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【なぜ休載した?】2018年の長期休載と2025年の掲載休止は理由が違う

桐島 奈緒 桐島 奈緒 • 更新: • 公開: • 読了約 14 分
目次

『テラフォーマーズ』の休載理由を考えるうえで、最も大切なのは、2018年と2025年の事情を混同しないことです。

2018年:原作者・貴家悠の病気療養

2018年9月、週刊ヤングジャンプ41号からの休載が発表されました。当初は同年11月15日発売の50号で再開する予定でしたが、11月28日発売の52号で再び休載が告知されます。

その理由として公表されたのが、原作者・貴家悠の病気療養です。実は2017年3月から2018年4月にも療養による休載があったため、2018年末の再休載は、読者にとっても長期的な連載継続を心配する出来事でした。

当時のMANTANWEBの報道でも、出版社側の告知として原作者の療養が説明されています。2019年1号から再開時期未定の休載に入り、結果的に約5年間、本編の掲載が止まることになりました。

2025年:子育てに伴う執筆ペースの調整

2024年4月に連載が復帰した後、2025年4月10日発売の週刊ヤングジャンプ19号に第69話が掲載されました。このとき、公式Xを通じて貴家悠本人のコメントが紹介されています。

「原稿も頑張りますが、子育ても頑張りたいと思います!」

「ペースは落ちますが、着実に物語は佳境を迎えていきます」

公式アカウントは、貴家悠に子どもが誕生したことに伴い、次回更新を2025年夏から秋ごろに予定すると告知しました。原作者本人も、当時のコメントで体調について良好である旨を伝えています。

つまり、2025年の掲載休止は、2018年と同じ病気療養によるものと説明されたわけではありません。公表された事情は、家庭生活と執筆活動の両立に伴うスケジュール調整でした。

2025年12月18日に連載再開

その後、2025年12月18日発売の週刊ヤングジャンプ2026年3号で連載が再開されました。第70話では、豪華客船を舞台に一警護とテラフォーマーの戦いが描かれています。

4月の第69話から約8カ月ぶりの掲載となり、コミックナタリーやMANTANWEBも連載再開を報じました。2026年には月イチ連載として掲載が続き、10月には第80話まで到達しています。

【打ち切り説の真相】テラフォーマーズが完結したと思われる3つの理由

テラフォーマーズ完結

長期休載を繰り返した作品には、どうしても「連載終了」「打ち切り」という噂が生まれやすくなります。『テラフォーマーズ』も例外ではありません。

しかし、2026年11月時点の掲載状況を見る限り、打ち切り説を裏付ける事実は見当たりません。むしろ、継続を示す具体的な材料があります。

理由1:2018年から約5年間も新作掲載が止まった

最も大きな原因は、2018年末から2024年春までの長い空白期間です。

一般的な週刊連載漫画であれば、数週間から数カ月の休載でも読者の関心が変化することがあります。約5年という期間は非常に長く、連載再開の情報を知らない読者が、すでに完結した作品だと受け取ってしまうのも無理はありません。

ただし、長期休載と打ち切りは別のものです。本作の場合、2024年に実際の連載再開が実現したことで、休載中に広がった終了説は事実と異なることが明らかになりました。

理由2:第2部完結という情報が独り歩きしている

もう一つの原因は、2016年に発表された「第2部完結」というニュースです。

作品全体の完結と、物語を区切った章の完結が混同されると、検索結果だけを見た読者には連載終了のように映ることがあります。実際には、第2部の終了後も新章が始まり、現在の第3部へと続いています。

理由3:毎週掲載ではなく月イチ連載になっている

現在の『テラフォーマーズ』は、週刊ヤングジャンプに掲載されているものの、毎週掲載される通常の週刊連載ではありません。

集英社の公式特設ページには月イチ連載と明記されています。月刊誌に移籍したわけではなく、週刊ヤングジャンプという掲載媒体で、月に1回を基本とする掲載形式を取っています。

