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親へお年玉は渡すべき?2026年最新の金額相場・渡し方・マナーを徹底解説

黒田 亮 黒田 亮 • 更新: • 公開: • 読了約 19 分
目次

お正月に親へお年玉を渡すべきなのか、渡すならいくらが適切なのか。社会人になって収入を得るようになると、これまでお年玉をもらっていた立場から、親に感謝の気持ちを伝える立場へと変わり、金額や渡し方に悩む人も少なくない。実際、親にお年玉を渡す家庭は存在する一方、昔ながらの贈答マナーでは、お年玉は目上の人から目下の人へ渡すものとされている。

2026年のお年玉事情を調べた株式会社マルアイの最新調査では、20代以上の男女の40.4%がお年玉を渡す予定と回答。親を含む大人への贈り物も確認されており、親への感謝を形にする習慣は家庭によって異なる。決まった金額や年齢の基準はあるのか、ポチ袋の表書きはどうするのか、お年賀やプレゼントとの違いも含め、2026年10月時点の調査結果と贈答マナーから整理する。

【2026年最新】親へお年玉は渡すべき?渡さないと非常識なのか

親へお年玉

親へお年玉を渡すかどうかに、法律上の義務や全国共通の決まりはない。渡さないからといって親不孝になるわけでもなく、反対に、毎年必ず渡さなければならないという習慣が日本全国に定着しているわけでもない。

ただし、独立して収入を得るようになった子どもが、これまで育ててくれた親に新年の感謝を伝える目的で現金や贈り物を用意することは、自然な親孝行の形といえる。

親へお年玉を渡す理由は感謝と生活への気遣い

親にお金を渡す理由は、単にお正月だからというものではない。代表的なのは次の3つだ。

  • 育ててもらった感謝:これまでの生活や教育、日常的な支援に対して、成人した子どもとして感謝を形にする。
  • 親の生活を気遣う:定年退職後や年金生活に入った親に対して、少しでも自由に使えるお金を贈る。
  • 家族の新しい習慣をつくる:親戚の子どもにお年玉を渡すだけでなく、親にも新年の贈り物をする家庭内の習慣をつくる。

特に、初めての給料やボーナスを受け取った後のお正月は、親に感謝を伝える機会になりやすい。大きな金額を用意する必要はなく、初めて自分のお金で贈り物をしたという気持ちそのものに意味がある。

親に渡す年齢は何歳から?社会人になってからが目安

親へお年玉を渡し始める年齢に、明確な基準はない。20歳になったら必ず渡す、大学を卒業したら渡すといった全国共通のルールも存在しない。

実際には、次のようなタイミングが判断材料になる。

  • 就職して毎月の収入が安定したとき
  • 実家を離れて一人暮らしを始めたとき
  • 経済的に自立し、親への感謝を形にしたいと思ったとき
  • 親が定年退職や還暦などの節目を迎えたとき

一方、学生や就職直後で生活に余裕がない場合は、無理に現金を渡す必要はない。親への感謝は、食事をごちそうしたり、家事を手伝ったりすることでも伝えられる。

【親へのお年玉の金額相場】いくら渡す?2026年の調査から考える

親へお年玉を渡す際に最も悩みやすいのが金額だ。子どもに渡すお年玉には年齢別の目安があるものの、親に渡す場合は事情が異なる。親の年齢、生活状況、子どもの収入、兄弟姉妹とのバランスなどによって適切な金額は変わる。

2026年のお年玉に関する株式会社マルアイの実態調査では、20代以上の男女2,405人のうち、40.4%が2026年のお正月にお年玉を渡す予定と回答した。実際に渡す予定と答えた604人については、渡す人数が平均3人だった。

親へ渡す金額の実用的な目安

親へのお年玉は、次の金額を家庭内で検討する際の目安にするとよい。これは親向けの全国統一相場ではなく、贈る側の負担と感謝の気持ちを両立させるための実務的な提案だ。

  • 3,000円~5,000円:初めて親に贈る場合や、ささやかな感謝を伝えたい場合。
  • 5,000円~10,000円:社会人として経済的に自立し、毎年の新年の贈り物として渡す場合。
  • 10,000円以上:十分な収入があり、親の生活を支援したい場合や、家族で以前から決めている場合。

父親と母親の両方に渡す場合は、合計金額で考えてもよい。例えば、合計10,000円を両親に渡す、またはそれぞれ5,000円ずつ用意するといった方法がある。

大切なのは、親戚や友人の家庭と金額を競わないことだ。毎年10,000円を渡していたとしても、収入が減った年には5,000円に変更して構わない。継続できる金額を選ぶ方が、親にとっても安心につながる。

