ゾフィーは、上田航平とサイトウナオキによるお笑いコンビです。2014年4月に結成され、グレープカンパニーに所属してコントを中心に活動しました。
2人の持ち味は、日常にありそうな設定を出発点に、登場人物の奇妙な言動や予想外の展開を積み重ねていくコントです。上田がネタ作りを担当し、設定や構成を緻密に組み立てる一方、サイトウの独特なキャラクターや存在感が舞台上で笑いを生み出していました。
上田は2020年の芸人メディア「ワラパー」のインタビューで、ライブコントでは設定を重視し、テレビコントでは視聴者に伝わる分かりやすさも必要になると説明しています。この考え方からも、単に奇抜なキャラクターを見せるだけではなく、状況そのものを面白くすることにこだわっていたコンビだったことが分かります。
また、ザ・マミィとのツーマンライブ「ZOMMY」や、その発展形である「ZOMMY+」など、ライブで新ネタを磨く活動にも力を入れていました。賞レースだけでなく、舞台でコントの完成度を高めていく姿勢もゾフィーの特徴でした。
2人のプロフィール- 生年月日:1984年12月17日
- 出身地:神奈川県
- 担当:ネタ作り・コント
- 特徴:設定や構成を重視する作家肌の芸人
- 解散後:グレープカンパニーに所属し、芸人・作家として活動
- 生年月日:1980年3月26日
- 出身地:青森県
- 担当:コント出演・キャラクター表現
- 特徴:「チェだぜ!」などの独特な存在感
- 解散後:芸能活動を一時休止した後、活動を再開
上田のプロフィールは所属事務所の公式情報、サイトウのプロフィールは芸人情報媒体などで紹介されている情報に基づきます。
【賞レース実績と活動年表】キングオブコント決勝2回進出の実力

ゾフィーの知名度を大きく押し上げたのが、キングオブコントでの活躍です。2017年に初めて決勝へ進出し、2019年にも再び決勝の舞台に立ちました。
特に2019年は、キングオブコントだけでなくNHK新人お笑い大賞でも準優勝。複数の賞レースで結果を残したことで、コント好きの視聴者だけでなく、幅広いお笑いファンに実力を認識されるようになりました。
主な活動と転換点を時系列で整理すると、次のとおりです。
キングオブコント2017では、決勝のファーストステージで422点を獲得。2019年は452点で5位となりました。加えて、グレープカンパニーの公式プロフィールにも、両大会の決勝進出と令和元年度NHK新人お笑い大賞準優勝が掲載されています。
2017年と2019年の決勝進出が示したもの2017年の初決勝進出は、ゾフィーの名前を全国的に広めるきっかけになりました。そして2019年には再び決勝へ進出し、5位という成績を残しています。
この2回の実績は、単発の話題性だけでなく、コントを作り続ける力があったことを示しています。NHK新人お笑い大賞でも準優勝していることから、ゾフィーは一部のファンに支持されるだけのコンビではなく、業界内でも評価を受けた存在でした。
だからこそ、2023年の突然の解散発表は、お笑いファンに大きな驚きを与えました。
【解散理由を徹底検証】公式発表と『しくじり先生』で明かされた真相
ゾフィーの解散理由を理解するには、2023年11月6日の公式発表と、その後に放送された『しくじり先生 俺みたいになるな!!』の内容を分けて見る必要があります。
公式発表では解散理由の詳細は明かされなかった2023年11月6日、グレープカンパニーは公式サイトで「ゾフィー解散の報告」を掲載し、同日をもってコンビが解散することを発表しました。
所属事務所が説明したのは、解散の事実と2人の今後についてです。具体的な解散原因については、公式発表の本文では詳しく説明されていません。
同日、上田も自身のSNSで解散を報告し、理由について次のように述べました。
「解散の理由は色々とありますが一生懸命考えて出した結論です」
このコメントから読み取れるのは、突然の思いつきではなく、2人にとって大きな決断だったということです。ただし、この時点では具体的な事情までは明らかになっていませんでした。
