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甲子園2024出場校49校を総まとめ!初出場5校・早実30回目・京都国際初優勝を解説

小野寺 拓海 小野寺 拓海 • 更新: • 公開: • 読了約 23 分
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2024年夏の甲子園は、全国47都道府県から49代表校が集結した「第106回全国高等学校野球選手権大会」として、8月7日から23日まで阪神甲子園球場で開催された。地方大会を勝ち抜いた3,441校の中から聖地への切符を手にした49校には、常連の強豪校だけでなく、初めて夏の甲子園に挑む学校や、長いブランクを経て復活した伝統校も名を連ねた。

2024年大会で特に注目されたのは、30回目の夏の甲子園出場を果たした早稲田実(西東京)、32年ぶりに代表となった大社(島根)、そして初出場から大会初優勝まで駆け上がった京都国際(京都)だ。決勝では京都国際が関東第一を延長10回タイブレークの末に2対1で破り、歴史に残る優勝を飾った。

【大会概要】第106回全国高校野球選手権大会とは?2024年の出場枠と代表決定の仕組み

甲子園2024出場校

2024年の夏の甲子園は、第106回全国高等学校野球選手権大会。主催は日本高等学校野球連盟と朝日新聞社で、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場を舞台に行われた。

大会期間は2024年8月7日から23日までの17日間。全国大会に進めるのは49校で、北海道は北北海道・南北海道、東京都は東東京・西東京に分かれて代表校を選出する。このため、47都道府県から49校が出場する仕組みになっている。

地方大会は各都道府県の高等学校野球連盟などが運営し、各地区のトーナメントを勝ち抜いた学校が全国大会に進出する。2024年は7月30日に愛媛大会の決勝が行われ、聖カタリナ学園が勝利したことで最後の代表校が決定。これをもって49代表がすべて出そろった。

日本高野連の大会記録によると、2024年の地方大会を含む全参加校数は3,441校。全国大会に進めるのは49校だけであり、各地区の代表決定そのものが長い夏の戦いの集大成だった。
(出典:日本高等学校野球連盟「第106回大会開催要項」「第106回出場校一覧」、朝日新聞社の大会報道)

2024年大会の基本データ

  • 大会名:第106回全国高等学校野球選手権大会
  • 開催期間:2024年8月7日~8月23日
  • 開催球場:阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)
  • 出場校数:49校
  • 地方大会参加校数:3,441校
  • 優勝校:京都国際(京都)
  • 準優勝校:関東第一(東東京)
  • 決勝スコア:京都国際 2-1 関東第一
  • 本塁打数:7本
地方大会で代表校が決まるまでの流れ

2024年の代表決定は、各地区の地方大会を勝ち抜く方式で進められた。全国一律の選考委員会で代表校を選ぶのではなく、各地区の試合結果によって49校が決まる。

代表決定の最終日は7月30日。愛媛大会の決勝で聖カタリナ学園が勝ち、同校は夏の甲子園初出場を決めた。これにより、札幌日大から聖カタリナ学園まで、注目の初出場校を含む全49校の顔ぶれが確定した。

【都道府県別一覧】2024年夏の甲子園出場校49校と出場回数を完全紹介

ここでは、日本高野連の公式出場校一覧と2024年の代表決定時の記録をもとに、49校を地域別に整理する。学校名の後ろに記載した数字は、2024年夏の大会時点での夏の甲子園出場回数。初出場の学校には「初出場」と記載した。

北海道地区(2校)
  • 北北海道:白樺学園(9年ぶり4回目)
  • 南北海道:札幌日大(初出場)

北海道は南北2地区からそれぞれ1校が代表となる。北北海道は白樺学園、南北海道は初出場の札幌日大が全国大会への切符を獲得した。

東北地区(6校)
  • 青森:青森山田(7年ぶり12回目)
  • 岩手:花巻東(2年連続12回目)
  • 宮城:聖和学園(初出場)
  • 秋田:金足農(6年ぶり7回目)
  • 山形:鶴岡東(2年ぶり8回目)
  • 福島:聖光学院(3年連続19回目)

