東出昌大が山で暮らすようになったのは、2021年。本人が2026年9月の記者会見で振り返ったところによると、2020年の不倫騒動後、仕事のオファーが減り、東京での生活を維持することが難しくなったことが大きなきっかけだった。
「開けっぴろげに言うと、スキャンダルがあって。預金が、バーッとなくなった」
2026年9月21日の初著書発売記念会見で、東出は山暮らしを始めた経緯を率直に説明した。東京の家賃8万円も当時は払えないと感じるほど経済的に厳しく、仕事の依頼もなかったという。
以前から狩猟のために山へ通っていた東出は、山に出かけた際、車のタイヤがパンクしたことをきっかけに地元の人と知り合った。その人から空き家を紹介されたことで、生活の拠点を移すことになった。山暮らしは、最初から計画された理想のライフスタイルというより、生活を立て直すための現実的な選択だった。
狩猟生活はいつから?免許取得のきっかけ東出の狩猟への関心は、不倫騒動よりも前に始まっている。本人のインタビューによると、20代前半に猟師の千松信也氏が書いた『ぼくは猟師になった』を読んだことが興味を持つきっかけだった。
2017年には狩猟免許と猟銃所持資格を取得。写真集の撮影で猟師の仕事に触れたことも、実際に狩猟を始める後押しになった。つまり、山に移住したから狩猟を始めたのではなく、先に狩猟への関心と経験があり、その後に暮らしの場所が変わったという順序だ。
現在の生活は完全な自給自足ではない東出の生活は、狩猟だけで成り立っているわけではない。鹿やイノシシなどの野生動物を捕獲し、自ら解体して食べるほか、野菜を育て、地域の人々と交流しながら生活している。
2026年10月27日に発表されたアウトドアブランドFILSONの2026年秋冬ビジュアルでも、東出の日常が紹介された。野菜を育て、獣を仕留めて解体し、森を歩き、読書や愛犬との時間を過ごす姿が取り上げられている。
ただし、俳優業を辞めて農業や狩猟だけで生計を立てているわけではない。本人も2026年9月の会見で、役者の仕事と山暮らしを両立していると説明している。仕事が入れば東京などへ出向き、仕事のない時間は山で過ごすという生活スタイルだ。
「山の学校」という新たな取り組み2026年の東出昌大を語るうえで見逃せないのが、本人が始めた「山の学校」だ。
これは、山での暮らしや自然との関わり方を子どもたちや大人に伝える取り組み。2026年9月の日刊スポーツのインタビューによると、すでに2泊3日のプログラムを4回開催している。
子どもたちにはナイフの使い方と危険性を伝え、大人も含めた参加者には獣の解体や魚の処理、食材の扱いなど、自然の中で生活するための知識を教えているという。
加えて、翌夏には10〜20日間ほどキャンプ場を貸し切り、狩猟採集民の共同生活を体験する企画も構想していると明かした。これは2026年9月時点での計画であり、実施済みのイベントとは区別する必要がある。
山暮らしを単なる個人の趣味にとどめず、地域で知識や経験を共有する方向へ広げようとしている点は、現在の活動を理解する要点だ。
【家族の現在】杏との離婚、不倫騒動、再婚相手と子ども

東出昌大と杏の関係は、2013年放送のNHK連続テレビ小説『ごちそうさん』での共演をきっかけに始まった。ドラマでは夫婦役を演じ、実生活でも交際に発展。2015年1月1日に結婚した。
2人の間には2016年5月に双子の女児、2017年11月に第3子となる男児が誕生している。結婚当時は人気俳優同士の夫婦として大きな注目を集めた。
2020年の不倫騒動と離婚夫婦関係が大きく変わったのは2020年1月だった。東出と映画『寝ても覚めても』で共演した唐田えりかとの不倫が報じられ、杏との別居も明らかになった。
当時、東出の所属事務所は報道された内容について「ほぼ事実」と認めたと報じられている。東出は同年3月の会見で謝罪し、妻を最も傷つけたことについて言及した。
その後、2020年7月31日までに離婚が成立。8月1日には双方の所属事務所を通じて正式に発表された。
離婚時に公表された連名コメントでは、今後も子どもたちの親として成長し、協力し合う関係を築きたいという意向が示された。
