『七つの大罪』に登場する不思議な猫のキャス。アーサー・ペンドラゴンの頭に乗り、長い間行動を共にしていた愛らしい存在ですが、その正体は物語の終盤で大きな衝撃を与えることになります。実はキャスの正体は、混沌から生まれた獣の暴君「キャス・パリーグ」です。
なぜキャスはアーサーのそばにいたのか。何を狙い、最終決戦ではどのような結末を迎えたのか。そして続編『黙示録の四騎士』では、なぜ再び物語の重要人物として登場するのでしょうか。2026年10月30日時点の原作漫画・アニメの情報をもとに、声優の悠木碧、初登場から正体判明までの伏線、能力、最終決戦の結果まで詳しく解説します。
※原作『七つの大罪』終盤および『黙示録の四騎士』の重大なネタバレを含みます。
【正体を解説】キャス・パリーグとは何者なのか?

キャスは、アーサー・ペンドラゴンの頭の上に乗って行動する、猫のような姿をした不思議な生物です。
初めて見たときは、小さくて丸い独特の姿から、アーサーの相棒やマスコットのような存在に見えます。実際、アーサーが移動するときも戦うときも、キャスは常にそばにいました。
ところが、この関係には重大な秘密が隠されていました。
キャスは普通の動物ではありません。正体は、かつて混沌から生み出された獣の暴君、キャス・パリーグです。
テレビアニメ公式サイトの第23話「永遠の王国」のあらすじでも、キャスの正体について「かつて混沌から生み出された獣の暴君」と説明されています。
つまり、かわいらしい猫の姿はキャスの本来の姿ではなく、物語の終盤で見せる異形の怪物こそが、その恐ろしい本性なのです。
キャス・パリーグが混沌から生まれた理由キャス・パリーグを理解するためには、作品における「混沌」の存在を知る必要があります。
混沌は、世界やさまざまな種族の誕生に関わる根源的な存在です。魔神王や最高神といった強大な存在も、混沌に由来する世界の秩序の中に位置づけられています。
キャスは、その混沌から生まれた存在でありながら、混沌そのものを支配しようとしました。
かつて混沌の王になろうと挑み、敗れたことで地上へ追放された獣の暴君。それがキャス・パリーグです。
単なる強力な魔物ではなく、混沌の力を自分のものにするという野望を持った存在である点が重要です。
キャスとキャス・パリーグは別の存在?ここは混同しやすいポイントです。
キャスとキャス・パリーグは別々のキャラクターではありません。
- キャス:アーサーのそばにいたときの呼び名。
- キャス・パリーグ:正体が判明した後の正式な名前。
- 獣の暴君:混沌から生まれた存在としての本質。
この3つは同じ存在を異なる側面から表現したものです。
【アーサーとの関係】キャスが近づいた本当の目的と裏切りの真相
初登場は原作136話、正体判明は341話キャスは、正体が判明するずっと前からアーサーのそばにいました。
原作での初登場は第136話(単行本18巻)です。ドルイドの聖地イスタールでの修行を終えたアーサーの頭に、いつの間にかくっついていた不思議な生物として登場します。
当初は誰もキャスの正体を理解していませんでした。マーリンでさえ、その存在について詳しいことを把握していない様子が描かれています。
その後、アーサーと行動を共にする中で、キャスは物語に自然に溶け込んでいきます。
しかし、物語終盤の第341話で状況が一変します。
講談社の公式漫画アプリ「マガポケ」に掲載された第341話のタイトルは、ずばり「キャス・パリーグ」。2020年2月12日に公開されたこのエピソードで、長年隠されていたキャスの正体が明らかになります。
したがって、136話が初登場、341話が正体判明という区別が正確です。
なぜアーサーのそばにいたのか?キャスがアーサーのそばにいた理由は、友情や忠誠心ではありません。
最大の目的は、アーサーの中に宿る混沌の力を奪うことでした。
マーリンの計画によってアーサーが混沌と共鳴し、混沌の王として覚醒することは、キャスにとって待ち望んでいた機会でした。
キャスはアーサーを食らい、その力を取り込むことで、自分自身が混沌の王になろうとしていたのです。
ここで重要なのは、キャスがアーサーを襲うタイミングです。