東北地区では、花巻東と聖光学院が連続出場。青森山田も12回目の出場を果たした。一方、宮城からは聖和学園が初めて夏の甲子園に進出し、新しい顔ぶれとして注目を集めた。

関東地区(9校)
  • 茨城:霞ケ浦(5年ぶり3回目)
  • 栃木:石橋(初出場)
  • 群馬:健大高崎(9年ぶり4回目)
  • 埼玉:花咲徳栄(5年ぶり8回目)
  • 千葉:木更津総合(6年ぶり8回目)
  • 東東京:関東第一(5年ぶり9回目)
  • 西東京:早稲田実(9年ぶり30回目)
  • 神奈川:東海大相模(5年ぶり12回目)
  • 山梨:日本航空(3年ぶり7回目)

関東地区では、春の選抜大会で優勝した健大高崎や、伝統校の早稲田実、東海大相模が代表入り。特に早稲田実は9年ぶり30回目の出場となり、49校の中で最多の出場回数を記録した。

東東京代表の関東第一は、後に京都国際と決勝で対戦することになる。

北信越地区(5校)
  • 新潟:新潟産大付(初出場)
  • 長野:長野日大(15年ぶり2回目)
  • 富山:富山商(2年連続18回目)
  • 石川:小松大谷(3年ぶり3回目)
  • 福井:北陸(2年連続5回目)

新潟産大付は夏の甲子園初出場。富山商は2年連続で18回目の出場となり、北信越地区の経験豊富な代表校として全国大会に臨んだ。

東海地区(4校)
  • 岐阜:岐阜城北(9年ぶり4回目)
  • 静岡:掛川西(26年ぶり6回目)
  • 愛知:中京大中京(7年ぶり29回目)
  • 三重:菰野(16年ぶり3回目)

東海地区では、夏の甲子園優勝経験を持つ中京大中京が29回目の出場。掛川西は26年ぶり、菰野は16年ぶりの全国大会復帰となった。

近畿地区(6校)
  • 滋賀:滋賀学園(15年ぶり2回目)
  • 京都:京都国際(2年ぶり3回目)
  • 大阪:大阪桐蔭(2年ぶり13回目)
  • 兵庫:報徳学園(6年ぶり16回目)
  • 奈良:智弁学園(2年連続22回目)
  • 和歌山:智弁和歌山(2年ぶり27回目)

近畿地区は、京都国際、大阪桐蔭、報徳学園、智弁学園、智弁和歌山など、全国大会での実績が豊富な学校がそろった。最終的に京都国際が全国制覇を果たし、地元近畿勢の優勝を実現している。

中国地区(5校)
  • 鳥取:鳥取城北(6年ぶり6回目)
  • 島根:大社(32年ぶり9回目)
  • 岡山:岡山学芸館(5年ぶり3回目)
  • 広島:広陵(2年連続25回目)
  • 山口:南陽工(14年ぶり4回目)

中国地区で最大の話題となったのは島根代表の大社だ。1992年以来、実に32年ぶりとなる夏の甲子園出場を果たした。広陵は25回目の出場で、伝統と実績を持つ代表校として大会に臨んだ。

四国地区(4校)
  • 徳島:鳴門渦潮(7年ぶり8回目)
  • 香川:英明(2年連続4回目)
  • 愛媛:聖カタリナ学園(初出場)
  • 高知:明徳義塾(2年ぶり23回目)

愛媛からは聖カタリナ学園が初出場。明徳義塾は23回目の出場となり、四国の代表校の中でも豊富な全国大会経験を誇った。

九州地区(8校)
  • 福岡:西日本短大付(3年ぶり7回目)
  • 佐賀:有田工(2年ぶり3回目)
  • 長崎:創成館(2年連続4回目)
  • 熊本:熊本工(3年ぶり23回目)
  • 大分:明豊(4年連続10回目)
  • 宮崎:宮崎商(3年ぶり6回目)
  • 鹿児島:神村学園(2年連続7回目)
  • 沖縄:興南(2年ぶり14回目)

