PSP(PlayStation Portable)の日本での発売日は、2004年12月12日(日)です。ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が発売した初代モデル「PSP-1000」は、当時の希望小売価格19,800円(税抜)、20,790円(税込)で登場しました。北米では2005年3月24日、欧州では同年9月1日に発売され、日本を皮切りに世界各地へ展開されました。
その後、軽量化されたPSP-2000、高画質液晶とマイクを搭載したPSP-3000、UMDドライブを廃止してダウンロード販売に特化したPSP goへと進化しています。2026年現在、発売から21年以上が経過したPSPですが、モデルごとの発売日や当時の価格には、今振り返っても興味深い変化があります。
【PSPの日本発売日は2004年12月12日】初代PSP-1000の価格と誕生の背景

PSPの日本発売日は、2004年12月12日です。発売元はソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)。正式名称はPlayStation Portableで、型番はPSP-1000でした。
発売日は、2004年10月27日に公表されたソニーの公式プレスリリースで発表されています。当時の発表資料には、発売日だけでなく、希望小売価格や製品の基本的なコンセプトも記載されていました。
初代PSP-1000の発売日と当時の価格初代PSP-1000の希望小売価格は、19,800円(税抜)、20,790円(税込)でした。
ここで注意したいのが、税抜価格と税込価格の違いです。2004年当時の消費税率は5%だったため、19,800円に消費税を加えた金額が20,790円となります。現在の価格表示と比較するときは、税込価格を基準にすると混乱しません。
当時の携帯ゲーム機としては、本格的な3Dグラフィックスと映像・音楽再生を組み合わせた点が大きな特徴でした。
主な特徴は次のとおりです。
- 4.3インチのワイド液晶ディスプレイ
- 480×272ピクセルの画面解像度
- UMD(Universal Media Disc)によるゲーム・映像再生
- IEEE 802.11b対応の無線LAN機能
- 音楽再生や動画再生への対応
- メモリースティックPRO デュオによるデータ保存
家庭用ゲーム機のような本格的なゲーム体験を、外出先でも楽しめるようにしたことがPSPの大きな魅力でした。
発売当時のPSPが注目された理由PSPが登場した2004年は、携帯ゲーム機の可能性が大きく広がっていた時期です。ソニーはPlayStationやPlayStation 2で培ったゲーム事業の技術を携帯機に応用し、ゲームだけでなく映像や音楽も楽しめるエンタテインメント端末としてPSPを位置付けました。
特にUMDという独自の光ディスクを採用した点は特徴的です。ゲームソフトだけでなく、映画などの映像コンテンツも同じ規格で提供する構想がありました。
さらに無線LAN機能によって、インターネット接続や本体同士の通信も可能でした。単純にゲームを小型化した製品ではなく、複数のデジタルコンテンツを持ち歩くための端末という性格も持っていたのです。
【海外発売日はいつ?】PSP北米発売日と欧州発売日を比較
PSPは日本で先行発売された後、2005年に北米と欧州へ進出しました。
ソニー・コンピュータエンタテインメントが2005年10月21日に発表した世界累計出荷に関する資料では、地域別の発売日が明記されています。この資料によって、日本・北米・欧州の発売時期を正確に整理できます。
北米発売日は2005年3月24日北米での発売日は、2005年3月24日です。
2005年2月3日のソニー・コンピュータエンタテインメントアメリカの発表によると、北米ではPSP Value Packというセット商品を中心に販売する方針が採られました。
アメリカでの希望小売価格は249.99ドル、カナダでは299.99カナダドルでした。
Value Packには、本体のほか、32MBのメモリースティックデュオ、ヘッドホン、リモコン、バッテリーパック、ACアダプター、ケース、クリーニングクロスなどが含まれていました。
