2026年のメッシの給与を確認するうえで、最も信頼性の高い資料の一つが、MLS選手会(MLSPA)が公表した「2026 Spring Salary Guide」です。
同資料は2026年4月14日時点の選手契約情報を収録し、5月12日に公表されました。インテル・マイアミ所属のメッシについて、次の金額が記載されています。
2026年シーズン・年間基本給$25,000,000

2,500万ドル
年間保証報酬
$28,333,333
約2,833万ドル
基本給との差額
$3,333,333
出典:MLS Players Association 2026 Spring Salary Guide
基本給と保証報酬は何が違う?
基本給は、選手契約に設定されている年間のベースとなる給与です。
一方、保証報酬(Guaranteed Compensation)は、基本給に加えて契約期間中のサインボーナスや保証ボーナスなどを年単位に換算した金額です。
MLSPAの給与ガイドでは、マーケティングボーナスや代理人手数料も保証報酬の計算に含まれます。反対に、試合での活躍や個人成績に応じて支払われる、確定していないパフォーマンスボーナスは含まれません。
つまり、2,833万ドルは単純な基本給ではなく、契約上の保証分を含めた年間換算額です。
また、MLS選手会の資料はMLSとの契約に基づく報酬を対象としており、第三者企業とのスポンサー契約による収入をすべて集計したものではありません。
この区別を理解すると、ネット上で見かける「メッシの年俸は約2,800万ドル」と「メッシの年収は1億ドル以上」という数字が、必ずしも矛盾しない理由が見えてきます。
【日本円換算】メッシの年俸は約39億円、保証報酬は約45億円
日本の読者にとって気になるのは、ドル建ての年俸が日本円でいくらになるかという点です。
2026年10月30日の為替参考レートである1ドル=157.25円を使って換算すると、次の金額になります。
| 項目 | 米ドル | 日本円換算 |
|---|---|---|
| 年間基本給 | 2,500万ドル | 約39.3億円 |
| 年間保証報酬 | 2,833万ドル | 約44.6億円 |
| 基本給との差額 | 約333万ドル | 約5.2億円 |
月額に単純換算すると
基本給ベース
約3億2,760万円
保証報酬ベース
約3億7,130万円
年間額を12で割った参考値。実際の支払スケジュールや税引き後の手取り額とは異なります。
年間約39億円という基本給だけでも、一般的なプロサッカー選手の給与水準を大きく上回ります。
加えて、保証報酬は約44.6億円。これだけでなくスポンサー契約や商業活動からの収入も存在します。
なお、為替レートは日々変動するため、日本円換算額は固定された契約金額ではありません。
【年収の内訳】アップル・アディダスなどスポンサー収入が桁違い
メッシの経済的な価値を考える際、MLSから受け取る報酬だけを見るのでは不十分です。
彼は世界的な知名度を持つアスリートであり、競技活動以外にも複数の企業との契約やビジネスを展開しています。
アップルとのMLS関連契約メッシのMLS加入に際して注目されたのが、アップルの配信サービス「MLS Season Pass」との関係です。
2023年のインテル・マイアミ加入交渉では、MLS Season Passの新規加入者増加に連動した報酬をメッシが受け取る仕組みが報じられました。
Sports Business Journalは、MLSコミッショナーへの取材を通じ、新規の国際加入者数に応じた追加報酬が設定されることを伝えています。
2026年のフォーブスも、メッシの報酬にはアップルやアディダスなどMLSの商業パートナーとの収益分配契約が含まれるとみられると報じています。
これは従来のサッカー選手の年俸とは異なる収入構造です。
単に試合に出場して給与を受け取るだけではなく、メッシの加入によって生まれる視聴者や加入者、リーグ全体の商業価値も報酬に関係しているのです。
アディダスとの生涯契約メッシを代表するスポンサー企業の一つ。2017年に生涯契約を結んだことが知られています。
アディダスとの契約は、通常の数年間のスポンサー契約とは性質が異なります。