九州地区では、明豊が4年連続出場を達成。神村学園、創成館も連続出場を果たした。西日本短大付、熊本工、興南など、過去に全国制覇を経験した学校も名を連ねている。

以上が第106回大会の全49代表校だ。出場回数や前回出場からの年数を確認すると、同じ代表校でも、全国大会に臨むまでの背景が大きく異なっていたことが分かる。

【注目校を徹底比較】初出場5校・早稲田実30回目・大社32年ぶりの記録

2024年大会の代表校を特徴づけたのは、単純な強豪校の顔ぶれだけではない。初めて夏の甲子園に出場する学校、長期間のブランクを乗り越えた学校、そして出場回数を重ねてきた名門校が同じ舞台に集まった。

夏の甲子園初出場は5校

2024年大会で初めて夏の甲子園に出場したのは、次の5校だ。

  • 札幌日大(南北海道)
  • 聖和学園(宮城)
  • 石橋(栃木)
  • 新潟産大付(新潟)
  • 聖カタリナ学園(愛媛)

ここで注意したいのは、「夏の甲子園初出場」と「春夏を通じて甲子園初出場」は同じ意味ではないことだ。

札幌日大、石橋、聖カタリナ学園は春の選抜大会への出場経験がある。一方、聖和学園と新潟産大付は春夏を通じて初めて甲子園の舞台に立った。

つまり、初出場5校という数字は夏の選手権大会における記録であり、甲子園球場での公式戦経験まで含めると学校ごとに事情が異なる。
(出典:2024年7月30日付の朝日新聞社、日刊スポーツの代表校関連記事)

早稲田実は30回目、大社は32年ぶりの復活

出場回数で注目されたのは西東京代表の早稲田実だ。2024年は9年ぶり30回目の夏の甲子園出場。49代表校の中で最多の出場回数を誇った。

ただし、これは2024年の出場校の中で最多という意味だ。夏の甲子園の歴代出場回数全体で見れば、北海が40回で最多。早稲田実の30回は、仙台育英、県岐阜商と並ぶ歴代上位の記録である。

一方、島根代表の大社は32年ぶり9回目の出場だった。前回の出場は1992年。長い期間、全国大会から遠ざかっていた伝統校が、地方大会を勝ち抜いて再び聖地に戻った。

注目校の関係・出場背景・大会での結果
学校・区分 2024年の出場背景 大会での結果・記録 注目ポイント
札幌日大 南北海道・夏初出場 初めて夏の甲子園に出場 初出場5校の一角
聖和学園 宮城・春夏通じて初出場 初めて甲子園の全国大会へ 学校にとって新たな歴史
石橋 栃木・夏初出場 春の甲子園出場経験あり 栃木の新しい代表校
新潟産大付 新潟・春夏通じて初出場 初めて全国大会に出場 新潟県勢の新顔
聖カタリナ学園 愛媛・夏初出場 7月30日に最後の代表決定 49校目の代表校
早稲田実 西東京・9年ぶり30回目 3回戦で大社に2対3で敗退 2024年代表校で最多出場
大社 島根・32年ぶり9回目 93年ぶりのベスト8 早稲田実を破る快進撃
京都国際 京都・2年ぶり3回目 決勝2対1で関東第一に勝利 大会初優勝
関東第一 東東京・5年ぶり9回目 決勝で準優勝 東京勢の優勝を目指した
2024年の夏の甲子園出場回数ランキング

出場回数を比較すると、2024年の代表校には歴史ある常連校が多く含まれていた。夏の選手権大会に限定した出場回数の上位校は次のとおりだ。

  • 1位:早稲田実(西東京)30回
  • 2位:中京大中京(愛知)29回
  • 3位:智弁和歌山(和歌山)27回
  • 4位:広陵(広島)25回
  • 5位:明徳義塾(高知)23回
  • 5位:熊本工(熊本)23回

