変えたことを示す、キャリア上の重要な節目でもある。
【経歴・年表】横浜隼人高校から2019年育成ドラフト1位、支配下登録まで
横浜隼人高校時代に評価された大型左腕佐藤一磨のプロ入りにつながったのが、神奈川県の横浜隼人高校での実績だ。
2019年のドラフト会議で、オリックスは佐藤を育成ドラフト1位で指名した。当時の球団公式スカウトコメントでは、長身から投げる最速146km/hの直球と、スライダー、チェンジアップが評価されていた。
球団が注目したのは、単純な球速だけではない。長身を生かしたボールの角度や、変化球を組み合わせて打者を打ち取る可能性など、将来的な成長余地を含めた評価だった。
ドラフト指名時の公式プロフィールは身長189cm、体重88kg。現在の190cm、97kgという体格からも、プロ入り後に身体が成長してきたことが分かる。
育成選手として過ごしたプロ入り後の期間2019年に入団した佐藤は、すぐに一軍で結果を残したわけではない。育成選手としてファームで経験を積み、実戦を通じて投手としての土台を作っていった。
2023年にはファームで8勝を記録。先発投手として登板機会を重ね、一軍昇格を目指す立場で着実に実績を積み上げた。
そして2024年、プロ入り5年目に大きな転機が訪れる。
2024年6月8日に支配下登録、翌日にプロ初登板初勝利オリックス球団は2024年6月8日、佐藤一磨の支配下選手登録を発表した。背番号は93。育成選手としてスタートしたプロ生活で、初めて支配下選手として一軍を目指せる立場になった。
球団発表で佐藤は、次のようにコメントしている。
「ここからがスタートだと思いますので、これまで育てていただいた球団に恩返しできるように、また少しでも一軍の戦力になれるように頑張っていきたいと思います。」
翌6月9日には、東京ドームで行われた巨人戦にプロ初登板・初先発。5回を投げて1安打、3奪三振、2四球、無失点という内容で、プロ初勝利を挙げた。
育成ドラフト出身投手としては、プロ初登板での初勝利という節目の記録となった。支配下登録からわずか1日後の出来事であり、佐藤のキャリアを語るうえで欠かせない登板だ。
2019年の育成指名から約5年。ファームで積み上げた経験が、一軍の舞台で結果につながった瞬間だった。
【2024〜2026年の年度別成績】一軍とファームの数字を徹底比較
佐藤一磨の現在の評価を考える際には、一軍成績だけでなく、ファームでの成績も合わせて確認する必要がある。
一軍では登板数が限られている一方、ファームでは複数年にわたって先発として一定の投球回を確保している。特に2025年のファーム成績は、キャリアの中でも目立つ実績だ。
年度別投手成績一覧| 年度 | 一軍成績 | ファーム成績 | 主なポイント |
|---|---|---|---|
| 2024年 | 5試合、1勝1敗、11.2回、防御率5.40 | 17試合、4勝7敗、89回、防御率1.92 | 支配下登録・プロ初登板初勝利 |
| 2025年 | 3試合、1勝1敗、13.1回、防御率6.75 | 18試合、10勝3敗、93.1回、防御率1.83 | ファームで10勝を記録 |
| 2026年 | 7試合、0勝1敗、9回、防御率9.00 | 17試合、4勝2敗、75回、防御率3.72 | 一軍再合流とファームでの先発経験 |
出典:NPB公式年度別成績、プロ野球データプラス、1.02の年度別投手成績。ファームの2026年成績は2026年10月9日時点。
2024年:一軍デビューを果たした転換点2024年の一軍成績は5試合、1勝1敗、11回2/3、防御率5.40。登板数こそ多くないが、プロ初登板で初先発初勝利を挙げたことは大きな成果だった。
ファームでは17試合に登板し、89イニングを投げて4勝7敗、防御率1.92を記録している。勝敗だけを見ると負け越しだが、防御率は2点を下回っており、投球内容には一定の安定感があった。
この年は、育成選手から支配下選手へ、そして一軍で勝利を挙げるまでの流れが明確になったシーズンだった。
2025年:ファームで10勝、防御率1.83の好成績2025年はファームで18試合に登板し、10勝3敗、防御率1.83を記録した。投球回は93回1/3、奪三振は74。完投1、完封1も記録している。
10勝という数字は、先発投手として継続的に試合を作ったことを示す。防御率1.83、WHIP1.22という数字も、ファームでの安定した投球を裏付ける材料だ。
一方、一軍では3試合、13回1/3、1勝1敗、防御率6.75。奪三振は13と一定の数字を残したものの、被安打22、被本塁打5と失点につながる課題も見えた。
ファームで優秀な成績を残しても、一軍で同じ投球ができるとは限らない。2025年の数字は、佐藤にとって一軍での適応が次の課題になっていたことを示している。
2026年:一軍7試合、防御率9.00という厳しい結果2026年の一軍成績は7試合、0勝1敗、9イニング、防御率9.00。奪三振は5、与四球は9、被本塁打は5だった。
特に注目したいのは、9イニングで9四球という与四球の多さだ。与四球率は9.00、WHIPは2.44となっている。打者に対して走者を許す場面が多く、被本塁打も5本に達した。
ただし、投球回はわずか9イニングであり、シーズンを通した先発ローテーション投手の成績と同列に扱うことはできない。短い登板機会の中で結果が悪化した数字として捉える必要がある。
一方、ファームでは17試合、75イニング、4勝2敗、防御率3.72、52奪三振を記録した。WHIPは1.35。ファームでは一定の登板機会を確保しており、一軍と比較すると投球内容に改善の余地が残されていることが分かる。
【2026年現在】佐藤一磨の一軍・ファームでの立ち位置は?
