2026年の犬種人気ランキングで、純血種を抑えて2年連続1位となったのが「MIX犬(体重10kg未満)」だ。アニコム損害保険が2026年1月29日に発表した「人気犬種ランキング2026」では、30,061頭、全体の19.9%を占めた。2位のトイ・プードルは26,325頭であり、小型ミックス犬への支持の強さが数字に表れている。
人気を集める背景には、マルプーやチワプー、チワックスなど、異なる犬種の魅力を併せ持つ個性的な見た目がある。一方、ミックス犬は同じ組み合わせでも性格や被毛、成犬時の体重が異なり、親犬の特徴を必ず均等に受け継ぐわけではない。2026年の最新ランキングを軸に、人気の理由、代表的な組み合わせ、寿命や健康リスク、価格相場、迎える前に確認したいポイントまで詳しく解説する。
【2026年最新】ミックス犬人気はなぜ続く?アニコム犬種ランキングの実態

2026年の犬種ランキングで注目されたのは、MIX犬が2年連続で首位を維持したことだ。アニコム損害保険の発表によると、MIX犬(体重10kg未満)は30,061頭で、2位のトイ・プードルを3,736頭上回った。
2026年の人気犬種ランキングTOP102026年1月29日に発表されたランキングの上位10犬種は以下のとおり。括弧内は前年の順位を示している。
- 1位:MIX犬(体重10kg未満)30,061頭・19.9%(前年1位)
- 2位:トイ・プードル26,325頭・17.4%(前年2位)
- 3位:チワワ18,592頭・12.3%(前年3位)
- 4位:ミニチュア・ダックスフンド9,128頭・6.0%(前年5位)
- 5位:ポメラニアン8,462頭・5.6%(前年6位)
- 6位:柴(豆柴含む)8,258頭・5.5%(前年4位)
- 7位:ミニチュア・シュナウザー6,388頭・4.2%(前年7位)
- 8位:フレンチ・ブルドッグ3,724頭・2.5%(前年8位)
- 9位:マルチーズ3,550頭・2.3%(前年9位)
- 10位:カニーンヘン・ダックスフンド3,014頭・2.0%(前年12位)
上位10犬種のうち、小型犬は8犬種。中型犬は柴とフレンチ・ブルドッグの2犬種だった。前年から小型犬中心の構成が続く一方、ミニチュア・ダックスフンドやポメラニアンなどにも順位の上昇が見られる。
30,061頭の意味とは?調査対象を正しく理解するここで注意したいのが、ランキングの集計方法だ。
アニコムの2026年ランキングは、2025年1月1日から12月31日までにペット保険「どうぶつ健保」に新規契約した0歳の犬151,125頭を対象に集計している。
つまり、30,061頭という数字は、日本国内で飼育されているすべてのミックス犬の頭数でも、全国のペットショップで販売された頭数でもない。アニコムの保険に新規加入した子犬の犬種構成を示す数字である。
さらに重要なのは、1位のMIX犬が「体重10kg未満」という複数の組み合わせをまとめたカテゴリーであることだ。
純血種はトイ・プードル、チワワ、マルチーズなど、それぞれ独立した犬種として集計される。一方、MIX犬は異なる親犬種の組み合わせを一つにまとめている。そのため、30,061頭という数字をマルプー単独の人気と解釈するのは正しくない。
ミックス犬人気が続く3つの理由1つ目は、見た目の個性を楽しめること。同じマルプーでも、プードル寄りの巻き毛になる子もいれば、マルチーズに近い柔らかな毛質になる子もいる。顔立ちや毛色、耳の形にも違いがあり、同じ組み合わせでも一頭ずつ印象が異なる。
2つ目は、小型犬を中心とした組み合わせが多いこと。マルチーズ、チワワ、トイ・プードルなどは比較的小柄な犬種であり、室内飼育を前提とする家庭にとって検討しやすい選択肢となる。アニコムのランキングでも、小型犬が上位30犬種の約7割を占めた。
3つ目は、親犬それぞれの特徴を知ったうえで選べること。活発さ、甘えん坊な気質、被毛の特徴など、親犬の性質を参考にしながら、自分の生活スタイルに合う子を探せる。ただし、両親の特徴が都合よく組み合わさる保証はない。
【人気の組み合わせ比較】マルプー・チワプー・チワックスの特徴
