安寿ミラ(あんじゅ・みら)さんは、元宝塚歌劇団花組トップスターとして知られ、1995年の退団後も舞台女優、ダンサー、振付家として活動を続けている人物です。2026年10月現在、66歳。ミュージカルやストレートプレイへの出演に加え、ANJU名義でのダンス公演「FEMALE」、2015年から続くシャンソンコンサートなど、表現の幅を広げています。
現在の活動を知るうえで注目したいのが、2026年のシャンソン公演への出演発表と、2027年2月に上演される宝塚OGのスペシャルショー「LA VIOLETERA」へのゲスト出演です。宝塚時代の代表作である『ベルサイユのばら』のオスカルや、森奈みはるさん、真矢みきさんとの花組時代の関係、退団を決めた経緯、結婚や夫に関する情報まで、公式プロフィールや公演資料、インタビューをもとに整理します。
【2026年最新】安寿ミラの現在は?舞台・シャンソン・ダンス活動を紹介

2026年現在の安寿ミラさんは、宝塚歌劇団を退団してからも舞台芸術の世界で活動を続けています。
現在の仕事は、主に次の3つに分けられます。
- ミュージカルやストレートプレイなどの舞台出演
- ANJU名義でのダンス公演の構成・演出、振付
- シャンソンを中心としたコンサート活動
梅田芸術劇場の公式プロフィールにも、1995年の退団後、ミュージカル、ストレートプレイ、ダンス公演などに出演していることが記載されています。
2026年は第64回パリ祭のゲストとして発表2026年の活動で注目されるのが、シャンソンの祭典「第64回パリ祭」です。
主催者側が2026年3月23日に発表したプレスリリースによると、同年7月22日・23日に東京の文京シビックホールで開催される公演に、安寿ミラさんが日替わりゲストの一人として名前を連ねました。
同公演は1963年に始まった歴史あるシャンソンイベントです。
2026年のテーマは「フランスかぶれニッポン」。フランス文化とシャンソンの魅力を取り上げる企画で、安寿さんの歌や舞台表現が生かされる分野でもあります。
2015年からシャンソンだけによるコンサートを続けてきた経歴を考えると、このジャンルが現在の活動において重要な位置を占めていることが分かります。
2027年2月には「LA VIOLETERA」に出演加えて、2026年9月25日には、2027年2月に上演される宝塚OGのスペシャルショー「LA VIOLETERA(ラ・ヴィオレテラ)」への出演が発表されました。
出演するのは安寿ミラさん、湖月わたるさん、柚香光さんの3人。日替わりのスペシャルゲストとして登場します。
公演日程は次のとおりです。
- 大阪公演:2027年2月12日~17日、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
- 東京公演:2027年2月23日~28日、東京建物 Brillia HALL
安寿さんの出演予定日は、大阪が2月12日17時公演と14日13時公演、東京が2月23日17時、25日13時、28日13時の各公演です。
この企画は、宝塚OGが世代を超えてダンスの魅力を披露するオリジナルショーです。
安寿さんにとっても、宝塚時代から培ってきたダンス表現を、現在の舞台で再び披露する機会になります。
(出典:梅田芸術劇場公式公演情報、テレビ朝日ニュース、2026年9月25日発表)
【プロフィール】安寿ミラの年齢・生年月日・宝塚時代の経歴
まずは、安寿ミラさんの基本プロフィールを確認しましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 芸名 | 安寿ミラ(あんじゅ・みら) |
| 生年月日 | 1960年3月30日 |
| 年齢 | 66歳(2026年10月現在) |
| 出身地 | 長崎県長崎市 |
| 宝塚歌劇団 | 66期生 |
| 宝塚入団 | 1980年 |
| 所属組 | 花組 |
| トップスター就任 | 1992年 |
| 宝塚退団 | 1995年 |
| 愛称 | ヤン |
| 振付家名義 | ANJU |
生年月日は1960年3月30日。2026年10月30日時点で66歳です。
1980年に宝塚歌劇団へ入団安寿さんは1980年、宝塚歌劇団に66期生として入団しました。
初舞台は『恋の冒険者たち』『フェスタ・フェスタ』。その後、花組に配属されました。
宝塚音楽学校時代からダンスに親しみ、舞台ではシャープな身のこなしと洗練された男役表現を持ち味としていました。
