土居さんの現在を理解するうえで重要なのが、株式会社Cocochii&Co.と、その中心ブランドであるCocochii(ココチ)です。
同社は「ウェルネス×クリエイティブ」を事業の軸に掲げ、運動をきっかけとして女性の生活や仕事に前向きな変化を生み出すことを目指しています。
共同創業者は鍵野友莉夏さんCocochii&Co.は、土居明莉さんと鍵野友莉夏さんが共同で立ち上げた会社です。
2025年1月に共同創業し、法人としては同年2月6日に登記されています。
両者の役割は次のとおりです。
- 土居明莉さん:CEO(代表取締役)
- 鍵野友莉夏さん:CMO
鍵野さんは楽天グループでの勤務を経て独立した人物で、運動を通じて前向きな生活をつくるという考え方を発信しています。
2026年のNewMe関連イベントでも、両者はCocochii&Co.の共同代表として紹介されています。
起業のきっかけは「運動を楽しく続けられる環境」土居さんがウェルネス事業に取り組む背景には、自身のダンス経験があります。
幼少期からバレエ、新体操、日本舞踊、ヒップホップ、ジャズダンスなど、さまざまなダンスを経験してきました。
身体を動かすことで、筋力や柔軟性だけでなく、気持ちにも変化が生まれることを実感していたといいます。
一方、女性が気軽に運動できる環境は十分ではないと感じていました。
当時のジムには、筋肉を鍛える男性が通う場所というイメージもあり、運動を始める心理的なハードルが存在していました。
そこで土居さんは、単にトレーニング方法を提供するのではなく、女性が自然に運動を続けられる仕組みをつくろうと考えます。
2026年9月のインタビューでは、大学時代に自宅で多様な運動ができるアプリのようなサービスをつくった経験も明かしています。
実際に利用者の様子を見るなかで気づいたのが、健康に良いという理由だけでは運動は長続きしにくいということでした。
大切なのは、運動そのものを楽しい体験に変えることだったのです。
ランニングイベントからコミュニティへ発展Cocochiiの事業は、最初から現在のような会員制コミュニティを想定していたわけではありません。
まず女性の声を聞くためにランニングイベントを開催しました。
その結果、参加者から寄せられたのは、みんなで運動できることへの喜びや、女性が主体となって活動できる場所への評価でした。
そこでランニングに加えて、ヨガやピラティスなどにも活動を広げていきました。
現在は、提携するスタジオのクラスも利用できる仕組みを整えています。
Cocochiiの主な事業内容| 事業 | 内容 | 目的 |
|---|---|---|
| Studio Cocochii | 会員制の運動クラス | 運動習慣の定着 |
| ランニングプログラム | 女性向けの継続的な練習機会 | 挑戦と仲間づくり |
| 企業向け事業 | ブランド共創、イベント企画 | 企業と生活者の接点づくり |
| ウェルネス企画 | 運動や健康に関する体験型プロジェクト | 健康的なライフスタイルの普及 |
| 情報発信 | SNSやメディアを活用した発信 | 運動文化の浸透 |
特に興味深いのが法人向け事業です。
Cocochiiはフィットネスサービスの提供だけでなく、企業と女性ユーザーをつなぐ役割も担っています。
企業がイベントを開催したり、商品の体験機会をつくったりする際に、コミュニティに集まる女性のリアルな声を生かす仕組みです。
つまり、運動を入り口にして、マーケティングやブランドづくりにも事業領域を広げています。
土居さんが学生時代に経験した事業づくりと、ゴールドマン・サックスで身につけた財務・経営の視点が交わる部分でもあります。
【土居明莉の現在・2026年最新】サントリーとの協業や女性向け事業に注目

2026年の土居さんは、Cocochii&Co.のCEOとして事業の拡大に取り組んでいます。
特に注目されるのが、女性向けランニングプログラムと企業との協業です。
2026年4月、サントリーとの協業を発表2026年4月30日、株式会社Cocochii&Co.は、サントリービバレッジ&フード株式会社が女性向けマラソンプログラムのスポンサーとして参画することを発表しました。
対象となるのは「Cocochiiマラソンプログラム2026-27」です。
主な内容は次のとおりです。
- 参加者は約60名。
- 約10か月間の練習プログラム。