ミックス犬の中でも特に知られているのが、マルプー、チワプー、チワックスだ。それぞれ親犬種が異なるため、外見だけでなく、性格や体格、日常のケアにも違いがある。
アニコムのアンケートで判明した人気の組み合わせアニコム損保が2025年にMIX犬の飼い主601人を対象に実施したアンケートでは、最も多かった組み合わせはマルチーズとトイ・プードルのマルプーだった。
続いてチワプー、チワックスがランクインしている。以下は同アンケートの回答数と割合を基にした比較だ。
| 愛称 | 親犬種の組み合わせ | 回答数・割合 | 成犬時の体重目安 | 飼育時の注目点 |
|---|---|---|---|---|
| マルプー | マルチーズ×トイ・プードル | 103頭・17.1% | 約2~5kg | 被毛の手入れ、毛質の個体差 |
| チワプー | チワワ×トイ・プードル | 53頭・8.8% | 約2~5kg | 警戒心、活動量、しつけ |
| チワックス | チワワ×ミニチュア・ダックスフンド | 49頭・8.2% | 約3~6kg | 胴体への負担、体重管理 |
※アンケートの割合は601人の回答に基づく。成犬時の体重は一般的な目安であり、犬種標準として定められた数値ではない。親犬の体格や遺伝的特徴によって変わる。
1位のマルプーはどんな犬?マルプーは、マルチーズとトイ・プードルを親に持つミックス犬。ふんわりした被毛と丸みのある顔立ちが特徴で、毛色もホワイト、クリーム、アプリコット、ブラウンなど幅広い。
性格については、マルチーズの人懐こさや愛情深さ、トイ・プードルの知的で活発な気質を受け継ぐ可能性がある。飼い主とのコミュニケーションを好む子も多いが、実際には個体差がある。
成犬時の体重は2~5kg程度が一つの目安。体高は20~30cm程度と紹介されることが多い。両親の体格によっては、想定より大きく成長することもある。
注意したいのは被毛の管理だ。抜け毛が比較的少ない毛質になる場合もあるが、毛が絡まりやすく、定期的なブラッシングやトリミングが必要になる。抜け毛が少ないことと、手入れが簡単なことは同じではない。
2位のチワプーは活発で賢いタイプチワプーはチワワとトイ・プードルの組み合わせ。小柄な体に大きな目を持つ子や、プードルに近い巻き毛を持つ子など、見た目の幅が広い。
成犬時の体重は約2~5kgが目安で、体高は20~30cm程度とされる。チワワの警戒心や飼い主への愛着、トイ・プードルの学習能力や活動性が見られる場合がある。
一方、知らない人や犬に対して慎重になる子もいる。子犬期から無理のない範囲でさまざまな人や環境に慣らし、適切なしつけを続けることが大切だ。
3位のチワックスは胴長の体型に注意チワックスはチワワとミニチュア・ダックスフンドの組み合わせ。短い脚と胴長の体型が目立つ子もいれば、チワワ寄りのコンパクトな体格になる子もいる。
成犬時の体重は約3~6kgが目安。親犬がミニチュア・ダックスフンドなのか、カニーンヘン・ダックスフンドなのかによっても、成長後の体格に違いが出る。
好奇心旺盛で活発な面が見られる一方、ダックスフンド由来の胴長体型が強く出る場合には、腰や背中への負担を考慮した飼育環境が必要になる。高い場所からの飛び降りや過度な体重増加には注意したい。
ほかにも人気のミックス犬があるアニコムのアンケートでは、上位3種類以外にもさまざまな組み合わせが確認された。
- ポメプー:ポメラニアン×トイ・プードル。豊かな被毛と活発な気質が特徴。
- チワポメ:チワワ×ポメラニアン。立ち耳やふわふわした被毛など、外見の個体差が大きい。
- チワマル:チワワ×マルチーズ。小柄な体格と愛らしい顔立ちが魅力。
- ビションプー:ビション・フリーゼ×トイ・プードル。柔らかな巻き毛やふんわりした外見が特徴。
- ペキプー:ペキニーズ×トイ・プードル。親犬の骨格や顔立ちによって印象が変わる。
特定の組み合わせが人気だからといって、その子が自分の家庭に合うとは限らない。見た目の好みだけでなく、運動量や性格、被毛の手入れまで考えて選びたい。
【成犬サイズと性格】ミックス犬は子犬のときと何が変わる?
