おばあちゃんの新しい呼び名を決めるとき、意外と見落としやすいのが「呼ばれる本人の気持ち」です。
孫が呼びやすいことは大切ですが、祖母本人が「まだおばあちゃんと呼ばれるのは少し抵抗がある」と感じているなら、別の愛称を選ぶ方法もあります。
おすすめは、次の4つの基準で考えることです。
1. 本人が気に入る響きを優先する最初に、呼ばれる本人がどのような名前を希望しているかを確認します。
例えば、次のような好みが考えられます。
- 若々しく呼ばれたい:ナナ、あーちゃん、ゆみちゃん
- 上品な印象が好き:おばあちゃま、グランメール
- 海外風が好き:グランマ、ノンナ、マミー
- 親しみやすさを重視:ばあば、ばぁば、ばあちゃん
祖母になることを喜んでいても、呼び名には本人なりのこだわりがあるものです。
「どんなふうに呼ばれたい?」と自然に聞いてみると、家族みんなが納得できる候補を見つけやすくなります。
2. 孫が発音しやすいか確認する小さな子どもは、大人が思うように言葉を発音できるとは限りません。
例えば「グランメール」は、音節が長く、発音が難しいと感じる子もいます。一方、「ナナ」「ばあば」のような短い名前は、繰り返し呼びやすいのが利点です。
候補を選んだら、家族で実際に声に出してみましょう。
「ナナ、こっちに来て」「ばあば、ありがとう」「ノンナ、一緒に遊ぼう」など、普段の会話を想像して試すと、違和感に気づきやすくなります。
3. もう一人の祖母との区別も考える両家の祖母がいる場合、同じ呼び名を使うと孫が混乱することがあります。
例えば、両方が「ばあば」だと、どちらの祖母を指しているのか分かりにくくなる場合があります。
その場合は、次のように使い分ける方法があります。
- 父方の祖母:ばあば
- 母方の祖母:ナナ
- 父方の祖母:グランマ
- 母方の祖母:おばあちゃん
あるいは、名前を加えて「ゆみばあば」「あきばあば」とする方法もあります。
2021年のマイナビ子育て編集部による調査では、22歳から40代までの母親113人を対象にしたアンケートで、夫側・妻側ともに「おじいちゃん・おばあちゃん」という呼び方が4割近くで最多でした。一方、「じいじ・ばあば」や名前にちゃんをつける呼び方など、家庭ごとの工夫も紹介されています。
この調査は2021年の限定された回答者によるもので、2026年の全国的な利用率を示すものではありません。ただ、呼び名を家族内で統一することや、両家で区別することが実生活での悩みになりやすい点は参考になります。
4. 将来も呼び続けられる名前にする赤ちゃんのころはかわいい愛称でも、孫が小学生、中学生、高校生になったときに、少し照れくさく感じる可能性があります。
例えば、幼い時期は「ばぁば」と呼んでいても、成長したら「ばあちゃん」に変わることがあります。
反対に、幼少期から「ナナ」「グランマ」と呼んでいると、そのまま大人になっても使い続けることがあります。
呼び方が成長に合わせて変わることも、家族の自然なコミュニケーションの一つです。最初から一生変わらない名前にしようと考えすぎなくても大丈夫です。
【自然に定着させるコツ】新しい呼び名を孫に覚えてもらう方法

気に入った愛称を決めても、実際に孫が使ってくれるとは限りません。
呼び名を定着させるには、日常生活の中で無理なく繰り返すことがポイントです。
家族の会話で先に使い始める最初に取り入れたいのは、親や祖父母自身が新しい呼び名を使うことです。
例えば「今日はナナのところに行くよ」「今度グランマと遊ぼうね」といった形で、自然な会話に組み込みます。
子どもは周囲の大人の言葉をよく聞いています。呼び名を繰り返し耳にすることで、少しずつ覚えていきます。
絵本や写真アルバムに呼び名を使う写真アルバムや家族のメッセージカードに「ばぁばとお出かけ」「ナナとお誕生日」と書くのもおすすめです。
文字と本人の顔が結びつくことで、子どもが呼び名を覚えるきっかけになります。
家族写真を整理するときも、同じ呼び名で統一すると、後から見返したときに家族の思い出として残ります。
最初から完璧な発音を求めない例えば「グランマ」が「グラン」「ママ」に変わったり、「ノンナ」が「ノナ」になったりすることもあります。
子どもが自分なりに発音した呼び方が、結果的に家族の新しい愛称になるケースも考えられます。
本人が気に入っているなら、最初の予定と違う呼び方になっても柔軟に受け止めてみましょう。
無理に呼ばせないことも大切本人が希望する名前を決めたとしても、孫に何度も言い直しをさせたり、呼び方を強制したりする必要はありません。
親が普段使う言葉と祖父母本人が希望する言葉が違うときは、家族で相談して自然な表現を探すことが大切です。
また、義理の祖母に対してオリジナルの愛称を使う場合は、本人の同意を先に得ておきましょう。家族の間ではかわいらしいと思える名前でも、本人にとっては馴染まないことがあります。
【おばあちゃんの呼び方のおしゃれな選び方】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:おばあちゃんの呼び方で一番おしゃれなのは何ですか?
