2025年の審査員発表で注目されたのは、粗品の初参加だけではない。2024年から継続したメンバーと、新たに加わったメンバーの組み合わせにも変化があった。
2024年と2025年の審査員を比較| 比較項目 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|
| 審査員人数 | 6人 | 7人 |
| 川島明 | 継続 | 継続 |
| 田中卓志 | 継続 | 継続 |
| 笑い飯・哲夫 | 継続 | 継続 |
| 森田哲矢 | 継続 | 継続 |
| 野田クリスタル | 担当 | 2025年は不参加 |
| 渡辺江里子 | 担当 | 2025年は不参加 |
| 粗品 | 不参加 | 初参加 |
| 友近 | 不参加 | 復帰 |
| リンゴ | 不参加 | 復帰 |
2024年の日本テレビ公式キャストと2025年の公式発表を比較すると、4人が続投し、3人が新たに2025年の審査員陣に加わった構成だ。
粗品が初審査員に選ばれた背景粗品の起用は、2025年大会の大きな話題となった。
霜降り明星の粗品は、M-1グランプリやR-1グランプリで優勝経験を持つ芸人。ネタに対する分析や率直な発言でも知られている。
2025年11月29日の審査員発表後、粗品は自身のXで大会への意気込みを示した。
そして12月13日の初審査後、自身のYouTubeチャンネルで日本テレビとの事前打ち合わせについて説明している。
オリコンニュースによると、粗品は制作側に対して、次のような姿勢を事前に伝えていた。
「面白くないものには面白くないと言いますよ」
加えて、審査コメントでは単に改善点を指摘するだけではなく、具体的にどのような展開が必要だったかまで伝えたいという考えを説明した。
制作側もその方針を了承し、粗品に積極的にコメントを求める演出を行ったという。
粗品の審査はなぜ賛否を呼んだのか2025年の決勝では、粗品がほかの6人とは異なる票を投じる場面もあった。
例えばAブロックの「もめんと」と「電気ジュース」の対戦では、6人がもめんとに投票した一方、粗品だけが電気ジュースに投票した。
また、「もめんと」と「とんでもあや」の対戦でも、田中と粗品がとんでもあやに票を投じている。
このような判断は、審査員の評価が必ずしも一致しないことを視聴者に印象づけた。
放送後の反応も一様ではなかった。
- 肯定的な評価: ネタの構成や伏線、笑いにつながる展開を具体的に分析する姿勢。
- 否定的な評価: 辛辣な表現や長時間のダメ出しが、出演者にとって厳しすぎるという懸念。
- 大会への影響: 審査員が何を評価しているのか、視聴者が考えるきっかけになった。
ENCOUNTは粗品の約4分に及ぶ審査コメントや、放送直後の視聴者の反応を報道。週刊女性PRIMEも、辛口審査への賛否や評価のあり方を取り上げた。
重要なのは、粗品の起用によって審査の見え方が変わったことだ。
従来の審査では、ネタを評価するコメントが比較的短く、視聴者が審査員の判断の背景まで理解しにくい場面もあった。
一方、粗品は自分の投票理由を細かく説明した。厳しい言葉遣いへの批判はあったものの、審査員が何をもって面白いと判断するのかを可視化した点は、2025年大会の特徴だった。
審査員の交代に特定のトラブルはあった?野田クリスタルや渡辺江里子が2025年の審査員から外れた理由について、日本テレビの公式発表は個別の事情を説明していない。
友近やリンゴについても、2025年の復帰理由が個別に公表されたわけではない。
そのため、特定の審査員と制作側の対立、審査結果をめぐるトラブル、粗品との不仲などを交代理由として扱う根拠はない。
THE Wは毎年の大会ごとに審査員を発表する方式だった。固定された終身的な審査員制度ではなく、出演経験のある芸人を継続起用しながら、新しい顔ぶれを加える構成だったと整理できる。
【プロの結論】THE Wの審査員を見るときに知っておきたいこと

THE Wの審査員を調べる際には、単純な名前の一覧だけでは見えてこない3つのポイントがある。
