2026年夏、スタジオジブリの名作『もののけ姫』が、スーパー歌舞伎の新作として新橋演舞場に登場した。主人公アシタカを市川團子、サンを中村壱太郎、エボシ御前を中村時蔵が演じ、久石譲の音楽と横内謙介の上演台本・演出によって、映画の世界を歌舞伎ならではの舞台表現へと昇華させた話題作だ。
公演期間は2026年7月3日~8月23日。チケット料金は3,000円から18,000円まで設定され、シシ神の宙乗りをはじめとする大掛かりな演出も話題になった。2026年11月2日現在、東京公演はすでに終了している。ここでは、全キャスト・配役、あらすじ、料金、上演の背景、実際の観劇レポート、再演・配信の最新状況まで整理する。
【2026年最新情報】もののけ姫歌舞伎は終了!公演日程と現在の状況

スーパー歌舞伎『もののけ姫』は、2026年夏に新橋演舞場で上演された新作歌舞伎である。映画の舞台化が決まったのは2025年11月27日。翌2026年にスーパー歌舞伎誕生40周年を迎えるという節目に合わせた企画だった。
2026年7月3日に初日を迎え、8月23日に千穐楽を迎えた。松竹の公演情報「歌舞伎美人」でも、現在は「当公演は終了いたしました」と案内されている。
したがって、2026年11月現在、新橋演舞場での同公演をこれから観劇することはできない。検索結果や過去のチケット販売ページに「発売中」「公演予定」といった情報が残っていても、当時の販売情報である点には注意したい。
上演から千穐楽までの主な動き- 2025年11月27日:スーパー歌舞伎『もののけ姫』の上演決定を発表。市川團子と中村壱太郎の出演も明らかになった。
- 2026年3月9日:中村時蔵のエボシ御前、市川中車の乙事主など追加配役を発表。
- 2026年4月24日:市川猿弥、市川笑三郎、市川青虎、市川寿猿、市川笑也、市川門之助を含む追加出演者を発表し、主要10名の配役がそろった。
- 2026年6月10日:市川團子、中村壱太郎、市川中車、演出の横内謙介、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーらが製作発表記者会見に登壇。
- 2026年7月3日:新橋演舞場で初日開幕。
- 2026年7月28日:千穐楽公演の生配信を発表。
- 2026年8月23日:全公演を締めくくる千穐楽。
- 2026年9月6日:千穐楽公演の公式アーカイブ配信が終了。
特に注目したいのは、8月23日の千穐楽を全国向けに生配信したことだ。公式発表によると、本編のみの視聴料金は4,800円、特典映像付きは5,500円だった。歌舞伎オンデマンド、イープラス Streaming+、楽天TV、Huluの4サービスで配信され、アーカイブ視聴期限は9月6日23時59分までだった。
なお、2026年11月2日現在、この千穐楽配信の公式アーカイブ期間は終了している。再演、地方巡業、追加の全編配信についても、次回日程は公式発表されていない。
【あらすじ解説】歌舞伎版もののけ姫は何を描いた作品なのか
物語の中心にいるのは、呪いを受けた少年アシタカと、山犬に育てられた少女サン。そして、製鉄の村タタラ場を率いるエボシ御前だ。
基本的な物語の骨格は、宮﨑駿監督の映画『もののけ姫』を踏襲している。人間の生活を支える開発と、森に生きる神々の自然を守ろうとする意志。その衝突を単純な善悪に分けず、それぞれの立場に生きる人々の葛藤として描く。
アシタカが背負った呪いと西への旅エミシの村を襲ったタタリ神を倒したアシタカは、その際に右腕へ死に至る呪いを受ける。村の掟によって故郷を追われた彼は、呪いを解く方法を探すため、西の国にあるシシ神の森を目指す。
旅の途中で出会うのが、山犬に育てられた少女サンだ。人間でありながら森の側に立つサンは、人間への強い憎しみを抱いている。アシタカは、彼女との出会いを通じて、人間と自然の対立に向き合うことになる。
エボシ御前が率いるタタラ場と森の神々アシタカがたどり着くタタラ場は、エボシ御前が統率する製鉄の村だ。人々は鉄を作るために森を切り開き、生活の基盤を築いている。一方、森にはモロの君や乙事主をはじめとする神々が暮らしている。