2025年・2026年の調査で分かった親へのお年玉事情

親へのお年玉を考えるうえで参考になるのが、株式会社マルアイによる2年分の調査だ。

2025年のお年玉調査では、親や配偶者の親に渡す人は約2割。親に渡す金額では10,000円以上の回答が42.1%と最も多かった。翌年の2026年調査でも、親を含む大人への贈り物が確認されている。

ただし、調査によって質問内容や回答者の集計対象が異なるため、数字を単純に比較して増減を判断することはできない。

【親へお年玉を渡す人の割合】親の本音と調査データを検証

親へお年玉を渡す人は、子どもや孫に渡す人ほど多くはない。しかし、親への贈り物を実践する人が一定数いることは、複数の調査から確認できる。

ここでは、2026年のお年玉事情を把握するために、調査の対象人数と回答の意味を分けて整理する。

調査・項目 結果 読み取れること
2026年お年玉調査・全体 2,405人中40.4%が渡す予定 お年玉を渡す人は全体の約4割
2026年お年玉調査・渡す人数 604人の平均3人 親族など複数人に渡す習慣がある
2026年お年玉調査・渡し方 現金をポチ袋に入れて手渡す77.8% 現金とポチ袋の組み合わせが主流
2026年お年玉調査・親への高額贈与 親(配偶者含む)24.7% 1万円台~4万円以上の贈り先として親も挙がる
2025年お年玉調査・親への贈与 親への贈与は約20.5% 親に渡す人も一定数存在する
2025年お年玉調査・親への金額 1万円以上が42.1% 親への贈り物では高めの金額を選ぶ人もいる

※株式会社マルアイの2025年・2026年調査および、2025年調査を報じたTBS NEWS DIGの公表内容を基に整理。2026年の24.7%は、1万円台~4万円以上を渡す相手として親(配偶者を含む)を挙げた割合であり、親に渡す人全体の割合ではない。

親がお年玉をもらうときの本音は?うれしいだけではない

親がお年玉を受け取るときの気持ちは、一つではない。

成人した子どもからお金を受け取ることを、成長や自立の証しとしてうれしく感じる親もいる。自分のためにお金を使ってくれたことや、日頃の感謝を伝えてくれたことに喜びを感じる場合もある。

その一方で、「子どもにお金を使わせたくない」「まだ自分が渡す側でいたい」と考え、受け取りに抵抗を感じる親もいる。特に、子どもの経済状況をよく知っている親ほど、無理をしていないか心配する可能性がある。

ここで意識したいのは、親が喜ぶかどうかを金額だけで判断しないことだ。5,000円でも感謝が伝わる場合がある一方、10,000円以上を渡しても親が遠慮してしまうことはある。

子どもから親へのお年玉は一般的な習慣なのか

日本の伝統的な贈答マナーでは、お年玉は年長者や目上の人から年少者や目下の人へ渡すものとされている。お年玉の由来とされる「御歳魂」は、正月に供えた鏡餅を家族に分け与える習わしと結び付けられている。

そのため、子どもから親に渡す場合は、厳密には一般的なお年玉とは性格が異なる。親への感謝を示す新年の贈り物として、「御年賀」や「御礼」の形に整えると、伝統的なマナーにも配慮できる。

なお、2026年の調査で「お年玉をあげるのは高校卒業まで」が34.6%と最多だったが、これは主に子どもにお年玉を渡す場合の終了時期に関する回答であり、親に渡す年齢の基準ではない。この2つを混同しないことが大切だ。

【親へお年玉を渡すタイミングとマナー】ポチ袋・表書きの正解

親へ現金を渡すと決めたら、次に考えたいのが渡すタイミングと包み方だ。家族間の贈り物であっても、少しの配慮で相手に気持ちが伝わりやすくなる。

親へお年玉を渡すタイミングはいつがいい?

親に新年の贈り物を渡すなら、一般的には年始の挨拶をするタイミングが自然だ。

  • 1月2日~7日:関東地方などで一般的な松の内の期間。新年の挨拶と一緒に渡しやすい。
  • 1月2日~15日:関西地方など、松の内を1月15日までとする地域での目安。
  • 帰省・親族の集まり:実家に帰った際、新年の挨拶を済ませてから渡すと自然。

元日は家族がゆっくり過ごす日でもあるため、形式を重視する場合は1月2日以降が無難だ。三越伊勢丹の贈答マナーでも、一般的なお年賀は元日を避け、2日から松の内の間に渡す方法が案内されている。

