2026年11月現在、坂井瑠星騎手は日本競馬界を代表するトップジョッキーの一人として、国内外の大舞台で存在感を示している。JRAの2026年成績は89勝、勝率16.7%、連対率29.5%、複勝率40.0%。年間騎手リーディングでは6位につけている。加えて、フォーエバーヤングとの海外GⅠ制覇や、テーオーエルビスとのブリーダーズカップ・スプリント優勝など、海外でも大きな実績を残した。
1997年5月31日生まれの29歳。栗東所属で矢作芳人厩舎に所属する坂井騎手は、2016年のデビューから着実に勝利を重ね、2026年8月にはJRA通算700勝を達成した。レモンポップ、ダブルハートボンド、フォーエバーヤングなど、時代を代表する競走馬とのコンビも大きな注目を集めている。プロフィール、経歴、最新成績、GⅠ勝利、海外遠征、騎乗スタイルまで詳しく整理する。
【2026年最新】坂井瑠星騎手の成績・勝率・騎手リーディングを検証

2026年の坂井瑠星騎手は、国内の年間勝利数で上位を維持しながら、海外のビッグレースでも結果を残している。国内と海外を分けて見ると、現在の実力と評価がより明確になる。
2026年のJRA成績は89勝・勝率16.7%2026年11月2日更新の騎手ランキング情報によると、坂井騎手のJRA年間成績は次のとおりだ。
| 項目 | 2026年成績 |
|---|---|
| JRA年間勝利数 | 89勝 |
| 2着 | 68回 |
| 3着 | 56回 |
| 4着以下 | 320回 |
| 騎乗回数 | 533回 |
| 勝率 | 16.7% |
| 連対率 | 29.5% |
| 複勝率 | 40.0% |
| 騎手リーディング | 6位 |
出典は東スポ競馬などの騎手成績データ。集計対象はJRAの平地競走であり、海外競走の勝利はこの年間成績に含まれない。
注目したいのは勝率16.7%という数字だ。およそ6回騎乗するごとに1勝を挙げる計算であり、年間を通じて安定した勝ち星を積み重ねている。
加えて、連対率29.5%は約3.4回に1回、複勝率40.0%は約2.5回に1回、2着以内または3着以内に入る計算となる。勝ち切る力だけでなく、上位争いに加わる頻度も高い。
2024年・2025年と比較しても高水準を維持直近3年間の成績を比較すると、坂井騎手が上位騎手として定着していることが分かる。
- 2024年:115勝、勝率15.9%、年間リーディング4位。
- 2025年:110勝、勝率15.9%、年間リーディング4位。
- 2026年:89勝、勝率16.7%、年間リーディング6位(11月2日更新時点)。
2026年は前年の年間勝利数にはまだ届いていないが、勝率は過去2年を上回っている。騎乗数や集計時点が異なるため単純比較はできないものの、1鞍当たりの勝ち切る力は高まっている。
なお、2026年のJRA重賞成績は、年次成績データで44戦3勝。これとは別に、海外ではGⅠタイトルも獲得している。国内の騎手ランキングだけで坂井騎手の2026年を評価すると、実績の一部を見落とすことになる。
【プロフィール・経歴】29歳でJRA通算700勝を達成した歩み
坂井瑠星騎手は1997年5月31日生まれ。2026年11月3日時点で29歳だ。東京都出身で、2016年にJRA騎手としてデビューした。
坂井瑠星騎手の基本プロフィール- 名前:坂井瑠星(さかい・りゅうせい)
- 生年月日:1997年5月31日
- 年齢:29歳(2026年11月現在)
- 出身地:東京都
- 所属:栗東
- 所属厩舎:矢作芳人厩舎
- 騎手免許取得・デビュー:2016年
- JRA通算700勝達成:2026年8月23日
坂井騎手のJRA初騎乗は2016年3月5日の阪神競馬場。ビアンカリボンに騎乗し、14着だった。
その約1か月後の4月2日、阪神競馬場の4Rでグランプリアクセルに騎乗して初勝利を達成。騎手としてのキャリアを本格的にスタートさせた。
初重賞勝利は2019年3月10日のフィリーズレビュー。ノーワンとのコンビで重賞タイトルを獲得した。デビューから約3年で重賞を制したことは、その後の飛躍につながる重要な節目となった。
2022年に初GⅠ制覇、2026年には通算700勝大きな転換点となったのが2022年だ。10月16日の秋華賞でスタニングローズに騎乗し、念願のJRA・GⅠ初制覇を達成。その後もドルチェモアとの朝日杯フューチュリティステークス制覇など、若くして大舞台で結果を残した。
そして2026年8月23日、新潟競馬場12Rの3歳未勝利戦でクリムゾンリーフに騎乗して1着。これによりJRA通算700勝に到達した。
JRA公式サイトに掲載された達成時のコメントでは、良い馬に乗せてもらっていることへの感謝と、一鞍一鞍の質を高めていきたいという姿勢を示している。700勝という数字だけでなく、さらなる成長を目指す姿勢も印象的だ。
【所属厩舎・矢作芳人】坂井瑠星騎手を支える師弟関係とは?