エボシ御前は単純な悪役ではない。タタラ場の人々を守り、社会の中で居場所を得にくい人々にも生活の場を与える指導者である。その一方で、村の発展のためには森の破壊も辞さない。
ここに作品の大きなテーマがある。人間にも森の神々にも、それぞれの生きる理由がある。アシタカは両者の間に立ち、争いを止める道を探していく。
歌舞伎版でも、この人間と自然の対立、共存への願いが物語の軸となった。映画の有名な場面や台詞を生かしながら、舞台上で役者の身体表現と歌舞伎の様式を組み合わせている。
【キャスト・配役一覧】市川團子・中村壱太郎・中村時蔵ら10名の競演
本作のキャストで最も注目されたのは、市川團子、中村壱太郎、中村時蔵の3人だ。さらに澤瀉屋の俳優陣を中心に、歌舞伎界の実力派が集結した。
単に映画の登場人物を歌舞伎俳優が演じるだけではない。森の神々と人間たちという異なる集団を、それぞれの俳優の芸風や歌舞伎の技法によって描き分ける構成になっていた。
主要キャストと役柄の関係| 役名 | 出演者 | 役柄・物語上の位置づけ |
|---|---|---|
| アシタカ/シシ神 | 市川團子 | 物語の主人公と森の生命を司る神の二役 |
| サン | 中村壱太郎 | 山犬に育てられ、人間と森の間で生きる少女 |
| エボシ御前 | 中村時蔵 | タタラ場を統率する女性リーダー |
| ジコ坊 | 市川猿弥 | シシ神の首を狙う人物 |
| モロの君 | 市川笑三郎 | サンを育てた犬神 |
| 甲六 | 市川青虎 | タタラ場に関わる人物 |
| 猩々の翁 | 市川寿猿 | 森に棲む神々の一員 |
| ヒイさま/トキ | 市川笑也 | 物語に登場する二役 |
| ゴンザ | 市川門之助 | エボシ御前を支える人物 |
| 乙事主 | 市川中車 | 猪神一族の最長老 |
出典はスーパー歌舞伎『もののけ姫』公式キャスト・スタッフ情報および松竹の公演情報。なお、市川團子はアシタカとシシ神を一人で演じる二役であり、物語の重要な舞台演出にもつながっている。
市川團子:アシタカとシシ神の二役に挑戦主人公アシタカとシシ神を演じた市川團子は、スーパー歌舞伎の創始者である二世市川猿翁の孫にあたる。今回の舞台は、祖父が亡くなってから初めて制作されるスーパー歌舞伎の新作という意味でも、大きな節目だった。
2025年11月の上演決定時、團子は祖父の訃報を受けた際に偶然聴いた「もののけ姫」の楽曲「アシタカせっ記」から希望をもらった経験を明かしている。
また、アシタカについては、寡黙な人物だからこそ一つひとつの行動や言葉の動機を丁寧に積み重ねる必要があると語っていた。アシタカとシシ神という性質の異なる二役を演じ分ける点も、今回の大きな見どころとなった。
中村壱太郎:少女と獣を表現するサンサンを演じた中村壱太郎は、女方としての技術を生かしながら、山犬に育てられた少女の荒々しさや野性味を表現した。
製作発表では、少女と獣を掛け合わせた新しい女方の表現を見出したいという意欲を示していた。実際、サンは寡黙な場面が多い一方、身体を大きく使った立廻りも見せる役柄だ。
加えて、エボシ御前を演じる中村時蔵との一騎打ちも注目された。歌舞伎の女方同士が本格的に対決する場面は珍しく、壱太郎自身も見どころの一つとして紹介している。
中村時蔵:エボシ御前の強さと人間的な魅力中村時蔵が演じたエボシ御前は、合理的な判断力を持つリーダーだ。村の人々を守る一方、森の神々との対立では厳しい決断も下す。
時蔵は公式インタビューで、エボシ御前を非常に現代的な人物と捉え、合理的な判断を重ねる理想の上司のような側面があると説明している。
また、サンとの対決では、女方としての芸と激しい身体表現の両方が求められた。従来の歌舞伎の女性役とは異なる、強い意志を持つ女性リーダー像をどう舞台上に成立させるかが重要な課題だった。
【宙乗り・音楽・演出】スーパー歌舞伎ならではの見どころを解説
映画『もののけ姫』を歌舞伎にする際、最大の課題は、森の神々や巨大な自然の力を限られた舞台空間でどう表現するかという点にある。
今回の公演では、伝統的な歌舞伎の見得や立廻りに加え、大型舞台装置、特殊効果、宙乗りなどを組み合わせることで、映画とは異なる舞台ならではの迫力を生み出した。