ミックス犬を迎える際に、購入前後で認識の違いが生まれやすいのが成犬時の大きさと外見だ。子犬の段階では非常に小さく見えても、成長後に骨格がしっかりしたり、毛質や顔つきが変わったりする。
成犬時の体重は親犬の体格だけでは決まらないミックス犬には、純血種のように統一された犬種標準がない。両親が同じ組み合わせでも、骨格や筋肉量、体高、体重には違いが生じる。
例えば、マルプーの場合、両親が小柄でも必ず2kg台に収まるわけではない。トイ・プードル側の体格を強く受け継ぐ子や、骨格がしっかりした子は、一般的な目安より大きくなる可能性がある。
成犬サイズを予測するときは、次の情報を確認したい。
- 父犬と母犬それぞれの現在の体重
- 両親の体高や骨格、体型
- 同じ親から生まれた兄弟犬の成長記録
- 子犬自身の月齢別の体重推移
- 過去の繁殖記録における成犬サイズの傾向
特に、マンションの体重制限や移動用キャリーのサイズなど、生活環境に体重の条件がある家庭は注意が必要だ。「10kg未満のMIX犬」というランキング上の区分は、すべてのミックス犬が超小型犬であることを意味しない。
性格も親犬の特徴をそのまま足したものではないマルチーズとプードルを掛け合わせたからといって、必ずマルチーズの穏やかさとプードルの賢さを同時に持つわけではない。
同じ組み合わせでも、警戒心が強い子、人懐こい子、慎重な子、活発な子など性格はさまざま。生まれ持った気質に加えて、子犬期の経験や社会化、家庭環境も行動に影響する。
迎える前には、見学時の様子だけで性格を決めつけず、食事、睡眠、遊び、ほかの犬や人への反応など、日常の行動を確認したい。
抜け毛が少ないミックス犬ならアレルギーも安心?これは誤解されやすいポイントだ。トイ・プードルのような巻き毛を受け継いだからといって、必ず抜け毛が少なくなるわけではない。親犬の毛質のどちらが強く出るかによって、被毛の状態は変わる。
また、抜け毛の量と犬アレルギーの発症リスクは別の問題だ。犬アレルギーの原因となる物質は被毛だけに存在するわけではないため、ミックス犬ならアレルギーが起きにくいと考えるのは危険である。
アレルギーが心配な家庭では、迎える前に犬と一定時間接する機会を設け、必要に応じて医療機関に相談することが望ましい。
【寿命と健康リスク】ミックス犬は純血種より病気に強いのか
ミックス犬を検討する人の中には、異なる犬種を掛け合わせることで健康面の弱点が補われ、純血種より丈夫になると考える人もいる。しかし、実際の健康状態は親犬の遺伝情報や繁殖環境、個体の体質によって変わる。
ミックス犬の平均寿命は何歳?アニコム ホールディングスが2025年12月に公開した「家庭どうぶつ白書2025」によると、犬全体の平均寿命は14.1歳だった。
犬種別の平均寿命では、トイ・プードルが15.3歳で最も長く、ビション・フリーゼが15.0歳。混血犬(体重10kg未満)も14.8歳で長寿の犬種・カテゴリーに入っている。
この数字は、アニコム損保の保険契約データを基に、2008年4月から2024年3月までの契約開始個体を対象として、2023年度の年齢別契約頭数と死亡解約の届け出を集計したものだ。
14.8歳はあくまで集団として算出された平均寿命であり、個々の犬が必ずその年齢まで生きるという意味ではない。食事、運動、体重管理、病気の早期発見など、日々の健康管理が寿命に関係する。
親犬種から受け継ぐ可能性がある健康リスクミックス犬の場合、親犬のどちらかに多いとされる病気や遺伝的な特徴を受け継ぐ可能性がある。代表的な注意点は次のとおりだ。
- トイ・プードル:膝蓋骨脱臼、進行性網膜萎縮症など。
- チワワ:膝蓋骨脱臼、水頭症、気管虚脱など。