坂井騎手を語るうえで欠かせないのが、栗東の矢作芳人調教師との関係だ。坂井騎手はデビュー当初から矢作厩舎に所属している。
矢作調教師は国内外の大レースに積極的に挑戦することで知られ、管理馬を海外の競馬場へ送り出してきた調教師の一人。海外遠征を含めた経験を積みやすい環境は、坂井騎手のキャリアにも大きな意味を持ってきた。
矢作厩舎所属で培った経験坂井騎手と矢作調教師の関係を象徴する競走馬がフォーエバーヤングだ。矢作厩舎の管理馬であり、坂井騎手が主戦として国内外の重要レースに騎乗してきた。
2025年のブリーダーズカップ・クラシック制覇や、2026年のサウジカップ、ジョッキークラブゴールドカップ制覇は、このコンビの実力を世界に示した代表的な出来事である。
矢作厩舎だけに依存しない騎乗実績一方、坂井騎手の活躍は矢作厩舎の管理馬だけに限られない。
レモンポップは田中博康厩舎、ダブルハートボンドは大久保龍志厩舎、テーオーエルビスは高柳大輔厩舎の管理馬だ。それぞれ異なる厩舎の馬で大舞台を制している。
これは、特定の厩舎との関係だけでなく、他の調教師や馬主からも重要なレースを任される騎手へ成長したことを示している。
矢作厩舎という活動の基盤を持ちながら、幅広い厩舎の競走馬に騎乗する。この両面が、現在の坂井騎手の強みとなっている。
【代表馬を解説】レモンポップ・ダブルハートボンド・フォーエバーヤング
坂井騎手の評価を押し上げたのは、個人の勝利数だけではない。競馬史に残る実績を持つ競走馬とのコンビが、国内外で結果を残してきたことも大きい。
レモンポップ:チャンピオンズカップ連覇を達成レモンポップは坂井騎手を代表する競走馬の一頭だ。田中博康厩舎に所属したダートの実力馬で、2023年と2024年のチャンピオンズカップを連覇した。
2023年にはフェブラリーステークスも制覇。国内ダート路線で圧倒的な存在感を示した。
特に2024年12月1日のチャンピオンズカップは、前年に続く逃げ切り勝ち。前年2着のウィルソンテソーロによる猛追をハナ差で退けた。
東京馬主協会のレース報告によると、この勝利は坂井騎手にとって同レース2勝目、JRA・GⅠ通算6勝目だった。
レモンポップとのコンビは、坂井騎手の先行力やペース判断を語るうえで重要な実績となっている。
ダブルハートボンド:2025年チャンピオンズカップを制覇もう一頭の重要なパートナーが、ダブルハートボンドだ。
2025年12月7日のチャンピオンズカップでは、坂井騎手とのコンビでGⅠ初挑戦ながら初制覇を達成した。
レースでは好位を確保し、直線でウィルソンテソーロとの激しい競り合いを制して優勝。勝ちタイムは1分50秒2だった。
JRAのレース回顧では、坂井騎手が「いつも通り、この馬のリズムで」と振り返っている。馬の持ち味を崩さず、リズムを重視した騎乗が勝利につながった。
レモンポップに続き、異なる厩舎のダート馬でチャンピオンズカップを制したことは、坂井騎手のダート戦線における存在感をさらに高めた。
フォーエバーヤング:世界の舞台で結果を残す主戦コンビ海外実績を語るうえで、フォーエバーヤングは欠かせない存在だ。
矢作芳人厩舎の管理馬である同馬は、坂井騎手とのコンビでサウジカップやブリーダーズカップ・クラシックなど、世界最高峰のダート競走に挑戦してきた。
2025年にはサウジカップとブリーダーズカップ・クラシックを制覇。そして2026年2月14日にはサウジカップで再び優勝し、同レース史上初の2連覇を達成した。
2026年9月18日のジョッキークラブゴールドカップでも優勝。一方、10月31日のブリーダーズカップ・クラシックでは5着となった。
勝利だけでなく、世界の強豪を相手に継続して戦っていること自体が、このコンビの価値を示している。
【海外遠征・2026年最新】坂井瑠星騎手の世界での評価と実績
坂井騎手は国内競馬にとどまらず、海外の主要競走でも実績を重ねている。特に2026年は、海外遠征がキャリアの大きな柱となった年だ。