2024年の再婚相手は誰?東出は2024年8月27日、自身のYouTubeチャンネルで再婚を発表した。相手は元女優の松本花林さん。2人は俳優の仕事を通じて知り合い、その後、東出が暮らす山間部で生活するようになったという。
東出の説明によると、松本さんはすでに女優業を引退しており、狩猟をしながら地域の仕事を手伝う生活を送っていた。桃の収穫に関わる仕事や鉄骨関係の仕事を手伝うなど、芸能活動とは異なる暮らしを選んでいたことも明かされている。
再婚の発表時には、相手が妊娠していることも公表された。交際は2024年に入ってからで、子どもの誕生を控えた人生の節目として結婚を決めたという。
2025年2月に新しい子どもが誕生2025年2月3日、東出は自身のYouTubeチャンネルを通じて、妻の出産を報告した。
「産まれました! 母子共に健康です! 取り急ぎ! 東出拝」
この報告により、杏との間に生まれた3人の子どもに加え、再婚後の家庭にも子どもが誕生したことが明らかになった。
2026年9月の初著書発売記念会見では、現在の妻との間に生まれた子どもについても話している。日刊スポーツの取材では、子どもが1歳半になったと紹介され、東出が日常の成長をうれしそうに語る様子が伝えられた。
一方、子どもの名前や詳細な生活情報など、家族のプライバシーに関わる情報は広く公表されていない。杏との間の3人と、現在の妻との間の子どもを混同せずに理解することが大切だ。
【一目でわかる】東出昌大の経歴・家族・人生の転換点
東出昌大の現在を理解するには、モデルとしての出発点、俳優としての成功、家庭の変化、山への移住を一つの時間軸で見ると分かりやすい。
出典:扶桑社、NHK関連作品情報、スポニチ、日刊スポーツ、公式公演・映画情報などをもとに整理。
この年表から分かるのは、東出の人生が2020年を境に大きく変わった一方、俳優としての活動そのものは途切れていないということだ。山暮らしは俳優業からの完全な引退を意味していない。
【俳優業の現在】2026年の出演映画・舞台・フリーランス活動
映画『雨のエトランゼ』は2026年12月4日公開2026年の出演作で特に注目されるのが、映画『雨のエトランゼ』だ。公式映画情報によると、公開日は2026年12月4日。城定秀夫監督がメガホンを取り、石井隆が遺した脚本を映画化する作品となっている。
東出が演じるのは村木。サブカルチャー雑誌の編集長で、土屋名美という女性に強く惹かれていく人物だ。
主演は井筒しま、共演は毎熊克哉、さとうほなみ、竹中直人ら。欲望や哀しみ、複雑な人間関係を描くエロティック・ノワールとして紹介されている。
石井隆作品との接点も興味深い。東出は過去に『GONIN サーガ』に主演しており、石井作品の世界観を知る俳優として今回の作品にも参加する。
国際共同製作映画『タイタニック・オーシャン』もう一つの注目作が、国際共同製作映画『タイタニック・オーシャン』だ。
ギリシャ、ドイツ、ルーマニア、フランス、スペイン、日本による共同製作で、監督はコンスタンティナ・コヅァマーニ。人魚になることを夢見る少女たちが通う日本の全寮制スクールを舞台にした作品である。
東出は真飛聖らとともに出演者として制作会社の作品情報に掲載されており、映画.comでもキャストとして紹介されている。第79回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に選出された作品でもある。公開時期は2026年とされているが、具体的な国内公開日は別途発表を待つ必要がある。
舞台『ハムレット、冬の旅』にも出演映画だけでなく、舞台への出演も予定されている。
東出昌大と栗原英雄が初共演する『ハムレット、冬の旅 ― HAMLET'S WINTER』は、シェイクスピアの『ハムレット』とシューベルトの歌曲集『冬の旅』を組み合わせた舞台作品だ。
東出が演じるのはハムレット。演出・振付は首藤康之、訳詞は松本隆が担当する。東京公演は2026年11月20日から30日まで新国立劇場小劇場、大阪公演は12月12日から13日までサンケイホールブリーゼで予定されている。
映画とは異なり、観客の前で身体と言葉を使って役を表現する舞台への参加は、俳優としての活動領域を確認できる動きだ。