- ミニチュア・ダックスフンド:椎間板ヘルニアや一部の遺伝性疾患など。
- マルチーズ:膝蓋骨脱臼、涙やけにつながる眼周辺のトラブルなど。
これらは親犬種で知られている疾患の例であり、ミックス犬が必ず発症するという意味ではない。発症リスクは親犬の遺伝情報や血統、体格、生活環境によって異なる。
ミックス犬なら遺伝病のリスクがなくなるという誤解厚生労働省が公開する補助犬の健康管理に関する資料では、異なる系統の交配によって劣性遺伝子の影響が表れにくくなる場合がある一方、純血種同士の交配でも、それぞれの親犬種に関連する遺伝性疾患の形質を受け継ぐ可能性があると説明している。
つまり、ミックス犬だから健康面で安心とは限らない。両親が異なる犬種であること自体を、健康保証として扱うことはできない。
特にマルプーやチワプーのように、トイ・プードルとチワワなど、親犬種双方に共通する健康上の注意点がある組み合わせでは、両親の健康診断や遺伝子検査の実施状況を確認する価値がある。
遺伝子検査はすべての病気を予測できるものではない。検査結果だけで安心せず、親犬の病歴や獣医師による健康診断も合わせて確認したい。
小型ミックス犬で日常的に気をつけたいこと小型犬は体が小さいため、段差や転落、抱き上げ方など、日常生活での小さな事故にも注意が必要だ。
特にチワックスのように胴が長い体型の場合、ソファやベッドからの飛び降りを防ぐ工夫が求められる。マルプーやチワプーでも、膝関節への負担を減らすため、適切な体重管理や滑りにくい床材の使用が役立つ。
定期的な健康診断、歯磨き、耳や皮膚のチェック、適切な運動を継続することが、長く健康に暮らすための基本となる。
【2026年最新】ミックス犬の価格相場と年間飼育費用
ミックス犬を迎えるときに気になるのが購入価格だ。人気の組み合わせだからといって必ず高額になるわけではなく、月齢、毛色、体格、血統、繁殖環境、販売経路によって価格が変わる。
ミックス犬の子犬は何万円で購入できる?2026年11月3日時点で公開されているブリーダー直販サイト「みんなのブリーダー」の販売実績では、ミックス・その他犬種の直近3か月間の成約価格は、平均約19万円。最低8万円、最高51万円となっている。
ただし、これは同サイトで扱うミックス・その他犬種全体の実績であり、マルプー、チワプー、チワックスだけを対象にした全国平均ではない。
価格に影響する主な要素は次のとおりだ。
- 月齢:生後何か月で販売されているか。
- 毛色・外見:毛色や顔立ち、被毛の特徴。
- 親犬の情報:血統や健康状態、体格。
- 健康管理:ワクチン、健康診断、遺伝子検査などの実施状況。
- 販売経路:ペットショップ、ブリーダー、保護団体など。
極端に安い子犬を見つけた場合は、価格だけで判断せず、健康状態や飼育環境、販売契約の内容を確認する必要がある。
年間の飼育費用は40万円前後が一つの目安アニコム損保が2026年3月に発表した「2025年最新版 ペットにかける年間支出調査」によると、犬1頭にかけた2025年の年間支出額は413,416円だった。
内訳では治療費が89,120円、飼育に伴う追加の光熱費が22,273円となっている。治療費は前年比110.9%に増加した。
この調査は、アニコム損保のペット保険契約者5,494人を対象にしたアンケートであり、すべての飼い主の平均やミックス犬だけの費用を示すものではない。それでも、犬との暮らしに必要な経済的負担を考える参考になる。
毎月のフード代やトリミング代だけでなく、予防接種、定期健診、ペット保険、突発的な治療費、旅行時のペットホテル代なども考慮したい。
購入価格だけで判断すると後悔する理由例えば、販売価格が20万円の子犬を迎えたとしても、実際の負担はその金額だけでは終わらない。