タカラヅカ・スカイ・ステージの卒業生紹介でも、下級生時代からダンスが得意な男役として注目され、新人公演やバウホール公演で主演を務めた経歴が紹介されています。
1992年に花組トップスターへ1991年に大浦みずきさんの後を継ぐ形で花組のトップスターに就任し、1992年の『白扇花集』『スパルタカス』で新トップとしてのお披露目を迎えました。
都会的でスタイリッシュな男役として人気を集め、ダンスを大きな武器とするトップスターとして花組を牽引しました。
当時の花組は「ダンスの花組」として知られ、大浦みずきさんから続くダンスの魅力を安寿さんが受け継いだことも、彼女の評価を語るうえで欠かせません。
【代表作と人物関係】ベルサイユのばらのオスカルからヤンミキまで
安寿ミラさんの宝塚時代を振り返ると、作品だけでなく、共演者との関係性も重要な見どころです。
特に森奈みはるさん、真矢みきさんとの関係は、当時の花組を象徴する組み合わせとして知られています。
『ベルサイユのばら』のオスカル役安寿さんの代表的な役の一つが、池田理代子さん原作の『ベルサイユのばら』に登場するオスカルです。
1989年の星組公演では特別出演し、役替わりでオスカルを演じました。翌1990年の花組公演でも同役を務めています。
男装の麗人として生きるオスカルは、気品と強さ、繊細さを同時に表現する必要がある役です。
安寿さんのシャープな男役表現とダンスの実力が生きる役柄であり、宝塚時代の代表的な出演歴として紹介されています。
森奈みはるとのトップコンビ1992年に花組トップスターとなった安寿さんの相手役を務めたのが、トップ娘役の森奈みはるさんです。
2人は『白扇花集』『スパルタカス』をはじめ、『メランコリック・ジゴロ』『ラ・ノーバ!』『ブラック・ジャック 危険な賭け』などの作品で共演しました。
森奈さんの歌唱力や華やかな舞台表現と、安寿さんのダンスを中心とした男役表現は、花組の魅力を形作る重要な要素でした。
真矢みきとの「ヤンミキ」もう一人、忘れてはならないのが真矢みきさんです。
安寿さんと真矢さんは、花組時代に男役同士のコンビとして存在感を発揮しました。
ファンの間では「ヤンミキ」という呼び名でも知られています。
2人はショーだけでなく芝居でも組む機会があり、安寿さん自身も過去のインタビューで、森奈さんより真矢さんと一緒に演じる場面が多かったことを振り返っています。
安寿ミラの代表作・関係者一覧| 時期・作品 | 関係人物・役柄 | 見どころ |
|---|---|---|
| 1980年『フェスタ・フェスタ』 | 花組配属前の初舞台 | 宝塚での出発点 |
| 1989年『ベルサイユのばら』 | オスカル | 星組への特別出演 |
| 1990年『ベルサイユのばら』 | オスカル | 花組公演でも同役を担当 |
| 1992年『スパルタカス』 | 森奈みはる | トップ就任披露作品 |
| 1993年『メランコリック・ジゴロ』 | 森奈みはる、真矢みき | 花組を代表する作品の一つ |
| 1994年『ブラック・ジャック 危険な賭け』 | ブラック・ジャック役 | 男役としての個性が光る作品 |
| 1995年『哀しみのコルドバ』 | 森奈みはる、真矢みき | 退団公演の一つ |
| 1995年『メガ・ヴィジョン』 | 花組メンバー | 退団公演を飾るショー |
こうして並べると、安寿さんの魅力は特定の作品だけに限定されません。
芝居では孤独や陰影を持つ役柄を演じ、ショーではダンスを中心とした華やかな表現を見せる。異なる魅力を一人のスターが両立させていたことが、当時の人気につながっていました。
(参考:タカラヅカ・スカイ・ステージ番組資料、All About「宝塚歌劇団トップスターの変遷~安寿ミラ」、梅田芸術劇場関連インタビュー)
【1995年の退団理由と経緯】花組トップスターを卒業した背景
安寿ミラさんは1994年秋に退団を発表し、1995年に宝塚歌劇団を卒業しました。
当時は花組トップスターとして活躍していた時期であり、ファンにとって大きな節目となりました。
退団発表は1994年秋退団公演となったのは、『哀しみのコルドバ』と『メガ・ヴィジョン』です。
1995年の退団公演を迎えるにあたり、安寿さんは男役としての自分の表現に強いこだわりを持っていました。
チケットぴあの人物紹介では、当時は退団後に芸能活動を続ける予定はなく、故郷でバレエを教えることも考えていたと紹介されています。
つまり、退団当初から現在のような舞台女優・振付家としてのキャリアが決まっていたわけではありません。
阪神・淡路大震災が退団公演を直撃退団公演の最中に起きたのが、1995年1月17日の阪神・淡路大震災です。