『しくじり先生』で明かされた酒癖と女性関係の問題解散の背景が具体的に語られたのは、2023年11月10日放送のABEMA『しくじり先生 俺みたいになるな!!』です。
この回では、上田とサイトウの2人が解散に至った経緯を振り返りました。番組で上田が説明した大きな問題は、サイトウの飲酒習慣や女性関係がコンビの仕事に影響するようになったことでした。
上田によると、サイトウには以前から酒癖の問題があり、収録への遅刻や出演時のコンディションなど、仕事に影響する出来事があったといいます。さらに女性関係についても問題が深刻化し、仕事上のトラブルにつながったことを明かしました。
上田は改善を求めて話し合いを重ねましたが、問題は解決しませんでした。所属事務所の関係者や親しい芸人も交えた話し合いは約8時間に及んだと、番組関連の報道で紹介されています。
最終的に上田が示した選択肢は、酒をやめてコンビを続けるか、解散して酒を飲む生活を選ぶかというものでした。サイトウが飲酒を続けたい意思を示したことが、上田の解散決断につながったとされています。
本当の原因は単純な方向性の違いだったのか?興味深いのは、番組の中で上田自身が、解散理由を「方向性の違い」とも説明していた点です。
上田はネタ作りに強いこだわりを持ち、コントをより良いものにするために努力を重ねていました。一方のサイトウは、ネタを書く側と演じる側という関係の中で、自分の意見を十分に伝えられなかったという思いを語っています。
つまり、2人の間には生活習慣や仕事への姿勢だけでなく、コンビ活動に対する考え方やコミュニケーションの問題も存在していました。
解散の経緯を整理すると、次の3つの要素が重なっていたことが分かります。
- 仕事上の問題: サイトウの飲酒習慣や女性関係が仕事に影響するようになった。
- 価値観の違い: 上田が求める芸人としての活動と、サイトウが譲れない考え方が一致しなかった。
- 意思疎通の問題: 互いの不満や本音を十分に共有できず、改善が難しくなっていた。
テレビ朝日の番組紹介でも、2人の解散理由は「方向性の違い」という一言では説明しきれない、それぞれの思いがあったと整理されています。
したがって、ゾフィーの解散を単に不祥事だけで説明するのも、一般的な方向性の違いだけで片付けるのも正確ではありません。仕事上の問題と、コンビとしての価値観の不一致が重なった結果だったと理解するのが自然です。
【2026年最新】上田航平の現在は?ソロライブと作家活動
2026年現在、上田航平はグレープカンパニーに所属し、芸人と作家の両方を軸に活動しています。
ゾフィー解散時、事務所は上田について「プレイヤー兼作家」として活動を続けると説明していました。その後の活動を見ると、この方針は単なる肩書きではなく、実際の仕事として広がっています。
1. コントライブ「BYSTANDER」で作家として活動解散直後の2023年11月、上田は新しいコントライブ「BYSTANDER」を企画しました。
この公演の特徴は、上田が出演する芸人10組のためにコントを書き下ろし、自ら作・演出・構成も担当するというものです。2024年1月26日と27日に開催され、複数の実力派芸人が参加しました。
コンビ時代からネタ作りを担当してきた上田が、今度は他の芸人に作品を提供する側へと活動の幅を広げた事例です。
2. アメリカでのコント挑戦「Tokyo Sketchers」上田が解散後に掲げた大きな目標の一つが、コントで海外に挑戦することです。
2024年12月には、上田航平、ラブレターズ、吉住、Gパンパンダの星野光樹、サク・ヤナガワらによるコントユニット「Tokyo Sketchers」がシカゴ公演に挑戦しました。
この挑戦は、2025年3月にNHK BSで放送されたドキュメンタリー『アメリカを笑わせたい~お笑いメイド・イン・ジャパンの挑戦~』でも取り上げられました。