ここで比較しているのは、春の選抜大会ではなく、夏の全国高等学校野球選手権大会の出場回数だ。春と夏を合算した甲子園出場回数とは異なるため、ランキングを見る際には集計対象を確認する必要がある。

また、過去に夏の全国制覇を経験した学校として、花咲徳栄、早稲田実、東海大相模、中京大中京、大阪桐蔭、報徳学園、智弁和歌山、明徳義塾、西日本短大付、興南の10校が2024年大会に出場していた。

出場回数の多さは伝統や経験を示す指標だが、それだけで優勝の可能性が決まるわけではない。実際、30回目の早稲田実は3回戦で大社に敗れ、3回目の京都国際が頂点に立った。
(出典:日刊スポーツ「代表校アラカルト」、2024年夏の甲子園出場回数ランキング)

【組み合わせ表・試合結果】2024年夏の甲子園で勝ち上がった学校は?

2024年8月4日には大阪市内で組み合わせ抽選会が行われ、49校の対戦相手とトーナメントの組み合わせが決定した。大会は8月7日に開幕し、1回戦から決勝まで各校が一戦必勝のトーナメントを戦った。

大会の組み合わせ表では、初戦から強豪同士がぶつかるカードだけでなく、初出場校がどこまで勝ち上がるか、伝統校同士の対戦が実現するかにも注目が集まった。

準々決勝の結果
  • 京都国際 4-0 智弁学園
  • 青森山田 1-0 滋賀学園
  • 関東第一 2-1 東海大相模
  • 神村学園 8-2 大社

準々決勝では京都国際が智弁学園を無失点に抑え、青森山田も滋賀学園との接戦を制した。関東第一は東海大相模に2対1で勝利し、神村学園は大社を破ってベスト4に進出した。

準決勝の結果
  • 京都国際 3-2 青森山田
  • 関東第一 2-1 神村学園

京都国際と関東第一がともに1点差の接戦を制し、決勝進出を決めた。京都国際は青森山田に先制されながらも逆転し、関東第一は神村学園との競り合いをものにした。

大社が早稲田実を破った3回戦

2024年大会を象徴する試合の一つが、島根代表・大社と西東京代表・早稲田実の3回戦だった。

早稲田実は2回戦で鶴岡東に1対0で勝利していたが、大社との試合では3対2で敗退。延長タイブレークにもつれ込む接戦を大社が制し、32年ぶりの出場校が名門を破る結果となった。

大社は2回戦でも創成館を5対4で下しており、2試合連続で延長タイブレークを制したことになる。93年ぶりとなるベスト8進出は、長いブランクから復活したチームの快進撃を象徴する記録となった。

ただし、大社の戦いは準々決勝で終わる。神村学園に2対8で敗れたものの、2024年大会で残したインパクトは大きかった。
(出典:朝日新聞・日刊スポーツの大会アーカイブ、2024年8月19日の大社関連記事)

【決勝を完全解説】京都国際が関東第一に2対1で勝利、初優勝を達成

2024年8月23日、第106回全国高等学校野球選手権大会の決勝が阪神甲子園球場で行われた。対戦カードは京都代表の京都国際と、東東京代表の関東第一。ともに接戦を勝ち上がってきた両校による決勝戦となった。

試合は9回まで両チーム無得点。投手陣の粘りと守備の堅さが際立ち、どちらも相手に決定的な得点を許さない展開が続いた。

延長10回タイブレークで試合が動く

0対0のまま延長戦に入り、10回からタイブレーク方式に突入した。京都国際は延長10回表に満塁の好機を作り、押し出し四球で先制。続く犠牲フライでもう1点を追加し、2対0とリードを広げた。

関東第一もその裏に1点を返したが、反撃はそこまで。京都国際が2対1で勝利し、初めて夏の全国制覇を成し遂げた。

日本高等学校野球連盟の公式大会記録でも、決勝は京都国際2-1関東第一、延長10回タイブレークで決着した試合として記録されている。決勝戦がタイブレークで決まったのは大会史上初めてだった。

