夫婦のセックスレスは、なぜ起こるのでしょうか。結婚生活が長くなるにつれて性生活の頻度が減ったり、出産や育児をきっかけに夫婦の距離を感じたりする人は少なくありません。2026年2月に株式会社ベビーカレンダーが公表した、子どもが1人以上いる女性461人を対象とした調査では、「1年以上セックスをしていない」が27.7%、セックスレスを自覚している人は49.9%に達しました。最も多かった背景は、育児・家事による疲労です。
一方、セックスレスだからといって、必ずしも夫婦仲が悪いとは限りません。性生活に対する希望や身体的な変化、仕事と育児の負担、コミュニケーションの不足など、原因は夫婦によって異なります。2026年の最新調査と日本性科学会の定義を踏まえ、セックスレスの割合、妻側・夫側それぞれの心理、産後に起こりやすい変化、話し合い方や無理のない解消法まで詳しく解説します。
【2026年最新】夫婦セックスレスの割合は?461人調査から見えた実態

2026年の夫婦の性生活を考えるうえで注目したいのが、ベビーカレンダーが2026年2月10日に発表した「夫婦の夜の生活に関するアンケート」です。
調査期間は2026年1月21日から25日まで。子どもが1人以上いる女性461人(妊娠中を除く)を対象にインターネット調査が実施されました。
子育て世帯に対象を絞った調査であり、全国の全夫婦をそのまま代表する統計ではありません。しかし、育児期の夫婦が性生活についてどのように感じているかを知る資料として参考になります。
1年以上セックスをしていない人は27.7%調査で現在のセックスの頻度を尋ねたところ、最も多かった回答は「1年以上していない」で、全体の27.7%でした。
そのほかの回答は次のとおりです。
- 1年以上していない:27.7%
- 半年以上していない:15.2%
- 数か月に1回:14.2%
- 月に1回程度:9.5%
- 月に2〜3回:18.7%
- 週に1〜2回:11.5%
- 週に3回以上:3.2%
半年以上していない人を合わせると42.9%です。
つまり、調査対象となった子育て中の女性の家庭では、約4割が半年以上性生活から離れている状況でした。
週1回以上の性生活がある家庭は合計14.7%にとどまっています。
約半数がセックスレスを自覚もう一つ注目したいのが、本人が自分たちの性生活をどのように捉えているかという点です。
ベビーカレンダーの発表によると、セックスレスについて「感じている」が27.8%、「やや感じている」が22.1%でした。
合計すると49.9%です。
およそ2人に1人が、夫婦の性生活に何らかの不足を感じていることになります。
ここで重要なのは、実際の性交頻度と本人の自覚は必ずしも一致しないことです。
月に数回性生活があっても、夫婦のどちらかが寂しさや物足りなさを感じていれば、本人にとってはセックスレスの悩みになります。
反対に、長期間性交がなくても、夫婦双方が納得していて不満がなければ、それを問題視しない場合もあります。
2026年のほかの調査と比較すると?2026年には、子育て世帯だけでなく、既婚者や幅広い年代を対象とした調査も公表されています。
例えば、相模ゴム工業の「ニッポンのセックス2026」は、2025年12月に実施された調査をもとにしたもので、20〜60代の男女を対象とする大規模調査です。
また、2026年1月に公表された既婚男女4827人の調査では、配偶者との性生活が1年以上ほとんどない、または全くない人が49%という結果が紹介されています。
調査対象や質問方法が異なるため、数字を直接比較することはできませんが、性生活の頻度が低い夫婦は決して珍しくないことがうかがえます。
【定義を正しく理解】セックスレスは1年以上していない状態だけではない
夫婦の性生活について話すとき、まず知っておきたいのが日本性科学会の定義です。
一般社団法人日本性科学会は、2024年6月9日に開催された第53回セックスカウンセリング研修会で、セックスレス・カップルの定義を更新しています。
その定義は次のとおりです。
特殊な事情が認められないにもかかわらず、カップルの合意した性交やセクシュアル・コンタクトがいずれも1ヶ月以上なく、その後も長期にわたることが予想される場合。
出典:一般社団法人日本性科学会「セックスレスについて」