「グランマ」「ナナ」「ノンナ」「マミー」などが候補になります。上品さならグランマ、かわいらしさならナナ、イタリア風の雰囲気ならノンナがおすすめです。本人の好みや家族の文化に合わせて選びましょう。
Q2:ばあばとばぁばはどちらが正しいですか?
どちらも愛称として使われています。一般的な表記としては「ばあば」が分かりやすく、「ばぁば」は柔らかくかわいい印象を出したいときに使えます。意味の違いは基本的にありません。
Q3:グランマとナナの違いは何ですか?
どちらも英語で祖母を指す呼び方ですが、グランマはGrandma、ナナはNanaです。ナナは子どもが祖母を呼ぶくだけた表現で、短く親しみやすい響きがあります。グランマは英語の祖母の呼び方として広く知られています。
Q4:フランス語でおばあちゃんは何と言いますか?
代表的な表現は「Mamie(マミー)」です。標準的な呼称として「Grand-mère(グランメール)」、親しみのある表現として「Grand-maman(グランママン)」も使われます。
Q5:イタリア語でおばあちゃんは何と言いますか?
「Nonna(ノンナ)」です。父方・母方のどちらの祖母にも使える一般的な言葉です。日本語でも発音しやすく、海外風の愛称として人気のある候補です。
Q6:孫が小さい場合、どんな呼び方が覚えやすいですか?
「ばあば」「ナナ」「ノンナ」など、短く発音しやすい名前がおすすめです。ただし、発音の発達には個人差があります。最初から正しく言わせようとせず、自然に覚えてもらうことが大切です。
Q7:おばあちゃんと呼ばれたくない場合はどうすればいいですか?
本人が希望する名前を家族に伝えてみましょう。「ナナ」「グランマ」「名前+ちゃん」など、祖母という立場を強調しない愛称もあります。呼び名は本人の気持ちを尊重して決めて構いません。
まとめ:2026年のおばあちゃんの呼び方は本人らしさと家族の心地よさで選ぶ
おばあちゃんの呼び方には、「ばあば」「ばぁば」「おばあちゃま」といった日本風の愛称から、「グランマ」「ナナ」「マミー」「ノンナ」などの海外風の表現まで、さまざまな選択肢があります。
おしゃれな呼び方を選ぶなら、次の3つを意識してみてください。
- 響き: 本人が気に入り、孫が呼びやすいか。
- 意味: 外国語の場合、実際の言語でどのような意味を持つか。
- 継続性: 孫が成長しても家族の中で自然に使えるか。
呼び名は、単に祖母という立場を表す言葉ではありません。孫との距離感や、家族の思い出を積み重ねていく大切な愛称です。
若々しい雰囲気が好きなら「ナナ」、上品な印象を大切にしたいなら「グランマ」、親しみやすさを重視するなら「ばあば」、イタリアらしい響きが好きなら「ノンナ」というように、本人の個性から選ぶと納得のいく名前に出会いやすくなります。
最初に決めた呼び名が、孫の成長とともに少しずつ変わっていくこともあるでしょう。それも家族ならではの楽しみです。
おしゃれさだけを追い求めず、呼ばれる本人がうれしく、孫が笑顔で何度も呼びたくなる名前。それこそが、家族にとって一番素敵なおばあちゃんの呼び方です。