フォーブスの人物プロフィールでも、生涯にわたるアディダスのエンドースメント契約が紹介されています。
ただし、契約の具体的な総額や毎年の固定報酬については、公式に確定した金額が公開されているわけではありません。
その他の主要スポンサーフォーブスが掲載するメッシのスポンサーには、次の企業があります。
- :決済サービス
- :飲料・食品関連
- :飲料関連
- :ホテル・エンターテインメント
- :スポーツ関連商品
これらの企業との契約は、競技者としてのメッシとは別のブランド価値を生み出しています。
インテル・マイアミ共同オーナーの発言にも注目2026年3月、インテル・マイアミの共同オーナーであるホルヘ・マス氏は、メッシの報酬について、クラブの持分も含めて年間7,000万~8,000万ドル規模になると説明しました。
日本円にすると、約110億~126億円です。
ここで注意したいのは、この数字がMLS選手会の保証報酬と同じ基準ではないことです。
また、クラブの持分は将来的な企業価値と結び付く資産的な要素であり、毎年現金で受け取る年俸と同一視できません。
【歴代年俸推移】バルセロナ・PSG・インテル・マイアミを比較
メッシの年俸は、所属クラブの変化とともに大きく変わってきました。
特に重要なのは、バルセロナ時代の巨額契約、パリ・サンジェルマンへの移籍、そしてMLSへの参入という3つの転換点です。
バルセロナ時代:2017年の4年契約が象徴メッシが長年所属したでは、2017年11月に新たな契約を締結しました。
2021年1月、スペイン紙エル・ムンドが契約内容を報道し、契約総額は4年間で5億5,523万7,619ユーロとされました。
この金額には基本報酬だけでなく、肖像権収入、更新ボーナス、忠誠ボーナス、各種変動報酬などが含まれていました。年間換算では約1億3,800万ユーロの総額です。
したがって、この約1億3,800万ユーロを現在のMLS基本給と直接比較するのは適切ではありません。
パリ・サンジェルマン時代:手取り約3,000万ユーロ2021年8月、メッシはバルセロナを離れ、(PSG)に加入しました。
契約は2年間で、さらに1年間の延長オプションが付く内容と報じられています。
フランスのレキップ紙は、メッシの報酬を年間約3,000万ユーロの手取りと報道しました。一方、AP通信は交渉関係者の話として約3,500万ユーロの手取り額を伝えており、報道によって差があります。
この時代は欧州のトップクラブでプレーするスター選手として、非常に高い報酬を受け取っていた時期です。
インテル・マイアミ時代:競技報酬に商業価値が加わる2023年、メッシはアメリカのインテル・マイアミに加入しました。
当初の契約は2025年シーズンまでで、2026年までの選手オプションが設定されていました。
当初の基本給は1,200万ドル、年間保証報酬は2,044万6,667ドルと、ワシントン・ポストは報じています。
その後、2025年10月23日にクラブは契約延長を正式発表。新契約は2028年MLSシーズン終了までとなりました。
クラブ別の年俸・契約推移一覧| 時期 | 所属クラブ | 報酬・契約の特徴 |
|---|---|---|
| 2017~2021年 | バルセロナ | 4年間で最大約5億5,523万ユーロの契約 |
| 2021~2023年 | PSG | 年間約3,000万ユーロの手取りとの報道 |
| 2023~2025年 | インテル・マイアミ | 基本給1,200万ドル、保証報酬約2,045万ドル |
| 2025年10月 | インテル・マイアミ | 2028年シーズン終了まで契約延長 |
| 2026年 | インテル・マイアミ | 基本給2,500万ドル、保証報酬約2,833万ドル |
この推移から分かるのは、単純に欧州からアメリカへ移籍したことで報酬が下がった、という話ではないことです。
MLSでは選手会が公表する給与に加え、リーグの商業パートナーとの契約やクラブの持分など、複数の収益源が組み合わさっています。
メッシの場合、競技報酬と商業的な収益を一体として捉える必要があります。
【ロナウドと徹底比較】2026年の世界最高年収サッカー選手は?