セックスレスの判断基準は1か月以上この定義から分かるのは、セックスレスは単純に「1年以上セックスをしていない状態」を指す言葉ではないということです。
日本性科学会の定義では、特殊な事情がなく、合意した性交や性的接触が1か月以上なく、その後も長期化すると予想されることが判断のポイントになります。
つまり、1か月という期間は一つの基準であり、1年以上という期間が必須条件ではありません。
また、定義にある「セクシュアル・コンタクト」は性交だけを意味するものではありません。カップルが合意する性的な触れ合いも含まれます。
セックスレスと夫婦の不仲は同じではないここは誤解されやすい部分です。
セックスレスになったからといって、愛情がなくなった、浮気をしている、離婚を考えていると決めつけることはできません。
2026年に公表された既婚男女4827人の調査では、性生活が1年以上ほとんどない、または全くない層が49%だった一方、配偶者への愛情を感じると回答した人も約6割いました。
加えて、現在の夫婦仲について「良い」と回答した人は62%でした。
この調査結果からも、性生活の有無と夫婦の愛情や関係満足度は、必ずしも同じ尺度ではないことが分かります。
大切なのは、世間一般の頻度に合わせることではなく、夫婦双方が現在の関係に納得しているかどうかです。
【原因を徹底分析】夫婦セックスレスはなぜ起こる?育児・家事の疲労が最多
2026年のベビーカレンダー調査で、特に目を引くのがセックスレスの原因です。
セックスレスを「感じている」「やや感じている」と回答した人について、理由を尋ねたところ、最も多かったのは育児や家事による疲労でした。
主な回答は以下のとおりです。
| セックスレスの原因 | 回答割合 |
|---|---|
| 育児・家事で疲れている | 56.8% |
| 仕事で疲れている | 42.8% |
| 時間・機会がない | 39.7% |
| 性欲の差 | 37.4% |
| 体調・年齢・ホルモンの影響 | 19.8% |
| パートナーへの不満 | 17.1% |
| 場所がない | 16.7% |
| 気持ちの距離を感じる | 12.0% |
| その他 | 20.6% |
出典:株式会社ベビーカレンダー、2026年2月10日発表。複数回答。
1. 育児・家事の疲労で性的な余裕がなくなる最も多かったのは「育児・家事で疲れている」の56.8%です。
育児中の家庭では、子どもの食事、入浴、寝かしつけ、夜泣きへの対応など、毎日の生活に多くの時間と体力が必要です。
仕事を終えて帰宅した後も家事や育児が続けば、夫婦で落ち着いて過ごす時間を確保するのは簡単ではありません。
子どもが寝た後には、翌日の準備や洗濯、片付けが残っていることもあります。
こうした生活が続けば、パートナーに愛情があっても、性的な気持ちになる余裕が失われてしまうことがあります。
特に重要なのは、家事や育児の負担が一方に偏っていないかという点です。
片方が常に家庭のことを考え、もう片方が仕事だけで一日を終えるような状態では、夫婦間の疲労感や不公平感に差が生じる可能性があります。
2. 仕事の疲れと睡眠不足仕事の疲労も42.8%と高い割合でした。
長時間労働、通勤、職場の人間関係、精神的なストレスなどは、性的な関心や気力に影響することがあります。
睡眠不足が続けば、休日に外出したり夫婦で過ごしたりする気力さえ残らないこともあります。
ここで注意したいのは、疲れている相手に性生活を求め続けることです。
疲労が原因の場合、要求を増やしても解決につながらず、かえって心理的な負担を強める可能性があります。
3. 性欲の差が夫婦間のすれ違いを生む調査では、性欲の差も37.4%を占めました。
夫婦のどちらかが性生活を望んでいても、もう一方がそれほど必要としていない場合、頻度をめぐる不満が生じます。
例えば、夫は身体的な触れ合いを通じて愛情を確かめたいと考えている一方、妻は日常の会話や家事の協力によって愛情を感じたいと思っている場合があります。
もちろん、こうした傾向に男女共通の決まりはありません。
重要なのは、相手も自分と同じ頻度や方法で愛情を表現するはずだと思い込まないことです。
4. 時間や場所がない時間・機会がないという回答は39.7%でした。
子どもがいる家庭では、寝室が子どもと同じだったり、子どもが夜中に起きたりすることもあります。