1.審査員の人数だけで評価の公平性は判断できない2024年は6人、2025年は7人だった。
しかし、人数が増えれば必ず公平になるわけではない。
お笑いには漫才、コント、ピン芸、モノマネなど複数のジャンルがあり、それぞれに異なる技術が求められる。
例えば、漫才では掛け合いや言葉の選び方が重要になる一方、コントでは設定の独創性や演技、物語の展開が評価につながる。
ジャンルを問わないTHE Wでは、異なる経験を持つ審査員が参加すること自体に意味があった。
2.国民投票とプロ審査員の票は同じ役割ではない歴代のTHE Wでは、一般審査員、国民投票、プロ審査員という複数の審査方式が採用されてきた。
ただし、2025年は視聴者投票が敗者復活枠の選出に使われ、最終決戦はプロ審査員7人が担当した。
この違いを理解しないまま歴代の優勝結果を比較すると、審査方式が同じだったかのような誤解につながる。
3.2025年の粗品起用は大会の転換点だった粗品の初参加は、単なる話題づくりにとどまらなかった。
審査員がネタのどこを評価し、どこに改善の余地があると考えるのかを、具体的な言葉で伝える場面が増えた。
厳しい評価をどう受け止めるかという問題は残ったが、審査の透明性やコメントのあり方を考える材料になったことは確かだ。
そして2026年、日本テレビはTHE Wの開催を見送った。
9年間の大会を通して女性芸人の活躍の場を広げてきたTHE Wは、2025年の9代目女王ニッチェを最後に、大きな節目を迎えた。
【THE Wの審査員】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:THE Wの2026年の審査員は誰ですか?
2026年は大会が開催されないため、審査員の発表もありません。2025年の川島明、粗品、田中卓志、哲夫、友近、森田哲矢、リンゴの7人が最後の実施大会の審査員です。
Q2:THE Wの2025年に初めて審査員を務めたのは誰ですか?
霜降り明星の粗品です。2025年11月29日に日本テレビが審査員就任を発表し、12月13日の決勝で初めて審査を担当しました。
Q3:THE Wの歴代審査員で担当回数が多いのは誰ですか?
2025年大会の公式発表時点では、アンガールズの田中卓志と笑い飯の哲夫がともに7回目で最多です。川島明は5回目、友近とハイヒールのリンゴは4回目でした。
Q4:THE Wの審査基準は点数制ですか?
公式基準は「とにかくおもしろい芸」です。2025年の決勝では、審査員7人が対戦ごとに投票する方式を採用。視聴者投票は敗者復活枠の選出に使用されました。
Q5:THE Wは2027年に復活しますか?
2026年11月2日現在、2027年の開催や復活について正式な発表はありません。日本テレビは2026年の開催を見送り、今後の実施についても明確な予定を示していません。
まとめ:THE Wの審査員は2025年の7人が最後の顔ぶれ
THE Wの歴代審査員を振り返ると、2017年の一般審査員中心の方式から、プロ芸人による審査と国民投票を組み合わせる方式へと変化してきたことが分かる。
2025年の審査員は次の7人だった。
- 川島明(麒麟)
- 粗品(霜降り明星)
- 田中卓志(アンガールズ)
- 哲夫(笑い飯)
- 友近
- 森田哲矢(さらば青春の光)
- リンゴ(ハイヒール)
特に粗品の初参加は、審査コメントのあり方や大会の評価基準に注目を集めた出来事だった。
一方、2026年は日本テレビが大会の開催を見送り、一定の役割を果たしたとして終了する形を説明している。性別を問わない「ダブルインパクト」など、より広い参加条件の賞レースに力を入れる方向へと動いている。
THE Wが残した最大の功績は、9年間で多くの女性芸人に優勝や決勝進出の機会を与え、テレビや舞台で活躍するきっかけを生み出したことだろう。
2025年の7人は、THE Wの歴史を締めくくった最後の審査員陣。 今後の大会の復活があるかどうかも含め、日本のお笑い賞レースの変化を見守りたい。