加えて、最初に出荷された100万セットには映画『スパイダーマン2』のUMDビデオが特典として付属する施策も用意されていました。
欧州発売日は2005年9月1日欧州での発売日は、2005年9月1日です。
日本の発売から約8か月半、北米の発売から約5か月後というスケジュールでした。
欧州でもValue Packが販売され、当時の報道では英国で179ポンド、ユーロ圏で249ユーロという価格が伝えられています。地域によって通貨や販売条件が異なるため、日本の本体単体価格と単純比較することはできません。
日本・北米・欧州の発売日を一覧で確認3地域の発売日を整理すると、PSPは日本を最初の市場として、段階的に海外展開されたことが分かります。
- 日本:2004年12月12日
- 北米:2005年3月24日
- 欧州:2005年9月1日
なお、2005年10月21日のソニー公式発表では、発売から約10か月で世界累計出荷1,000万台に到達したと報告されています。地域別の内訳は日本・アジアを含む地域が300万台、北米が447万台、欧州・PAL地域が253万台でした。
この数字は実売台数ではなく出荷台数ですが、PSPが発売初期から世界的に大きな市場を獲得したことを示す資料です。
【PSP歴代モデルの発売日一覧】PSP-1000・2000・3000・goを比較
PSPの歴代モデルは、初代からPSP goまで、それぞれ異なる方向性で改良されてきました。
単純に型番が新しくなっただけではありません。薄型・軽量化、液晶の改善、マイクの標準搭載、デジタルコンテンツへの特化など、発売時期によって製品の特徴が変化しています。
PSP歴代モデルの発売日・価格・特徴一覧| モデル・地域 | 発売日 | 当時の希望小売価格・価格 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| PSP-1000(日本) | 2004年12月12日 | 19,800円(税抜)/20,790円(税込) | 初代モデル。UMDドライブ搭載 |
| PSP-1000(北米) | 2005年3月24日 | 249.99ドル(米国Value Pack) | 北米市場へ進出 |
| PSP-1000(欧州) | 2005年9月1日 | 249ユーロ(ユーロ圏Value Pack) | 欧州市場へ進出 |
| PSP-2000 | 2007年9月20日 | 19,800円(税込) | 薄型・軽量化、映像出力機能 |
| PSP-3000 | 2008年10月16日 | 19,800円(税込) | 高コントラスト液晶、マイク搭載 |
| PSP go | 2009年11月1日 | 26,800円(税込) | 16GB内蔵メモリー、UMDドライブ廃止 |
※海外価格は当時の販売地域・商品構成に基づくもので、日本国内の本体単体価格とは条件が異なります。
PSP-2000は2007年9月20日発売PSP-2000は、2007年9月20日に日本で発売されました。
ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンが同年7月17日に発表した公式資料によると、希望小売価格は19,800円(税込)です。
最大の変更点は、本体の薄型化と軽量化でした。初代の基本機能やデザインを引き継ぎながら、携帯性を高めたモデルです。
また、ビデオ出力機能が標準搭載され、対応ケーブルを使ってテレビに映像を出力できるようになりました。ワンセグチューナーなどの専用周辺機器も展開され、ゲーム以外の利用方法も広がりました。
PSP-3000は2008年10月16日発売PSP-3000の発売日は、2008年10月16日です。希望小売価格は19,800円(税込)でした。
2008年9月2日の公式発表では、高コントラスト液晶の採用とマイクの標準搭載が大きな特徴として紹介されています。
本体カラーはピアノ・ブラック、パール・ホワイト、ミスティック・シルバーの基本3色からスタートしました。
PSP-2000から大幅に外観を変えるというよりも、画面表示や音声入力など、使い勝手を改善する方向で進化したモデルです。
PSP goは2009年11月1日発売PSP goの日本発売日は、2009年11月1日です。当時の希望小売価格は26,800円(税込)でした。