2026年の主な海外GⅠ実績- 2月14日・サウジカップ:フォーエバーヤングで優勝。史上初の同レース2連覇を達成。
- 5月2日・チャーチルダウンズステークス:テーオーエルビスで優勝。
- 9月18日・ジョッキークラブゴールドカップ:フォーエバーヤングで優勝。
- 10月31日・ブリーダーズカップ・スプリント:テーオーエルビスで優勝。
- 10月31日・ブリーダーズカップ・クラシック:フォーエバーヤングで5着。
このうち特に注目されたのが、2026年10月31日のブリーダーズカップ・スプリントだ。
テーオーエルビスでBCスプリント制覇アメリカのキーンランド競馬場で開催されたブリーダーズカップ・スプリントで、坂井騎手はテーオーエルビスに騎乗。13頭立てのレースを1分8秒20で制した。
このレースで印象的だったのは、道中の位置取りと直線での進路選択だ。
テーオーエルビスは序盤、後方に位置していた。坂井騎手は前方の馬群を追いかけ、直線では外へ進路を取って末脚を発揮。最後の直線で先行勢を差し切り、優勝を果たした。
ブリーダーズカップ公式のレース報告でも、坂井騎手が馬群の後方から追い上げ、最後の直線で外へ持ち出した判断が勝利につながったと紹介されている。
レモンポップのような先行型の競馬だけでなく、後方から差し切る競馬でも世界のGⅠを勝てることを示した一戦だった。
海外実績はフォーエバーヤングだけではない2026年9月6日の韓国・コリアスプリントでは、矢作厩舎のアメリカンステージに騎乗して2着。海外競走での経験を積み重ねている。
また、2026年のサウジカップではフォーエバーヤングを内ラチ沿いの好位に導き、直線で進路を確保して勝利した。サウジアラビアの競馬統括機関による公式レース報告でも、この位置取りと判断が勝因の一つとして取り上げられている。
国内の競馬場とは異なる環境、馬場、ペース、競争相手に対応する能力は、海外で継続して騎乗するうえで重要な要素だ。
2026年の海外実績を見ると、坂井騎手は日本の有力馬に騎乗するだけの存在から、世界の大レースで勝利を狙う騎手へと活動の幅を広げている。
【騎乗スタイル・評判】坂井瑠星騎手が評価される理由と今後の課題
坂井騎手の騎乗スタイルを一言で表すなら、馬の能力を生かした位置取りと、レース展開に応じた柔軟な判断が特徴だ。
先行力だけでなく展開への対応力も強みレモンポップとのコンビでは、前方のポジションを確保して自分のリズムでレースを進める競馬が印象的だった。ダブルハートボンドとの2025年チャンピオンズカップでも、好位から直線で抜け出す形を取っている。
一方、2026年のBCスプリントでは後方からの差し切りを成功させた。フォーエバーヤングとのサウジカップでも、先行馬の直後で位置を確保し、内側から抜け出す競馬を見せている。
つまり、単純に逃げや先行を得意とする騎手という評価だけでは不十分だ。馬の脚質、相手関係、コース条件を踏まえ、異なる戦法を使い分けられる点が大きな強みになっている。
2026年の数字から見える安定感勝率16.7%、連対率29.5%、複勝率40.0%という数字は、年間を通して高い水準を維持していることを示す。
ただし、複勝率が40%だからといって、どの馬に騎乗しても同じ確率で好走するわけではない。騎乗馬の能力、調教師の仕上げ、枠順、馬場状態、距離適性などが結果に影響する。
また、人気馬に騎乗する機会が多いトップ騎手は、勝利数だけでなく期待に対する結果も問われる。2026年8月のJRA通算700勝達成時にも、本人は人気馬で期待に応えられないケースがあることに触れ、一鞍ごとの質を高める意欲を示していた。
今後注目したい3つのポイント- 年間リーディングの順位:現在6位から上位へ浮上できるか。残りの国内開催で勝利数をどこまで伸ばすか。
- 国内GⅠでの新たな勝利:これまでのJRA・GⅠ実績に加え、2026年の国内GⅠタイトルを獲得できるか。