遠方に住んでいて直接会えない場合は、年始に届くように郵送する方法もある。品物を送る場合は、事前に連絡しておくと親切だ。

親へのお年玉にポチ袋は必要?選び方のポイント

ポチ袋は、お年玉を包む際の一般的なアイテムだ。2026年の株式会社マルアイの調査でも、現金をポチ袋に入れて手渡す方法が77.8%を占めた。

ただし、親に渡す場合は、子ども向けのキャラクター柄や派手なデザインよりも、落ち着いたものを選ぶとよい。

  • 白や淡い色を使ったシンプルなデザイン
  • 和紙や上質な紙を使った上品なもの
  • 無地で表書きのない封筒
  • 水引や和柄を取り入れた小さな金封

親に対しては、必ずしも一般的な子ども向けポチ袋を使う必要はない。少し改まった印象にしたい場合は、小型の祝儀袋やのし袋を選ぶ方法もある。

親へのお年玉の表書きは「御年賀」「御礼」が適切

表書きは特に気を付けたいポイントだ。一般的な贈答マナーでは、お年玉は目上から目下へ渡すものとされるため、親に渡す封筒へ「お年玉」と書くことは避けた方が無難である。

目的に応じて、次の表書きを使い分けるとよい。

  • 御年賀:新年の挨拶として親に贈る場合。
  • 御礼:日頃の感謝や、これまでの支援へのお礼を伝えたい場合。
  • 感謝:形式にこだわらず、気持ちを分かりやすく表したい場合。
  • こころばかり:ささやかな贈り物として渡したい場合。

三越伊勢丹のギフト案内でも、新年の挨拶には「御年賀」、感謝を伝える贈り物には「御礼」や「こころばかり」などの表書きが紹介されている。

親しい家庭であれば、表書きのない封筒に入れて、口頭で「今年もよろしくね」「いつもありがとう」と伝える方法でも十分だ。

お札の入れ方と渡すときの注意点

現金を包むなら、できるだけ新札を用意する。新札が用意できない場合でも、極端に傷んだ紙幣や汚れた紙幣は避けたい。

また、現金を裸のまま手渡すのではなく、封筒に入れて渡す方が丁寧な印象になる。渡すときには、封筒の向きを相手に合わせ、両手で差し出すとよい。

金額を人前で大きな声で伝えたり、兄弟姉妹と比較したりする必要はない。特に両親のどちらか一方に渡す場合は、もう一方への配慮も忘れないようにしたい。

【親へのお年玉とお年賀の違い】現金以外のプレゼントもおすすめ

親に新年の贈り物をしたい場合、現金だけがお年玉の代わりになるわけではない。むしろ、伝統的な贈答マナーに合わせるなら、お年賀として品物を贈る方が自然な場合もある。

お年玉とお年賀は何が違う?

お年玉とお年賀は、どちらもお正月に関係する贈り物だが、意味と渡し方が異なる。

  • お年玉:一般的には年長者から年少者へ、新年のお祝いとして現金などを渡すもの。
  • お年賀:日頃お世話になっている人に、新年の挨拶と感謝を込めて贈る品物や贈答の習慣。

お年賀には「今年もよろしくお願いします」という意味合いがある。親に対して新年の感謝を伝える場合は、お年賀という名目の方が立場や関係性に合いやすい。

三越伊勢丹の贈答案内によると、お年賀は一般的に松の内に渡すもので、関東では1月7日まで、関西などでは1月15日までを目安とする。松の内を過ぎた場合は、立春前までの「寒中御伺」などに切り替える方法もある。

親へお年玉の代わりにプレゼントを贈るなら?

現金を受け取ることに抵抗がある親には、日常生活で使える品物や、一緒に楽しめる体験を贈る方法がおすすめだ。

  • お菓子・食品:和菓子、洋菓子、地元の名産品など、家族で楽しめるもの。
  • お茶・コーヒー:普段から飲んでいるものや、少し上質な詰め合わせ。
  • 日用品:タオル、食器、上質な寝具など、日常的に使えるもの。
  • 食事のプレゼント:レストランでの食事や、家族そろっての外食。
  • 体験型ギフト:旅行、温泉、観劇など、親の趣味や好みに合わせた体験。

特に、親が物を増やしたくないタイプなら、食事や旅行などの体験型ギフトが選択肢になる。現金を渡すことにこだわらず、親が喜ぶものを優先することが大切だ。

親がお年玉を断る場合はどう対応する?