2026年シーズン終了時点の佐藤一磨は、一軍定着を果たした投手というより、ファームで先発経験を積みながら一軍の登板機会を争う段階にある。
その判断材料となるのが、一軍とファームの投球内容の違いだ。
7月2日の日本ハム戦で4者連続本塁打を浴びる2026年7月2日の北海道日本ハムファイターズ戦は、佐藤にとって厳しい登板となった。
この試合では先発として登板したものの、初回先頭打者から4者連続で本塁打を浴びた。スポーツ報知がパ・リーグ.comに掲載した報道では、史上初の4者連続アーチとして伝えられている。
その後、7月6日に出場選手登録を抹消された。ファームでの再調整に移り、まずは投球内容を立て直す必要が生じた。
この出来事は、佐藤の2026年シーズンを振り返るうえで避けて通れない。ただし、一試合の結果だけで投手としての能力全体を判断するのは適切ではない。重要なのは、その後にどのような修正を行ったかという点だ。
ファームでの再調整を経て8月19日に一軍合流登録抹消後、佐藤はファーム・リーグで登板を重ねた。
8月13日の阪神戦では3イニングを投げ、1安打無失点、3奪三振という内容を残した。こうした登板を経て、8月19日には一軍に合流したことが報じられている。
この経過から分かるのは、ファームで投球を立て直す機会を得て、再び一軍の戦力候補として呼ばれたということだ。
2026年のファーム最終成績も、17試合、4勝2敗、防御率3.72と一定の実績を残している。特に75イニングを投げた点は、先発投手としての経験を維持するうえで意味がある。
現在の評価を左右する3つの数字- 与四球率9.00:一軍での制球面の課題を示す数字。ストライク先行の投球ができるかが焦点となる。
- 被本塁打5本:9イニングで5本を許しており、甘く入る球や失投を減らす必要がある。
- ファーム防御率3.72:75イニングを投げた実績はあるが、2025年の1.83と比較すると改善の余地がある。
一軍での成績だけを見ると厳しい評価になりやすい。しかし、ファームで一定の投球回を確保できていることも事実だ。
現在の立ち位置を正確に捉えるなら、先発候補としての基礎を持ちながら、一軍打者に対する制球力と被本塁打の抑制が求められている投手といえる。
【投球スタイルと課題】190cmの長身左腕が一軍で結果を残す条件
角度のある直球とスライダー、チェンジアップ佐藤一磨の持ち味は、190cmの長身を生かした角度のあるボールだ。
2019年のドラフト時にオリックスが公表したスカウトコメントでは、最速146km/hの直球に加え、落差のあるスライダーやチェンジアップが評価されていた。
また、2024年6月9日のプロ初登板では、最速148km/hのストレートとフォーク、スライダーなどを組み合わせて巨人打線を抑えている。
この登板では5回73球、1安打、3奪三振、2四球、無失点。長身からの直球と変化球を組み合わせる投球スタイルが、一軍でも通用する可能性を示した試合だった。
一軍で問われるのは制球と長打の抑制2026年の一軍成績で気になるのは、与四球と被本塁打の多さだ。
与四球率が高いと、投手は打者との勝負で不利なカウントになりやすい。結果としてストライクを取りにいった球を狙われたり、走者を背負った状態で長打を浴びたりするリスクが高まる。
特に長身左腕の場合、直球の角度を生かしながら、変化球を低めに集める投球が重要になる。球速だけで押し切るのではなく、打者のタイミングを外す配球や、ストライクゾーンの使い方が問われる。
2025年のファーム防御率1.83という実績は、佐藤が安定して試合を作れる能力を持つことを示す材料だ。一方で、2026年の一軍成績は、その力を上位レベルの打者に対して再現する難しさを示している。
今後チェックしたい評価基準佐藤一磨の成長を追う場合、単純な勝利数や防御率だけではなく、次の指標を合わせて確認したい。
- 与四球率:一軍で9.00だった数字が改善するか。
- 被本塁打:甘い球を減らし、長打を許さない投球ができるか。
- 奪三振率:ファームで培った決め球を一軍でも使えるか。
- 投球回:先発として長いイニングを安定して投げられるか。
- 一軍登板機会:ファームでの好投を継続的に一軍での起用につなげられるか。