シシ神の宙乗りがクライマックスを飾る本公演の代表的な演出が、市川團子演じるシシ神の宙乗りだ。
松竹の初日公演レポートによると、物語の終盤、シシ神が生命の授与と奪取を司る存在として登場し、宙乗りによって舞台上空へと姿を現す。客席上空には緑色の紙吹雪が降り注ぎ、森が再生していく場面を視覚的に表現した。
単なる派手な仕掛けではなく、自然の破壊と再生という『もののけ姫』のテーマを舞台空間全体で伝える演出だった。
スーパー歌舞伎の魅力は、こうした大掛かりな仕掛けを歌舞伎の身体表現と組み合わせる点にある。宙乗りはその象徴ともいえる見せ場だ。
久石譲の音楽を歌舞伎の舞台に融合音楽を担当したのは久石譲。公式のスタッフ表記では「オリジナル音楽」としてクレジットされている。
SPICEの公開舞台稽古レポートでは、物語の冒頭で使用される「アシタカせっ記」が、日本音楽集団や尺八の音色を取り入れた歌舞伎らしいアレンジで表現されたことが紹介されている。
久石譲の音楽は映画の世界観を象徴する重要な要素だ。そこに日本の伝統楽器や歌舞伎の効果音が重なることで、映画の記憶を呼び起こしながら、舞台独自の音楽体験を生み出していた。
早替り・見得・立廻りによる新しい表現歌舞伎版では、アシタカとシシ神を同じ市川團子が演じることを生かした役の切り替えも見どころとなった。
SPICEの舞台レポートでは、團子がアシタカからシシ神へ、さらにアシタカへと切り替わる場面について、客席からどよめきが起こった様子が紹介されている。
また、サンとエボシ御前の対決、モロの君と乙事主の立廻りなど、登場人物同士の激しい衝突も舞台を盛り上げた。
このほか、舞台中央の大階段やタタラ場の装置、花道を使った登場なども特徴的だった。アニメの映像をそのまま再現するのではなく、役者の身体と舞台装置で物語を再構築している。
演出・上演台本を担当したのは横内謙介。脚本は丹羽圭子と戸部和久が手掛けた。伝統的な歌舞伎の様式を残しながら、現代の観客にも伝わるスピード感と視覚的な迫力を追求した布陣である。
【公演日程・チケット料金】新橋演舞場の2026年公演を振り返る
公演会場は東京・新橋演舞場。2026年7月3日から8月23日まで、7月と8月にわたって上演された。
公演スケジュールと上演時間公演は昼の部と夜の部に分かれていた。松竹が2026年7月16日時点で公表していた予定上演時間は次のとおり。
- 昼の部:11時00分~14時40分
- 夜の部:16時00分~19時40分
- 第一幕:90分
- 幕間:35分
- 第二幕:95分
幕間を含めて約3時間40分の公演だった。なお、上演時間は変更される可能性があると公式に案内されていた。
チケット料金一覧公式発表に基づく通常の座席料金は以下のとおり。いずれも税込価格だ。
- 1等席:17,000円
- 2等A席:10,000円
- 2等B席:6,500円
- 3階A席:6,500円
- 3階B席:3,000円
- 桟敷席:18,000円
最も手頃な席は3階B席の3,000円。一方、舞台全体を見渡しやすい席や、より上質な観劇体験を求める人向けに1等席や桟敷席も用意されていた。
30歳以下対象のU-30チケット注目された制度が、30歳以下を対象としたU-30チケットだ。
公式案内によると、当日残席がある場合に限り、全等級を通常料金の半額で購入できる仕組みだった。若い世代が歌舞伎に触れる機会を広げるという意味でも、意義のある取り組みだった。
ただし、当日残席が条件となるため、希望する日時や席種を必ず確保できる制度ではない。事前予約による通常販売とは性質が異なる。
また、8月20日から23日までの千穐楽直前の全7公演では、特別ステッカー全3種類の入場者プレゼントも実施された。
なお、これらはすべて2026年公演当時の料金・販売条件であり、現在購入できるチケットではない。
【上演の経緯】なぜ宮﨑駿のもののけ姫がスーパー歌舞伎になったのか
今回の舞台化を理解するには、スーパー歌舞伎そのものの歴史を知る必要がある。
1986年『ヤマトタケル』から始まったスーパー歌舞伎スーパー歌舞伎は、1986年に三代目市川猿之助、後の二世市川猿翁が『ヤマトタケル』で創始した新しい歌舞伎のジャンルだ。