京都国際の優勝までの勝ち上がり

京都国際は決勝だけでなく、1回戦から安定した試合運びを見せた。学校法人京都国際学園が公表した大会戦績によると、全国大会での勝ち上がりは次のとおりだ。

  • 1回戦:札幌日大に7-3で勝利
  • 2回戦:新潟産大付に4-0で勝利
  • 3回戦:西日本短大付に4-0で勝利
  • 準々決勝:智弁学園に4-0で勝利
  • 準決勝:青森山田に3-2で勝利
  • 決勝:関東第一に2-1で勝利

6試合を勝ち抜き、失点を抑えながら決勝まで進んだ京都国際。特に準々決勝では智弁学園を完封し、準決勝でも青森山田の反撃を2点に抑えた。最後の決勝も延長戦の緊張感の中で勝ち切り、チームとしての総合力を示した。

関東第一は東京勢の優勝を逃すも準優勝

関東第一も決勝までの道のりで強豪校を相手に勝利を重ねた。準々決勝で東海大相模を2対1で破り、準決勝では神村学園を2対1で下して決勝に進出した。

東京勢としては、2011年の第93回大会で日大三が優勝して以来となる夏の頂点を目指したが、京都国際にあと一歩及ばなかった。それでも、東東京代表として全国49校の頂点を争った戦いは、2024年大会の重要な記録となっている。

日本高野連の公式記録によると、決勝の観客数は3万6,000人。2024年の夏を締めくくる一戦は、延長タイブレークによる歴史的な決着となった。
(出典:日本高等学校野球連盟の大会公式記録、京都国際学園の優勝特設ページ、TBS NEWS DIGの2024年8月23日付報道)

【2026年に振り返る】2024年大会の歴史的記録と高校野球に残したもの

2024年の夏の甲子園は、京都国際の初優勝だけでなく、出場校の多様性や大会運営の変化という点でも記憶に残る大会だった。

夏の甲子園で優勝経験を持つ学校も多数出場

2024年の49代表校には、過去に夏の全国高等学校野球選手権大会で優勝した経験を持つ学校が10校含まれていた。

  • 花咲徳栄(埼玉)
  • 早稲田実(西東京)
  • 東海大相模(神奈川)
  • 中京大中京(愛知)
  • 大阪桐蔭(大阪)
  • 報徳学園(兵庫)
  • 智弁和歌山(和歌山)
  • 明徳義塾(高知)
  • 西日本短大付(福岡)
  • 興南(沖縄)

これらの学校は、過去の優勝実績を持つ伝統校として大会前から注目されていた。一方、健大高崎、智弁学園、広陵などには春の選抜大会での優勝経験があるが、夏の選手権大会の優勝歴とは区別される。

春のセンバツと夏の選手権は別の大会であり、優勝回数を比較するときには大会の種類を分けて見る必要がある。

2024年に始まった甲子園の朝夕2部制

2024年大会では、暑さ対策の一環として、大会初日から3日目までの3日間に午前・夕方の2部制が導入された。

日本高野連は、試合を気温の高い時間帯からずらすため、午前の部と夕方の部で観客を入れ替える方式を採用。入場券もそれぞれ別に販売された。

この取り組みは、選手の熱中症予防だけでなく、観客の安全確保や試合運営の見直しにも関係するものだった。2024年は3日間の限定導入だったが、その後も運営方法の改善が進み、2026年大会では2部制の時間帯で試合を行う日が計10日に拡大された。

2024年は、出場校の顔ぶれだけでなく、夏の高校野球の大会運営が変化していく節目としても位置づけられる。
(出典:日本高等学校野球連盟「第106回大会の2部制導入について」「2026年大会の暑さ・健康対策」)