上田は日本国内のテレビ出演だけに活動を限定せず、言語や文化の違いを越えてコントを届ける可能性を探っています。ゾフィー時代から続くネタ作りへの情熱が、海外での挑戦につながった形です。
3. 2026年はソロライブを本格展開2026年の上田に関する大きなニュースが、ソロライブの開催です。
最初に、2026年4月17日に第1回単独ライブ「バッドセルフィー」を渋谷ユーロライブで開催しました。公演終了後には、東京03の飯塚悟志とのアフタートークも実施されています。
加えて、2026年8月26日には第2回単独ライブの開催が発表されました。
第1回単独ライブ
バッドセルフィー2026年4月17日
開催済み・渋谷ユーロライブ
第2回単独ライブ
ラブ&アンガー11月19日
2026年11月19日(木)19:30開演
会場:渋谷ユーロライブ
全席指定:4,200円(税込)
第2回公演について上田は、当初は年1回ほどの開催を考えていたものの、第1回を終えてすぐに次の公演をやりたくなったとコメントしています。
この発言と2026年の公演実績からは、コンビ解散後も舞台で自分のコントを表現する意欲が続いていることがうかがえます。11月19日の公演は、2026年11月3日時点では開催前です。
2026年の上田は、コンビという形式から離れ、作家としての仕事と、自ら舞台に立つ芸人としての仕事を並行させています。ゾフィーの解散は、上田にとってコントをやめる出来事ではなく、活動の形を変える転機になったと考えられます。
【サイトウナオキの現在】解散後の活動休止と芸能活動再開
サイトウナオキは、解散発表時にグレープカンパニーを退所し、芸能活動を一時休止すると説明されました。
2023年11月10日放送の『しくじり先生』では、解散後の展望として、居酒屋の仕事を中心にしながらフリーのピン芸人として活動する考えも語っていました。
ただし、解散時の活動休止は、その後もずっと芸能界から離れていたことを意味しません。
2024年にはテレビ番組で活動を再開WEBザテレビジョンのプロフィール情報では、サイトウは2024年から東海テレビの『千原ジュニアのヘベレケ』で、月替わりの芸人アシスタントとして活動を再開したと紹介されています。
つまり、解散時には一時休止を発表したものの、その後は芸能活動に戻る動きもあったということです。
一方、2026年11月現在、上田のように所属事務所の公式ページで継続的なライブ予定が確認できる状況とは異なります。サイトウの現在の活動については、過去の活動再開と、2026年時点で公表されている活動情報を区別して捉える必要があります。
サイトウは芸人を完全に辞めたのか?解散時に芸能活動を一時休止すると発表したことから、完全に引退したと受け取る人もいる可能性があります。しかし、2024年にはテレビ番組で活動を再開したというプロフィール情報があります。
そのため、「サイトウナオキは芸能界を完全に引退した」という理解は正確ではありません。
現在の仕事や出演予定については、最新の本人発信や番組情報を確認することが大切です。
【ゾフィー解散後の変化】2024年単独ライブ中止と2人の別々の道
解散発表に伴ってファンに大きな影響を与えたのが、予定されていた「ゾフィー単独ライブ2024」の中止です。
このライブは、2023年に開催された「ZOMMY&ZOMMY」の中で告知されていた公演でした。しかし、同年11月6日の解散発表と同時に中止が決まりました。
グレープカンパニーは公式発表で、楽しみにしていたファンや関係者に謝罪し、約10年間の応援への感謝を伝えています。
解散後に予定されていた2人の活動この比較から見えてくるのは、2人が解散後にまったく異なる活動方針を選んだことです。
上田はコントを作り、舞台で演じるという芸人としての軸を維持しながら、活動領域を拡大しました。サイトウは一度芸能活動から距離を置き、その後に再びテレビ番組などで活動するようになりました。
解散は2人の芸人としての関係を終わらせましたが、それぞれのキャリアがそこで終わったわけではありません。