これらの指標を複合的に見ることで、単に登板したかどうかだけでは分からない成長の度合いを把握できる。
【今後の展望】オリックスで先発枠をつかむために必要なこと
佐藤一磨にとって、今後の大きな目標は一軍で継続的に登板できる先発投手になることだ。
これまでの経歴を見ると、育成選手としての経験、支配下登録、プロ初登板初勝利、ファームでの10勝と、段階的に実績を積んできた。
特に2025年のファーム10勝は、先発投手としての能力を評価するうえで重要な実績だ。93回1/3を投げて防御率1.83という成績は、一定のイニングを任せられる投手であることを示している。
一方、2026年はファーム防御率が3.72に上昇し、一軍では防御率9.00という結果だった。前年の好成績をそのまま継続できたわけではない。
今後の評価で重要になるのは、2025年の状態を再現することだけではなく、一軍で通用する投球に進化させられるかどうかだ。
注目したいのはファームから一軍への成績のつながりファームで好成績を残しても、一軍で同じように打者を抑えられるとは限らない。打者の選球眼やスイングの強さ、失投への対応力が変わるためだ。
佐藤の場合、ファームでの先発経験を生かしながら、一軍での与四球率や被本塁打率を改善できるかが重要になる。
また、190cmの長身左腕という特徴は、投手陣の中で個性を発揮できる要素でもある。左投手としての角度や変化球の組み合わせを安定させれば、先発だけでなく、チーム状況に応じた起用の可能性も広がる。
ただし、具体的な起用法や2027年の役割が確定しているわけではない。まずは一軍で安定した投球を積み重ねることが、今後の評価を高める最も分かりやすい条件となる。
【佐藤一磨の現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:佐藤一磨の年齢は何歳ですか?
A1:2001年4月16日生まれで、2026年11月2日時点では25歳です。
Q2:佐藤一磨の身長・体重はいくつですか?
A2:オリックスの2026年公式選手名鑑によると、身長190cm、体重97kgです。左投左打の大型左腕として登録されています。
Q3:佐藤一磨は何位でオリックスに入団しましたか?
A3:2019年の育成ドラフト1位です。横浜隼人高校からオリックスに入団しました。
Q4:佐藤一磨の背番号は何番ですか?
A4:背番号93です。2024年6月8日の支配下選手登録に伴って与えられました。
Q5:佐藤一磨の2026年一軍成績は?
A5:2026年シーズン終了時点で7試合、0勝1敗、9イニング、5奪三振、防御率9.00です。与四球は9、被本塁打は5でした。
Q6:佐藤一磨の2026年ファーム成績は?
A6:17試合、4勝2敗、75イニング、52奪三振、防御率3.72です。一軍成績とは異なる数字を残しており、ファームでの先発経験も積んでいます。
Q7:佐藤一磨はプロ初登板で勝利しましたか?
A7:はい。2024年6月9日の巨人戦でプロ初登板・初先発を果たし、5回1安打無失点の好投で初勝利を挙げました。支配下登録された翌日の出来事です。
まとめ:佐藤一磨は一軍定着を目指す190cmの大型左腕
佐藤一磨は、横浜隼人高校から2019年育成ドラフト1位でオリックスに入団し、2024年に支配下登録を勝ち取った左腕投手だ。背番号93を背負い、プロ初登板初先発初勝利という印象的な実績も持っている。
2025年にはファームで10勝、防御率1.83という好成績を残した。一方、2026年は一軍7試合で防御率9.00、ファーム17試合で防御率3.72という結果だった。
数字を比較すると、佐藤にとっての課題はファームでの実績を一軍でも再現することにある。特に制球面の改善、被本塁打の抑制、長いイニングを安定して投げる能力が今後の評価を左右する。
190cmの体格と左投げという特徴に加え、育成時代から積み上げてきた先発経験は大きな強みだ。2027年以降、一軍でどれだけ登板機会を増やせるか。ファームでの投球内容と一軍での結果の両方を追うことが、佐藤一磨の現在と将来を見極めるポイントになる。
主な参照資料:オリックス・バファローズ公式選手名鑑・ドラフト発表・支配下登録発表、NPB公式年度別成績、日刊スポーツ、パ・リーグ.com、1.02、プロ野球データプラス。