2026年10月25日・京都競馬場・第87回菊花賞
直線の内を突いた判断が勝負を分けた2026年10月25日の菊花賞は、京都競馬場の芝3000メートルで18頭が争った。武豊騎手が手綱を取ったゴーイントゥスカイは、3番人気から勝利をつかんだ。
レース序盤はキンググローリーが大きくリードする展開。ゴーイントゥスカイは中団のインで折り合いをつけ、スタミナを温存した。
勝負どころでは馬群に囲まれる場面もあったが、直線で進路を見つけると一気に加速。内から抜け出し、外から猛追したバステールを鼻差で振り切った。
勝ちタイムは3分4秒5。3着にはダノンヒストリーが入り、3冠を狙ったロブチェンは14着に終わった。日本競馬協会の重賞勝ち馬情報でも、ゴーイントゥスカイの勝利とレースの経緯が紹介されている。
武豊騎手はレース後、次のように振り返った。
道中動かずに直線にかけようと思っていた。
日刊スポーツの取材で伝えられたコメントからは、長距離戦で焦って動かず、馬のリズムを優先した判断が読み取れる。
菊花賞単独最多の6勝を達成今回の優勝で、武豊騎手は菊花賞通算6勝目を達成した。
菊花賞は芝3000メートルで争われるクラシック三冠の最終戦。単純な瞬発力だけではなく、折り合い、持久力、仕掛けるタイミングなど、騎手の判断が結果を左右する。
6勝という記録は、長年にわたり異なる世代の競走馬と向き合い、京都の長距離戦で結果を残してきた証しでもある。
ゴーイントゥスカイには父子3代制覇の記録も今回の勝利には、武豊騎手の記録とは別に、競走馬の血統に関する大きな意味もあった。
| 世代 | 馬名 | 菊花賞優勝年 |
|---|---|---|
| 祖父 | ディープインパクト | 2005年 |
| 父 | コントレイル | 2020年 |
| 本馬 | ゴーイントゥスカイ | 2026年 |
出典:日本競走馬協会の重賞勝ち馬情報
ゴーイントゥスカイは、父コントレイル、母ゴーイントゥザウィンドウ、母の父タピットという血統。祖父ディープインパクト、父コントレイルに続く菊花賞制覇で、史上初の父子3代制覇を実現した。
武豊騎手の歴代最多6勝と、ゴーイントゥスカイの父子3代制覇。異なる二つの記録が同じレースで生まれたことは、2026年の菊花賞を象徴する出来事となった。
【2026年最新成績】武豊の現在の勝利数と直近レース結果

2026年10月25日までの年別成績データでは、武豊騎手の中央競馬における成績は次の通り。
2026年の勝利数63勝
年間成績データ
2026年の騎乗数465回
出走回数
勝率13.5%
3着以内率38.3%
同じ成績データでは、2着57回、3着58回、連対率25.8%となっている。中央競馬での通算勝利数は4,688勝と表示されている。
この数字で注目したいのは、年間勝率13.5%という安定感だ。
武豊騎手の騎乗は、単純に勝ち馬に乗るだけではない。新馬戦での若駒の能力を引き出す仕事から、条件戦での位置取り、重賞での勝負どころまで、幅広いレースに対応している。
10月24日・25日の京都開催で見せた結果菊花賞の前日にも、武豊騎手は注目の新馬戦を勝っていた。
10月24日の京都5R、2歳牝馬の芝1600メートル戦で、1番人気のスマートピナクルに騎乗。13頭立てのレースを1分35秒4で制し、デビュー戦を勝利で飾った。
翌25日は菊花賞でゴーイントゥスカイを勝利に導いた一方、ほかの騎乗馬ではメイショウギフトが9着、ヴァンクライが5着、ギュルヴィが9着という結果だった。
2日間の騎乗内容を整理すると、次のようになる。
- 10月24日:スマートピナクルで新馬勝ち。
- 10月24日:サンタンカで長岡京ステークス3着。
- 10月25日:ゴーイントゥスカイで菊花賞優勝。
- 10月25日:ヴァンクライは萩ステークス5着。