PSP goは、従来のPSPとは設計思想が大きく異なるモデルです。
UMDドライブを搭載せず、代わりに16GBのフラッシュメモリーを内蔵。ディスプレイ部分をスライドさせて操作する独特のデザインを採用しました。
ゲームソフトをUMDで購入する従来型のスタイルから、PlayStation Storeを利用したダウンロード中心のスタイルへ移行することを意識した製品です。
なお、PSP goは日本より先に海外で発売されています。北米・欧州・アジア地域では2009年10月1日、日本では同年11月1日という発売スケジュールでした。
【PSP-1000・2000・3000・goは何が違う?】発売時期から見る進化
PSPの歴代モデルを理解するには、発売日だけでなく、各モデルがどのような課題を改善しようとしたのかを見ることが大切です。
PSPは初代の完成度を維持しながら、持ち運びやすさ、映像品質、通信・デジタル配信という異なる方向へ進化しました。
初代PSP-1000からPSP-2000への変化PSP-1000からPSP-2000への最大の変化は、携帯性です。
初代PSPは大画面や多機能性が魅力だった一方、本体サイズや重量は持ち歩くうえでの検討ポイントでもありました。PSP-2000では薄型・軽量化が図られ、外出先での利用をより快適にする方向へ改良されています。
PSP-2000からPSP-3000への変化PSP-3000では液晶画面の視認性が改善され、マイクも標準搭載されました。
そのため、PSP-2000からPSP-3000への買い替えを検討する場合は、画面の見やすさやマイクの有無が比較ポイントになります。
基本的なゲーム体験を大きく変えるというより、既存のPSPをより快適に利用できるようにした改良型と考えると分かりやすいでしょう。
PSP goが示したデジタル化への方向転換PSP goは、PSPシリーズの中でも特に異色の存在です。
従来モデルのようにUMDを入れ替えてゲームを遊ぶのではなく、内蔵メモリーにダウンロードしたコンテンツを保存する仕組みを採用しました。
これは、ソニーがゲームの購入方法やコンテンツの持ち運び方を変えようとしていたことを示しています。
一方で、UMDソフトをそのまま使用できないため、従来のPSPユーザーにとっては購入済みソフトの扱いが大きな違いになりました。
PSP goを単純な上位機種として見るのではなく、デジタル配信に特化した別方向のモデルとして理解が必要です。
【PSPとPS Vitaの発売日比較】次世代携帯ゲーム機への移行はいつ?
PSPの後継にあたる携帯ゲーム機として登場したのが、PlayStation Vita(PS Vita)です。
PS Vitaの日本発売日は、2011年12月17日でした。PSPの初代発売日である2004年12月12日から、約7年後に登場したことになります。
PSPとPS Vitaの発売日・価格比較- PSP-1000:2004年12月12日発売。初代の税込価格は20,790円。
- PS Vita Wi-Fiモデル:2011年12月17日発売。希望小売価格24,980円(税込)。
- PS Vita 3G/Wi-Fiモデル:2011年12月17日発売。希望小売価格29,980円(税込)。
PS Vitaは、PSPで実現してきた携帯ゲーム体験をさらに発展させる次世代機として発表されました。
ソニーの2011年9月14日の公式発表では、発売時に26タイトルのソフトを投入する予定とされ、開発中タイトルを含めると100タイトル以上のラインアップが予定されていました。
PSPからPS Vitaへの主な進化PS Vitaでは、5インチの有機ELディスプレイを採用したモデルが登場し、タッチスクリーンや背面タッチパッド、前面・背面カメラなども搭載されました。
PSPがゲーム・音楽・映像を持ち歩くエンタテインメント端末としての性格を持っていたのに対し、PS Vitaはタッチ操作やネットワーク機能を組み合わせ、より多様な操作方法を取り入れた携帯ゲーム機へと進化しています。
発売日の比較だけを見ると約7年の間隔ですが、その間に携帯ゲーム機を取り巻く技術やコンテンツの提供方法が大きく変わったことが分かります。
【PSPの発売日に関する誤解】2004年と2005年のどちらが正しい?