この違いを知らずに雑誌の掲載作品一覧を確認すると、ある号に作品が載っていないだけで、再び休載したと誤解する可能性があります。

打ち切りと判断する前に確認したいポイント

現在の状況を判断するなら、次の3点を確認するのが確実です。

  • 集英社の公式特設ページに連載中と記載されているか。
  • 週刊ヤングジャンプの掲載号や公式作品アカウントに最新話の告知があるか。
  • 集英社のコミックス書誌情報に新刊や次巻に関する情報が掲載されているか。

2026年11月現在は、公式ページの月イチ連載表記、第80話の掲載実績、最新24巻の発売という3つの事実がそろっています。したがって、打ち切りではなく、連載継続中と判断するのが妥当です。

【第2部完結と現在の第3部は別】物語はどこまで進んでいる?

『テラフォーマーズ』の完結状況を理解するうえで、作品の部構成を押さえることも欠かせません。

本作は、火星で人型に進化したゴキブリと人類の戦いを描くSFアクションです。しかし、単純な火星探索漫画ではありません。人類の生存、国家間の思惑、人体改造技術、未知のウイルスなど、複数のテーマが物語を動かしています。

第1部:バグズ2号計画と火星の脅威

物語の原点は、火星のテラフォーミング計画です。人類は火星の地表にコケとゴキブリを放ち、将来的に人間が居住できる環境を整えようとしていました。

ところが、火星に放たれたゴキブリは予想外の進化を遂げ、人型の生物テラフォーマーへと変化します。

この脅威を調査するために派遣されたのがバグズ2号です。人間側は昆虫などの生物の能力を取り込む特殊な手術によって戦闘力を高めますが、計画は大きな犠牲を伴う結果となりました。

第2部:アネックス計画とA・Eウイルスの謎

第2部では、火星探索の中心となるアネックス計画が描かれます。

バグズ2号の失敗を受け、U-NASAは火星開発を長らく凍結していました。しかし、火星由来とみられるA・Eウイルスによる感染被害が地球で拡大します。このウイルスは作中設定で致死率100%とされる極めて危険な存在です。

そこで、テラフォーマーを捕獲してワクチン開発につなげるという目的で、新たな火星探索計画が立ち上がりました。それがアネックス計画です。

中心人物となるのは、小町小吉、ミッシェル・K・デイヴス、膝丸燈ら。燈は幼馴染をA・Eウイルスによって失った経験から、同じ病気に苦しむ子どもたちを救うために計画へ参加します。

人類を救うという目的の裏側には、各国の政治的な思惑や組織間の対立も存在します。この複雑な構図が、第2部の大きな読みどころです。

2016年の第2部完結はシリーズ最終回ではない

2016年2月10日発売の週刊ヤングジャンプ11号で、第2部が完結しました。しかし、これは作品全体の終了を意味していません。

MANTANWEBの当時の報道では、同年3月17日発売の16号から新章が始まることが告知され、物語の舞台が「火星から地球へ」と移ることも予告されていました。

つまり、第2部の完結はストーリーの一区切りであり、シリーズの最終回ではなかったのです。

現在の第3部:火星から地球へ、そして新たな戦いへ

第3部では、火星での戦いを経た人類の社会や勢力関係が新たな焦点となります。

2026年10月29日掲載の第80話では、ジョセフと膝丸燈の対決が描かれました。公式アカウントの告知でも、第3部の最新話として紹介されています。

また、2026年8月発売の第24巻のあらすじでは、豪華客船でサムライソードとニュートン一家の長兄ハンニバルが対峙し、鬼塚とジェットも戦いに加わる展開が紹介されています。

火星での戦闘だけでなく、地球側の組織や人物の動向も絡み合うため、物語は単純な敵の撃退だけでは終わらない構造になっています。

【プロの結論】最終回はいつ?今後の展開で注目したいポイント

2026年11月現在、『テラフォーマーズ』の最終回がいつになるのか、具体的な日程は発表されていません。

原作者の貴家悠は2025年4月のコメントで、物語が佳境を迎えていると説明しました。この発言は、作品が終盤へ向かっていることを考える材料にはなります。ただし、「佳境」という言葉だけで、次巻や次話が最終回になると判断することはできません。