- 2027年3月の名古屋ウィメンズマラソン完走を目指す。
- 参加者の約6割がマラソン未経験者。
- サントリーが製品提供や共同練習会などを通じて協力。
参加者には20〜30代の女性が多く、学生も含まれています。
この取り組みの特徴は、競技経験の豊富なランナーだけを対象としていない点です。
運動初心者でも仲間と一緒に挑戦できる環境をつくり、継続的な運動習慣につなげようとしています。
企業側にとっても、商品を提供するだけでなく、実際に利用する人との接点を持てる機会になります。
Cocochiiが掲げるコミュニティづくりと企業向け事業の両方が表れたプロジェクトです。
2026年5月にはNewMeのキャリアイベントにも登壇2026年5月30日に開催された大学生・大学院生向けイベント「NewMe Blue Meet」では、Cocochii&Co.のCEOとして登壇者に名を連ねました。
テーマは、厳しい環境を選択した先輩たちのキャリアや働き方です。
ゴールドマン・サックスでの経験を持つ土居さんは、就職先の選択や、その後のキャリア形成について話す立場にもなっています。
学生時代には現役東大生として討論番組に出演していましたが、現在は経営者として自分の経験を次世代に伝える側へと立場が変わっています。
2026年9月・10月のインタビューで語った現在の働き方2026年9月4日には、ライフスタイルメディアlumilyで土居さんのロングインタビューが掲載されました。
さらに10月7日には、マイナビウーマンのTheory提供企画にも登場しています。
これらの記事からは、現在の働き方や仕事に対する考え方が見えてきます。
本人が明かした現在の仕事の進め方は、かなり具体的です。
- 午前9時頃に出社。
- 19時頃までは会社の業務。
- その後は長期的な事業アイデアや動画編集などに取り組む。
- ランニング、ピラティス、トレーニングを週3回ほど継続。
以前は自由な働き方を意識して、あえて細かい予定を決めずに仕事をしていたそうですが、現在はルーティンを設けることで、業務上の判断や課題発見をしやすくしていると説明しています。
また、経営者になってからは、服装についても意識が変わったと語っています。
会社員時代は社会人らしい服装の型を意識していた一方、現在は代表として、自分の装いが会社やサービスの印象にもつながると考えているそうです。
仕事相手や訪問先に合わせて服を選ぶという考え方は、経営者としての対外的な役割を意識していることの表れです。なお、マイナビウーマンの記事はTheory提供のPR企画として掲載されています。
現在の活動から見える方向性2026年の活動を整理すると、土居さんの仕事は大きく3つに分けられます。
1. 女性向けウェルネス事業の成長
Studio Cocochiiやマラソンプログラムを通じて、運動を日常に取り入れる機会を増やしています。
2. 企業との協業
サントリーとの取り組みに代表されるように、食品・スポーツ・ファッションなどの企業と連携し、体験型プロジェクトを企画しています。
3. キャリアやライフスタイルの発信
自身の経験をメディアやSNSで発信し、運動や仕事に関心を持つ女性に向けて選択肢を提示しています。
かつては自分の考えを伝えるためにメディア出演を重ねていましたが、現在は自社のサービスやコミュニティを通して、実際の体験を生み出すことに活動の重点が移っています。
【プロの結論】土居明莉のキャリアから読み解く、東大・外資金融・起業の本当の関係
土居さんの経歴を単純に「東大卒のエリートが起業した」というストーリーにまとめてしまうと、重要な部分が抜け落ちます。
注目すべきなのは、本人が一貫して、社会に新しいサービスをつくることをキャリアの中心に置いてきた点です。
1. 学歴や企業名よりも、経験をどう使ったかが重要東京大学理学部で学んだ生物学や人体への関心は、現在のウェルネス事業につながっています。
NewsPicksへの出演は、発信力や議論する経験につながりました。
ゴールドマン・サックスでは財務や組織運営に関する知識、仕事の品質に対する姿勢を身につけています。
それぞれの経験を別々の経歴として見るのではなく、現在の事業に必要な能力としてつなげると、キャリアの全体像が見えてきます。
2. Cocochiiの差別化は、運動を続けるための環境づくり一般的なフィットネスサービスでは、トレーニングの内容や設備、指導方法などが競争力になりやすいものです。