大舞台での勝利だけでなく、次世代を担う2歳馬の勝ち上がりも見逃せないポイントだ。
【注目馬の相関関係】マジカルブラック・スマートピナクル・オンユアマークス
2026年秋の武豊騎手を追ううえでは、騎乗馬それぞれの血統や実績を把握しておきたい。
ここでは、今週の新馬戦で注目される馬と、すでに結果を残した若駒を整理する。
| 競走馬 | 武豊騎手との関係 | 血統・注目ポイント |
|---|---|---|
| マジカルブラック | 11月1日新馬戦 | 父モズアスコット、祖母スイープトウショウ |
| スマートピナクル | 10月24日新馬戦で勝利 | 父キズナ。京都芝1600mでデビュー勝ち |
| オンユアマークス | 10月11日に騎乗して勝利 | 京都芝2000mの2歳コースレコードを更新 |
| ゴーイントゥスカイ | 10月25日菊花賞で勝利 | 父コントレイル、祖父ディープインパクト |
11月1日の京都6Rでデビューを迎えるマジカルブラックは、牡2歳の競走馬。栗東の角田晃一厩舎に所属している。
JRAの競走馬情報によると、血統は次の通り。
- 父:モズアスコット
- 母:ピエドラデルーナ
- 母の父:キタサンブラック
- 母の母:スイープトウショウ
つまり、スイープトウショウはマジカルブラックにとって祖母にあたる。
父モズアスコットは、芝とダートの両方で活躍した競走馬。母系にはキタサンブラック、さらにスイープトウショウという実績馬の名前が並ぶ。血統面での注目度は高い。
加えて、10月28日の最終坂路追い切りでは、ラスト1ハロン12秒0を記録したとnetkeibaが報じている。
ただし、調教時計だけで初戦の勝敗が決まるわけではない。実戦でのスタート、ダート1800メートルへの適性、道中の折り合いが見どころになる。
スマートピナクルはすでに京都で新馬勝ちスマートピナクルは、10月24日の京都5Rで武豊騎手とのコンビでデビューした牝2歳馬。
父はキズナ、母はスマートオーシャン。母の父はMr. Greeleyという血統だ。
デビュー戦では好位からレースを進め、直線で抜け出して1着。2着マイヴェールに1馬身差をつけた。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 日付 | 2026年10月24日 |
| 競馬場 | 京都 |
| レース | 2歳新馬 |
| 距離 | 芝1600m |
| 人気 | 1番人気 |
| 着順 | 1着 |
| タイム | 1分35秒4 |
JRAの競走馬情報でも、武豊騎手でのデビュー勝ちが確認できる。
加えて、今後の騎乗予定情報では、11月14日のデイリー杯2歳ステークスでの騎乗候補として名前が挙がっている。出走や騎乗の最終確定は、正式な発表を確認したい。
オンユアマークスは京都の2歳コースレコードを更新もう一頭、秋の京都開催で強い印象を残したのがオンユアマークスだ。
2026年10月11日の京都2R、芝2000メートルの2歳戦で武豊騎手が騎乗。勝ちタイムは1分59秒1で、従来の2歳コースレコードを0秒2更新した。
レースでは中団から進出し、直線で伸びて勝利。武豊騎手は、直線に向いてから馬のスイッチが入ったと振り返っている。
今後の予定としては、11月23日の東京スポーツ杯2歳ステークスで騎乗予定馬に挙がっている。京都での好走が東京の重賞につながるか、若駒路線の重要なチェックポイントとなる。
【10月31日・11月1日】武豊の京都競馬場での騎乗予定9鞍を全公開
2026年10月30日に公開された騎乗予定情報によると、武豊騎手は10月31日(土)と11月1日(日)の両日、京都競馬場で騎乗する。
土曜日が4鞍、日曜日が5鞍。特に日曜日のマジカルブラックは、新馬戦での走りが注目される。
10月31日(土)の騎乗予定・京都4鞍| レース | 競走馬 | 条件 |