夫婦だけで過ごせる時間が限られると、自然なスキンシップも減っていきます。
こうした環境的な問題は、夫婦の気持ちだけでは解決できない場合があります。
生活環境そのものを見直すことが必要です。
5. パートナーへの不満や気持ちの距離パートナーへの不満は17.1%、気持ちの距離を感じるという回答は12%でした。
上位の疲労や時間不足と比べれば低いものの、決して無視できない要因です。
日常的な会話が減ったり、家事分担への不満が蓄積したりすると、相手に対する心理的な距離が広がることがあります。
夫婦間の小さな不満を放置した結果、身体的な接触まで避けるようになるケースも考えられます。
セックスレスは、性生活だけを切り離して考えても改善しないことがあるのです。
【妻側・夫側の心理】セックスレスになった夫婦の本音と関係性
セックスレスの悩みは、夫婦のどちらが感じているかによっても異なります。
同じ状況でも、性生活を望む側と望まない側では、受け止め方が大きく違うことがあります。
セックスレスに悩む妻側の心理妻側に見られる心理として考えられるのが、次のようなものです。
- 育児や家事で疲れていて、性的なことを考える余裕がない
- 出産後に身体的な変化があり、以前のように楽しめない
- 性交時の痛みや乾燥が不安
- 子どもの母親という役割が中心になり、女性として意識されることに戸惑う
- 夫への愛情はあるが、性行為をしたい気持ちにはなれない
- 日常の家事分担やコミュニケーションに不満がある
特に産後は、身体と心理の両面で変化が起こります。
授乳中のホルモン変化による腟の乾燥や性交痛、出産時の傷への不安などが性生活の再開を難しくすることもあります。
そのため、妻が性行為を望まないことを、夫への愛情がなくなった証拠と考えるのは適切ではありません。
セックスレスに悩む夫側の心理一方、夫側にもさまざまな心理があります。
- 妻から求められなくなり、寂しさを感じる
- 自分が異性として見られていないのではないかと不安になる
- 断られることが怖くなり、自分から誘わなくなる
- 性生活を通じて愛情を確かめたい
- 仕事や生活のストレスで性欲そのものが低下している
- 妻に負担をかけたくないため、気持ちを伝えられない
夫側も、必ずしも性行為だけを求めているとは限りません。
手をつなぐ、抱きしめる、二人で過ごすなど、日常的な触れ合いを求めている場合もあります。
また、男性側に性欲の低下や勃起機能の問題などが生じているケースもあります。
性欲の強さを性別だけで判断せず、それぞれの身体や心理の状態を理解することが必要です。
セックスレスでも夫婦仲は良好なのかここで改めて考えたいのが、セックスレスと夫婦仲の関係です。
相模ゴム工業の2026年版調査では、パートナーとの関係をセックスレスだと思うか尋ねたところ、男性の約6割、女性の約半数がそう感じていました。
一方、セックスレスだと回答した人のうち、性生活に満足している人も53.6%いました。
つまり、セックスレスという自覚があることと、性生活や夫婦関係に不満があることは、必ずしも同じではありません。
夫婦のあり方はそれぞれです。
性生活がなくても会話やスキンシップがあり、双方が満足しているなら、それも一つの夫婦の形です。
反対に、どちらか一方が寂しさを抱えている場合には、夫婦関係を見直すきっかけとして捉える必要があります。
【産後セックスレスの原因】出産後に性生活が減る理由と注意点
産後のセックスレスは、育児期の夫婦が直面しやすい問題の一つです。
出産前は性生活に問題がなかった夫婦でも、出産をきっかけに頻度が減ることがあります。
その理由は、単に子どもが生まれて忙しくなったからだけではありません。
出産による身体的な変化出産後の女性の身体には、大きな変化が起こります。
会陰切開や裂傷の傷、骨盤底の変化、腟の乾燥などによって、性交時に痛みや違和感が生じる場合があります。
また、授乳中はホルモンバランスの変化によって腟が乾燥しやすくなることもあります。
日本家族計画協会の産後性生活に関する情報でも、出産後のホルモン変化やストレス、傷への不安などが、性生活に影響する要因として紹介されています。
性生活の再開を急がない日本家族計画協会では、産後の定期健診で経過が順調であることを確認し、会陰部の痛みがなく、精神的にも性交を受け入れられる状態になってから性生活を再開することを案内しています。