当初予定されていた宝塚大劇場での公演は、震災によって中断を余儀なくされました。
神戸新聞の2004年の震災インタビューでも、安寿さんが退団公演中に被災したことが取り上げられています。
本人も宝塚市内で被災し、住まいの家具が倒れて負傷する経験をしました。
その後、周囲の支援によって公演の続きが実現し、安寿さんは最後の舞台に立つことができました。
この出来事は、単なる退団の記録にとどまらず、安寿さんの舞台人生を振り返るうえでも大きな転換点となっています。
退団後も舞台に立ち続けた理由タカラヅカ・スカイ・ステージの卒業生紹介では、安寿さんが退団後、応援してくれたファンへの恩返しという思いから舞台活動を続けてきたことが紹介されています。
退団当初に考えていた人生とは異なる道を歩むことになりましたが、舞台に立ち続ける選択をしたことで、女優やダンサーとしての新たなキャリアが形成されました。
1995年の退団は、安寿ミラという表現者の終わりではなく、活動領域を広げる出発点だったのです。
【退団後の活動】ANJU名義の振付・FEMALE・舞台出演作品
安寿ミラさんの退団後の活動を語るうえで、重要なキーワードが「ANJU」と「FEMALE」です。
振付家ANJUとしての活動安寿さんはANJUという名義で振付家としても活動しています。
自身のダンス公演「FEMALE」では、構成や演出も担当しています。
この活動の特徴は、単に出演者として踊るだけでなく、舞台全体の世界観を組み立てる立場にあることです。
出演者の動き、音楽、照明、舞台上の構成などを組み合わせ、一つの作品として完成させる仕事です。
加えて、宝塚歌劇団の公演でも振付を多数担当しています。
現役時代に男役として磨いたダンスの経験が、退団後には振付や演出という別の形で生かされています。
ダンス公演「FEMALE」は1997年から続くシリーズ「FEMALE」は安寿さんが1997年から手掛けてきたダンスコンサートシリーズです。
2010年には10回目となる「FEMALE vol.10」が開催されました。
当時のインタビューでは、宝塚入団から30年という節目に合わせ、若手ダンサーや宝塚OGらを迎えた公演として紹介されています。
その後もシリーズは続き、2025年には芸能生活45周年を記念する公演が予定されました。
2025年のENCOUNTのインタビューでは、12月に「FEMALE」を宝塚と東京で開催する予定であることを本人が語っています。
長期にわたってシリーズを継続できている点は、安寿さんの活動を特徴付ける実績です。
2015年から始まったシャンソンコンサートもう一つの柱がシャンソンです。
梅田芸術劇場の公式プロフィールによると、安寿さんは2015年からシャンソンだけによるコンサートを開催しています。
宝塚時代は男役としての歌唱やダンスが中心でしたが、退団後は歌そのものを主役にしたステージにも取り組んできました。
シャンソンは、歌詞の物語性や感情表現が重視される音楽です。
舞台で培った表現力を、歌という別の方法で届けられることも、安寿さんがこのジャンルに取り組む理由の一つと考えられます。
退団後の主な舞台出演作品梅田芸術劇場の公式プロフィールには、次のような作品が主な出演作として掲載されています。
| 作品名 | ジャンル・特徴 |
|---|---|
| 『検察側の証人』 | 法廷を舞台にしたミステリー作品 |
| 『リトル・ナイト・ミュージック』 | ミュージカル |
| 『グリークス』 | ギリシャ悲劇を題材にした舞台 |
| 『ハムレット』 | シェイクスピア作品 |
| 『8人の女たち』 | フランス発のミステリー劇 |
| 『マクベス』 | シェイクスピア作品 |
| 『タイタニック』 | ミュージカル |
| 『グランドホテル』 | ミュージカル |
これらの作品から分かるのは、安寿さんがミュージカルだけに活動を限定していないことです。
古典劇、現代劇、ミステリー、音楽劇と、ジャンルを横断して出演しています。
宝塚時代に培った身体表現を土台に、役柄に応じた演技力を磨いてきたことが、退団後のキャリアを支えています。
【結婚・夫の情報】安寿ミラは結婚している?私生活の公表状況
安寿ミラさんについて検索すると、「結婚しているのか」「夫は誰なのか」という疑問も見られます。
しかし、梅田芸術劇場の公式プロフィールや主要な舞台関連インタビューでは、配偶者に関する情報は掲載されていません。
結婚歴や夫の氏名、家庭生活についても、確かな公表情報は確認できません。