PSPの発売日を調べると、2004年と2005年の両方が出てくることがあります。これは情報の間違いというより、地域によって発売時期が異なるためです。
日本発売日と世界発売日を混同しない日本の発売日は2004年12月12日です。一方、北米は2005年3月24日、欧州は2005年9月1日でした。
そのため、海外のゲーム情報サイトや英語版の製品紹介で2005年という年が記載されていても、それだけで日本の発売日が2005年だったと判断することはできません。
12月11日と12月12日の表記違いにも注意発売日を調べる際には、日付の表記にも注意が必要です。
PlayStationの一部公式ヒストリー年表には、日本発売日が2004年12月11日と記載されているページがあります。一方、2004年10月27日の発売日決定に関するソニーの公式発表では12月12日と明記されており、2005年10月21日の地域別発売日をまとめた公式資料でも12月12日とされています。
したがって、当時の発売日決定資料と発売後の地域別公式記録を基準にする場合、日本発売日は2004年12月12日と整理できます。
PSP goとPSP-3000は同じ発売年ではないもう一つ間違えやすいのが、PSP-3000とPSP goの発売時期です。
PSP-3000は2008年10月16日、PSP goは2009年11月1日発売です。どちらもPSPシリーズの後期モデルですが、発売日は約1年異なります。
また、PSP goはUMDドライブを廃止したモデルであり、PSP-3000の単純な後継機という位置付けではありません。中古本体を購入するときにも、この違いを理解しておく必要があります。
【PSPの発売日に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:PSPの日本発売日は何年何月何日ですか?
A1:初代PSP-1000の日本発売日は2004年12月12日(日)です。ソニー・コンピュータエンタテインメントが2004年10月27日に公式発表しました。
Q2:PSPの北米・欧州での発売日はいつですか?
A2:北米は2005年3月24日、欧州は2005年9月1日です。日本での発売から、それぞれ約3か月後、約8か月半後に海外展開されました。
Q3:初代PSP-1000の発売当時の価格はいくらでしたか?
A3:日本での希望小売価格は19,800円(税抜)、20,790円(税込)でした。2004年当時の消費税率5%を反映した金額です。
Q4:PSP-2000・PSP-3000・PSP goの発売日はいつですか?
A4:PSP-2000は2007年9月20日、PSP-3000は2008年10月16日、PSP goは2009年11月1日です。いずれも日本での発売日です。
Q5:PSPとPS Vitaは何年離れて発売されましたか?
A5:PSPは2004年12月12日、PS Vitaは2011年12月17日発売です。発売日の間隔は7年5日です。
まとめ:PSPの発売日は2004年12月12日!歴代モデルの違いも押さえよう
PSPの日本発売日は、2004年12月12日です。初代PSP-1000は19,800円(税抜)、20,790円(税込)で登場し、携帯ゲーム機にゲーム・映像・音楽を融合させた新しい楽しみ方を提案しました。
その後の歴史を振り返ると、2007年のPSP-2000で薄型・軽量化、2008年のPSP-3000で液晶の高画質化とマイクの標準搭載、2009年のPSP goでダウンロード中心の設計へと変化しています。
海外では北米が2005年3月24日、欧州が同年9月1日に発売されました。そして2011年12月17日には後継世代のPS Vitaが登場しています。
2026年にPSPの歴史を調べたり、中古本体を購入したりする場合は、発売日だけでなく型番ごとの仕様やUMD対応の有無も確認することが大切です。特にPSP goは従来モデルとゲームソフトの利用方法が異なるため、購入前に違いを把握しておきたいところです。
PSPは単なる携帯ゲーム機ではなく、ソニーがゲーム・映像・音楽のデジタル化を携帯端末で進めた歴史を象徴する製品です。2004年12月12日の初代発売は、その後の携帯エンタテインメントの発展を振り返るうえでも重要な節目となっています。
主な参照資料(ソニー公式発表・一次資料)
欧州の当時の販売価格に関する補足: