NMB48の卒業理由は、メンバーによって大きく異なる。アイドルとしての目標を達成したケースもあれば、新しい仕事への挑戦や、個人として実現したい夢が明確になったケースもある。
注目したいのは、卒業発表時の本人のコメントに、次のキャリアにつながるヒントが表れていることだ。
川上千尋|アイドルとしての夢を達成した節目川上千尋は、2025年6月の卒業発表で、13年間の活動を振り返り、NMB48のメンバーとして実現したかった夢をファンとともにかなえられたと説明した。
「ここでアイドル人生をゲームセットします!」
阪神タイガースの熱心なファンとしても知られる川上らしい表現だった。卒業後の目標として女優を中心とした活動を掲げ、実際に2026年から吉本興業所属の俳優として新しいキャリアを始めている。
小嶋花梨|キャプテンとして後輩に未来を託す小嶋花梨の場合は、グループを支える立場から次のステージへ進む決断だった。
本人は卒業発表時、キャプテンとして6年間活動してきた経験を振り返り、後輩たちが頼もしく成長する姿を見て、NMB48の未来を託せると感じたことを明かしている。
卒業後も大阪・関西を拠点に仕事を続けたいという希望を持っており、グループを離れた後の活動方針が比較的明確だったメンバーだ。
出口結菜|大学卒業とグルメタレントへの転身出口結菜は、大学卒業という人生の節目に、自分の将来を見つめ直したことが卒業のきっかけになった。
アイドルとして達成したい目標が少なくなった一方、グループ活動を通じてグルメ分野への関心と経験を積んでいた。
卒業後の目標をグルメタレントと明確に定めていたことから、アイドル時代の個性をそのまま次の仕事へつなげる選択だったといえる。
上西怜|先輩から受け継いだ役割を後輩へ上西怜は、2024年10月の14周年ライブで卒業を発表した。
先輩メンバーが築いてきたグラビアやモデルの活動を受け継ぎ、自分自身も新しい一歩を踏み出したいという思いが背景にあった。
在籍中から個人の仕事を積み重ねていたため、卒業後も同じ分野で活動を続ける道筋ができていた。
安部若菜|小説家としての夢をさらに追求安部若菜は、アイドルとしての活動と並行して小説を執筆してきた。
卒業を決めた理由として、個人の安部若菜として挑戦したいことが増えてきた点を挙げている。卒業後は小説家としての活動をより充実させ、タレントとしても大阪を拠点に活動する。
アイドル活動を終えることが、作家としての新たな出発につながった例だ。
このように、NMB48の卒業は必ずしも芸能活動の終了を意味しない。卒業を決断するまでに培った経験や専門性が、次のキャリアの土台になっている。
【NMB48歴代メンバー一覧】1期生から後輩世代までの代表的な卒業生

NMB48は2010年に結成され、長年にわたって複数の世代のメンバーが活動してきた。
歴代メンバーを調べる場合、加入期と卒業後の活動を組み合わせて確認すると、グループの歴史や各世代の特徴が分かりやすい。
1期生|NMB48の知名度を全国に広げた中心世代代表的なメンバーは次のとおり。
- :初代キャプテン。NMB48の中心人物として活動し、2018年に卒業。卒業後はシンガーソングライターとして活動。
- :愛称みるきー。2016年に卒業し、ソロ活動へ進出。
- :グループの初期を支えた中心メンバー。2015年に卒業。
- :美容やメイクの発信で存在感を高め、2020年に卒業。
- :グループを代表する人気メンバーの一人。2021年に卒業。
- :1期生として活動し、2017年に卒業。俳優・グラビアなどの分野へ進んだ。
1期生はNMB48の知名度を高め、後輩たちが活躍する基盤を築いた世代だ。特に山本彩は、グループの象徴的な存在として知られている。
2期生・3期生|グループの活動基盤を広げた世代2期生には鵜野みずき、上西恵と同時期に活動したメンバーなどが在籍し、3期生には加藤夕夏などがいた。
初期の人気を支えた1期生の後を受け、劇場公演やシングル選抜、チーム活動を通じてグループの層を厚くした世代だ。
4期生|渋谷凪咲と川上千尋4期生の代表格は渋谷凪咲と川上千尋。
渋谷凪咲はバラエティー分野で知名度を高め、卒業後は映画やドラマにも進出した。一方、川上千尋は阪神タイガース関連の仕事や舞台などで個性を発揮し、2026年から俳優業を中心に活動している。
同じ4期生でも、卒業後に選んだ活動分野は異なっている。
5期生|小嶋花梨と上西怜5期生の代表的な卒業生は、小嶋花梨と上西怜だ。
小嶋花梨はキャプテンとしてグループを支えた経験を生かし、タレントへ転身。上西怜はモデル・グラビア分野を中心に個人活動を続けている。
この2人は、グループ内での役割と卒業後の進路が異なる好例でもある。
6期生・ドラフト3期生|個人の専門性を生かす世代
出口結菜
グルメ分野を強みに、タレントとして新しいキャリアを形成。
安部若菜
小説家としての実績を持ち、卒業後は作家とタレントの両立を目指す。
山本望叶
ドラフト3期生。モデル・女優として個人活動を継続。
この世代では、アイドルとしての活動だけでなく、グルメ、執筆、ファッション、演技など、個人の得意分野を育てる動きが目立つ。
なお、山本望叶はドラフト3期生、安部若菜もドラフト3期生として加入しており、通常の期生オーディションによる加入とは区別される。
NMB48公式サイトの現行メンバー一覧には、在籍中のメンバーや研究生が掲載されている。歴代卒業生の名簿と現役メンバーの名簿は別の情報として見る必要がある。
【元NMB48メンバーの現在の所属事務所】吉本興業・オスカー・個人活動を比較
卒業後の活動を追う読者にとって、気になるのが所属事務所だ。
元NMB48メンバーは全員が同じ事務所に所属しているわけではない。卒業後に所属先を変えた人物もいれば、個人で活動する道を選んだ人物もいる。
吉本興業所属の卒業生2026年時点で吉本興業の公式プロフィールに掲載されている主な元NMB48メンバーは、次の4人だ。
- 川上千尋:俳優として活動。
- 小嶋花梨:テレビ・ラジオ・イベントなどのタレント活動。
- 出口結菜:グルメ分野を強みにタレント活動。
- 安部若菜:小説家としての活動とタレント業を両立。
特に川上千尋は、NMB48卒業からわずか数日後に所属先が発表されたため、卒業後の進路が明確に示されたケースとして注目される。小嶋花梨も卒業翌日に所属を発表している。
オスカープロモーション所属の山本望叶山本望叶はオスカープロモーションに所属。
モデル・女優として活動し、2026年9月の格闘技イベント出演でも同事務所所属と紹介されている。NMB48卒業後に新たな事務所へ移り、個人名義の仕事を増やしている。
渋谷凪咲はN-Riseの公式アーティストページに掲載渋谷凪咲はN-Riseの公式アーティストページにプロフィールが掲載されている。
映画、ドラマ、バラエティー番組など、幅広い出演歴が確認できる。卒業後も関西を含む全国のテレビメディアで活動する代表的な卒業生だ。
上西怜は個人活動を軸にモデル・グラビアを継続上西怜は卒業後、個人で活動する意向を示している。
2026年の週刊プレイボーイの記事でも、グラビアや「S-Cawaii!」のレギュラーモデルとしての活動が紹介された。
所属事務所の名前だけで活動状況を判断するのではなく、本人の活動方針や実際の出演・掲載実績を見ることが大切だ。
【元NMB48メンバーの芸能活動の実態】卒業後も活躍できる人の共通点
NMB48卒業生の活動を比較すると、大きく5つのキャリアパターンが見えてくる。
1.俳優・女優として専門性を高める川上千尋、渋谷凪咲、山本望叶などが該当する。
アイドル時代に培った表現力や知名度を生かし、舞台、映画、ドラマへ活動領域を広げる方法だ。
特に渋谷凪咲は、バラエティーでの認知度を映画主演やドラマ出演につなげた。川上千尋も舞台経験を積み重ね、俳優としての活動を本格化させている。
2.タレントとしてテレビ・ラジオに出演する小嶋花梨や出口結菜が代表例だ。
関西のテレビ局やラジオ局との接点を維持し、地域に根ざしたタレント活動を展開する。
大阪を拠点にすることは、NMB48時代に築いた関係性を生かせるという利点がある。
3.モデル・グラビア分野で個人のブランドを築く上西怜や山本望叶のように、ビジュアルやファッションを強みにするキャリアだ。
雑誌、写真集、イベントなど、個人名義で仕事を獲得できる分野でもある。
4.執筆・クリエイティブ分野に進出する安部若菜は、小説家という明確な専門性を持っている。
アイドル活動中に小説を出版した経験があり、卒業後は執筆活動をさらに充実させる方向だ。