ケージ、キャリー、トイレ用品、食器、ベッドなどの初期用品に加え、食費やトリミング、医療費が継続的に発生する。特にマルプーやチワプーのように定期的な被毛ケアが必要な子では、美容費用も考慮したい。
また、年齢が上がるにつれて医療費が増える可能性もある。子犬を迎える段階から、病気やけがに備えるための貯蓄や保険加入を検討することが大切だ。
【後悔しない選び方】ミックス犬のデメリットと迎える前の確認事項
ミックス犬には独特の魅力がある一方、純血種と比較すると成長後の外見や体格、性格を予測しにくいという特徴がある。人気ランキングや販売写真だけでは判断できない部分を、迎える前に確認しておきたい。
ミックス犬の主なデメリット5つ1. 成犬時の大きさを正確に予測しにくい。
両親の体格からある程度の予測はできるが、成犬時の体重や体高を保証することは難しい。小型犬を希望する場合でも、将来的に余裕を持って飼育できる環境を用意したい。
2. 性格や気質にばらつきがある。
親犬の特徴がどのように表れるかは個体ごとに異なる。人懐こさや警戒心、活動量などについて、犬種名だけで判断することはできない。
3. 被毛の手入れが想像以上に必要になる場合がある。
巻き毛や長毛を受け継いだ場合、毛玉やもつれが生じやすく、ブラッシングやトリミングが欠かせない。抜け毛の量だけを基準に選ぶと、手入れの負担に驚くこともある。
4. 親犬種に関連する健康リスクを考慮する必要がある。
異なる犬種を掛け合わせたからといって、遺伝性疾患がなくなるわけではない。両親の健康状態や検査記録を確認する必要がある。
5. 販売情報だけでは成長後の姿が分かりにくい。
子犬の写真はその時点の外見を示すものにすぎない。成長に伴って毛色や毛質、顔つき、体格が変化する可能性がある。
信頼できるブリーダーや販売先を見極める方法迎える先を選ぶ際は、次のポイントを確認したい。
- 父犬と母犬の犬種、体重、健康状態を説明してもらえるか。
- 親犬の遺伝子検査や健康診断の記録を確認できるか。
- 子犬がどのような環境で育てられているか。
- 子犬の食事、排せつ、睡眠、社会化の状況を説明してもらえるか。
- ワクチン接種や健康診断の記録があるか。
- 契約内容、追加料金、購入後の相談体制が明確か。
- 見学時に親犬や兄弟犬について質問できるか。
特に重要なのは、親犬の健康情報を具体的に開示してくれるかどうかだ。遺伝子検査を実施している場合は、検査対象の疾患と結果の両方を確認したい。
また、購入を急がせる、親犬の情報を開示しない、健康状態について曖昧な説明をする販売先には慎重になるべきだ。
ミックス犬に向いている人・おすすめできない人ミックス犬との暮らしに向いている人
- 成長に伴う外見や体格の変化も楽しめる人。
- 一頭ごとの性格を理解し、個性に合わせたしつけができる人。
- 定期的なトリミングや健康管理に時間と費用をかけられる人。
- 親犬の特徴だけでなく、目の前の子犬自身を大切にできる人。
慎重に検討したほうがよい人
- 成犬時の体重や体高を厳密に指定したい人。
- 写真と同じ外見に成長することを期待している人。
- 抜け毛やアレルギーの問題が必ず解決すると考えている人。
- トリミングや医療費など、継続的な出費を負担する余裕がない人。
- 留守番の時間が長く、十分な運動やコミュニケーションを確保できない人。
犬種の人気よりも、家庭の生活環境と犬の性格が合うかどうかを優先したい。これはミックス犬に限らず、すべての犬を迎える際に共通する判断基準だ。
【よくある質問】ミックス犬人気に関するFAQ
Q1:2026年に最も人気のあるミックス犬は何ですか?