混沌が目覚める前にアーサーを倒しても、キャスの目的は達成できません。アーサーが混沌の器として覚醒して初めて、狙っていた力を奪えるからです。
長い間アーサーに寄り添っていた理由も、この計画と結びついています。
アーサーはキャスの裏切りにどう反応した?アーサーにとってキャスは、長い旅路を共にしてきた身近な存在でした。
そのため、キャスが突然襲いかかってきたことは大きな裏切りでした。
キャスはアーサーの右腕を食らい、混沌の力を取り込もうとします。
加えて、アーサーの心を揺さぶるような精神攻撃も仕掛けました。
単純に力で相手を倒すだけではなく、相手の心を折り、戦う意思そのものを失わせようとするところに、キャスの危険性があります。
アーサーにとっては、王としての使命だけでなく、信頼していた存在との関係まで否定される戦いだったのです。
【能力と本来の姿】キャス・パリーグが持つ恐ろしい力
キャス・パリーグの恐ろしさは、単純な身体能力の高さだけではありません。
混沌に由来する特殊な性質と、相手の精神に干渉する力を併せ持っています。
1. 巨大な怪物への変貌普段の猫のような姿から、キャスは本性を現すと異形の巨大な獣へと変貌します。
かわいらしい外見からは想像できないほど禍々しく、アーサーや七つの大罪の面々にとっても大きな脅威となりました。
その姿は、単なる猫の巨大化ではありません。
混沌から生まれた獣の暴君という本質が、外見にも表れています。
2. 驚異的な再生能力キャスの能力の中でも厄介なのが、再生能力です。
原作の最終決戦では、七つの大罪たちの攻撃を受けて身体が損傷しても、再び再生する描写があります。
通常の攻撃で肉体を破壊するだけでは、決定的な勝利につながりません。
そのため、七つの大罪の強力な攻撃をもってしても、キャスを簡単に倒すことはできませんでした。
3. 精神攻撃と幻覚キャスは肉体だけでなく、精神にも干渉します。
アニメ第23話「永遠の王国」の公式あらすじでも、アーサーがキャスの精神攻撃によって追い詰められることが明記されています。
相手の心に揺さぶりをかけ、戦意を失わせる攻撃は、物理的な破壊力とは異なる脅威です。
アーサーが精神的に追い詰められたことも、決戦を難しくした大きな要因でした。
4. 混沌の力を取り込む能力キャスが最も執着していたのが、混沌の力です。
アーサーの右腕を食らうことで、混沌の一部を取り込もうとしました。
これは単に相手を食べるという行為ではなく、自分が混沌の王になるための手段です。
混沌を奪い、自分自身がその頂点に立とうとすることこそ、キャスの能力と目的を結びつける重要な要素でした。
【関係性・時系列まとめ】キャスを取り巻く重要人物と作品の流れ
キャスの正体や目的を理解するには、アーサーだけでなく、マーリンや七つの大罪との関係も整理する必要があります。
| 人物・作品 | キャスとの関係 | 要点 |
|---|---|---|
| アーサー・ペンドラゴン | 利用対象・宿敵 | 混沌の力を奪うために接近 |
| マーリン | 計画に関わる人物 | アーサーを混沌の王として覚醒させる |
| メリオダス | 最終決戦の協力者 | 七つの大罪としてキャスと戦う |
| エリザベス | 最終決戦の協力者 | マーリンたちを援護する |
| 七つの大罪 | キャスの敵対勢力 | アーサーを守るために共闘 |
| キャス・パリーグ | キャスの本来の正体 | 混沌の王を目指す獣の暴君 |
| 悠木碧 | キャスの声優 | アニメでキャスとディアンヌを担当 |
マーリンは、キャスの正体とは別に、混沌を復活させた重要人物です。
マーリンが混沌の復活を目指した背景には、メリオダスへの秘めた想いや、自分自身の心の飢えを満たしたいという願いがありました。
アーサーを混沌の王として目覚めさせる計画は、マーリン自身の長年の目的とも深く結びついています。
ただし、マーリンとキャスが同じ目的を持っていたわけではありません。
マーリンはアーサーを混沌の王として導こうとし、キャスはその混沌を奪って自分が王になろうとしました。
両者の目的は根本的に異なっていたのです。
【最終決戦と死亡理由】キャス・パリーグは最後にどうなった?