従来の歌舞伎の様式を大切にしながら、現代的な物語、スピード感のある展開、視覚的なスペクタクルを取り入れ、幅広い観客に歌舞伎の魅力を届けることを目指した。
一般的にスーパー歌舞伎の特徴として紹介されるのが、ストーリー、スピード、スペクタクルという3つのSだ。宙乗りや早替り、大規模な立廻りなども、この考え方を象徴する表現である。
『もののけ姫』が上演された2026年は、第一作『ヤマトタケル』の初演から40周年にあたる。加えて、創始者の二世市川猿翁が亡くなってから初めて制作されたスーパー歌舞伎の新作という意味も持っていた。
スタジオジブリと歌舞伎の共通点2026年6月の製作発表記者会見には、スタジオジブリの代表取締役プロデューサーである鈴木敏夫も出席した。
鈴木は、映画『もののけ姫』の企画段階でも時代劇は流行らないという反対意見があったことを振り返り、作品が公開され、さらに歌舞伎として舞台化されることへの感慨を語った。
また、鈴木は宮﨑駿監督が『もののけ姫』を時代劇として捉え、歌舞伎で上演するのは自然な流れだと話していたことも紹介している。
この背景には、作品の構造そのものが持つ親和性がある。『もののけ姫』には、武士や村人、神々、自然をめぐる争いなど、日本の歴史劇や伝統芸能と接続しやすい要素が数多く存在する。
歌舞伎には、動きや姿勢を強調する見得、独特の衣裳や化粧、花道を利用した登場など、観客に強い印象を与える表現方法がある。森の神々や人間の対立を、舞台上の身体表現として見せるには適した形式だった。
横内謙介が掲げた「ともに生きる」というテーマ演出を担当した横内謙介は、制作にあたって「ともに生きよう」という考え方を内なるスローガンとして掲げた。
「ともに生きよう」
これはアシタカが物語の中で繰り返す言葉でもある。横内は、アニメと歌舞伎という異なる表現形式、制作に関わる人々、そして観客が同じ舞台空間で出会うことに意味を見いだしていた。
この視点は、今回の歌舞伎化の本質を表している。単に人気アニメを舞台化して集客するのではなく、原作が持つ人間と自然の共存というテーマを、伝統芸能の新しい表現につなげようとする挑戦だった。
加えて、市川團子にとっては祖父が築いたスーパー歌舞伎の精神を受け継ぐ機会でもあった。作品の選択、主演俳優、上演40周年という3つの要素が重なり、単なる新作以上の意味を持つ公演になった。
【評判・感想を検証】観劇レポートで評価されたポイントと課題
スーパー歌舞伎『もののけ姫』については、開幕直後から舞台専門メディアやエンタメ媒体による観劇レポートが公開された。特に取り上げられたのは、映画の世界観をどこまで舞台に再現できたか、歌舞伎独自の技術をどう生かしたかという点だった。
高く評価された原作へのリスペクトと舞台装置エントレが2026年8月10日に掲載した観劇レビューでは、森のセットや久石譲の音楽、歌舞伎特有のツケや見得が自然に融合していた点が紹介された。
特に、映画の映像を知っている観客でも、舞台の表現と記憶の中のアニメーションがぶつからず、互いを補完するような感覚が生まれたという評価が印象的だ。
ヤックルの登場や花道を通る馬の表現など、人間が演じることで成立する舞台ならではの工夫も、観劇者の驚きを誘った。
市川團子のアシタカと中村壱太郎のサンぴあエンタメ情報の2026年7月のレポートでは、團子の凛としたアシタカと、壱太郎が表現した少女と獣の両面を持つサンが取り上げられた。
また、中村時蔵のエボシ御前についても、目線や表情の変化によって人物の存在感を表現する演技が評価された。
SPICEの公開舞台稽古レポートでは、名台詞の場面で客席が静まり返ったことや、アシタカからシシ神への切り替えにどよめきが起きたことも紹介されている。
宙乗りとクライマックスへの反応特に話題になったのが、シシ神の宙乗りと緑色の紙吹雪を組み合わせたクライマックスだ。
映画では映像によって描かれる森の再生を、実際の劇場空間を使って表現することで、観客自身が物語の一部にいるような演出になっていた。スーパー歌舞伎ならではの大掛かりな舞台表現が、作品のテーマと結びついた場面だった。