近年の主な出演映画2026年の新作だけでなく、騒動後の出演作にも注目したい。東出は映画を中心に活動を続けてきた。
- 『福田村事件』(2023年):田中倉蔵役。関東大震災直後の社会不安と差別、集団心理を描いた作品。
- 『Winny』(2023年):ファイル共有ソフト開発者・金子勇役。
- 『コーポ・ア・コーポ』(2023年):中条紘役。
- 『WILL』(2024年):出演作として公開。
- 『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』(2024年):木全純治役。
- 『Demon City 鬼ゴロシ』(2025年):生田斗真主演のNetflix映画。
- 『次元を超える』(2025年):出演映画として公開。
2026年9月21日の会見では、東出が今後も芸能事務所に所属せず、フリーランスとして仕事を続ける意向を明らかにした。
「フリーの状態のほうが楽なので、誰かの責任は負わない」
芸能事務所から声をかけられても、これまで断ってきたという。本人は、マネジャーなど周囲の人に自分の行動の責任を負わせたくないという考えを説明している。
また、俳優の仕事は不安定だと認識しており、仕事を詰め込むのではなく、一緒に仕事をしたいと思える人との縁を大切にしているとも語った。仕事が続けば忙しくなるため、意識して休む日も設けているという。
つまり、フリーランスという働き方は単に所属事務所がないというだけではない。仕事量を自分で調整し、山での生活を維持しながら俳優業を続けるための選択でもある。
【東出昌大の評判】不倫騒動後の評価と俳優としての変化
東出昌大の評判を考える際には、2020年の不倫騒動に対する社会的な反応と、映画や舞台での演技に対する評価を分けて見る必要がある。
騒動後も映画出演が続いている理由不倫報道によってテレビCMなどの仕事に大きな影響が出た一方、映画への出演はその後も続いた。特に2023年の『Winny』や『福田村事件』は、俳優としての活動を考えるうえで重要な作品だ。
『Winny』では実在のソフトウェア開発者・金子勇を演じ、『福田村事件』では田中倉蔵役を務めた。どちらも人物の背景や社会的なテーマを理解することが求められる作品である。
2023年12月の日刊ゲンダイの記事では、映画『福田村事件』での演技に対する評価が紹介され、テレビコラムニストも東出の演技の変化について肯定的な見方を示していた。これは一人の評論家の評価であり、世間全体の意見を示すものではないが、作品を通じて俳優として再評価する動きがあったことは確認できる。
山暮らしのイメージと俳優としての実力は別に考える東出には「山で狩猟をする俳優」という印象が定着している。しかし、山での生活が話題になることと、演技が評価されることは別の問題だ。
2026年の『雨のエトランゼ』では、編集長・村木という人物を演じる。『ハムレット、冬の旅』ではシェイクスピアの主人公に挑む。こうした出演作の幅を見ると、東出は山暮らしのイメージだけに頼って活動しているわけではない。
また、2026年10月にはFILSONの秋冬ビジュアルにも起用された。俳優としての知名度と山での生活スタイルの両方が、仕事につながっている事例だ。
評判を見るときに押さえたい3つのポイント東出昌大に対する評価を判断する際は、次の3点を分けて考えると実態をつかみやすい。
1. 過去の騒動に対する評価: 杏との離婚や不倫騒動は、本人が責任を問われた過去の出来事として残っている。
2. 俳優としての評価: 『Winny』『福田村事件』など、作品ごとの演技や役柄への取り組みで判断する。
3. 現在の生活への評価: 山暮らしや狩猟を美化しすぎず、仕事や家族、地域社会との関係も含めて捉える。
過去の出来事がなかったことになるわけではない。一方で、過去の騒動だけで現在の出演作や仕事の実態まで判断することもできない。東出昌大の評判は、私生活と仕事の両面から見る必要がある。
【東出昌大に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:東出昌大は2026年現在どこに住んでいる?