2024年の記録を調べるときに間違えやすい3つのポイント

1. 初出場5校は、すべて甲子園そのものが初めてという意味ではない。
夏の選手権大会で初出場という意味であり、札幌日大、石橋、聖カタリナ学園には春の選抜大会への出場経験がある。

2. 早稲田実の30回目は、2024年の49代表校の中で最多という意味。
夏の甲子園全体の歴代最多出場記録は北海の40回。早稲田実が歴代最多というわけではない。

3. 47都道府県と49代表校は矛盾しない。
北海道と東京都がそれぞれ2地区に分かれているため、代表校は49校となる。地方大会の地区数も49である。

出場校一覧を確認するときは、夏の大会と春の選抜を混同しないこと、出場回数の集計対象を確認すること、代表校数と都道府県数を区別することが大切だ。

【甲子園2024の出場校に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:2024年夏の甲子園の出場校は全部で何校ですか?
A1:第106回全国高等学校野球選手権大会には49校が出場しました。全国47都道府県のうち、北海道と東京都がそれぞれ2地区に分かれて代表を選ぶため、47都道府県から49校が参加しています。

Q2:2024年夏の甲子園で初出場した高校はどこですか?
A2:札幌日大(南北海道)、聖和学園(宮城)、石橋(栃木)、新潟産大付(新潟)、聖カタリナ学園(愛媛)の5校です。このうち聖和学園と新潟産大付は春夏通じて初めて甲子園に出場しました。

Q3:2024年の甲子園で最も出場回数が多かった高校はどこですか?
A3:西東京代表の早稲田実です。2024年が9年ぶり30回目の夏の甲子園出場でした。これは同年の49代表校の中で最多です。

Q4:大社高校は何年ぶりに甲子園へ出場しましたか?
A4:島根代表の大社は32年ぶり、9回目の出場でした。1992年以来の出場で、2024年大会では早稲田実を延長タイブレークの末に破り、93年ぶりのベスト8進出を果たしました。

Q5:2024年夏の甲子園の優勝校はどこですか?
A5:京都代表の京都国際です。2024年8月23日の決勝で東東京代表の関東第一を延長10回タイブレークの末に2対1で破り、初優勝を達成しました。

Q6:京都国際と関東第一の決勝は何対何でしたか?
A6:京都国際が2対1で勝利しました。9回まで両校無得点で、延長10回に京都国際が2点を先取。関東第一も1点を返しましたが、逆転には至りませんでした。決勝戦のタイブレーク決着は大会史上初でした。

Q7:2024年夏の甲子園はいつ開催されましたか?
A7:2024年8月7日から8月23日までの17日間、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催されました。組み合わせ抽選会は8月4日に行われました。

まとめ:甲子園2024の出場校49校は多彩な歴史と記録を残した

2024年夏の甲子園、第106回全国高等学校野球選手権大会には、全国の地方大会を勝ち抜いた49校が出場した。初出場5校、30回目の早稲田実、32年ぶりに復帰した大社など、それぞれの学校が異なる背景を持って聖地に集まった。

大会では、大社が早稲田実を破って93年ぶりのベスト8に進出し、京都国際は準決勝で青森山田、決勝で関東第一を下して初優勝。最後の決勝は2対1の延長10回タイブレークという、全国高校野球選手権大会の歴史に残る試合となった。

2026年に2024年大会を振り返る際には、単に優勝校や出場校を確認するだけでなく、出場回数、初出場の意味、地方大会での代表決定、そしてトーナメントでの勝ち上がりまで整理すると、当時の大会の全体像が見えてくる。

49校それぞれの代表決定までの道のりがあり、その中から京都国際が頂点に立った。2024年の夏の甲子園は、伝統校の記録と新しい歴史が交差した大会として、今後も高校野球の記録を振り返るうえで重要な一大会であり続ける。

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小野寺 拓海

アニメ誌編集を経て Web メディアへ。放送・配信の日程は作品公式サイトと各配信サービスの告知で確認し、ガジェットの仕様はメーカーの公式スペック表を引用します。

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