SPICEやぴあの舞台レポートでは、宙乗りだけでなく、乙事主とモロの君の対決、サンとエボシ御前の一騎打ちなども見どころとして取り上げられている。
観劇する際に知っておきたい注意点一方、舞台作品には映画と異なる制約もある。すべての場面を映画と同じ画角で見せられるわけではなく、花道や客席上空を使う演出では、座席位置によって見え方が変わる。
個人の観劇レポートでも、花道の見え方や宙乗りを楽しむための座席選びについて異なる感想が紹介されていた。これは作品そのものの評価とは別に、劇場で鑑賞する際の要点だ。
また、歌舞伎ならではの見得や立廻り、大掛かりな舞台装置を楽しむ作品であるため、映画の映像をそのまま再現した舞台だけを期待すると、表現の違いに戸惑う可能性もある。
総合的には、専門媒体のレビューでは、原作への敬意と歌舞伎の様式美を融合した新作として好意的に取り上げられていた。ただし、すべての観客の感想を集計した公式満足度調査や評価ランキングが公表されているわけではなく、個別の観劇レポートを世論全体の評価と同一視することはできない。
どんな人におすすめできる舞台だったのか- ジブリファン:映画の名場面や人物の関係性を、実際の役者の身体表現で楽しみたい人。
- 歌舞伎初心者:現代語中心の物語とスペクタクル演出から、歌舞伎に親しみたい人。
- 伝統芸能ファン:女方の新しい表現、見得、立廻り、宙乗りなどの技術を楽しみたい人。
- 映画の完全再現を期待する人:舞台独自の表現や演出変更も含めて楽しめるか、事前に理解しておきたい人。
【よくある質問】もののけ姫歌舞伎に関するFAQ
Q1:もののけ姫歌舞伎は2026年のいつ上演されましたか?
A1:2026年7月3日(金)から8月23日(日)まで、東京の新橋演舞場で上演されました。現在は千穐楽を迎え、公演は終了しています。
Q2:もののけ姫歌舞伎のチケット料金はいくらでしたか?
A2:通常料金は3,000円~18,000円でした。最も安い3階B席が3,000円、1等席が17,000円、桟敷席が18,000円です。また、30歳以下を対象に、当日残席がある場合に限り全等級半額となるU-30チケットも用意されていました。
Q3:もののけ姫歌舞伎の再演や配信予定はありますか?
A3:2026年11月2日現在、再演・地方巡業の公式日程は発表されていません。千穐楽の生配信は8月23日に実施され、アーカイブ配信も9月6日に終了しました。公式サイトでは製作ドキュメンタリーや舞台のダイジェスト映像も案内されていますが、これらは舞台全編の配信とは異なります。今後の再演や再配信については、松竹および歌舞伎美人の公式発表が判断材料になります。
まとめ:もののけ姫歌舞伎の本当の価値と今後の再演に注目
スーパー歌舞伎『もののけ姫』は、2026年7月3日から8月23日まで新橋演舞場で上演された、スーパー歌舞伎誕生40周年を飾る新作だった。
市川團子がアシタカとシシ神、中村壱太郎がサン、中村時蔵がエボシ御前を演じ、久石譲の音楽と横内謙介の演出によって、映画の世界観を歌舞伎独自の舞台表現へと変換した。
シシ神の宙乗り、花道を使った演出、早替り、女方同士の一騎打ちなど、映像作品とは異なる生の舞台だからこそ成立する見どころも多かった。
【プロの結論】
この公演の最大の意義は、人気アニメの歌舞伎化という話題性だけではない。1986年に二世市川猿翁が創始したスーパー歌舞伎の精神を、次世代の市川團子らが新しい題材で受け継いだ点にある。
また、『もののけ姫』が描く自然と人間の共存という普遍的なテーマは、伝統芸能と現代文化を結びつけるうえでも大きな意味を持っていた。
2026年11月2日現在、再演は未発表だが、今後の上演や映像配信が実現するかは注目点の一つだ。最新情報を追う際は、過去のチケット販売情報と新しい公式発表を区別し、松竹や歌舞伎美人の公演情報を基準に判断したい。
映画の名作を歌舞伎という別の芸術形式で再発見する。その挑戦こそが、スーパー歌舞伎『もののけ姫』が2026年に残した大きな成果だった。
主な事実確認資料: 松竹・スーパー歌舞伎『もののけ姫』公式サイト、歌舞伎美人の公演情報・初日レポート、SPICEの公開舞台稽古レポート、ぴあエンタメ情報、エントレの観劇レビュー。