親がお年玉を受け取らない場合、無理に押し付ける必要はない。子どもに経済的な負担をかけたくないという気持ちや、親としての立場を大切にしたいという考えがあるかもしれない。

そのような場合は、次のような対応が考えられる。

  • 現金ではなく、お菓子や食べ物などの品物に変更する。
  • 親と一緒に食事をして、自分が代金を支払う。
  • 封筒を渡す代わりに、手紙で感謝を伝える。
  • 親の希望を聞き、別の機会に旅行や買い物をプレゼントする。

どうしても受け取ってもらえない場合は、その意思を尊重することが大切だ。何度も渡そうとすると、かえって親に気を遣わせてしまうことがある。

一度断られたからといって、感謝の気持ちまで伝わらなかったわけではない。贈り物の形を変えることで、親子双方が気持ちよく新年を迎えられる。

【プロの結論】親へお年玉を渡すなら家庭の事情に合う方法を選ぶ

親へお年玉を渡すかどうかを決める際には、世間の相場だけでなく、自分と親の経済状況、家族の習慣、親の受け止め方を考える必要がある。

親へお年玉を渡すのがおすすめの人
  • 社会人として経済的に自立している人
  • これまでの感謝を新年に形として伝えたい人
  • 親が現金や贈り物を喜んで受け取ってくれる家庭
  • 毎年の帰省や新年の集まりを大切にしている人
  • 親の生活を少しでも支えたいと考えている人
無理に渡さない方がよい人
  • 学生や就職直後で生活費に余裕がない人
  • 親が現金の受け取りを明確に断っている家庭
  • 借金や生活費を削ってまで贈り物を用意しようとしている人
  • 兄弟姉妹との金額の競争が負担になっている人

親へのお年玉は、家計を圧迫してまで続けるものではない。特に、兄弟姉妹がいる家庭では、誰がいくら渡すかを事前に相談しておくと、親に余計な気遣いをさせずに済む。

また、親への現金の贈り物が毎年恒例になっている場合は、お年玉という一時的な贈り物と、毎月の生活支援を区別することも大切だ。親の生活を継続的に支える必要があるなら、正月の贈答とは別に、無理のない支援方法を話し合いたい。

親へお年玉に関するよくある質問(FAQ)

Q1:親へお年玉を渡すのは何歳からですか?
A1:決まった年齢はありません。一般的には、就職して収入が安定したときや、経済的に自立したときが一つの目安です。20歳や大学卒業などの節目にこだわる必要はありません。

Q2:親へお年玉はいくら渡せばいいですか?
A2:全国共通の相場はありません。実用的な目安として3,000円~5,000円、5,000円~10,000円などから検討し、親の生活状況や自分の収入に合わせて決めるとよいでしょう。親への贈り物では10,000円以上を選ぶ人もいます。

Q3:親に渡すポチ袋には「お年玉」と書いてもいいですか?
A3:伝統的な贈答マナーでは、お年玉は目上から目下へ渡すものなので、親に対しては「御年賀」「御礼」「感謝」などが適しています。無地の封筒を使用しても問題ありません。

Q4:親がお年玉を受け取ってくれない場合はどうすればいいですか?
A4:無理に現金を渡さず、親の意思を尊重しましょう。食事をごちそうする、お菓子を贈る、手紙を書くなど、別の方法で感謝を伝えることができます。

Q5:親へのお年玉とお年賀は両方渡すべきですか?
A5:両方渡す必要はありません。新年の挨拶と感謝を伝えることが目的なら、お年賀の品物だけでも十分です。現金を贈る場合も、家庭の習慣に合わせて決めましょう。

Q6:親へお年玉を渡すとき、父親と母親で金額を変えてもいいですか?
A6:問題ありません。ただし、特別な理由がなければ同額にすると分かりやすく、家庭内の不公平感も生まれにくくなります。両親で一つの贈り物を共有する方法もあります。

まとめ:親へのお年玉は金額より感謝の気持ちが大切

親へお年玉を渡すことに、決まった年齢や金額の基準はない。2026年の調査でも、親を含む大人への贈り物が確認されており、社会人になった子どもが親に感謝を伝える方法の一つとして定着している家庭もある。

金額を考える際は、3,000円~5,000円や5,000円~10,000円など、無理なく用意できる範囲から検討するとよい。親への贈答マナーを意識するなら、表書きは「お年玉」よりも「御年賀」や「御礼」が適している。

また、親がお金を受け取ることに抵抗がある場合は、食事やプレゼント、手紙などに切り替える方法もある。大切なのは、世間の相場や周囲の家庭と比較することではなく、親が喜び、自分自身も無理なく続けられる形を選ぶことだ。

2026年のお正月をきっかけに、これまで当たり前だった親との関係を少し見つめ直してみるのもよい。金額の大小にかかわらず、「いつもありがとう」という一言が、何より心に残る新年の贈り物になる。

主な参考資料: 株式会社マルアイ「2026年お年玉に関する実態調査」、同「2025年お年玉に関する実態調査」、TBS NEWS DIG、三菱UFJカードのお年玉マナー解説、三越伊勢丹の贈答マナー案内、マイナビニュースの2026年お年玉調査。

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スポーツ紙で15年の記者歴。試合結果と記録は球団・リーグの公式記録とNPB発表で照合し、移籍報道は球団の公式コメントが出るまで断定しません。

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