七つの大罪との最終決戦キャスが正体を現したことで、物語は最終局面へと進みます。
アーサーとマーリンだけではキャスを抑えきれず、七つの大罪とエリザベスも戦いに加わります。
しかし、キャスは驚異的な再生能力を持ち、精神攻撃まで仕掛けてくるため、戦いは簡単には終わりません。
アーサー自身もキャスに翻弄され、精神的に追い詰められていきます。
それでもアーサーは、混沌の王としての力を自覚し、キャスを倒す方法を見つけます。
キャスを倒した方法は「吸収」原作第343話「永遠の王国」で、アーサーはキャスを倒すために重要な決断をします。
それは、キャスを自分の中に吸収することでした。
キャスはアーサーの右腕を食らうことで混沌の一部を取り込んでいました。
そこでアーサーは、逆にキャスと、キャスが奪った混沌の力をまとめて自分の中へ取り込む方法を選びます。
どれほど攻撃しても再生する相手なら、破壊するのではなく、混沌そのものの力で取り込んでしまえばよいという発想です。
この決着によって、キャスはアーサーの中に吸収され、表立って活動することはできなくなりました。
キャスは死亡したのか?ここは原作とアニメ、そして続編を分けて考える必要があります。
原作では、アーサーに吸収される形で決着しています。
一般的な意味での戦闘不能とは異なり、キャスの存在そのものが混沌の中に取り込まれる結末です。
一方、アニメ『七つの大罪 憤怒の審判』第24話「継がれゆくもの」では、公式あらすじに「アーサーによってキャスは葬られ」と記されています。
したがって、アニメだけを見れば、アーサーがキャスを倒して平穏を取り戻したように受け取れます。
しかし、続編『黙示録の四騎士』では、キャス・パリーグが再び重要な敵として登場します。
このため、前作の決着をもって完全に消滅したと考えるのは正確ではありません。
【声優・アニメ登場回】キャスを演じた悠木碧と第23話の重要性
キャスの声優は悠木碧アニメ版でキャスを担当している声優は、悠木碧(ゆうき あおい)です。
悠木碧は『七つの大罪』でディアンヌも演じています。
つまり、同じ作品の中で、七つの大罪のメンバーであるディアンヌと、物語終盤の重要な敵キャスという、まったく異なる役柄を担当しています。
各話の出演声優情報でも、第21話から第23話にかけてキャス役として悠木碧の名前が記載されています。
キャスは普段の愛らしい姿と、正体を現した後の恐ろしい姿とのギャップが大きいキャラクターです。その変化を声で表現している点も、アニメ版の見どころです。
アニメでキャスの正体が明らかになるのは何話?キャスの正体に関係するエピソードは、『七つの大罪 憤怒の審判』の終盤に集中しています。
| 話数・時期 | エピソード | 内容 |
|---|---|---|
| 原作136話 | キャス初登場 | アーサーの頭に現れる |
| 原作341話 | キャス・パリーグ | 本当の正体が明らかになる |
| 原作343話 | 永遠の王国 | アーサーがキャスを吸収する |
| アニメ第22話 | 混沌の一端 | キャスが異形の姿でアーサーに襲いかかる |
| アニメ第23話 | 永遠の王国 | キャスの正体と最終決戦が描かれる |
| アニメ第24話 | 継がれゆくもの | アーサーがキャスを葬る |
アニメ第22話は2021年6月9日、第23話は6月16日、第24話は6月23日に放送されました。
特に第23話は、キャスの正体が明らかになる重要なエピソードです。
初めて見る人は第22話から続けて視聴すると、キャスの変貌とアーサーとの関係が理解しやすくなります。
【2026年最新情報】黙示録の四騎士でキャス・パリーグはどうなった?