|---|---|---|
| 5R | オーバーアゲイン | 2歳新馬・芝2000m |
| 6R | スターシーカー | 2歳新馬・ダ1400m |
| 7R | バリオス | 3歳以上1勝クラス・ダ1800m |
| 10R | アークドール | ハロウィンS・ダ1900m |
土曜日の注目馬はスターシーカーだ。
父はライフイズグッド。netkeibaの報道では、最終追い切りで軽快な動きを見せ、馬体の仕上がりも順調と伝えられている。ダート1400メートルの新馬戦で、どのようなスタートを切るかが焦点となる。
一方、10Rのアークドールは3勝クラスのハロウィンステークスに出走予定。新馬戦とは異なり、実績馬がそろう条件での騎乗となる。
11月1日(日)の騎乗予定・京都5鞍| レース | 競走馬 | 条件 |
|---|---|---|
| 1R | ルージュミスティカ | 2歳未勝利・ダ1400m |
| 2R | グランビート | 2歳未勝利・ダ1800m |
| 3R | エトワールハマー | 2歳未勝利・芝2000m |
| 6R | マジカルブラック | 2歳新馬・ダ1800m |
| 11R | スマートワイス | まほろばS・芝1600m |
日曜日は未勝利戦3鞍、新馬戦1鞍、リステッド競走1鞍という構成だ。
特に6Rのマジカルブラックは血統面からも注目される。新馬戦はキャリアの出発点であり、今後の重賞路線につながる可能性を見極める機会でもある。
11Rのスマートワイスは、3歳以上オープンのまほろばステークスに出走予定。若駒だけでなく、オープンクラスの競走にも騎乗する点が日曜日の特徴だ。
9鞍を見るときのポイント今週の騎乗予定で注目したいのは、レースの種類が幅広いことだ。
- 新馬戦: オーバーアゲイン、スターシーカー、マジカルブラック。
- 未勝利戦: ルージュミスティカ、グランビート、エトワールハマー。
- 条件戦・オープン: バリオス、アークドール、スマートワイス。
新馬戦では競走馬の将来性、未勝利戦では勝ち上がりの可能性、条件戦では相手関係と展開が重要になる。
なお、騎乗予定は出走取消や騎手変更などによって変わる場合がある。実際の出走直前にはJRAの確定出馬表を確認したい。
【海外遠征と今後の展望】メイショウタバルの凱旋門賞、秋の重賞路線
武豊騎手の2026年を振り返るうえで、忘れてはならないのがメイショウタバルとの海外挑戦だ。
メイショウタバルとの凱旋門賞は14着メイショウタバルは、2026年10月4日にフランスのパリロンシャン競馬場で開催された凱旋門賞に出走した。
武豊騎手が手綱を取り、日本からの遠征馬として世界の強豪に挑んだ。
JRAが公表した公式結果では、メイショウタバルは14着。同じく日本から参戦したアドマイヤテラは11着だった。
凱旋門賞は芝2400メートルで争われる欧州最高峰の競走の一つ。日本の競馬場とは異なるコース形態や馬場への対応も求められる。
菊花賞での勝利と比較すると、両レースの条件は大きく異なる。国内の長距離G1で実績を積み重ねることと、海外の大舞台で結果を残すことは、それぞれ別の難しさを持っている。
2026年11月以降の注目騎乗予定今後の騎乗予定情報には、秋から冬にかけての重賞やリステッド競走も掲載されている。
| 日程 | 競走馬・レース | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 11月3日 | メモリアカフェ・JBCレディスクラシック | 地方交流G1 |
| 11月8日 | マイノワール・みやこS | ダート重賞 |
| 11月14日 | スマートピナクル・デイリー杯2歳S | 2歳重賞 |
| 11月22日 | アドマイヤズーム・マイルCS | 秋のマイルG1 |
| 11月23日 | オンユアマークス・東京スポーツ杯2歳S | 2歳重賞 |