- 海外ビッグレースでの継続的な活躍:フォーエバーヤングやテーオーエルビスなど、海外でも通用する競走馬とのコンビをさらに発展させられるか。
【プロの結論】坂井瑠星騎手の本当の実力は国内外の実績を合わせて評価する
坂井瑠星騎手を評価する際に重要なのは、国内の勝利数、GⅠ実績、海外遠征の成果を別々に確認したうえで、総合的に判断することだ。
2026年11月現在、JRA年間89勝、勝率16.7%、複勝率40.0%、リーディング6位という数字は、国内トップクラスの安定感を示している。加えて、海外ではサウジカップやジョッキークラブゴールドカップ、BCスプリントを制している。
レモンポップとのダートGⅠ連覇、ダブルハートボンドとの新たなタイトル獲得、フォーエバーヤングとの世界的な活躍。これらは異なる競走馬、異なる厩舎、異なる競馬場で結果を残してきた証拠だ。
特に注目すべきなのは、坂井騎手の強みが単なる騎乗数や有力馬への騎乗機会だけでは説明できない点である。先行して押し切る競馬と、後方から差し切る競馬の両方で海外GⅠを制したことは、戦術面での幅広さを示している。
坂井瑠星騎手に関するよくある質問(FAQ)
Q1:坂井瑠星騎手は2026年現在何歳ですか?
A1:1997年5月31日生まれで、2026年11月3日時点で29歳です。
Q2:坂井瑠星騎手の2026年の勝利数とリーディング順位は?
A2:11月2日更新のJRA成績では89勝、勝率16.7%、連対率29.5%、複勝率40.0%で、年間騎手リーディング6位です。
Q3:坂井瑠星騎手の所属厩舎はどこですか?
A3:栗東所属で、矢作芳人厩舎に所属しています。フォーエバーヤングとのコンビも、この師弟関係を象徴する実績です。
Q4:坂井瑠星騎手のGⅠ初勝利はいつですか?
A4:2022年10月16日の秋華賞です。スタニングローズに騎乗して優勝し、JRA・GⅠ初制覇を達成しました。
Q5:坂井瑠星騎手の代表馬は何ですか?
A5:レモンポップ、ダブルハートボンド、フォーエバーヤングなどが代表的です。国内ダートGⅠから海外GⅠまで、幅広い舞台で実績を残しています。
Q6:坂井瑠星騎手は海外GⅠを勝っていますか?
A6:はい。フォーエバーヤングとのサウジカップやジョッキークラブゴールドカップ、テーオーエルビスとのチャーチルダウンズステークスやブリーダーズカップ・スプリントなどを制しています。
Q7:坂井瑠星騎手はJRA通算700勝を達成していますか?
A7:達成しています。2026年8月23日、新潟競馬場12Rでクリムゾンリーフに騎乗して1着となり、JRA通算700勝に到達しました。
まとめ:坂井瑠星騎手は2026年も国内外で進化を続けるトップジョッキー
坂井瑠星騎手は、2016年のデビューから約10年でJRA通算700勝を達成し、2026年には年間89勝、リーディング6位という成績を残している。
国内ではレモンポップやダブルハートボンドとのGⅠ制覇、海外ではフォーエバーヤングとのサウジカップ連覇やテーオーエルビスとのBCスプリント制覇など、実績の幅は広い。
29歳という年齢を考えても、今後さらに大きな舞台で活躍する余地は十分にある。国内のリーディング争いだけでなく、海外GⅠでどのような新しい結果を残すのかにも注目したい。
坂井瑠星騎手の現在の評価を知るなら、JRAの年間成績だけでなく、海外のGⅠ実績や騎乗馬とのコンビネーションまで確認することが大切だ。国内外の両方で勝利を積み重ねる姿こそ、2026年の坂井瑠星騎手を象徴している。
編集上の重要な数値区分: 2026年の89勝・勝率16.7%などはJRA国内成績です。海外競走の勝利は別集計となります。特に2026年10月31日のBCスプリント優勝は、国内リーディングの数字には加算されません。
主な裏付け資料は、JRA公式競走成績、JRA騎手紹介資料、サウジアラビアジョッキークラブ、ブリーダーズカップ公式発表、東スポ競馬の騎手成績です。