一般的な目安として出産後4〜6週間が紹介されていますが、帝王切開などの場合は回復に個人差があります。
この期間を過ぎたら必ず再開しなければならないという意味ではありません。
身体の回復と本人の気持ちの両方を優先することが大切です。
性交時に痛みがある場合は、我慢して続ける必要はありません。産婦人科で相談し、必要に応じて潤滑剤なども活用できます。
子ども中心の生活から夫婦の時間を取り戻す出産後は、生活の中心が子どもになることが自然です。
しかし、夫婦が親としての役割だけを担うようになると、二人で会話する時間や触れ合う機会が少なくなりがちです。
そこで、性生活の再開だけを目標にするのではなく、まず夫婦で過ごす時間を少しずつ取り戻すことが考えられます。
例えば、次のような工夫です。
- 子どもが寝た後に10〜15分だけ会話する
- 休日に夫婦で食事をする時間をつくる
- 家事を協力して早く終わらせる
- 手をつなぐ、肩に触れるなどのスキンシップを取り入れる
- お互いの睡眠時間や休息時間を確保する
身体的な触れ合いは、必ず性行為につなげる必要はありません。
相手が安心して触れ合える関係をつくることが先決です。
【夫婦セックスレス解消法】話し合い方と無理のない改善策5選
セックスレスを解消したいと思っていても、どこから話せばよいのか分からない人は多いでしょう。
性に関する話題は、夫婦であっても切り出しにくいものです。
しかし、相手の気持ちを知らないまま時間だけが経過すると、誤解や不満が積み重なる可能性があります。
1. 相手を責めずに話し合う最初に大切なのは、相手を責める言葉を使わないことです。
例えば、次のような伝え方が考えられます。
- 「最近、二人でゆっくり過ごす時間が減って寂しい」
- 「あなたともっと触れ合える時間がほしい」
- 「今の生活で疲れていることはない?」
- 「お互いに無理のない関係を考えてみたい」
反対に、「どうして誘ってくれないの?」「夫婦なのにおかしい」といった言葉は、相手を追い詰めてしまう可能性があります。
話し合いの目的は、どちらが正しいかを決めることではありません。
お互いの気持ちを知ることです。
2. 家事・育児の分担を見直す2026年のベビーカレンダー調査では、育児・家事の疲労が56.8%で最も多い原因でした。
この結果を踏まえると、セックスレスの改善を性生活だけの問題として扱わないことが重要です。
例えば、次のような見直しが考えられます。
- 食事の準備や片付けを分担する
- 子どもの寝かしつけを交代する
- 休日に一方だけが家事を担当しない
- 完璧な家事を求めず、外部サービスなども活用する
- お互いの自由時間を確保する
家事や育児の負担が軽くなれば、夫婦で過ごす時間や心の余裕も生まれやすくなります。
3. 性行為を目標にしないスキンシップを増やすいきなり性生活を再開しようとすると、心理的な負担が大きくなることがあります。
まずは、日常の触れ合いから始める方法もあります。
- 手をつなぐ
- 一緒にソファで過ごす
- 肩や背中に優しく触れる
- ハグをする
- 寝る前に会話する
ただし、スキンシップも相手の同意が前提です。
触れ合いを性行為への義務的な前段階にしてしまうと、かえって警戒心を強めることがあります。
4. 夫婦だけの時間を意識的につくるベビーカレンダーの調査では、夫婦で休みを合わせてホテルに行く、子どもが早く寝られるよう協力するなど、夫婦の時間を確保する工夫も紹介されました。
普段とは違う場所で食事をしたり、二人で外出したりすることも選択肢です。
大切なのは、特別な時間を必ず性行為につなげようとしないことです。
夫婦で楽しく過ごすこと自体に意味があります。
5. 性生活について具体的に希望を共有する話し合いができるようになったら、性生活についても少しずつ希望を共有します。
例えば、次のような内容です。
- どのようなスキンシップが心地よいか
- どの程度の頻度なら無理がないか
- 性行為に対して不安や痛みがないか
- どのような環境なら二人で過ごしやすいか
- 今は性生活を望んでいるのか、触れ合いを増やしたいのか
夫婦で希望が違う場合、どちらか一方に合わせることを当然と考えてはいけません。
お互いの希望を確認し、納得できる範囲を探すことが大切です。
【専門家への相談】セックスレスカウンセリングはどんな夫婦に向いている?