そのため、結婚している、あるいは独身であると断定することはできません。
なぜ結婚や夫について情報が少ないのか安寿さんは、退団後も舞台、ダンス、振付といった仕事を中心に活動してきた人物です。
公式プロフィールでも、紹介の中心は出演歴や芸術活動です。
舞台関連のインタビューでも、作品の制作過程や共演者との関係、ダンスへの取り組みなどが主な話題になっています。
こうした公開情報のあり方から、少なくとも仕事と私生活を分けていることがうかがえます。
結婚や家族に関する情報が少ないことを、結婚していない証拠と考えるのは適切ではありません。
安寿ミラの評判は?舞台で評価されてきた理由安寿さんの評判を考える際には、宝塚時代と退団後の両方を見る必要があります。
宝塚時代には、次の3点が大きな特徴でした。
1. ダンスの実力: 花組が受け継いできたダンスの伝統を担った男役。
2. 都会的な男役表現: シャープでスタイリッシュな舞台姿。
3. 共演者との相乗効果: 森奈みはるさん、真矢みきさんらとの舞台で多彩な魅力を発揮。
一方、退団後の評価につながっているのは、長期にわたる舞台活動と振付家としての実績です。
特に、自分が出演するだけでなく、作品を構成・演出する側にも回っていることは、表現者としての幅を示しています。
安寿さんのキャリアは、元トップスターという肩書だけで説明できるものではありません。
舞台に立つ人から、作品を作る人へと役割を広げてきたことが、現在まで活動を続けられている大きな理由です。
【よくある質問】安寿ミラの現在・年齢・結婚・代表作について
Q1:安寿ミラは2026年現在、何歳ですか?
A1:1960年3月30日生まれで、2026年10月現在66歳です。
Q2:安寿ミラは現在も芸能活動をしていますか?
A2:はい。舞台出演、ダンス公演「FEMALE」の構成・演出、ANJU名義での振付、シャンソンコンサートなどを続けています。2026年には第64回パリ祭へのゲスト出演が発表され、2027年2月には「LA VIOLETERA」への出演も予定されています。
Q3:安寿ミラはいつ宝塚歌劇団を退団しましたか?
A3:1995年です。退団公演は『哀しみのコルドバ』『メガ・ヴィジョン』でした。
Q4:安寿ミラの宝塚時代の代表作は何ですか?
A4:『ベルサイユのばら』のオスカル、『メランコリック・ジゴロ』のダニエル、『ブラック・ジャック 危険な賭け』のブラック・ジャックなどが代表作として知られています。
Q5:安寿ミラの結婚相手や夫は誰ですか?
A5:結婚の有無や夫について、確認できる確かな公表情報はありません。配偶者については公表されていないものとして扱うのが適切です。
Q6:ANJUと安寿ミラは同一人物ですか?
A6:はい。同一人物です。ANJUは安寿ミラさんが振付家として活動するときに使用している名義です。
Q7:安寿ミラと森奈みはる、真矢みきの関係は?
A7:森奈みはるさんは花組時代のトップ娘役で、安寿さんの相手役を務めました。真矢みきさんは花組の後輩男役で、安寿さんとのコンビは「ヤンミキ」と呼ばれていました。
まとめ:安寿ミラの現在は宝塚時代の経験を生かした表現者としての歩み
安寿ミラさんは、1980年に宝塚歌劇団へ入団し、1992年に花組トップスターに就任。1995年の退団後も、舞台女優、ダンサー、振付家として活動を続けてきました。
2026年現在は66歳。ANJU名義での振付や「FEMALE」の構成・演出、シャンソンコンサートなど、活動の幅は宝塚時代よりも広がっています。
2026年の第64回パリ祭へのゲスト出演発表に加え、2027年2月には「LA VIOLETERA」への出演も控えています。
安寿ミラさんの経歴を振り返ると、特に注目したいのは、トップスターという過去の肩書にとどまらず、舞台を作る側へと活躍の場を広げてきたことです。
『ベルサイユのばら』のオスカルや「ヤンミキ」で知られる宝塚時代の輝きは、現在のダンスや舞台表現にもつながっています。
今後の出演情報を確認する際は、梅田芸術劇場の公式プロフィールや公演情報をチェックすると、最新の活動を把握しやすくなります。
【プロの結論】
安寿ミラさんの魅力は、宝塚の元トップスターという実績だけではありません。男役として磨いた身体表現を、舞台演技、振付、ダンス演出、シャンソンへと発展させてきたことにあります。
過去の代表作を懐かしむだけでなく、ANJUとしての創作活動や今後の舞台にも目を向けることで、安寿ミラという表現者の現在地がより鮮明に見えてきます。
1995年の退団から30年以上が経過した2026年も、その舞台人生は続いています。