メッシの経済的なライバルとして、必ず比較対象になるのがポルトガル代表のです。
両選手は長年にわたってサッカー界を代表する存在であり、スポンサー収入やクラブ報酬でも世界トップクラスの実績を持っています。
2026年10月17日、フォーブスは世界で最も稼ぐサッカー選手のランキングを公表しました。
| 選手 | 所属クラブ | 推定年間収入 |
|---|---|---|
| クリスティアーノ・ロナウド | アル・ナスル | 3億ドル |
| リオネル・メッシ | インテル・マイアミ | 1億4,500万ドル |
フォーブスによる2026年の推定額は次の内訳です。
- ロナウド:競技関連2億5,000万ドル、競技外5,000万ドル
- メッシ:競技関連7,000万ドル、競技外7,500万ドル
メッシの年間推定収入は約1億4,500万ドルで、ロナウドの約半分に相当します。
ここで重要なのは、フォーブスの競技関連収入がMLS選手会の基本給や保証報酬と同じものではないことです。
フォーブスの推定には、リーグやクラブに関連する商業収入なども関係しています。
つまり、MLS選手会の給与資料は契約上の報酬を確認する資料、フォーブスは競技外も含めた収入規模を比較する資料という違いがあります。
メッシの生涯年収と資産総額はいくら?フォーブスの2026年10月更新プロフィールによると、メッシのプロキャリアを通じた累計収入は、税金や代理人手数料を差し引く前で推定19億ドルに達しています。
1ドル=157.25円で換算すると、約2,988億円です。
一方、フォーブスが2026年10月30日時点で掲載したメッシのリアルタイム純資産推定額は11億ドルです。
日本円にすると約1,730億円となります。
この2つの数字は意味が異なります。
- 生涯収入:約2,988億円:現役時代から積み重ねた推定収入の累計。
- 推定純資産:約1,730億円:保有資産などを基にした現在の純資産評価。
累計収入がそのまま銀行口座に残っているわけではありません。税金、生活費、投資、事業活動、資産価値の変動などが関係します。
また、純資産はフォーブスによる推定値であり、メッシ本人が公表した監査済みの資産一覧ではありません。
【リオネル・メッシの年俸】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:メッシの2026年の年俸はいくらですか?
A1:MLS選手会の2026年給与資料によると、年間基本給は2,500万ドル、保証報酬は2,833万3,333ドルです。日本円ではそれぞれ約39.3億円、約44.6億円になります。
Q2:メッシの年収は1億ドルを超えていますか?
A2:はい。フォーブスの2026年推定では年間総収入は1億4,500万ドルです。基本給や保証報酬だけでなく、スポンサー契約など競技外の収入も含む推定額です。
Q3:メッシのスポンサー収入で最も有名な企業はどこですか?
A3:アディダスとアップルが代表的です。アディダスとは生涯契約があり、アップルについてはMLS関連の収益分配契約が報じられています。ただし、個別契約の正確な年間収入は公表されていません。
Q4:メッシのインテル・マイアミとの契約はいつまでですか?
A4:2025年10月に契約延長が正式発表され、2028年MLSシーズン終了までとなっています。
Q5:メッシとロナウドではどちらが稼いでいますか?
A5:フォーブスの2026年推定では、ロナウドが3億ドル、メッシが1億4,500万ドルです。年間総収入ではロナウドが上回っています。
Q6:メッシの資産総額はいくらですか?
A6:フォーブスの2026年10月30日時点のリアルタイム純資産推定額は11億ドル、約1,730億円です。生涯累計収入の推定額19億ドルとは別の数字です。
まとめ:メッシの2026年年俸は約39億円、総収入はさらに大きい
2026年のリオネル・メッシの給与を整理すると、MLS選手会が公表した基本給は2,500万ドル、保証報酬は2,833万3,333ドルです。
日本円では約39.3億円と約44.6億円に相当します。
しかし、メッシの経済的な価値はサッカー選手としての給与だけでは測れません。
アップルとのMLS関連契約、アディダスとの生涯スポンサー契約、その他の企業との広告契約、インテル・マイアミの持分取得オプションなど、複数の収益源が存在します。
フォーブスの2026年推定では年間総収入は1億4,500万ドル、生涯累計収入は約19億ドルです。
数字を見る際に押さえたい要点は3つあります。
1. 年俸を知りたいならMLS選手会の基本給2,500万ドルを見る。
2. 契約上の保証額を知りたいなら2,833万ドルを見る。
3. スポンサー収入を含む経済的な規模を知りたいならフォーブスの年間収入推定を見る。
メッシの年俸が世界最高水準にある理由は、ピッチ上の実績だけではありません。世界中のファンを動かすブランド力と、それを収益に変えるビジネスモデルこそが、彼の収入を支える大きな要素となっています。
今後も2028年までの契約期間、MLSの商業展開、スポンサー契約の動向によって、メッシの収入構造は変化していく可能性があります。