2026年10月30日時点の西純矢は、阪神タイガースに所属する背番号120の育成外野手だ。
2025年11月14日、阪神球団は西純矢と育成選手契約を結ぶことで合意したと公式発表した。これに伴い、従来の背番号15から120へ変更されている。
加えて、NPBが公表した2026年度の育成選手登録でも、西純矢は外野手として登録されている。したがって、現在の立場は投手でも支配下外野手でもなく、育成契約の外野手ということになる。
2026年ファームでの打撃成績2026年シーズンは、外野手として実戦経験を積む重要な1年となった。
NPBの2026年度ファーム・リーグ西地区の最終成績によると、西純矢の打撃成績は次のとおりだ。
2026年ファーム公式戦・最終成績61

試合出場174
打席.228
打率37
安打10
打点0
本塁打
出塁率
.270
長打率
.272
二塁打
7本
三振
52
出典:日本野球機構・2026年度阪神タイガース個人打撃成績。全日程終了時の記録。
注目したいのは、野手転向1年目に61試合へ出場し、174打席を経験したことだ。投手から野手へ移った選手にとって、実際の試合で打席を重ねること自体が重要なステップになる。
一方で、打率.228、長打率.272、本塁打0という数字を見る限り、打撃面で大きな結果を残した段階とはいえない。三振52に対して四球は6であり、選球眼やコンタクト能力の向上も今後の課題として考えられる。
ただし、転向1年目の成績だけで選手としての将来性を判断するのは早い。打撃フォームの確立、外野守備への適応、継続的な実戦経験など、取り組むべき課題は複数ある。
2026年の一軍出場はあった?阪神タイガース公式プロフィールでは、2026年度の一軍公式戦出場はなしと掲載されている。
つまり、春季の一軍合流が報じられたことと、一軍公式戦に出場したことは区別する必要がある。
2026年はファームを中心に経験を積んだシーズンであり、一軍での再デビューや支配下復帰は今後の目標となる。
【今後の展望】西純矢が支配下復帰を目指すうえで注目したい3つのポイント
西純矢の今後を考えるうえで、重要なのは投手時代の実績だけで評価しないことだ。
これからは外野手として、打撃と守備の両面で評価を積み上げる必要がある。
1. 打率と出塁率の改善2026年のファーム成績は打率.228、出塁率.270だった。
今後は単純な安打数だけでなく、四球を選ぶ能力や三振を減らす工夫も重要になる。
特に投手から野手へ転向した選手は、投球を見極める感覚と打席での対応力を改めて磨く必要がある。
2. 長打力を実戦で発揮できるか西純矢には高校時代の通算25本塁打という実績がある。
投手としてプロ入りしたものの、打者としてのパワーを評価されていたことは、今回の転向を理解するうえで重要な要素だ。
2026年のファームでは本塁打がなかったため、今後は長打を増やせるかが注目点になる。
高校時代の実績をそのままプロで再現できるわけではないが、身体能力や打撃の潜在力をどこまで実戦成績につなげられるかが問われる。
3. 外野手としての守備力投手から外野手への転向では、打撃だけでなく守備の習得も欠かせない。
外野手には打球への一歩目、落下地点の判断、打球への追い方、送球の精度など、投手とは異なる専門技術が求められる。
西純矢は2025年10月の転向直後から外野練習を始めている。今後は実戦での守備経験を重ね、どの外野ポジションで持ち味を発揮できるかも注目される。
【プロの結論】西純矢の転向は第二のキャリアを築く挑戦西純矢の野手転向を評価するとき、最も大切なのは、過去の投手成績と現在の野手としての成績を分けて考えることだ。
2022年には6勝、2023年には5勝を挙げた実績がある。プロ通算12勝という数字は、投手として一軍で戦ってきた証拠でもある。
一方、2025年の右肘手術によって実戦から離れ、球団の提案を受けて野手という新しい道を選択した。
この決断には、本人の意欲だけでなく、球団が評価する打撃の可能性も関係していた。
野球選手のポジション変更は、単に登録上の名前が変わることではない。練習方法、技術の習得、試合で求められる役割まで変わる大きな転換だ。
2026年の打率.228は、まだ完成された打者ではないことを示している。しかし、61試合に出場した経験は次の段階へ進むための土台になる。
今後の評価では、次の3点を追うと西純矢の成長を理解しやすい。
- ファームでの打率・出塁率・長打率の推移
- 外野守備での出場機会と適応状況
- 育成契約から支配下選手へ復帰できるか
投手として築いたキャリアを経て、25歳で新たなポジションに挑む西純矢。今後は元ドラフト1位投手という肩書だけでなく、阪神の外野手としてどのような結果を残せるかが焦点となる。
【西純矢の現在・経歴】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:西純矢は2026年現在、何をしている?
A1:阪神タイガースの育成選手として、外野手に転向してプレーしている。背番号は120。2026年はファーム公式戦61試合に出場した。
Q2:西純矢はなぜ投手から外野手に転向した?
A2:2025年2月に右肘の手術を受け、同年は実戦復帰できなかったことが背景にある。球団が以前から評価していた打撃能力を生かすため野手転向を打診し、本人が受諾した。
Q3:西純矢の生年月日と出身地は?
A3:2001年9月13日生まれ。広島県廿日市市出身とされる。創志学園高校から2019年ドラフト1位で阪神に入団した。右投右打で、2026年時点では25歳。
Q4:西純矢は戦力外になったの?
A4:戦力外ではない。2025年11月に阪神と育成選手契約を結び直し、2026年も同球団の育成外野手として登録されている。育成契約は支配下契約とは異なる区分だが、現役選手として球団に所属している。
Q5:西純矢の2026年の打撃成績は?
A5:NPB公表のファーム最終成績では、61試合、174打席、37安打、打率.228、10打点、本塁打0だった。一軍公式戦への出場はなかった。
まとめ:西純矢の現在は投手から育成外野手への再出発
西純矢は、広島県出身の2001年生まれ。創志学園高校から2019年ドラフト1位で阪神タイガースに入団し、2022年の6勝、2023年の5勝など、投手として一軍で実績を残してきた選手だ。
しかし、2025年の右肘手術と実戦復帰の難しさを経て、同年10月に野手転向を決断。11月には育成契約を結び、背番号120で新しいキャリアをスタートさせた。
2026年は育成外野手としてファーム61試合に出場。打率.228という成績で、まだ打者としての完成形には至っていない。
西純矢の現在を正しく理解する要点は、投手としての過去の実績と、外野手として挑戦している現在を混同しないことだ。
かつてのドラフト1位右腕が、阪神の外野手として再び一軍の舞台に立てるのか。これからは打撃成績、守備力、そして支配下復帰への動向が大きな注目点となる。