これらは10月29日更新の騎乗予定情報などに掲載された予定であり、最終的な騎乗確定とは区別する必要がある。
菊花賞での勝利をきっかけに、武豊騎手の秋競馬への期待はさらに高まる。とりわけ、スマートピナクルやオンユアマークスといった2歳馬が今後どのような成長を見せるかは、長期的な注目材料となる。
【プロの結論】武豊の強さは記録だけでは測れない今回の菊花賞で見えたのは、武豊騎手の経験に裏打ちされたレース判断だ。
3000メートルという長丁場では、早く動けば最後の直線で脚が残らず、待ちすぎれば進路を失う。ゴーイントゥスカイを中団の内で我慢させ、最後の直線で勝負した騎乗には、長距離戦ならではの技術が表れていた。
一方、若駒の新馬戦では、馬の能力を引き出しながら競走経験を積ませることが重要になる。マジカルブラックやスターシーカーへの騎乗は、ベテラン騎手が次世代の競走馬とどのように向き合うかを見る機会でもある。
6勝という歴史的記録と、これからの競走馬を育てる騎乗。この二つを同時に追うことが、2026年秋の武豊ニュースを読み解く最大のポイントだ。
【武豊最新ニュース】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:武豊騎手は2026年の菊花賞で何勝目を挙げましたか?
A1:ゴーイントゥスカイとのコンビで優勝し、菊花賞通算6勝目を達成しました。自身の記録を更新する歴代単独最多です。
Q2:武豊騎手の10月31日・11月1日の騎乗予定は何鞍ですか?
A2:京都競馬場で合計9鞍です。10月31日が4鞍、11月1日が5鞍となっています。
Q3:マジカルブラックの血統は?
A3:父はモズアスコット、母はピエドラデルーナ、母の父はキタサンブラックです。母の母は名牝スイープトウショウで、2026年11月1日の京都6Rで武豊騎手とのデビュー戦を予定しています。
Q4:スマートピナクルは新馬戦で勝ちましたか?
A4:はい。2026年10月24日の京都5R、芝1600メートルの2歳新馬戦を1番人気で勝利しました。武豊騎手が騎乗し、勝ちタイムは1分35秒4でした。
Q5:オンユアマークスが記録した京都のコースレコードとは?
A5:2026年10月11日の京都2R、2歳芝2000メートル戦で1分59秒1を記録し、従来の2歳コースレコードを0秒2更新しました。
Q6:武豊騎手とメイショウタバルの凱旋門賞の結果は?
A6:2026年10月4日に行われた凱旋門賞で、メイショウタバルは武豊騎手とのコンビで14着でした。
Q7:武豊騎手の2026年の勝利数は?
A7:2026年10月25日までの年別成績データでは、中央競馬で63勝、465回の騎乗、勝率13.5%となっています。
まとめ:武豊の2026年秋は菊花賞6勝から次の挑戦へ
2026年10月25日の菊花賞でゴーイントゥスカイを勝利に導き、歴代最多の6勝を達成した武豊騎手。加えて、ゴーイントゥスカイによる史上初の父子3代菊花賞制覇も実現し、競馬史に残る一日となった。
10月31日・11月1日は京都競馬場で計9鞍に騎乗予定。なかでも、モズアスコットとスイープトウショウの血を引くマジカルブラックのデビュー戦は大きな見どころだ。
今後はスマートピナクルやオンユアマークスの成長、秋の重賞路線での騎乗にも注目したい。
武豊騎手のニュースを追う際には、次の3点を基準にすると情報を整理しやすい。
1. 記録と結果: G1勝利数や年間成績など、確定した数字を確認する。
2. 騎乗予定と確定情報: 想定段階の予定とJRAの正式な出馬表を区別する。
3. 競走馬の成長: 血統だけで判断せず、新馬戦の内容や実際のレース結果を重視する。
菊花賞で歴史を塗り替えた武豊騎手。次の京都開催でどの馬と新しい結果を残すのか、秋競馬の続報からも目が離せない。