一方、Cocochiiが重視しているのは、参加者同士のつながりや体験の楽しさです。
運動を続ける理由を、健康のためという義務感だけに頼らない。
好きな先生に会いたい、仲間と話したい、イベントに参加したいという気持ちが、結果的に運動の継続につながる仕組みです。
これは、運動習慣の定着を考えるうえで興味深い事業設計です。
3. 今後の評価要点は事業の継続性と拡張性2026年時点で確認できるのは、会員制サービス、企業との協業、女性向けランニングプログラムなどを展開していることです。
今後の成長を判断するなら、次の点に注目するとよいでしょう。
- Studio Cocochiiの会員数や継続率
- 法人向けプロジェクトの取引実績
- 地域や提携スタジオの拡大
- マラソンプログラムの参加者満足度
- 運動以外のキャリア・ライフスタイル領域への事業展開
現時点で売上高や利益、会員数などの詳細な経営数値は、参照できる公開資料からは把握できません。
そのため、話題性やメディア露出だけで企業の成長を評価するのではなく、実際のサービス利用や継続的な事業成果を見ることが大切です。
土居さんのキャリアは、学歴や勤務先のブランドだけで成功を測るのではなく、経験をどのように次の挑戦に生かすかという視点を与えてくれます。
【土居明莉に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:土居明莉さんの年齢は何歳ですか?
1997年5月31日生まれです。2026年11月現在、29歳です。東京都出身です。
Q2:土居明莉さんの学歴は?
東京大学理学部生物学科人類系を卒業し、東京大学大学院学際情報学府を修了しています。
Q3:ゴールドマン・サックスでは何をしていたのですか?
新卒で外資系投資銀行のゴールドマン・サックスに入社しました。金融や企業財務に関する知識を身につけ、将来の起業や経営に役立てることを意識していたと本人が語っています。
Q4:ミス東大2019ではグランプリを獲得したのですか?
いいえ。エントリーNo.1のファイナリストです。2019年のグランプリは上田彩瑛さんでした。
Q5:Cocochiiとはどんな会社・サービスですか?
Cocochiiは女性向けフィットネスコミュニティとして2023年に誕生したブランドです。現在は会員制のStudio Cocochiiやランニングプログラム、企業向けウェルネス企画などを展開しています。運営会社は株式会社Cocochii&Co.です。
Q6:土居明莉さんは現在もNewsPicksに出演していますか?
過去にNewsPicksの「HORIE ONE」や「INVESTING101」に出演していました。「HORIE ONE」については、本人が2020年頃から大学院修了頃まで約3年間出演したと説明しています。2026年現在の定期出演は確認できません。
Q7:土居明莉さんが起業した理由は何ですか?
女性が気軽に運動を楽しみ、継続できる環境をつくりたいという思いが大きな理由です。自身のダンス経験や女性の健康への関心、大学時代の事業づくりが現在のCocochiiにつながっています。
まとめ:土居明莉は東大・外資金融の経験をウェルネス事業に生かす女性経営者
土居明莉さんは、東京大学理学部・大学院で学び、ゴールドマン・サックスで金融の実務を経験した後、2025年に株式会社Cocochii&Co.を共同創業した女性経営者です。
2019年のミス東大コンテストやNewsPicks「HORIE ONE」への出演など、学生時代からメディアでの活動も続けてきました。
2026年現在は、CEOとしてStudio Cocochiiや企業向けウェルネス事業を展開し、サントリーとの女性向けマラソンプログラムなど、新しい取り組みにも挑戦しています。
彼女の経歴を読み解くうえで重要なのは、東大卒やゴールドマン・サックス出身という肩書だけではありません。
学んだこと、働いて得た経験、そして自分自身が感じた社会の課題を、一つの事業へと結びつけていることにあります。
今後はCocochiiのサービス拡大に加え、運動を起点とした女性のキャリア支援やライフスタイル領域への展開にも注目が集まりそうです。土居明莉さんは、発信する学生から、自らサービスを生み出す経営者へと活動の軸を移している人物です。