また、月イチ連載という形式を考えると、単行本の発売間隔も通常の週刊連載作品とは異なります。2026年8月に24巻が発売された一方で、雑誌ではその後もエピソードが進行しています。単行本の発売ペースだけを見て、完結が近いと判断するのは早計です。

今後の注目要点は3つ

1. ジョセフをめぐる謎の解明

第80話まで進んだ第3部では、ジョセフと燈の対決が大きな焦点になっています。登場人物の背景や過去の因縁がどのように整理されるのかは、今後の重要な見どころです。

2. A・Eウイルスと人類の未来

物語の出発点にあるのは、A・Eウイルスから人類を救うという目的でした。アネックス計画が掲げたワクチン開発という使命が、最終的にどのような形で決着するのかは、シリーズ全体を理解するうえで重要です。

3. テラフォーマーと人類の戦いの結末

単なる生存競争として始まった戦いは、地球側の政治や組織、登場人物たちの思惑が絡む大きな問題へと発展しています。人類とテラフォーマーの関係がどこへ向かうのか、物語の根幹に関わる部分にも注目したいところです。

読者としては、短期的な掲載間隔だけで判断するのではなく、公式の連載告知、最新話、単行本の収録話数を照らし合わせながら追うのがおすすめです。

【テラフォーマーズの完結状況】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:テラフォーマーズは2026年に完結しましたか?

A1:いいえ。2026年11月現在も連載中です。10月29日発売の週刊ヤングジャンプ48号に第3部の第80話が掲載されており、最終回は発表されていません。

Q2:テラフォーマーズの最終回はいつですか?

A2:具体的な最終回の日付は公表されていません。原作者は2025年に物語が佳境を迎えているとコメントしていますが、完結時期の確定発表とは異なります。

Q3:テラフォーマーズは打ち切りになったのですか?

A3:打ち切りではありません。2018年からの長期休載や2025年の掲載休止が誤解を生んでいますが、2026年も月イチ連載が継続しています。

Q4:2025年に再び休載した理由は何ですか?

A4:2025年4月の公式告知では、貴家悠に子どもが誕生したことに伴い、次回更新を夏から秋ごろとする予定が説明されました。その後、12月18日発売号で連載が再開しています。

Q5:テラフォーマーズの最新刊は何巻ですか?

A5:2026年11月現在の最新刊は第24巻です。2026年8月19日に紙版・電子版が発売されました。ただし、24巻は最終巻ではありません。

Q6:第2部が完結したという情報は本当ですか?

A6:本当です。2016年2月に第2部が完結しました。ただし、同年3月には新章が始まっており、作品全体の完結を意味するものではありません。

Q7:テラフォーマーズは現在も週刊ヤングジャンプで読めますか?

A7:はい。週刊ヤングジャンプで月イチ連載中です。毎号掲載されるわけではないため、最新の掲載号は公式特設ページや作品公式アカウントで確認できます。

まとめ:テラフォーマーズは未完結!2026年も第3部が進行中

『テラフォーマーズ』は2026年11月現在、完結していません。週刊ヤングジャンプで月イチ連載が続き、10月29日には第3部の第80話が掲載されました。コミックスも2026年8月に第24巻が発売されています。

2018年の長期休載は原作者・貴家悠の病気療養が理由であり、2025年の掲載休止は子育てに伴う執筆ペースの調整が背景にありました。どちらも作品の打ち切りを意味するものではありません。

また、2016年の第2部完結もシリーズ全体の最終回ではなく、火星から地球へ舞台を移す新章への転換でした。

現時点で押さえておきたい結論は、「テラフォーマーズは連載中であり、最終回の日程は未発表」ということです。

長い休載を経て再び動き出した物語は、ジョセフと燈の対決、A・Eウイルスの問題、そして人類とテラフォーマーの決着へと進んでいます。今後の月イチ連載と新刊情報を追いながら、貴家悠と橘賢一が描く物語の行方を見届けたいところです。

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桐島 奈緒

芸能担当デスクとして14年。所属事務所の公式リリース、番組公式サイト、配信サービスの告知を一次情報として照合し、出典の確認できない話は記事にしません。

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