5.個人活動を中心に仕事の幅を広げる事務所に所属するかどうかだけではなく、本人の発信力や専門分野を軸に活動する方法もある。
上西怜のように、すでに確立していたモデル・グラビアの仕事を継続するケースが分かりやすい。
重要なのは、卒業後にどれだけ仕事の軸を明確にできるかという点だ。
アイドル時代の人気だけに依存するのではなく、自分の得意分野を持ち、メディアやファンとの接点を維持できるメンバーほど、卒業後の活動を継続しやすい構造がある。
【噂と事実を検証】元NMB48メンバーの現在を調べる際の注意点
卒業生について検索すると、「芸能界を引退した?」「事務所を辞めた?」「現在は何をしている?」といった疑問が多く見られる。
しかし、情報を正しく理解するには、似ているようで意味が違う言葉を区別する必要がある。
「卒業」と「芸能界引退」は別の意味NMB48卒業は、グループとしての活動を終了することを意味する。
卒業後も芸能活動を続けることは可能であり、実際に川上千尋、小嶋花梨、渋谷凪咲などは卒業後も芸能界で活動している。
そのため、元NMB48という肩書きだけを見て、現在の仕事がないと判断するのは適切ではない。
「卒業」と「活動辞退」も区別する2026年9月26日に発表された芳賀礼のケースは、通常の卒業とは異なる。
NMB48公式発表では、本人からの活動辞退の申し出を受理したと説明されている。
卒業公演を経て活動を終えるケースと、活動辞退によってグループを離れるケースは、経緯が異なる。
所属事務所は公式プロフィールで確認する所属先を調べる際は、次の順番で確認すると情報を整理しやすい。
1. 所属事務所の公式タレントプロフィールに名前が掲載されているか。
2. 本人の公式SNSやファンクラブで所属・活動について発表されているか。
3. テレビ局や出版社などの出演者プロフィールに最新情報があるか。
4. 直近の出演作品やイベント情報が公開されているか。
検索結果に表示される古いプロフィールだけでは、現在の所属状況まで分からない場合がある。
また、事務所の所属発表と、実際に仕事をしていることは別の情報だ。両方を確認することで、元NMB48メンバーの現在をより正確に把握できる。
【元NMB48メンバーの現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、元NMB48メンバーで芸能活動を続けている人は誰?
A1:渋谷凪咲、川上千尋、小嶋花梨、山本望叶、上西怜、出口結菜、安部若菜などが挙げられる。俳優、タレント、モデル、グラビア、小説家など、それぞれ異なる分野で活動している。
Q2:川上千尋は現在どこの事務所に所属している?
A2:2026年1月1日から吉本興業に所属している。NMB48を2025年12月26日に卒業し、卒業後は俳優を中心に活動する方針を発表した。
Q3:2026年にNMB48を卒業したメンバーは誰?
A3:今回確認した2026年10月までの主な卒業生は、舟橋礼菜、水田詩織、青原和花、田中雪乃、坂本理紗、西由真、安部若菜、吉見純音。芳賀礼は卒業ではなく活動辞退として発表されている。
まとめ:元NMB48メンバーの現在は卒業後の進路で大きく変わる
2026年11月現在、元NMB48メンバーは、それぞれの得意分野を生かして新しいキャリアを築いている。
川上千尋は吉本興業所属の俳優、小嶋花梨は関西を拠点とするタレント、出口結菜はグルメ分野を強みにしたタレント、渋谷凪咲は俳優・バラエティータレント、山本望叶はモデル・女優、上西怜はモデル・グラビア、安部若菜は小説家兼タレントとして活動している。
また、2026年には舟橋礼菜、水田詩織、青原和花、田中雪乃、坂本理紗、西由真、安部若菜、吉見純音らが卒業し、新たな進路へ進んだ。
今回の卒業生を比較して分かるのは、NMB48での経験が、その後の仕事にさまざまな形で生かされていることだ。テレビや舞台で活躍する人、モデルとして個人のブランドを築く人、作家として新しい表現に挑む人など、卒業後の道は一つではない。
今後も卒業生の所属事務所、出演作品、公式プロフィールの更新を追うことで、NMB48出身者が芸能界でどのようなキャリアを築いていくのかが見えてくる。グループで過ごした時間を土台に、それぞれの名前で活躍する姿に注目したい。