A1:アニコムの2026年犬種ランキングでは、体重10kg未満のMIX犬が30,061頭で2年連続1位となった。個別の組み合わせでは、アニコムが2025年に実施した飼い主アンケートでマルプーが17.1%と最多だった。
Q2:マルプー、チワプー、チワックスのうち飼いやすいのはどれですか?
A2:一概にどれが飼いやすいとはいえない。マルプーは被毛の手入れ、チワプーは警戒心や活動量、チワックスは胴体への負担や体重管理など、それぞれ注意したい点がある。生活スタイルと個体の性格を基準に選ぶことが大切だ。
Q3:ミックス犬の成犬時の体重は予測できますか?
A3:両親の体格や骨格、兄弟犬の成長記録などからある程度の予測はできる。ただし、遺伝的な個体差があるため、子犬の時点で成犬時の体重を正確に保証することは難しい。
Q4:ミックス犬は純血種より長生きしますか?
A4:必ずしもそうではない。アニコムの家庭どうぶつ白書2025では、体重10kg未満の混血犬の平均寿命は14.8歳とされているが、個体の健康状態や遺伝的背景、飼育環境によって寿命は異なる。
Q5:ミックス犬の価格相場はいくらですか?
A5:2026年11月時点のブリーダー直販サイトの成約実績では、ミックス・その他犬種の平均価格は約19万円。ただし、組み合わせや月齢、毛色、健康状態などによって大きく変動する。
Q6:ミックス犬は抜け毛が少なく、初心者でも飼いやすいですか?
A6:必ずしもそうではない。親犬の毛質によって抜け毛や毛玉のできやすさが異なり、定期的なブラッシングやトリミングが必要な場合もある。しつけや運動量、健康管理も必要なので、初心者向けと一律に判断することはできない。
まとめ:【プロの結論】ミックス犬人気の本質は個性と飼い主との相性
2026年のアニコム犬種ランキングで、MIX犬(体重10kg未満)は30,061頭を記録し、2年連続1位となった。トイ・プードルやチワワといった人気犬種を上回る結果は、小型ミックス犬への支持が定着していることを示している。
個別の組み合わせでは、マルプー、チワプー、チワックスが代表的な人気タイプだ。異なる親犬種の特徴を持ち、外見や性格に個性が生まれることが魅力となっている。
ただし、ランキング上位であることと、誰にとっても飼いやすいことは別問題だ。成犬時の体重、被毛の手入れ、性格、遺伝性疾患の可能性など、迎える前に考えるべきことは多い。
【プロの結論】ミックス犬選びで最も重視すべきなのは、人気の組み合わせや子犬の見た目ではなく、親犬の健康情報と、その子自身の個性、そして家庭との相性だ。
販売価格だけで判断せず、親犬の情報を確認し、実際に子犬と触れ合い、成長後の変化も受け入れられるかを考える。加えて、10年以上にわたって医療費や日常の飼育費用を負担できるかも重要になる。
ミックス犬の魅力は、決まった犬種の型に当てはまらない一頭ごとの個性にある。その個性を理解し、成長後も変わらず大切にできること。それこそが、人気ランキングの数字以上に大切な、後悔しない家族選びの基準となる。