【プロの結論】ゾフィーの解散から見える芸人コンビの難しさ
ゾフィーの歩みを振り返ると、賞レースで結果を残すことと、コンビとして長く活動を続けることは、必ずしも同じではないと分かります。
キングオブコント決勝に2度進出し、NHK新人お笑い大賞でも準優勝したゾフィーは、ネタの実力という面では確かな評価を受けていました。それでも、仕事への向き合い方や生活習慣、コンビ内のコミュニケーションといった問題が積み重なり、活動を続けることが難しくなりました。
特に注目したいのは、ネタ作りを担当する側と舞台で演じる側の関係です。上田は作品の完成度を高めることに強いこだわりを持っていましたが、サイトウには自分の意見を十分に伝えられなかったという思いがありました。
これは、どちらか一方の能力が不足していたという話ではありません。役割が明確なコンビだからこそ、対等な意思疎通や価値観の共有が必要になるという問題です。
また、上田が2026年にソロライブを続けていることは、ゾフィー時代に培ったコント制作の能力が個人の活動にも生かされていることを示しています。コンビの解散と、芸人としての創作活動の終わりは別の問題なのです。
ゾフィーの歴史は、成功したコンビであっても関係性を維持する難しさがあること、そして解散後も個々の才能が新しい形で発展し得ることを伝えています。
【ゾフィーに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:ゾフィーはいつ結成され、いつ解散しましたか?
A1:2014年4月に上田航平とサイトウナオキが結成し、2023年11月6日に解散しました。約9年間活動したお笑いコンビです。
Q2:ゾフィーの解散理由は何ですか?
A2:上田が『しくじり先生』で説明した内容によると、サイトウの酒癖や女性関係が仕事に影響したこと、2人の価値観や活動方針の違いなどが背景にありました。公式の解散発表では具体的な理由は公表されていません。
Q3:上田航平は2026年現在、何をしていますか?
A3:グレープカンパニーに所属し、芸人・作家として活動しています。2026年4月17日に第1回単独ライブ「バッドセルフィー」を開催し、11月19日には第2回単独ライブ「ラブ&アンガー」を予定しています。
Q4:サイトウナオキは芸能界を引退したのですか?
A4:解散時には芸能活動を一時休止すると発表されましたが、2024年にはテレビ番組で活動を再開したと紹介されています。完全引退ではありません。
Q5:ゾフィー単独ライブ2024は開催されましたか?
A5:開催されていません。解散発表と同時に中止が決まりました。
Q6:ゾフィーはキングオブコントで優勝しましたか?
A6:優勝はしていません。2017年は決勝8位、2019年は決勝5位でした。2019年にはNHK新人お笑い大賞で準優勝しています。
まとめ:ゾフィーは解散したが、上田航平とサイトウナオキの挑戦は続く
ゾフィーは2014年に結成され、キングオブコント決勝2回進出、NHK新人お笑い大賞準優勝などの実績を残したコントコンビです。しかし、仕事への向き合い方や生活習慣、価値観の違いなどが重なり、2023年11月6日に解散しました。
解散後、上田航平は芸人・作家として活動を続け、海外でのコント挑戦やソロライブなど、新しい表現の場を切り開いています。2026年11月19日には第2回単独ライブ「ラブ&アンガー」も予定されています。
一方のサイトウナオキも、解散時の活動休止を経て2024年に芸能活動を再開しました。2人は別々の道を歩んでいますが、ゾフィーとして積み重ねた経験は、それぞれの活動の土台になっています。
ゾフィーの解散を理解するうえで大切なのは、解散理由だけに注目するのではなく、2人がどのような実績を築き、なぜ別々の道を選び、その後どのように活動しているのかを一連の流れとして捉えることです。2026年は、上田航平のソロ活動が新たな段階に入った年としても注目されます。