夫婦で話し合っても改善しない場合や、性に関する悩みを自分たちだけで整理できない場合には、専門家への相談も選択肢になります。
セックスレスは、身体的な問題と心理的な問題が重なっていることもあるため、適切な相談先を選ぶことが重要です。
産婦人科・泌尿器科で相談したいケース次のような悩みがある場合は、医療機関への相談が適しています。
- 性交時に痛みがある
- 腟の乾燥や出血がある
- 出産後の傷や身体の変化が気になる
- 性欲が急に低下した
- 勃起機能などに不安がある
- 薬の服用や持病が性生活に影響していると感じる
特に産後の痛みや出血を我慢して性生活を続けることは避けましょう。
セックスカウンセリングを利用するケース次のような悩みには、性に関する専門的なカウンセリングが役立つ場合があります。
- 性生活について夫婦で話し合えない
- 性欲の差が大きい
- 断られることへの恐怖がある
- 性行為に対する不安や抵抗感がある
- 過去の経験が現在の性生活に影響している
- 夫婦間のコミュニケーションがうまくいかない
一般社団法人日本性科学会では、認定セックス・セラピストやセックス・カウンセラーの情報を公開しています。
掲載ページでは、認定セックス・セラピスト32名、セックス・カウンセラー13名のうち、掲載許可を得た相談先が紹介されています。相談内容や予約方法も確認できます。
カウンセリングは、必ずしも夫婦そろって受ける必要はありません。
まず一人で相談し、自分の気持ちを整理してからパートナーと向き合う方法もあります。
なお、性的な強要や恐怖を伴う関係では、性生活の改善を優先する必要はありません。まず自分の安全と意思を守ることが大切です。
【夫婦セックスレス】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:夫婦で1年以上セックスしていない場合はセックスレスですか?
日本性科学会の定義では、特殊な事情がないにもかかわらず、合意した性交やセクシュアル・コンタクトが1か月以上なく、その後も長期化すると予想される場合が該当します。1年以上という期間は必須条件ではありません。
Q2:セックスレスの夫婦は日本にどれくらいいますか?
2026年の相模ゴム工業の調査では、パートナーとの関係をセックスレスだと感じている人は男性約6割、女性約半数でした。また、ベビーカレンダーの調査では、子どもがいる女性の49.9%がセックスレスを自覚しています。調査対象や質問方法によって割合は異なります。
Q3:産後のセックスレスはいつまで続きますか?
一律の期間はありません。身体の回復、授乳、睡眠不足、育児の負担、心理的な変化などによって異なります。焦って再開する必要はなく、痛みや不安がある場合は産婦人科で相談しましょう。
Q4:妻がセックスを拒否するのは愛情がなくなったからですか?
必ずしもそうではありません。育児や家事の疲労、睡眠不足、ホルモン変化、性交痛など、さまざまな理由があります。相手の気持ちを決めつけず、まずは話を聞くことが大切です。
Q5:セックスレスを解消するには何から始めればよいですか?
最初は性生活そのものではなく、日常のコミュニケーションや家事・育児の分担を見直すことがおすすめです。夫婦で過ごす時間をつくり、無理のないスキンシップから始める方法もあります。
Q6:セックスレスでも夫婦仲が良ければ問題ありませんか?
夫婦双方が現在の関係に満足し、納得しているのであれば、性生活の頻度だけで問題を判断する必要はありません。ただし、一方が寂しさや不満を抱えている場合には、その気持ちを共有することが大切です。
まとめ:夫婦セックスレスの改善は性生活よりも相互理解から
2026年のベビーカレンダー調査では、子どもがいる女性の27.7%が1年以上セックスをしておらず、49.9%がセックスレスを自覚していました。
原因として最も多かったのは育児・家事の疲労で56.8%。仕事の疲労や時間・機会の不足も上位に挙がっています。
この結果から見えてくるのは、セックスレスが必ずしも愛情の低下や夫婦仲の悪化だけで起こるわけではないということです。
改善を考えるときに大切なのは、次の3点です。
1. 生活環境を見直す: 家事・育児の負担を分担し、心身を休める時間を確保する。
2. 気持ちを共有する: 相手を責めず、性生活への希望や不安を話し合う。
3. 無理をしない: 性行為を急がず、日常の会話やスキンシップから関係を整える。
セックスレスの解消は、必ずしも以前と同じ頻度に戻すことではありません。
夫婦のどちらかが我慢し続けるのではなく、お互いの気持ちや身体の状態を尊重しながら、二人にとって心地よい関係をつくることが大切です。
性生活の回数よりも、夫婦双方が安心して本音を話せる関係を取り戻すこと。それが、セックスレスと向き合うための最も大切な出発点です。