2026年の第102回大会を振り返ると、中央大学には明確な強みと改善すべきポイントが見えてくる。
強みは往路のスピードと区間上位を狙える選手層まず評価できるのは、1区の藤田大智、3区の本間颯、4区の岡田開成が、それぞれ区間2位、区間1位、区間2位という結果を残したことだ。
特定の1人だけが好走したのではなく、複数の選手が区間上位に入った。これはチーム全体の競争力を考えるうえで重要な材料となる。
また、2025年と2026年の両大会で本間颯が3区区間賞を獲得したことも注目に値する。異なる大会で同じ区間のトップを取る実績は、中央大学の往路における大きな武器だ。
課題は山上りと終盤の総合力一方、2026年は5区の柴田大地が区間11位、10区の吉中祐太が区間15位だった。
もちろん、区間順位だけで選手個人の能力を評価することはできない。気象条件やレース展開、他大学の選手との相対的な競争も影響する。
ただし、往路3位から総合5位になった事実を考えると、山上りから復路終盤まで、チーム全体で順位を守る力が今後の重要な評価ポイントになる。
特に2026年は4位の早稲田大学とわずか2秒差だった。総合順位を一つ上げるために必要な差は、決して大きくなかった。
今後の中央大学を評価する3つのポイント- 往路の再現性:藤田や本間のように区間上位を狙える選手を複数区間で配置できるか。
- 山上り・山下りへの対応:5区と6区で安定したタイムを確保できるか。
- 復路の底上げ:7区から10区まで大きな順位変動を抑え、最後まで上位争いを維持できるか。
中央大学は過去の実績だけでなく、直近2大会でも総合5位に入っている。15回目の総合優勝を目指すには、区間賞を取る力と、10区間すべてで大崩れしない力の両立が求められる。
【プロの結論】中央大学は復活途上から総合優勝を狙う段階へ

中央大学の箱根駅伝を評価するとき、総合優勝14回という数字だけに注目するのは十分ではない。
見るべきなのは、伝統校としての歴史、近年の成績、そして各区間で結果を残している選手の存在だ。
2023年の第99回大会では、吉居大和と中野翔太が2区・3区で連続区間賞を獲得し、総合2位に入った。
2024年の第100回大会では総合13位に後退したが、2025年の第101回大会では吉居駿恭と本間颯が区間賞を獲得して総合5位に復帰。2026年の第102回大会も藤田大智の1区2位、本間颯の3区区間賞などで総合5位を記録した。
この流れから読み取れるのは、中央大学が一度の好成績に頼るのではなく、世代交代を進めながら上位争いを継続していることだ。
今後の評価では、次の3点を重視したい。
1. 歴史的実績と現在の実力を分けて見ること。 総合優勝14回は大きな伝統だが、次の優勝には現在の選手による結果が必要だ。
2. 区間賞だけでなく総合タイムを見ること。 個人の好走が複数あっても、10区間全体のバランスが崩れれば優勝には届かない。
3. 第101回と第102回の共通課題を確認すること。 2大会連続総合5位という結果から、往路の強さを復路までつなぐ力が重要になる。
中央大学が目指すのは15回目の総合優勝。14回の歴史を持つ大学だからこそ、次の優勝は単なる順位の上昇ではなく、長い伝統に新たな節目を刻む挑戦となる。
【箱根駅伝の中央大学】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:中央大学の箱根駅伝の総合優勝回数は何回?
A1:中央大学の総合優勝回数は14回。最後の優勝は1996年の第72回大会で、1959年から1964年には6連覇を達成している。
Q2:第102回箱根駅伝で中央大学は何位だった?
A2:2026年の第102回大会では総合5位。総合タイムは10時間44分31秒で、往路3位、復路6位だった。藤田大智が1区で1時間00分37秒の区間2位、本間颯が3区で区間賞を獲得した。
Q3:中央大学の箱根駅伝の出場回数は98回?99回?
A3:第101回大会(2025年)が98回目、第102回大会(2026年)が99回目。いずれも連続出場を続けており、2026年大会では9年連続99回目の出場となった。
Q4:吉居大和と中野翔太は箱根駅伝で何区の区間賞を獲得した?
A4:2023年の第99回大会で、吉居大和が2区、中野翔太が3区の区間賞を獲得した。中央大学は同大会で総合2位に入っている。
まとめ:中央大学の箱根駅伝は15回目の総合優勝へ
中央大学は、箱根駅伝で総合優勝14回を誇る伝統校だ。
2025年の第101回大会では98回目の出場で総合5位、2026年の第102回大会では99回目の出場で再び総合5位となった。
2026年大会では、藤田大智が1区で1時間00分37秒の区間2位を記録。本間颯も3区で区間賞を獲得し、往路3位という好位置につけた。
一方、復路では6位となり、総合優勝には届かなかった。4位の早稲田大学との差はわずか2秒であり、上位進出に向けた競争力は示している。
吉居大和や中野翔太が活躍した2023年の総合2位、吉居駿恭や本間颯が区間賞を獲得した2025年、藤田大智と本間颯が存在感を示した2026年。こうした実績をつなぐのが中央大学駅伝部の現在地だ。
15回目の総合優勝を実現できるか。真紅の襷をつなぐ中央大学の次の箱根駅伝にも注目したい。
主な参考資料:中央大学公式サイト「箱根駅伝」「中央大学駅伝応援サイト」、東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト、日本テレビ「箱根駅伝」大会公式情報。