続編でもキャスは重要な敵として登場『黙示録の四騎士』は、『七つの大罪』の正統続編です。
前作から時間が経過した世界を舞台に、パーシバルたち新世代の主人公が活躍します。
この作品では、前作で決着したはずのキャス・パリーグが再び重要な存在として浮上します。
大きな転換点となるのが、続編の第217話「永遠の王」です。
その後、講談社から発売された単行本第27巻の公式紹介文では、七つの大罪が戦う敵の正体がキャス・パリーグであることが明記されています。
前作でアーサーに吸収されたはずのキャスが、続編では再び物語の中心に関わっているのです。
2026年はキャスをめぐる新たな展開が進行中2026年7月16日に発売された『黙示録の四騎士』第27巻では、七つの大罪とキャス・パリーグの決戦が描かれました。
続く第28巻は2026年9月16日に発売されています。
講談社の公式紹介文では、煉獄王ホークの加勢やエリザベスの挺身によって、七つの大罪がキャス・パリーグを撃退したことが紹介されています。
ここで注目したいのは、公式の表現が「撃退」であることです。
単純な死亡や完全消滅と同じ意味ではありません。
加えて、2026年10月28日にはマガポケで『黙示録の四騎士』第259話「暴走の果て」が公開されました。
10月30日時点で、原作漫画は第259話まで進んでおり、作品自体も連載中です。
第29巻は講談社の発売予定表で2026年11月17日発売予定となっています。
つまり、2026年現在もキャスをめぐる物語は続いており、最終的な決着はまだ描かれていません。
続編で注目すべきなのはアーサーとの関係続編を読むうえで重要なのは、アーサーとキャスの関係が前作から大きく変化していることです。
前作では、アーサーが混沌の王として覚醒することを狙ってキャスが近づいていました。
しかし続編では、キャスは単なるアーサーの相棒でも、過去の敵でもありません。
七つの大罪との決戦を経て、物語の新たな脅威として位置づけられています。
また、アーサー本人の意思や混沌の力がどのように関係しているのかも、続編を読み解くうえで重要な論点です。
前作の最終決戦だけでキャスの物語を理解したつもりになると、続編での展開を見落としてしまいます。
【よくある誤解を検証】キャス・パリーグについての注意点
キャスについて検索すると、初登場回、正体判明回、死亡した話数などが混同されていることがあります。
特に注意したいのは、次の3点です。
1. 341話がキャスの初登場ではない
341話は正体が判明する重要なエピソードです。最初に姿を見せたのは原作136話です。
2. アニメ第23話と原作341話は同じ話数ではない
原作の341話は漫画の話数、アニメ第23話はテレビシリーズの話数です。それぞれ別の数え方です。
3. 前作で倒されたからといって、続編でも完全に消滅したわけではない
原作ではアーサーに吸収され、アニメでは葬られたと説明されています。しかし続編ではキャス・パリーグが再び敵として登場しています。
この3点を区別すれば、ネット上で見かけるキャスの情報を整理しやすくなります。
【よくある質問】七つの大罪のキャスに関するFAQ
Q1:七つの大罪のキャスの正体は何ですか?
A1:キャスの正体はキャス・パリーグです。混沌から生まれた獣の暴君であり、アーサーの中に宿る混沌の力を奪い、自らが混沌の王になることを狙っていました。
Q2:キャスの正体が判明するのは何話ですか?
A2:原作漫画では第341話「キャス・パリーグ」です。アニメでは『七つの大罪 憤怒の審判』第22話で異形の姿を現し、第23話で正体と戦いが詳しく描かれます。
Q3:キャス・パリーグの声優は誰ですか?
A3:悠木碧です。同作ではディアンヌも演じています。
Q4:キャスはなぜアーサーに近づいたのですか?
A4:アーサーが混沌の王として覚醒するのを待ち、その力を奪うためです。長くそばにいたのも、混沌を手に入れる機会を狙っていたためです。
Q5:キャス・パリーグは最後に死亡したのですか?
A5:原作では第343話でアーサーに吸収されます。アニメ第24話ではアーサーによって葬られたと説明されています。ただし、続編では再び重要な敵として登場しているため、前作の決着だけで完全消滅したと判断することはできません。
Q6:黙示録の四騎士でキャスは復活しますか?
A6:はい。続編ではキャス・パリーグが再び物語に登場します。2026年10月30日時点でも原作は連載中で、第259話まで公開されています。
Q7:2026年現在、キャスの物語は完結していますか?
A7:完結していません。『黙示録の四騎士』でキャスをめぐる新たな展開が描かれており、最終的な結末は今後の原作に委ねられています。
まとめ:キャス・パリーグの正体と続編での結末に注目
『七つの大罪』に登場するキャスは、単なるかわいらしい猫ではありません。
その正体は、混沌から生まれた獣の暴君キャス・パリーグ。アーサーのそばに長く寄り添っていたのは、混沌の王として覚醒する瞬間を待ち、その力を奪うためでした。
原作341話で正体が明かされ、343話ではアーサーに吸収されるという結末を迎えます。アニメ『憤怒の審判』でも第22話から第24話にかけて、その正体と最終決戦が描かれました。
しかし、キャスの物語はそこで完全には終わりません。
続編『黙示録の四騎士』では再び重要な敵として登場し、2026年10月時点でも新たな展開が続いています。
キャスというキャラクターの本当の面白さは、かわいらしい姿と恐ろしい本性のギャップだけではありません。アーサーとの関係、混沌をめぐる野望、そして前作の決着を覆すような続編での再登場まで、一連の展開が物語全体の大きな伏線になっています。
前作を見終えた人も、ぜひ『黙示録の四騎士』を通して、キャス・パリーグとアーサーの因縁がどこへ向かうのかを追ってみてください。