北関東の山間部を生活の拠点としている。2021年に東京を離れ、狩猟や畑仕事を取り入れた半自給自足の生活を続けている。詳しい住所や山小屋の所在地は公表されていない。
Q2:東出昌大の再婚相手は誰?
元女優の松本花林さん。2024年8月27日に東出が自身のYouTubeチャンネルで再婚と妊娠を発表した。現在は芸能活動を引退し、山間部での生活を送っていると紹介されている。
Q3:東出昌大には子どもが何人いる?
杏との間に双子の女児と男児の3人、現在の妻との間に2025年2月に誕生した子どもが1人いる。公表された情報を整理すると、子どもは合計4人となる。
Q4:東出昌大は杏といつ離婚した?
2020年7月31日までに離婚が成立し、翌8月1日に正式発表された。2020年1月に唐田えりかとの不倫が報じられたことが、離婚に至る大きな背景となった。
Q5:東出昌大は俳優を引退した?
引退していない。2026年現在もフリーランスとして俳優業を続けており、映画『雨のエトランゼ』や舞台『ハムレット、冬の旅』などの出演予定がある。
Q6:東出昌大の初著書『誰が為にか書く』はどんな本?
2026年9月25日に扶桑社から発売された初の単著。北関東での山暮らしや狩猟、家族、地域の人々との交流、日常の思索などをまとめた24編のエッセー集である。
Q7:東出昌大は現在もフリーランスなの?
2026年9月の記者会見で、芸能事務所からの誘いを断っており、今後もフリーランスで活動する意向を説明している。仕事の依頼を自分で受け、山での生活と両立させている。
まとめ:東出昌大の2026年現在は山暮らしと俳優業の両立が軸
2026年現在の東出昌大は、北関東の山間部で狩猟や畑仕事を続けながら、映画や舞台に出演する俳優として活動している。2020年の不倫騒動と杏との離婚を経て、2021年に山暮らしを始め、2024年には松本花林さんとの再婚を発表。2025年には新しい家族の誕生も報告した。
2026年9月には初著書『誰が為にか書く~東京から離れた山暮らし日記~』を刊行し、山での生活を文章としても発信した。さらに「山の学校」の開催や、狩猟を通じた地域との関わりなど、俳優業以外の活動も広がっている。
一方、俳優としても『雨のエトランゼ』『タイタニック・オーシャン』などの映画や、『ハムレット、冬の旅』への出演が控えている。2026年10月にはFILSONの広告ビジュアルにも登場し、山暮らしそのものが新しい仕事につながる動きも見られた。
【プロの結論】東出昌大の現在を理解する3つの視点東出昌大の現在を読み解くうえで、押さえておきたい要点は次の3つだ。
- 山暮らしは現実的な生活再建から始まった。 狩猟への関心は騒動以前からあり、移住後は地域の人々との関係を築いてきた。
- 家族構成は過去と現在を分けて理解する。 杏との間に3人、現在の妻との間に1人の子どもがいる。公表されていない家族の詳細を推測する必要はない。
- 俳優業は現在も継続している。 フリーランスという働き方を選び、映画・舞台・広告など複数の仕事を通じて活動している。
東出昌大は、過去の騒動によって従来の芸能活動や生活環境を大きく変えた人物だ。しかし、2026年の活動を見ると、山暮らしだけに閉じこもるのではなく、家族との生活、地域での取り組み、俳優としての表現を並行している。
今後の注目点は、2026年12月公開の『雨のエトランゼ』、国際共同製作映画『タイタニック・オーシャン』の国内公開、そして舞台での新たな挑戦だ。山での生活と俳優業を両立する現在のスタイルが、今後どのように変化していくのかが見どころとなる。